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若者「安定した職に就きたい」 国「企業は、65歳まで働くことを希望する人を皆雇ってね~」

昨日、実に対照的な二つの記事を目にした。一つは、毎日新聞の「"大卒"急増、求人しのぐ 4人に1人、安定職なし」という記事。この記事には、就職が決まらず派遣3つを掛け持ちして何とか生計を立てようとする人や、正社員として入社したはずがなぜかアルバイトとして働かされている男性が登場する。前者の方は「結婚とか出産とか全然考えられない。未来の話より今日明日の暮らし。年金払えてないし増税されるし、将来不安です」、「ぜいたくをしたいわけじゃない。若者に働く機会をください」と嘆いている。この記事を書いた記者も、企業の厳選採用により求人が減り「大学を出れば職がある」という親世代の常識はもはや通用しないと指摘し、若者の働き口が減っていることを訴える。


もう一つの記事は、日経の「65歳まで雇用、企業身構え 義務付け法29日成立」という記事。これは、60歳の定年後も希望者全員を雇用することを企業に義務付ける「高年齢者雇用安定法」の改正について取り上げた記事だ。実際に昨日の参院本会議で改正高年齢者雇用安定法は成立し、来年の4月から施行される。


記事でも触れられているが、この法改正の問題点の一つは、高齢者の雇用が増える結果として若者の雇用が抑えられる可能性が高いことだ。当然、高齢者の雇用数が増すことで人件費が増えるので、高齢者を雇う分主に新卒者の採用数を抑制することが容易に考えられる。法改正に伴い、企業が国からの指導や助言に従わない場合、その企業名を公表されるというペナルティを受けるため、高齢者の雇用は恐らくほぼ確実に保障され、一方で若者の雇用は益々不安定なものとなっていく。ここでペナルティを受けながらも「高齢者の雇用よりも、若者の雇用の方が大事だと思うので、国からの指導なんか聞くか!」と言い出す企業が出てきたら格好良いことこの上ない。


この度の法改正の趣旨は定年後に年齢も給料も受け取れない人を防ぐことにあるため、合理性が無いとまでは言えない。しかし、そのしわ寄せが若者に行っていることは否定できないし、その不条理に対して何も策を講じないと言うことはあり得ないだろう。


企業ではなく国の話になるが、僕は今年3月に報道された「国家公務員削減7割減」というニュース、並びに岡田克也さんの「採用抑制が若者いじめだとは全く思っていない」という発言を今でも忘れていない。総務省の発表によると、実際には平成21年度の採用数に比べ全体として56%減に相当する抑制を行うことが閣議決定されたことが分かる。腹が立つのは、この抑制の理由が「社会保障・税一体改革において国民負担をお願いする中、政府としても、公務員総人件費削減など自ら身を切る改革を実施する必要があることから」と述べていること。過去記事の「国家公務員の新規採用4割減・・・本当に若者による暴動が起きたりして」でも書いたけれど、「身を切る」というのは現在働いている人たちが給料ダウンを受け入れることであったり、「仕事が出来ない人は解雇される」という状況を受け入れることを指すのであって、新規採用を減らすことがなぜ「身を切る」と表されるのかと思ったものだ。


国は若者の働き口を自ら積極的に削っているのみならず、企業が職務未経験者を雇う欲をも奪おうとしている。これに対して、岡田克也さんが述べたような「民間でも業績が悪ければ、まず採用を抑制するのは普通」という反論をする人もいるが、もうその「普通」を変えていかないといけないのではないか。例えば城繁幸さんが提言したような「事業にとって必要でないC氏を指名して解雇できるような解雇ルールの策定」など、企業が新規採用を抑制しなくても済む様な手段も模索していかなければいけないと思う。


もっとも、城さんの提言にしても「言うは易し、行なうは難し」という印象を持つことは否めないし、またこのブログに以前寄せられた「公務員は仕事のできない人ばかりというイメージがあるんだろうが、実際はクビに値するほど壊滅的に仕事のできない人なんてそうはいないよ。採用抑制で削減できるほどの削減なんかできない」という意見のように、「多額の給料をもらっていながら仕事が出来ない人」がそんなにたくさんいるのかということを疑問視する人もいる。かといって、下の世代に「生まれた時代が悪かったね!ドンマイ!」と言うのも非常に情けないし・・・。どうすれば良いのかはよく分からないが、例えば他国の「働き方」に関する事例を勉強し、受け入れるべきところは受け入れていく必要があるのかもしれない。

国の、若者の働き口を自ら積極的に削る姿勢、及び企業が職務未経験者を雇う欲をも奪おうとする動きには賛成できないという考えに共感してくださる方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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「SPI対策が大変だ」という就活生の声は、基本的には「それは甘えだ」と切り捨ててよいと思う。ただし・・・

このブログには、「就活生による訴えへの疑問」というカテゴリがある。現在は就活デモや「いまの就活を知ってください」という運動など、現在の就活のあり方について異議を申し立てる動きが活発化しているといえる。ただ僕は、就活生の訴えに無制限に同意するのではなく、「これは就活生の甘えでしょ」と思える訴えは容赦なく却下したいと思っていて、ゆえにこのカテゴリを設けた。


今回の記事で取り上げるのは、「SPI対策が大変だ」という訴え。これは14日の既卒者カフェで、現在既卒として就活をしている3人が皆同意する訴えだった。SPIの科目の中でも、特に数学(というか算数?)に苦労すると皆述べていた。中には、SPIの問題集を買って解説を読んでも、問題が解けるようにならないと述べる人もいた。


3人がSPIという試験に不満を持つ理由として挙げていたのは2点。第一に、「自分は指定校で大学に入ったので、SPIのような学力検査の対策に苦労する」ということ(これは3人の共通意見ではなく、参加者の女性1人が述べていた意見)。第二に、就活になぜSPI対策をすることが必要なのか、その理由が分からないということ。


僕はこれらの理由付けに全く賛成できなかったので、空気が悪くなる可能性を自覚しつつ、実際に会の中で反対意見を述べた。まず、指定校での入学だから対策が大変だという意見に対しては「仮にSPIの難易度が大学受験レベルならその意見も分かるんですが、実際のところSPIのレベルはせいぜい中学卒業程度なので、指定校での入学を言い訳に出来ないのでは?」と返した。また、「SPIが就活に際してなぜ必要か教えてくれない」という不満に対しては、「SPIを通じて、最低限の学力があるかどうかを確認できることは間違いないし、さっき言ったように試験のレベルも簡単なのだから、そこは理由を求めず対策をすれば良いと思う」と述べた。


