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サイトマップ(目次)

私事ですが、もうすぐブログを開設してから1年になります。ブログ村によると、このブログには現在250もの記事があるとのこと。我ながらよくここまで記事を書けたものだと驚いています。これも、記事を読んでくださっている皆さんのおかげです。有難うございます。


たくさんの記事が載っているということはブログとしては望ましい状態でしょうが、一方で更新頻度が高いゆえに、特にかなり前に書いた記事が読まれにくくなっていると感じていました。そこで、このブログの主なカテゴリをこの記事にて紹介し、それが常にトップページに掲載されるような形にすることで、読者の方々が過去記事に目を通しやすいようにしました。最近記事の更新を控え、その分過去記事の文体を整える時間を作ったことで、一つ一つの記事の読みやすさを向上させることが出来たと思っています。では以下、カテゴリの紹介です。


ライターページ
就活への不満・怨念に関するエピソードを読者の方々から募集し、それをブログ内に掲載するページです。デモなどのイベントが行われて初めて就活生の不満を吐露する場が生まれるのではなく、特別なイベントが無くても就活生の声を表現する場があるべきではないかと考え、開設しました。エピソード投稿の際の注意点は「就活への不満、怨念をこのブログに寄せてみませんか?~ライターページ開設のお知らせ~」という記事に書かれていますので、もし記事を書こうと考えてくださる方がいらっしゃいましたら、まずはこの記事をご覧下さい。 

バカ採用担当者/採用担当者への提言
このカテゴリには主に、「就活生に無駄な負担を課している」、「合否連絡を就活生に伝えない」など、採用担当者に対する批判を記した記事が属しています。加えて採用担当者に対して、「~な選考をすれば良いのでは?」といった提言をした記事もあります。

バカ面接官/面接官への提言
このカテゴリには主に、「エントリーシートの内容を踏まえない質問」など無駄な質問をしたり、圧迫面接など非常識な言葉を就活生に投げかけたりする面接官を批判した記事が属しています。加えて、「~な面接をすれば良いのでは?」という提言系の記事もあります。

就活生を食い物にする就活コンサルやライター
このカテゴリには主に、就活生が抱える不安や、あるいは彼ら・彼女らの知識不足につけこんで、彼ら・彼女らからお金を奪おうとしたり、あるいは「こんなバカな学生がいますよ~!」というように就活問題を肴に大騒ぎしてお金を稼ごうとするコンサルやライターの仕事を批判する記事が属しています。

「就活デモ」など就活批判の動き/就活生による訴えへの疑問
去年行われた「就活ぶっこわせデモ」、「カルト就活やめなはれデモ」の動向を追い、その動向に対する感想を述べた記事が多く属しています。「デモをやるだけでも十分頑張っている」と思考停止するのではなく、どうしたら「就活デモ」という活動をより効果的なものにできるのかを考えました。

新卒一括採用/「新卒一括採用」に対する異議申し立ての動き
名前どおり、日本の就活の特徴とされる「新卒一括採用」について考察した記事が並んでいます。新卒一括採用のデメリット、及び新卒一括採用廃止により懸念されることを考察しました。また、「既卒者カフェ」の存在など、新卒一括採用に違和感を覚える人たちの活動についても取り上げています。

マスコミの就活報道
マスコミの就活報道を取り上げ、「こういう報道の仕方は問題の所在を見失わせるのでは?」「就活の早期化が問題だと言うけれど、自分たちの採用活動も早くないか?」などのツッコミを入れた記事が並んでいます。

「就活問題」を考える必要性/問題を考える際に持つべき心構え
そもそも、なぜ就活の問題点を考察しなければならないのか。また、考察する際にどのような点に注意をするべきなのか。自分なりの考えを記しています。

大手病/大手企業内定で調子に乗る「カリスマ内定者」
よく問題視される「大手病」。就活生が大手病になる背景は単純に彼ら・彼女らのミーハー志向だけなのか。また、大手企業内定者が「カリスマ内定者」と名乗り本を出す事象についても自分なりの見解を記しています。