この点、キャリアカウンセラーの「ぐる」さんは「仕事をする上では数字に強いことが必要だから」と仰り、企業が就活生にSPI(この場合、特に数学)を課すことの合理性を説明していた。ただ一方で、3人に同意する姿勢も見せていた。というのも、現在の大学は入学者数を増やすために、学生に対して事実上「学力が無くても入学してきて良いよ」とアナウンスしているようなもので、そうした形で学生を受け入れていながらいざ就職の場面になって「SPI対策が必要だ!」と煽るのはおかしいのではないかという考えを持っていらっしゃったからだ。「ぐる」さんのご意見に共感する点もあるが、僕はやはりSPIの試験の難易度が高くないという要素を重視して、「SPI対策が大変だ」という就活生の声は、基本的には「それは甘えだ」と切り捨ててよいという考えを貫いている。


もっとも、話に参加していたカフェの店長さんの「SPIが出来ない人がいるのなら、そうした人たちに対するフォローがあると良いですよね」という意見を聞き、確かにそれはそうだなとも思うようになった。SPIに苦労する人たちに甘えているというのは簡単だけれど、その人たちをフォローする組織があるに越したことは無い。


ここで「ぐる」さんが、自身が勤めた大学が学力が不足している人たち向けに英・国・数の基礎を教える講座を設けていることを教えてくださった(僕はその大学名は一応知っていますが、この記事では匿名ということにしておきます)。これは、先に「ぐる」さんが仰ったように、特に指定校推薦で入学した学生は基礎学力が不足している場合があるので、そうした人たちをフォローすることを図っている。また「ぐる」さん曰く、例えば理系学部に入学した人は数学は出来ても、国語が苦手でESの文章を書けないことがあるらしいので、そうした人たちにとっても自分の苦手科目の基礎教育を受講できるのはありがたい話だろう。海老原嗣生さんは著書「就職、絶望期」にて、「大学は"補習の府"であるべきで、学力が足りない学生に対しては基礎教育を施すべきだ」と提言していたが、これはその提言を実践する取り組みと言えるだろう。「ぐる」さんによると、他にも同じような取り組みをしている大学はいくつかあるらしい。


このような動きに対して、残酷なことを言えば「大学は学問の場なのだから、一定の学力を持つ人のみが入学できるようにするべきだ。学力が足りない学生を入学させて、基礎教育を施すなんて事をする必要は無い」という反対意見が提出されてもおかしくない。ただ、大学も生き残りが懸かっているので、試験を難しくして入学者数を減らそうとはしないだろう。少し上から目線の言い方になるが、学力が不足している人が大学に入ってくることは受け入れて、その上でその人たちに対してそれぞれが苦手とする科目の基礎を大学で教える・・・と言う流れが確立するのが良いのかもしれない。そうすれば、SPI対策に不安を抱える就活生も結果として減るはずだ。

「SPI対策が大変だ」という就活生の声は、基本的には「それは甘えだ」と切り捨ててよいが、それでもSPIに苦労する人たちをフォローする組織があれば、それに越したことは無いという考えに共感してくださる方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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俗流若者論 「ノマド」バージョン

俗流若者論という言葉がある。これは「"ニート"って言うな!」などの著書で知られる後藤和智さんが提唱した概念で、その意味は「最近の若者は・・・」というように若者を批判する言説のことである。その例の一つとしてよく取り上げられるのは「少年による凶悪犯罪の増加」。犯罪白書を読めば、少年犯罪は増えるどころかむしろ減少しているのに、なぜか少年の犯罪は増えているものとして報道されたり、それが社会に受け入れられたりもする。フリーライターの赤木智弘さんは著書「若者を見殺しにする国」の中で、俗流若者論を「若者の現状を歪め、根拠なきままに若者をおとしめています」と批判する。


この俗流若者論は、ノマドを巡る議論にも適用できるのではないかと最近考えた。というのも、人の「ノマドになりたい」という声を次のような意味として捉える人を目にしたからである。
この木暮太一さんは「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?」という著書を出すなど、「働き方」をテーマに考察をする人だ。また、別の方も次のようなツイートをしている。また、別の方も次のようなツイートをしている。
常見陽平さんが「ノマド・ブームの煽り方は80年代のフリーターと同じ」という記事で「ノマドという働き方が、地上の楽園でもあるかのように思われていることに僕は違和感を覚える」と述べるように、ノマドという働き方を選ぼうとする若者には「会社勤めという"キツい道"から逃げて"楽な道"に逃げようとする」というレッテルが貼られがちだ。


しかし、一方で逆のことを述べる人もいる。例えば、佐々木俊尚さんはノマドという働き方を選ぼうとする若者に対して「なぜ一部の若者が大企業を辞めたり、成長もしない社会起業系の小さなビジネスをやったりしているかと言うと、これは明らかに危機感の表れ。脱サラは確かにかっこいいかもしれません。でも、起業するモチベーションとしては、かっこいいことをやりたい、といった短絡的な理由ではなく、10年後、20年後の生活設計を考えることを自分なりにやっているわけですよね」と論評している(この佐々木さんの発言を取り上げた過去記事が→http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-275.html)。また、イケダハヤトさんも「大企業が続々と不祥事やリストラを行う姿を見るに、多くの人がノマド的な"個"で食べていける生き方を志向するのは、とてもよく理解できる話です(http://blogos.com/article/36752/」、「多くの人がノマドを志向する背景には、"このままではまずい"という危機感があると考えられます。少なくとも僕はフリーランスになる決断をするにあたり、コモディティ化を恐れる気持ちがありました(http://blogos.com/article/38236/)」と述べている。勿論、これらの意見に対して「ノマドになったところで、一人で生きていけるだけのスキルなんか身につくかよ。会社勤めの方が合理的」という反対意見は述べられるだろう。ただそれでも、人がノマドという働き方を追求するとき、そこには「楽さ」の追求よりも「厳しさ」の追求があるということは否定できないのではないか。あくまでも、その「厳しさ」を追求してもお金もスキルも手に入れられないですよという反論が出来るだけで。


以上のように、人がノマドという働き方を選ぼうとする理由は人によって解釈が分かれている。木暮さん&RINRINさんか、それとも佐々木さん&イケダハヤトさんどちらの解釈が正しいのか僕には分からない。一つ思うのは、ノマドを薦める人にしても、安易なノマド礼賛を批判する人も、例えば「私は試しに安藤美冬さんのセミナーに参加したんですが、そのセミナーに参加している若者が皆"ノマドって自由さがあって楽そうで良いじゃないですか!"とか言っていたんです。これで、"今のノマド礼賛の風潮はやばい"と思うようになりました」というような具体的事実をあまり挙げないなぁという印象を持っている。だから、どちらの認識が正しいのか判断できない。