倫理憲章について
就活生の動向を大きく左右する「倫理憲章」。しかし、このルールは抜け穴だらけ。その存在を指摘した上で、最低限企業が守るべきルールの存在について自分なりの見解を述べています。

親・就職課の課題/就活生をケアするアクター
就活生のメンタル面をケアする役割を果たし得る親や大学の就職課。しかし、逆に彼ら・彼女らの振る舞いにより就活生が追い込まれることも。また、親・就職課を頼りに出来ない状況下があることを想定し、就活生のケアに資する活動を行っているアクター(既卒者カフェなど)をこのカテゴリで紹介しています。

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(2013.8.20追記)
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「就活と日本社会」のレビューを書きました

日野瑛太郎さん批判や読解力が欠けたコメントを取り上げている内にすっかりご無沙汰となった感がある、就活の問題点を検討する試み。ただつい最近、常見陽平さんが「就活と日本社会」という就活を社会問題として捉える本を出したことを受けて、久しぶりに問題に触れてみた。


結論から言えばこれはかなり酷い本で、具体的にどこが問題なのかはこの記事とamazonのレビューにて記した。かなりの長文となったけれど、これでもまだ本の問題点を一部しか指摘していないということはこの場を借りて書いておきたい。なお、レビューと併せて過去記事「100社受けてすべて落ちる就活生もいる一方で、全く行動しない就活生もいる」を読むと常見さんの本の問題点が一層浮き彫りになると思うので、良かったらそちらにも目を通してみてください。

●「就活と日本社会」(評価:星1つ)

「肝心なところが論証されていない。また、先行研究の紹介にも不適切な点が見られる。」

一見企業は学生間の平等を担保した採用活動を行っているように見えて、実は主な採用対象を偏差値が上位クラスの学生に限定している場合がある。それにも関わらず中堅以下クラスの大学の学生たちは「もしかすると自分たちも大手企業に入れるかもしれない」という「平等幻想」に囚われることでそうした企業の選考にのめり込み、それが苦しみを生んでいないか。それよりは自分の大学のレベルに合った分相応な就職先を見つけることに注力した方が無駄に苦しまずに済むのではないか・・・ざっくり言えばこれが本書の肝となるメッセージ。著者は「平等という幻想、誰でも自由競争でより高い階層に移動できるのではないか、という幻想が人の負荷を増やしてしまっているのではないだろうか」・「平等であるという幻想、より高い地位を獲得できるのではないかという希望が人々を苦しめるのである」と問題を規定している。


本書には様々な問題点があると感じられたけれど、その中で最大のものは「学生は大手企業を志向している」と学生の行動パターンを一括りにし、中堅以下クラスの大学の学生がどのように就活に取り組んでいるのかに関する論証が抜け落ちている点だと思う。その論証がなされないまま中堅以下クラスの大学の学生たちに「平等幻想を捨てよう」と説いても説得力が無い。


この点、例えば小杉礼子氏が編集した「『大学生の就職とキャリア――「普通」の就活・個 別の支援』」という本には、偏差値が低い大学の学生は上位レベルの大学の学生と比べると就活のスタート時期が遅かったり、活動量が少なかったりする(つまり、企業の選考を積極的に受けないということ)旨の調査結果がある。即ち、著者が危惧する「平等幻想に囚われて大手企業の選考に数多くアタックして撃沈して疲弊する中堅以下クラスの大学の学生たち」は実のところそれほど存在しないのでは?ということは、彼らに「平等幻想」を捨てることを説いても、それはただの空回りなのでは?著者は「平等という幻想を手放せば就活も採用も変わる」と言っているけれども、本当にそれほどまでの効能があるのか?