加えて僕個人の意見としては、木暮さんとRINRINさんが述べるような「ノマド=楽な道に逃げる」という理由付けはあまり賛成できない。これらの意見は、常見さんが掲げる「ノマド・ブームの煽り方は80年代のフリーターと同じ」という意見と通じるところがあるのだろうが、これがよく分からない。僕は社会がフリーター礼賛をしている時はただの子供だったのでその時の事情は分からないけれど、フリーター礼賛が出来たのはその時代が空前の好景気だったからではないのか。だから、「アルバイトでも生計を立てられる→好きな時に好きなだけ働けばそれで良いじゃん!」という流れが成り立つわけで。対して、今のような先がどうなるか不明瞭な訳が分からない時代に「ノマドって楽そうじゃない?」なんて軽い気持ちで職業選択をしたら爆死する可能性が高いことくらい大半の若者は予想できているだろうし、予想できない若者がいたとしてもそれはさすがに「自己責任」で片付けて良いレベルだろう(もっとも、爆死した人に対するセーフティネット並びに再チャレンジの機会はあれば良いなとは思うけれど)。このような考えから、木暮さんとRINRINさんのような認識は若者の現状認識を過小評価する、一種の俗流若者論なのかなと僕は思っている。


まぁ、そもそも若者がどれだけノマドに関心を持っているのかといえば、そんなに関心を持つ人はいないだろうと個人的には感じている。僕の周りの人たちで関心を持っている人が1人もいないことに加えて、twitterで「ノマド」と検索をかけてみても、ノマドについて語ってるのは若者ではなくむしろおっさんが多い。結局のところこの方の
というツイートが全てなのではないだろうか。「若者がノマドに踊らされている」と常見さんは述べているが、実際「ノマド論」というミュージックに合わせて踊っているのは、むしろ若者に警鐘を鳴らしている側なのかもしれない。

「ノマド論」に踊らされているのは若者ではなく、むしろ中高年なのではないか?という考えに共感してくださる方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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<キャリアカウンセラー「ぐる」さん取材 本編>~精神的に疲弊した就活生に対するカウンセリング~

ここ最近は、就活生とその親の関係、並びに親に現在の就活事情を理解してもらうために有効と思われるテキスト(「軋む社会」のこと)の紹介をしてきた。就職を決めるに当たって親子間の不毛な言い争いは無いにこしたことはないけれど、そうは言っても「俺が学生のときは、誰も就職なんか困ってなかった!今だってそうだろう!」と頑なに考えを変えない親もいるかもしれない。そのような場合は、無理に親とコミュニケーションを取ろうとするよりも、親とは別に就活の悩みを相談できる人を見つけるのが望ましい。


この記事では、「書きます」と言ってからだいぶ時が経ってしまったが、14日に開かれた既卒者カフェにて話を聞いたキャリアカウンセラー「ぐる」さんの取材報告を書きたい(ちなみに、予告編はhttp://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-288.html)。以前書いた予告編にて、取材の目的が①「就職担当者の質の高さ、就職課の質の高さ」という言葉における「質の高さ」とは、具体的にどのような言葉に置き換えられるのか②精神的に疲弊した就活生をどうカウンセリングしているのかを確認することであると記したので、この記事ではこの2点について触れていく(念のため断っておくと、今回「ぐる」さんは自分がカウンセリングをした学生のことを話してくださったが、その学生の個人情報などは断じて漏らしていないということを補足しておきたい)。


先に②から触れるが、「ぐる」さんは、いつも泣いていて話が出来ない状態の女子学生をカウンセリングした時の話を聞かせてくださった。最初は男性スタッフが話を聞いていたのだが、「同じ女性が対応した方が良いだろう」との考えから「ぐる」さんがカウンセリングを担当することとなった。この女子学生は自分の話が他人に漏れるのを嫌がったため、別の学生の話がブース越しに聞こえてしまうキャリアセンターではなく、密室にて1対1の面談をしたと「ぐる」さんは語ってくださった。


女子学生の様子を見る限り、とてもじゃないが就活の話が出来るような状態ではないと「ぐる」さんは感じ取った。だからこそ、最初は「もう良い相手見つけて結婚するのはどう?」というように「婚活」の話をするなど、女子学生に無理に就職のことを考えさせようとはしなかった。誤解しないで頂きたいのだが、これは「あなたに就職は無理だから、家庭に入りなさい」という意思表示ではなく、フランクな会話をして女子学生の心を開くことを目的としたコミュニケーションである。「ぐる」さんはこの時のことを「最初は就活カウンセリングじゃなかったから(笑)」と振り返っていた。僕がコメント欄で目にしていた就職課のエピソードからは、就職課が「1日でも早く就職先を決めさせること」に価値を置きすぎ就活生の気持ちは二の次という印象を感じ取っていたが、「ぐる」さんはそこに価値を置かなかった。「ぐる」さんは会の始めの自己紹介時に「内定がゴールではなく、それぞれに合ったアドバイスをしたい」と仰っていたので、その考えに従って、一見遠回りのように思えるコミュニケーションのとっていったのだろう。


しばらくカウンセリングを続けた後、女子学生から「就職して自立したい」という言葉が出る。この女子学生は決して就労意欲を失っているわけではなかった。ただ、この女子学生はとても真面目な性格をしているがゆえに、自分で自分を追い込んでしまい。パニック状態になってしまっていたのだ。この段階に至ってからはじめて、「ぐる」さんは「次のカウンセリングまでに~なことをしてきてみて」と小さな課題を女子学生に与えるようになる。今も就職が決まっているわけではないが、その女子学生は活力を取り戻し、大学内で自分のやりたいことに打ち込んでいる(あんまり具体的に書くと女子学生の情報を無駄に公開することになるので、そこは自制して抽象的な表現に留めます)。


このエピソードを聞いて、僕の「僕が思うキャリアセンターの仕事は、各就活生の考えや精神状態を考慮した上で、その就活生のニーズに応えるアドバイスを提供することだ」という仮説は正しかったのかなと思えた。頭ごなしに「あなたはここがダメだから、早くその欠点を直しなさい!」と指摘されても、相談に来た就活生からすれば「会ったばかりのくせに、何を分かって様なことを言っているんだ」と思いかねない。同じアドバイスをするにしても、言葉の選び方、アドバイスをするタイミングによって、その効果は変わってくる。