なお本書では触れられていないが、当の著者自身、著書「就社志向の研究」において「学校群により、就活の動き、結果は違う」と述べ、学生の就活を一括りにすることが妥当ではない旨を指摘している。それにも関わらず、上述の通り本書では学生の行動パターンを一括りにした上で「平等幻想を捨てよう」という問題提起に飛びついているのはおかしなことだ。著者は本書の中で「現実を捉えない、大雑把な議論こそ罪である」と述べているけれども、当の著者がそうした議論を一番肝心なところで展開しているように思える。


勿論、大手企業の選考を数多く受ける中堅以下クラスの大学の学生たちは一定数いるのだろうから著者の問題提起の意義はゼロではないだろう。しかし、かなり小さいとも言えると思う。それどころか、本書の論調に従うと就活うつの原因が「就活生が(学歴差別の実態を理解していないという事情があるとはいえ)身の程知らずだから」と単純化されかねない危険性があるという点で益よりも害の方が大きそうである。


上記の要素だけでも相当のマイナスポイントだけれども、本書にはその他にも他者の議論・先行研究の紹介に不適切な箇所があるという問題も存在し、それで評価を星一つとしている。特に酷いのが小山治氏が提唱した「採用基準の拡張」という概念の紹介で、著者は「採用基準の拡張については、小山が指摘している通り、選考に参加する者との対話を通じて、求める能力・資質などが追加されることが確認された。つまり、選考活動、具体的には面接を繰り返すうちに、求職者に対する質問内容は追加されていった」と書いている(p.104-5)。しかし、実際には小山氏が言っているのはそういうことではなくて、彼が言う「採用基準の拡張」とは「面接を繰り返すうちに」採用基準が増えていくという話ではなくて、「とある1回の面接」を評価する際に、元々は評価用紙記載の評価項目にはなかった要素が急遽評価対象として加わるという話である。著者の紹介は読者の誤解を誘うものであり、仮に小山氏がこの箇所を読んだらどう思うのかは中々興味深いところ。


このレビューでは本書の問題点の内「肝心なところが論証されていない」・「先行研究を歪めて紹介している」というものを指摘したけれど、これらから言えるのは著者に知的誠実さが欠落しているということに尽きるのかもしれない。もっと真っ当な論者の仕事に光が当たるのを願うばかりである。

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著者の意図を「推測」してみる前に、まずは書いてあることをきちんと理解するのが大事ではないか

タイトルにも書きましたが、 何故たらればさんのツイートを掲載されたのですか? プロフィールを見た限りでは編集者さんのようですが(中略)あ、「自身の主張の妥当性を強めるために掲載した」 と私が解釈したのは私の『推測』によるものですので 『誤解』だったらごめんなさいね。

前回の記事についた「はまち」さんのコメント。超簡単に表現すれば前回の記事では一応「"書いてあること"をきちんと読み取ろう」という趣旨のことを言ったのだけれど、そのような記事にこうしたコメントがつくというのは中々萎えるし、同時に前回の記事で書いたことは繰り返し述べる必要があるトピックなのだなと感じるに至っている。


というのも、「何故たらればさんのツイートを掲載されたのですか?」という質問に対する答えは前回の記事本文に書いてあるも同然だからだ。引用すると「このツイートに示されている考え方は主張の妥当性を判断するにあたって重要なものだと思う」という文章。つまり質問に対する答えも「"たられば"さんのツイートにある考え方が主張の妥当性を判断するにあたって重要なものだと思ったから」というものになることは明らかだと思う。


そして、「はまち」さんがコメント欄で述べた「自身の主張の妥当性を強めるために掲載した」という推測、「そんなツイートを掲載したところで あなたの今回のような主張の妥当性は強められないのではないでしょうか? (もしそのような実績があるならば合わせて掲載するべきです。) せいぜい"他の人も言ってるからそうに違いない"レベルにしか成り得ませんよ」というツッコミも前回の記事本文の記述に照らすとかなり不当なものだと感じる。というのも、再度「このツイートに示されている考え方は主張の妥当性を判断するにあたって重要なものだと思う」という記述を見ると、別に僕が「"たられば"さんが言ってるからそうに違いない」といった趣旨の文章を書いた訳ではなく、単に「たられば」さんのツイートの考え方そのものに大いに同意できる部分があった(つまり僕自身の考えを言い表している部分があった)からツイートを掲載したことが明らかなはずだからだ。