例えば「ぐる」さんは他にも、見るからにコミュニケーションが苦手な男子学生のことも話してくださった。「ぐる」さん曰く、このように言っては申し訳ないが、メガネが極端にずり下がっている外見や、彼の表情などを見ると、この男子学生に対して良い第一印象を持てなかったとの事。この男子学生は最初に面談したカウンセラーと相性が合わず、学生側の希望でカウンセラーが交代となり、「ぐる」さんがカウンセリングを担当することとなった。「ぐる」さんは彼に対して容姿に気を使うことを指摘したいわけだが、いきなりその話に入るのではなく、まずはマンガの話などフランクな話題でコミュニケーションを取っていたそうだ。そして打ち解けてから、肝心の本題に触れると。このタイミングなら男子学生も「この人のアドバイスを受け入れるか」という心構えは出来ている。約1ヵ月半のカウンセリングを経て、最終的にその学生は進学という道を選んだが、彼の表情は明るくなっていたそうだ。


以上より、②については、当初の僕の仮説で概ね当たっていたといえる。①の疑問に対する答えも僕の仮説で大体説明はつくと思う。ただ、最近「しゃちこ」さんという方が「面談カードの中で、"就活課にどんなサポートをしてほしいか書いてください"という設問に対する解答欄が小さい。もっと、"体調や精神面、金銭面で不安はあるか"、"親との関係はどうか"、"就活をやって働くことについてどう考えたか"、"既卒就活を考えているか"などヒヤリングすべきことがあるのではないか」というコメントをくださり、就職課のやっつけ仕事っぷりを批判していたのだが(詳しくは→http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-266.html)、このような批判を見ると、就職課は就活生のニーズを察知しようとする意識が希薄なのではないかと感じさせられる。


他にも、①に関してはいくつか付け加えるべき要素があるように思う。第一に、「カウンセラーの多様性を担保する」ということ。簡単に言えば、10人職員がいるとすればその10人全員が男という状態よりも、何人か女性が含まれている状態の方が望ましいということだ。というのも、「ぐる」さんが担当した女子学生は、多分男性スタッフによるカウンセリングでは上手くいかなかった可能性が高いと思われるからだ。また、今回僕は「ぐる」さんを好意的に紹介しているけれど、もしかすると「ぐる」さんとどうしても人間的に合わないと感じる就活生も中にはいるかもしれない。これは「ぐる」さんの問題ではなく、人にはそれぞれ相性があるので、そこは対処のしようがない問題だと思う。当然学内にいるカウンセラーは「ぐる」さんだけではないので(あ、でも「ぐる」さんももう大学内でのカウンセリングはしてないんだっけ・・・)、そこはまた別の人が担当を請け負えばよい。、


第二に、女子学生が懸念した「自分の相談が、隣のブースで相談している人に聞こえる」ことを嫌がる人は他にもいるのではないかということ。これは少々要求しすぎな感もあるが、可能ならば個室でカウンセラーと就活生が1対1で話せる環境があれば、それはあるに越したことは無いと思う。早いもので、あと3ヶ月ちょっとで現大学3年生の多くが就活に取り組み始めるはずだが、その時期になっても内定が決まっていない4年生らはキャリアセンターに相談に行きにくくなるかもしれない。これから就活を始める3年生の横で「自分はどうしたら良いんでしょうか」という相談に行くのは心理的に難しいだろう。もっとも、カウンセリングをするための個室が仮に用意できたとして、3年生・4年生双方がキャリアセンターを積極的に利用し始めたら、今度は職員のマンパワーが足りなくなるような気もする・・・。「ぐる」さんの話を聞き、就職課によるカウンセリングの可能性を感じさせられる一方で、課題も山積みなのではないかという問題意識も強まった。まずは、過去のコメント欄などを見直して、「就活生が就職課に求めること」を体系化していくことから始めていきたい。

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<書評>「軋む社会」(本田由紀著)

この記事では、本田由紀先生著の「軋む社会(河出文庫)」の書評を書いていく。本田先生の学生時代の専攻は教育社会学であり、一見すると教育分野のみに関心を持つ人のように見える。しかし、本田先生は研究を進めるにつれて、教育の出口としての「仕事」、教育の入り口としての「家族」の分野にも関心を示すようになり、僕が知る限り「仕事」に関する論考を数多く発表している。


このように、本田先生の関心は家族―教育―仕事の3領域にまたがっている訳だが、本田先生の認識によれば、現在この3領域間の関係に様々な形で「軋み」が現れているとのこと。そして、その「軋み」の音が社会に響き始めた原因となった要素の一つとして「日本固有の"学校から仕事への移行"に関する慣行や雇用・処遇の慣行」、言い換えれば「シューカツ」が挙げられている。


本書は、本田先生が様々な媒体に寄せた文章や、識者との座談会の記録がランダムに収録されているものであり、1冊を通じて特定のテーマを取り扱うといった性質のものではない。この書評では本の全体像を解説するのではなく、本の中から「就活生が直面している困難」について取り上げられている箇所についてのみ触れ、その部分について記述の紹介、評価を行いたい。


第一に、第2章の「ポスト近代社会を生きる若者の"進路不安"」という論文を取り上げる。この論文では、本田先生が提唱したとされる「ハイパー・メリトクラシー(超業績主義)」についての解説がなされている。ハイパーではない単なる「メリトクラシー」は「文字や数字、法則などを正確に適用し、操る能力」という認知的な能力が評価の対象となるのに対して、「ハイパー・メリトクラシー」は意欲や対人関係能力や創造性など、不定形で柔軟な能力が評価の対象になることをいう。後者の能力が重視されることにより、就活生は企業からの要求水準の高度化、評価の恣意性などの不条理に晒されることとなる。この話題に関連するものとして、既卒者カフェの次のツイートが挙げられるだろう。
ここでいう「よく分からない総合職力」というのが本田先生が述べる「ハイパー・メリトクラシー」が評価の対象とするもの。このような評価基準の不明瞭さから、「内定を得る」、「仕事で成果を出す」という成功体験は能力があったから成功したのではなく、成功した結果能力が後付けで肯定されているに過ぎないのではないか?という疑問も提起されている(本ブログ記事「能力があったり、努力をしたから内定を取れるのではなくて、内定を取れた結果としてその人の能力や努力が後付けで肯定される・・・?」参照)。企業から求められる能力があまりにも漠然としていることで、就活生の立場からすれば、自分はどのような方向に向かって努力していけば良いのかを掴むことが出来ずに苦労することとなる。


第二に、単行本には無く文庫本に増補として収録された「シューカツという理不尽」という章を取り上げたい。本章では、就活生が「内定をとれない」という苦しみ以外に、企業の理不尽な採用活動の進め方が原因の心理的負担に晒されていることを指摘している点が特徴的である。具体的には、企業が応募者の「忠誠心」を試すためにわざと無駄な選考プロセスを組み込んだりすること、圧迫面接の存在、選考結果を通知する期日を企業から告げられないまま長期間放置されることがあること等が指摘されている。勿論、多くの会社から落とされることにより生じる就活生の苦しみについても、金子元久さんの「就職活動は単に多大な時間を要するだけでなく、学生が企業によって自分の価値を否定され続けるプロセスであるともいえる」という意見を引用することで、問題の所在を明らかにしている。この章では、就活をしたことがある人ならば共感できる問題点が多く列挙されており、この章を親に見せるだけでも、現在の就活問題の根深さを理解させることが出来ると思う。


第三に、5章に収録されている「若年労働市場における2重の排除―<現実>と<言説>」という論文を取り上げたい。ここでは、「現在の先進諸国ではリスクや困難を抱える他者や集団に対する不寛容さが高まり、彼らを社会から排除する作用が強まっている」というジョック・ヤングの学説を出発点に据え、その上で日本では正社員以外の「非典型労働者」や「無業者」が社会から排除される存在に該当することを本田先生は指摘する。これは「新卒一括採用」のデメリットとしてよく語られる論調だが、日本企業が正社員の採用を新規学卒者・他者で正社員の経験を持つものに限定する傾向が強いために、「非典型労働者」や「無業者」が労働市場に参入することが著しく困難な状況が出来上がっている。加えて現状、職務を遂行する上で必要なスキルは企業におけるOJTを通じてしか学ぶことはできず、ゆえに企業で正社員として働いていない「非典型労働者」や「無業者」はいつまで経っても職業能力を獲得することが出来ない。今、日本の大学生が新卒での就活を必死でやるのは、既卒無業者になるとこのような不利な状況に置かれる可能性が高くなることを大いに分かっているからだろう。このような「新卒を逃すことのプレッシャー」も就活生が味わう苦痛の一つで、この点についてはこの章が的確に論じていると思う。


以上より、本書は現在の就活の問題点を浮き彫りにする役割も十二分に果たしているものと評価できる。本書に弱点があるとすれば、文章全体から本田先生が「若者は悪くない、悪いのは社会だ」という立場に断固として立っていることが伝わってくるため、中には「いや、そうはいっても若者の自己責任の部分もあるでしょ」と反発心を抱く読者がいてもおかしくないということだろうか。後は、本書でなされている提言が理想論に走りすぎている面もあることも挙げられる。例えば、恐らく学生の勉強時間を確保することを目的として「在学者に対する募集や選考の禁止」という提言がなされているが、これは「実現可能性が乏しい、実効性を欠く提言だ」との批判に晒されてもおかしくないと感じた。このような欠点もあるが、総じて言えば、現在の社会の「軋み」の声を発見でき、就活について勉強する際にも示唆に富む記述が多く書かれていている良書だといえる。

本田由紀先生著の「軋む社会」の書評は参考になったと感じてくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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就活生の側が親に歩み寄り、コミュニケーションを取ろうとする姿勢の必要性

主に既卒として就活する方々が自身の就活体験記を記す「既卒者カフェ」のリレーブログの最新記事は、「ホームレス就活生~土管で一夜を明かしました~」というタイトルだ。この記事を書いた「もじゃみ」さんとは一度新宿で開かれた既卒者カフェでお会いしたことがあり、また、このブログにもよくコメントをくださる方だ。


「もじゃみ」さんは、新宿でお話した時はあまり暗い話はしておらず、むしろ新潟県上越市役所の選考の話を活き活きと話してくださっていたことを覚えている。しかし、この度のリレーブログの記事を読むと、やはり色々悩んでいたのだなと実感させられた。


その悩みの種の一つが、僕がつい最近記事で取り上げた「親との不仲」という問題。具体的には、親の「正社員にまだなれないの?」、「早く家にお金入れてよ。どんだけ大学でつぎこんだと思ってるの?」、「どうせ好きなことばっかりやってたからだろ。」との言葉にショックを受けたとの事。そして、ついには「先日、ついに限界に達して家出を決行しました、そして土管で一晩村上春樹を読んで、夜を明かしました。 ビバ野宿!!!!!!!!!!」と書いているように家を飛び出すに至る。笑い話かのように書いているが、実際は笑えない状況だっただろう。


ここまでだと僕が書いた記事を少し具体的にしたものという感じだが、この記事で注意すべきなのは、「その後帰ってきて、私は親に自分の内情、現在の就職活動事情をすべて伝えました。とにかく聞いてくれと心を空っぽにして、訴えました。そのおかげで今は少し関係が改善されました」という記述。このエピソードは、親との関係で悩んでいる就活生にとって一つのヒントになるのではないだろうか。


これは先週の既卒者カフェに参加した時には言わなかったことだが、僕が話を聞いていて思ったのは「既卒者の方々には(別に既卒者に限らず、在学中の就活生にも当てはまることだけど)、自分たちが親に歩み寄り、コミュニケーションを取ろうとする姿勢が希薄なのではないか」ということだった。事実、僕は会の中で「今は、常見陽平さんの"親は知らない就活の鉄則"とか親向けの就活本もありますけど、そういう本を買って親に見せたこととかありますか?」と既卒者の方々に聞いたのだが、皆首を横に振っていた。勿論、本は買わなかったとしても現在の就活の大変さを口頭で親に伝えようとした人もいたかもしれないが、それで親に実情が伝わらないのならば、また別の手段を用いることも出来るのではないだろうか。


会では、現在の就活事情を理解しない中高年への不満を述べる声もあった。そして、その「中高年」には「親」も含まれる。ただ現在の就活事情については、今現在就活をしている、あるいは最近就活をした若者の方が、現在就活をしている訳ではない親と比べて圧倒的に多くの情報を有しているに決まっている。これはもう当たり前の話だ。だからこそ、就活生の方が「現在の就活事情を理解しない親の心情」を察知し、その心情を修正せしめる説明をするべきなのではないか。それを怠っては、「今のおっさん、おばさんは若者のことを分かろうとしない」という不平を漏らすのは筋違いだ。おっさん、おばさんから若者に対して「あなたたちだって、俺たち・私たちのこと何も考えて無いじゃん」と返されても何も言い返せなくなる。


勿論、説明したからといって考えを変えてくれるとは限らない。ただ、少なくとも親は話し合いのテーブルについて、子の声に耳を傾けることくらいはするのではないだろうか。現在は親子関係が悪くなっているとしても、その親は子を大学まで出してくれている訳で、そのような親が子のことを考えていないなんてことはよほど例外的な事情が無い限り言える訳が無い。ゆえにこのケースでは、就活生の方からきちんと親と向き合い、話し合うことで状況を好転させられる可能性はあると信じて良いと思っている。もっとも、時には親も、どう考えても子である自分を傷つけたいとしか思えないことを言うかもしれない。しかし親も完璧な訳ではないので、それは「自分も親に酷いこと言うときあるしな」と考え、暴言を受け入れるしかない。