では、前回の記事のどこで「たられば」さんのツイートに記されている考え方の妥当性が裏付けられていたのか。それは記事の約半分をも占めている「"kato"さんが書いていないことまで勝手に読み取ったことで内田さんの主張を誤って認識し、それゆえに主張に対して不当な評価をした」という例である。抽象的に言えば、この例から「書いていないことまで勝手に読み取ってしまうことで、その文章を不適切な形で評価してしまう」ことが示されている。この例があるからこそ、「たられば」さんのツイートにある「書いてないことまで読み取らない」という姿勢が誤った読解を避けるために有益であるという旨の記述に同感できるようになるわけだ。


冒頭で記したように「はまち」さんのコメントには「"自身の主張の妥当性を強めるために掲載した" と私が解釈したのは私の"推測"によるものです」とある。確かに前回の記事で僕は「"書いてないこと"に思いを巡らせること自体は問題ないと思う」と書いた。しかし、前回の記事と同じような結論だけれど「推測したこと」に囚われて本来の主張の意味を理解し損ねては意味がない


僕は過去に「ブログ記事に対するコメントを見て"これは明らかに読解力不足だ"と感じたことは無いか」という記事を書いたことがあり、即ち元々「読み手の読解力不足」という点に問題意識を持っていた。その記事を書いた時点では、単純に「文章の読み取り方がおかしい場合があるなぁ」という愚痴レベルのことを感じていたに過ぎなかったのだが、現在は、主張の意味を理解し損ねたゆえに文章の妥当性の判断に狂いが生じてしまう恐れが発生するという点で「読み手の読解力不足」を問題と感じるに至っている。場合によっては「書いていないこと」こそ読み取らなければならないこともあるかもしれないけれど、ひとまずは書いてあることをきちんと理解することが大事なのではないかと僕としては感じる。


ちなみに今日アップされた「メイロマおばさん、ロンドンは本当にベビーカー天国なんですか?」というエントリー(※このブログの記事ではない)の追記でも、明らかな誤読に基づくコメントに対する「俺そんなこと書いたか?どこに?(中略)俺はこういう書いてもないことで喧嘩売られるのが嫌いなんだよ。」という文章が書かれている(しかも、その誤読コメントにスターをつけている人も多数いる)。この他にも「読み手が、書いていないことを勝手に読み取る」という問題は結構あるんじゃないかと思うのだが、最後に吉岡友治さんの「"眼力"をつける文章力」という本から次の文章を引用したい。

もちろん「行間を読む」ことが新しいものを創造するきっかけになることも無いとは言えないが、自分の頭の中をのぞき込んでいるだけのことも多い。本を読みながら自分勝手な想像をしているだけなら、わざわざ他人の書いたものに触れる意味は無かろう。むしろ、「行間を読む」技術を身に着けるより、書いてあることをそのまま理解する技術を身に着ける方が先だろう。


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あなたがその論客を支持するのは、論客の主張を誤解しているからかもしれない

このブログにある「ダメな就活生・労働者擁護論」というカテゴリで何度も書いてきたのは「企業を叩いている言説だからと言ってそれを雰囲気や印象論で支持するのではなくて、各主張の妥当性をきちんと検証する姿勢を持つ人が増えてほしい」という趣旨のことだった。そして、こうした主張を書く際にはよく「なんでこんな妥当性に欠けた文章に違和感を覚えることなく、支持しちゃう人たちがいるんだろう?」という疑問を抱いていた。


当初は、「主張が自分にとって心地よいものだったから、何も考えずにその主張を鵜呑みにしちゃっているのかな」と漠然と思っていた。ただ、ここ最近頂いた「kato」さんのコメントなどを見て、そもそも「書かれている文章をどう理解するか」について人によって大きな差異があり、この違いにより主張を問題だと感じるか、それとも妥当だと感じるのかが異なってくるのだと感じるようになってきている。


僕と「kato」さんで文章の理解が異なっているのは、内田樹さんが書いた「内田 樹の"ぽかぽか相談室"第17回」という記事。これは「ブラック企業の見分け方」をテーマにした記事なのだが、「kato」さんは内田さんの主張を「入ってみてやばい会社だと思ったらさっさとやめろって意味でしょ」と捉えていて、それゆえに「まっとうなことを言ってるように思えるけど」と主張を評している(http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-497.html)。確かに内田さんが本当に記事においてそういう主張を展開しているのなら、それを「まっとうなことを言ってる」と受け止めるのも分からなくはない。