なお、就活生による口頭での説明だけでは親が「この子、必死に自己弁護して就活が上手くいかないことの言い訳をしようとしているな」と感じても不思議ではない。だからこそ、現在の就活の大変さについて記した本を1冊買って、その記述を見せながら話を進めていくほうが良いと思っている。例えば、本田由紀先生は現在の就活のエラーを数多く指摘している人なので、先生の著書を買って、その本から自身の訴えの正当性を調達するという戦略が有効だろう。今度書評を書く予定の「軋む社会(河出文庫)」は800円くらいで購入できるので、特にお薦めしたい1冊だ。単行本版もあるので、そちらと間違えないように注意したい。

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<ライターページ>就活生が中小企業になかなか目を向けないのは当たり前~その要因と対策~

またまたライターページへの投稿を頂きました。今回は、このブログとリンクしている「スクラップ」さんの記事です。


スクラップさんは「王様の耳はロバの耳か?」というブログを書いています。その内容は主に、職場で起きたおかしな出来事を取り上げて、企業において当たり前とされてきた慣行におかしな点があるのではないか?という疑いの目を向けるものとなっています。


そして今回の記事では、前半部では1つ前の「11卒業務未経験無職」さんの記事への反対意見を述べ、後半部では、なぜ就活生が中小企業に目を向けないのか、その要因と対策を検討しています。さらに終盤では、就活においては「企業研究」をすることが当たり前とされていますが、それにも関わらず就活生が企業の実態を判断する眼を養えていないのではないか?という、教育分野にも関わる話が展開されています。それでは、以下「スクラップ」さんの記事です(なお、今回の記事のタイトルは、スクラップさんの記事の内容を踏まえて僕が付けました)。


11卒業務未経験無職さん、面白い視点ですね♪本当に未経験!?とは思えない洞察です。


えーと批判とかでは全くなくて、恐らく、意図や方向性は同じだと思うのですが少し、オッサンのズルさを発揮させてください…。敢えて反対の分析からの言いたいことは同じかもしれないという便乗アプローチです


私の考える分析は違います…。リクルートワークスに同意で若者の就職難の原因は大企業志向で中小企業に目を向けないからだと思っています。根拠としてリクルートワークスのデータはアンケートの取り方に疑問はあるかも
しれませんが総求人数に対して選ばなければあるということが言えるデータだと思います(http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h23/h23/image/j1126010.png)。また、製造業以外でのDIも人不足が上回っていますつまり、人不足感があるにも関わらず失業率が高く就職難であるといった状態です(http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H24/H24/image/k1123000.png)。この二つのデータから若者が大企業志向で中小企業に目を向けないから就職難であると言う点についてはリクルートワークスの言ってることは間違いではないと思います。


ごめんなさい…このままだと真っ向否定になってきてますから分析からの私の考えを述べます。

1.人手不足感を持ってる癖に中小企業は若者に魅力を提示できていない事

2.若者は本当に必要な企業の情報を持っていない、または情報処理する教育を受けてない為、イメージで大企業を選択してしまうこと

この二つが私の考える就職難の原因です。つまり、今、若者が大企業志向なのは当たり前で中小企業が見向きもされないのが原因では?とゆーズルい表現で反論してみました…。きっと言いたいことは同じなのに…。11卒業務未経験無職さん、ごめんなさい。オッサンは会議とかでこうやって手柄を横取りされてるんです(笑)


1.についてはいろいろな事例が思い浮かびますが極論で言えば、人手不足ならもっと好待遇にして人集めろよって単純に思います…役に立たない社外取締役に払ってる場合かよ!?とかね…すいません個人的な愚痴でしたかね(笑)


2.については、若者はどんな情報で判断してるのか分からないので想像ですが経営指標や人事システム等は判断材料にできるのでしょうか?企業側の情報開示も少ない気がします…仮に開示された場合、判断できるような教育を受けてないのも問題かと思います…。


例えば、退職金制度や昇給システムって入るまで比較出来ないですよね…しかも、法とかファイナンス教育を受けてない人もいるから入社しても判断出来ない人も多いのでは?私の例では入社後に労働組合には必ず入るし、共済も入るし、月々結構、天引きしやがる…しかも、組合活動殆どナシ!!退職金はDC制度で自己運用…トラックの運ちゃんなんかDC制度のせいで退職金は事実上ナシ!!なんてのが問題になったこともありました。入社前に知ってれば入らなかったような事って沢山出てきてしまいますよね。そういう部分でミスマッチが起きてるのではと考えます。なのでリスクの低いイメージがある大企業志向になる…当然ですよね。


対策としてですが、マーケティングの考え方には消費者教育というものがあります。同じように社会が就業希望者にいろいろな制度を教育していく必要があると思います。制度が優れた会社に優秀な人材が集まるようにすることが必要です。その為に客観的な情報を企業は開示するべきだし、キャリアカウンセラー達は制度やファイナンス評価、待遇面やその仕事のロールモデルを発信してほしいです。


しょうもない精神論や学生の甘さを指摘することは貴方達カウンセラー以外でも私にもできます。そんな曖昧な情報を学生に提供してるから彼らは期待値によるイメージでしか判断出来ないのです。大企業志向を作ってるのは貴方達では?学生にがんばれと宣う前に貴方達がまず知識をつけろ。


客観的な情報が溢れ、教育もできると就職希望者も判断しやすくなるし中小も選んで貰えるように大企業との違い、特徴を出して差別化ができ、優秀な人材を雇う可能性は増えるはずです。


これらが私の考える就職難の原因と対策です。いかがでしょうか?乱暴でしたか?普段、私は相当ふざけてますが少しだけ真面目になってしまいました…


就職活動をしている皆様、社会は厳しくありません。とてもいい加減です。経験は大事ですが全てではありません。今は辛い時期もあるかとは思いますがそんなときは爪と牙を研ぎましょう。仲間を作って集まってください。お互いを高めあってください。既卒者カフェなんてとてもいい活動だと私は思いますよ。いつか起業や色んな方法で古い会社や風土を駆逐できるよう、我々も企んでいます(笑)

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<ライターページ>大企業志向で中小企業を受けないことが就職難の原因か

ライターページに初の投稿を頂きました。このブログによくコメントを下さる「11卒業務未経験無職」さんの記事です。「11卒業務未経験無職」さん、この度は本当に投稿有難うございました。正直、もしデータの読み取り方にミスが無いのならば、これはいつもの僕の記事の数段クオリティが高い記事だと思います、お世辞抜きで。