しかし僕の理解では、内田さんの記事ではそんな主張はなされていない。仮に内田さんに「ブラック企業に入ったら、さっさと辞めちゃった方が良いですかね?」と聞けば彼は「うん、辞めた方が良いね」と答えるような気はするけれど、あくまでも当該記事においては内田さんは「ブラック企業に入ったらどうすべきか」と言う点については何も言っていないように思える(この点については、「内田さんの記事に飛んで確かめてみてください」としか言えない・・・)。


では内田さんが何を言っているのかと言うと、それは内田さん流の「ブラック企業の見分け方」に他ならないと思う。というのも上述のように記事のテーマがそれだし、加えて記事には「まともな企業とブラック企業の区別なんて、皮膚感覚でわかるはず」・「就活する人はそういうまともな経営者を生物的直感で探り当てるしかない」という記述がある。即ち、内田さんの記事は「kato」さんが理解したような「ブラック企業に入ったらどうすべきか」というレベルの話をしているのではなく、あくまでも「就活の時点で、"皮膚感覚・生物的直感を働かせる"という手段をもってブラック企業を避けよう」という話をしているのではないか。だからこそ僕が言ったような「ブラック企業の見分け方が分からないでいる人が、内田さんの答えのようなもので納得するわけがない」だとか、あるいはposseの坂倉さんが言ったような「一見した印象がまともな企業でも、ひどいブラック企業はある」といった批判が内田さんの記事に対してなされた訳で、僕としてはこちらの理解の方が正しいと思う。


以上より、僕の中では「kato」さんが内田さんの記事をまっとうだと感じた原因は「kato」さんが内田さんの主張を読み違えたことにあるという理解になっている。正確にいえば「読み違えた」というよりは「書いてないことを勝手に読み取った」という表現の方が適切だろうか。この点、こんなツイートがある。 言うまでもなくこのブログは「現代文のテスト」とは何の関係も無いけれど、このツイートに示されている考え方は主張の妥当性を判断するにあたって重要なものだと思う。僕としては「書いてないこと」に思いを巡らせること自体は問題ないと思うけれど(「この文章にこう書いてあるから、多分この人はこんなことも思っているだろうな」といった具合に推測してみるのは良いと思う)、「書いてないこと」に囚われて本来の主張の意味を理解し損ねるのは宜しくない。


ブログや本などで表現されている考察を見てそれに賛同する、あるいはその考察を述べた論客を支持するということは多くの人にあることだと思う。「賛同できる考察を見つけた」・「信用できる論客を見つけた」というのは素晴らしいことだが、穿った見方をすれば、人がある考察や論客を支持する理由が「その論客の主張を誤解しているから」という場合も大いにあるかもしれない。

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日野瑛太郎さんによる「経営者目線を持て」という言葉を巡る考察の支離滅裂度合いが凄すぎる

日野瑛太郎さんによる「経営者目線を持て」という言葉を巡る考察は、はっきり言ってこれまで僕が読んできた就活・労働関連の文章の中でも最低のクオリティであると思っている。その理由はこれまでのブログ記事で述べてきたような「解釈の裏付けがない」・「企業が従業員に経営者目線を持たせることの必要性を理解していながら、その理解を隠して企業を叩いているふしがある」といった要素があるからだが、もう一つ、「"経営者目線を持て"の解釈がぶれている」という要素も挙げられる。そして「解釈がぶれている」という要素があることに伴い、日野さんの問題提起がわら人形論法と化していると考える。


例えば、東洋経済オンラインの記事には次のような問題提起がある(http://toyokeizai.net/articles/-/26314?page=2)。

従業員が「経営者目線」を持って仕事をしなければならないとしたら、本当の経営者はいったい何の仕事をするのでしょうか。会社の立場で物事を考え、意思決定をするのは、経営者の仕事のはずです。それを雇われにすぎない従業員に求めるというのは、ある意味で経営者の「甘え」とも言えるのではないでしょうか。