専門家の中には、現在の就職難が就活生の大手志向により引き起こされている側面があること、そして大企業はともかく中小企業の求人は十分にあることを主張される方がいます。今回の「11卒業務未経験無職」さんの記事は、リクルートワークスの調査結果をより深く読み込むことで、専門家が掲げる言説に疑いの目を向けるものに仕上がっています。勿論、データの読み取り方に間違いがあるかもしれませんが、そこは気づいた人が指摘しましょう(笑)では、以下「11卒業務未経験無職」さんの記事です。


・大企業志向で中小企業を受けないことが就職難の原因か
学生の就職難の原因として学生の大企業志向が良く挙げられています。実際、大企業への就職を希望している学生は多いと思います。(実際、就活生向けの調査でも人気企業は大企業です。https://navi13.shukatsu.jp/13/contents/special/ranking/2011/ http://digital.asahi.com/job/syukatsu2013/ranking2013/bunmen.html)


ですが、lingmuさんも以前指摘していましたが、大企業が好きなのは親世代も同様で学生だけではないと考えられます。賃金だけが企業の価値ではないですが、平成23年賃金構造基本統計調査(全国)結果の概況(http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2011/)の企業規模別調査でもやはり、大企業の賃金は良いので、大企業を目指すのも合理性はあると思います。勿論、大企業が全て良いという気はありませんし、中堅、中小企業が全てダメという気はありません。実際、労使間の問題が起きている大企業や潰れそうな大企業は多くあるわけですし。


学生の大企業志向が就職難と言われているわけですが、私自身の印象としては、中小企業でも人が殺到していることが多かったように思います。中小企業がほとんどの合同企業説明会や合同企業選考会、面接会でも参加者は多かったと記憶しています。私が受験した企業の担当者の中には「まさかうちの企業にこれだけ多くの方が来るとは思っていなかった」と言っていた方もいました。勿論、私が受験した中小企業や合同説明会、合同選考会が中小企業の採用の現状を全て表しているとは思っていません。それでも、実感として、学生は大企業志向なだけで中小企業を狙えばそれで解決というような風潮には疑問があります。


そこで、学生は大企業志向が強く、中小企業を狙えば良いという根拠になっているリクルートワークス社の調査を見てみようと思います。


リクルートワークスの調査(http://www.works-i.com/surveys/adoptiontrend/)の大卒求人倍率調査では、企業規模別の調査と業種別の調査があります。学生の大企業志向、更に中小企業なら求人はあるという根拠になっている企業規模別の調査ですが、2013年卒を対象にした調査では、従業員が5000人以上の企業では0.60倍、1000~4999人の企業では0.81倍、300~999人の企業では0.93倍、300人未満の企業では3.27倍となっています。確かにこれだけ見れば300人未満の企業に行けば全て解決できるような気がします。


ですが、もう1つの業種別の調査によれば2013年度卒業生向けの調査では、製造業1.65倍、流通業3.73倍、金融業0.19倍、サービス・情報業0.42倍になっています。という事は、企業規模300人未満(中小企業)の場合、3.27倍となっていて求人がありそうに見えますが、企業規模300人未満でも金融業、サービス・情報業の場合決して簡単に受かるものではないように思えます。


製造業で従業員5000人以上の企業を狙わなければ求人はありそうですが、そもそも製造業の場合、特定の学部・学科を対象とした技術職の求人も多いと思いますし(実際、理系の実学系の学部・学科は就職に強いと言われていますし)、そうなると求人はあってもほとんどの人が応募できないという求人が多いと考えられます。企業の採用の文理別のデータがないため、就職四季報の2013年卒向けのものを見てみましたが、製造業の場合はやはり理系の大学院卒業者の採用が多いようでした(就職四季報に載っているのは、大手・中堅企業のため、就職四季報に載っている企業が製造業の採用傾向の全てを表すとは言い難いですが……)。そうなると本当に人手が足りないのは中小企業というよりも、従業員5000人未満の製造業の技術職と、様々な規模の流通業の企業のように思えます。


また、2013年卒採用向けの調査データのp.10の一番下に、*で、各従業員規模と各業種への就職希望率は、第一希望の情報をもとにしていると記載されています。そりゃあ、第一希望を聞かれたら、内心では大企業に入るのは難しいと思っている人でも、高望みして答えてもおかしくないのではという気がします。


更に、根本的な事として、この調査の対象なっているのはリクナビ会員で、実施時期が就活が本格化しはじめる2月6日~3月15日頃の調査となっていますが、掲載料等の関係から大企業が利用していると言われているリクナビを就職活動本格化する時期から利用していて、尚且つこういった調査アンケートに答える層というのは少なくとも就活に対する意識が平均以上にある人たちだと思います。そういった人たちにアンケート就活が本格し始める段階で、第一希望の企業規模を質問すれば、そりゃあ企業規模が大きいところを選ぶのではと思います。第一希望が大企業の人は大企業しか受けないという事も考えられない事ではないですが、大抵の人は大学受験等と同様に徐々に受ける企業のランクを下げるように思えます。


じゃあ流通業(リクルートワークス社の調査分類で言えば、商社と小売業)に行けば解決という意見もあるかもしれませんが、流通業を避ける就活生がいてもおかしくはないと思います。また、あくまでも推測ですが、人気企業ランキングで商社は上位に入っているので、ここで就活生に避けられる流通業とは小売業中心と言えると思っています。勿論、あまり応募者がいない商社もあるはずですが。


賃金という面から見ると前述した平成23年賃金構造基本統計調査(全国)結果の概況の業種別調査では、リクルートワークス社の調査で流通業と定義されている卸売・小売業の平均年収は決して低くはなっていません。ですが、@nifty転職の調査(http://careers.job.nifty.com/income/)では商社の年収が高くなっている事から、恐らく国の調査でも卸売業が小売業の平均年収を上げている事と考えられ、賃金の面から見ると、小売業はあまり良いとは言えません。また、就職四季報に記載されている小売り業の企業の離職率や有給消化率のデータがND(データなし)や他業種よりも良くない事も原因かもしれません。


その他の理由として、小売業は多くの学生がアルバイトとして就業することから、そこで現場の状態を知り敬遠してしまう部分もあると思います。本社と店舗では違うとは思いますが、ほとんどの社員は各店舗で勤務すると考えられるので、アルバイトで知った経験での判断もあながち間違いとも思えませんし。勿論、全ての小売業の待遇が悪いというつもりはありません。実際、人気企業ランキングにも小売業はランクインしているわけですし。


このような事から、就職難は学生の大企業志向で中小企業に目を向けないためという説はリクルートワークス社の調査では説明できないように思います。勿論、私自身のデータの見方がおかしいという可能性も充分にあるので、間違っている点は指摘して頂けたら幸いです。