この文章によると「経営者目線を持て」という言葉が発せられた時、ただの雇われの身である従業員に経営者がすべき次元で物事を考えたり、意思決定をしたりする必要性が発生する旨を主張している。そして日野さんはそれに憤っているわけだけれど、面白いことにこの文章の直後に日野さんは次のように書いている(http://toyokeizai.net/articles/-/26314?page=3)。

日頃から社員に「経営者目線を持て」と言っている経営者であっても、社員が本当に経営者のように振る舞い始めたら、それはそれで困るはずです。たとえば、経営者目線を持った社員が経営戦略を自ら考えて、社長に直訴しに行っても、普通は相手にしてもらえないでしょう。「お前は黙って自分の仕事をやっておけ」と、言われてしまうかもしれません。経営者がするような意思決定を現場の従業員が勝手にし始めたら、大騒ぎになるでしょう(中略)「今は会社の業績がよくないから、残業代が出ないのも仕方がない。それが会社のためだ」というような「経営者目線」を持つことは大歓迎ですが、具体的な経営戦略の範囲まで社員が口出しするようなことは、求められていないのです

上述のように、先ほどまで日野さんは「なんで経営者がすべき意思決定を雇われの身である従業員がしなきゃいけないんだ!」と怒っていたはずだ。それなのに、この引用箇所によると「経営者がするような意思決定を現場の従業員が勝手にし始めたら、大騒ぎになる」・「具体的な経営戦略の範囲まで社員が口出しするようなことは、求められていない」のだそうな。


ということは、そもそも「経営者目線を持て」という言葉は、経営者がすべき次元で物事を考えたり意思決定したりすることを従業員に対して求めるものではないということになるのでは?そしてそうなると、「経営者目線を持つことを、雇われにすぎない従業員に求めるというのは、ある意味で経営者の"甘え"だ」と言っていた日野さんの憤りは全く見当違いなのではないか?ただのわら人形論法と言っていいだろう。


他にも、日野さんは次のように述べている(http://toyokeizai.net/articles/-/26314?page=2)。

ある部分において、経営者の利益と従業員の利益は、明確に対立しています。それなのに、従業員に対して「経営者目線」を持てと言うことは、利益を放棄しろと言っているのと同じことです。

見ての通り、従業員に対して「経営者目線」を持てという言葉が発せられた時、その言葉が「お前の利益を放棄しろ」という意味を込めている旨を主張している文章である。ところが、記事の最後の方ではこの解釈が変化している(http://toyokeizai.net/articles/-/26314?page=4)。

そこで最後は、経営者目線を持っているフリをするためのコツを伝授しましょう(中略)経営者が言っていることを、自分もそのまま同じように言えばいいのです。たとえば、社長が「人材の育成が大きな課題だ」と、日頃、言っているのであれば、自分も「我が社は、人材の育成にもっと力を入れなければならないと思います」と、同じ内容の発言をすればいいのです。それだけで、自分も「経営者目線」を持ったことになります(中略)会社で現実に求められる「経営者目線」というのは、結局は「経営者の方針に賛成する」ということです。経営者と同じことを言っておけば、怒られることはまずありません。

ここでは「経営者目線を持て」が「経営者の方針に賛成する」という意味合いだということになっている。この点、経営者の方針が「従業員に利益を享受させない」という方向性のものではなく、上に書かれているような「人材の育成を充実させる」というものであった場合、従業員が自分の利益を放棄するということは特にない(というか、むしろ利益になるのでは?)。即ち、「従業員に対して"経営者目線"を持てと言うことは、利益を放棄しろと言っているのと同じこと」とは言えないじゃないか?という話になり、この問題提起もわら人形論法と言っていいと思われる。


異なる記事の間で矛盾が生じているどころか、それほど長いとは言えない一つの記事の中でここまで言葉の解釈がブレブレなのも珍しい。正直、ここまで支離滅裂な文章が書かれていること、その文章が東洋経済オンラインに載っていること、そしてその文章に「いいね!」が3500程ついていることのすべてが信じられないし、まともじゃないと思う。ブラック企業を問題視する言説を今後も絶やさないようにするのは当然のこととして、それと並行しておかしな企業叩きをする人、おかしな企業叩きに加担するメディア、及びそれを支持する人たちを批判する言説をも増やしていかなければいけないのではないだろうか。

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