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親のこんな言動で就活生は傷ついている

僕は過去2回既卒者カフェに参加して、既卒で就活する人の話を聞かせていただいたが、その参加者にはある傾向があるように思えた。それは「親子関係が上手くいっていない」ということだ。迂闊にも、元から関係が悪かったのか、それとも就活を機に関係が悪化したのかを聞きそびれてしまった。しかし話を聞くと、就活に関する親子間の話し合い、もっと言えば親の言動により就活生が傷ついていることは事実だったので、その点について触れる意義はあると思っている。


先週火曜に開かれた既卒者カフェで最も盛り上がった話題の一つも、親への不満だった。そして親に不満を持ち、親子関係が悪くなっていくことで、自分が住む家の居心地が最悪とのことだった。家の外では選考で疲れきって、家の内では親との関係の悪さにより神経が擦り減る。これでは、いつ就活生がダウンしても全くおかしくない。ゆえにこの記事では、親のどのような言動が就活生にそのような不満を抱かせるに至ったのかを記していきたい。記事の性質上、どうしても参加者の親批判になってしまうので、特に既卒者カフェに参加した方は多少不愉快に感じる部分があるかもしれないが、そこは大目に見ていただけると嬉しい。


第一に、親によるあまりにも不適切且つ無責任なアドバイスが挙げられる。参加者には関西の大学を卒業し、現在は関東に戻りテレアポのバイトをしている人がいたのだが、その人は親から「関西で就活すれば?」というアドバイスをされた。これは、参加者の出身大学が関西にあるという事情を踏まえてのアドバイスなのだが、しかしこれは、現在関東に住んでいる人間が関西まで出かけて選考を受けるということを軽く考えすぎている。当然、参加者の方は親のアドバイスに対して「お金無いから!」という不満を抱いた。それに加えて、この親は参加者の方に対して「家に入れるお金が少ない!」という不満を表していたとのことなので、「家にお金を入れたほうが良いの?それとも、お金をかけて関西まで足を運んで就活した方が良いの?どっちなの?」と参加者の方が疑問に思ってもおかしくないなと、僕は話を聞いていて思っていた。


第二に、「早く就職しなさい」というプレッシャーをかけてくる発言が挙げられる。例えば「これからどうするの?」という発言にダメージを受けると述べる参加者の方がいた。多分この発言は、いつまでも就職しないで親の脛をかじっている人にかけるのならば効果はあるだろうが、就活に一生懸命取り組みながらも中々結果を出せない人にかけるべき言葉ではないと僕は思う。あと難しいのは、今僕は「いつまでも就職しないで親の脛をかじっている」という言葉を使ったけれど、傍から見たら単にだらけているように見える人でも、実際には就活に疲れて休まずにはいられないケースもあり得るということ。そのケースにおいて「これからどうするの?」という言葉をかけたら、そういわれた人は本当に精神的にパンクしかねない。


親がこのようなプレッシャーをかけてくる理由として、親がそもそも「既卒」という概念自体理解していない、あるいは親に履歴書に空白期間ができることが信じられないという意識があるのではないかという意見が飛び交った。だからこそ、親は既に就職を決めた友人などを武器にして「あの子は働いているけど、あなたはどうなの?」と就職を急かしてくる。こういうことを親から言われると、普段の雑談の中で迂闊に自分の友達の話をすることは出来なくなると思う。すぐ、「あの子は働いているのに、あなたは・・・」という話に持っていかれそうだし。これは最終的には、親子間のコミュニケーションが皆無になることにつながるのではないだろうか。


第三に、親が就活生の「自分は就職先を決められていない」というコンプレックスにつけ込んで、コミュニケーションを有利に進めようとする姿勢が挙げられる。詳しい話は分からないが、ある参加者の方とその親が何か言い争いをしていたらしい。その言い争いは就活とは全然関係の無い話題だったらしいのだが、突然親が「就活どうなんだ!」と就職の話題に触れてきたとのこと。話をしてくれた参加者の方は「今は就職の話は関係ないだろ・・・」とその時の出来事を嘆いていた。この例は稀にしても、特に既卒で就活をする人は少なからず自責の念を抱えていると思われるので、そんな就活生の気持ちにつけ込んで無神経な発言をする親がいてもおかしくないなとは思った。


以上のような話から、会では「親世代の意識を変えないといけない。でも、どうすれば良いんだろう」という話にもなった。会の中で就活が原因の自殺についての話もしたのだけれど、その中である参加者の方が、親が就活自殺のニュースを見て「そんなことで死ぬなんてね~」という認識を示したと述べていた。このエピソードからも、親の意識を変える、というか親にももっと現在の就活について勉強してもらう必要性が伺えた。僕個人の取り組みとしてはこのブログで、親が就活について勉強するにあたって読むべき本を1冊、書評の形で紹介したいと思っている。「就活のバカヤローか」と思われた方もいるかもしれないけれど、それは間違いで、本田由紀先生の「軋む社会」を紹介するつもりだ。それはまた今度。


これまで、全体的に親の無神経な言動を取り上げてきた。ただ一方で、前回の記事で触れたキャリアカウンセラー「ぐる」さんは、あまりにも自分に気を遣いすぎる過保護な親に居心地の悪さを感じる就活生にも会ったことがあるらしく、問題の複雑さを感じさせられた。それでも、「親がこんな言葉をかけてくるのは止めて欲しい」という点で就活生の中で一定の共通認識はあると思うので、それらをまとめていくことには意義があるのではないかと思っている。


「親がこんな言葉をかけてくるのは止めて欲しい」という就活生の声を可視化し、それを親世代に伝え、親世代の意識を高めていくことが必要だと感じてくださる方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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<キャリアカウンセラー「ぐる」さん取材 予告編>取材の目的

8月14日に、中野のカフェで開かれた第七回既卒者カフェに参加してきた。今回も既卒者カフェの様子を引き続きリポートしたいという思いはあったのだが、参加を決めた一番大きな理由は、この回にキャリアカウンセラーの方が参加する予定であることを知ったからだ。それが記事タイトルにある「ぐる」さんなのだが、これは勿論本名ではなくtwitterのアカウント名である。実際にお会いして話したので「ぐる」さんの本名は知っているのだが、個人情報をネットに書くことに少々戸惑いもあるので、一応この記事では「ぐる」さんと表記したいと思う。


「ぐる」さんは企業での人事経験、並びに、とある関東の大学で就活生のキャリアカウンセリングを担当した経験を持つ方だ。なぜ、この人から話を聞きたいと思ったか。それには2つの理由があり、これが今回の取材の目的である。


第一に、「就職担当者の質の高さ、就職課の質の高さ」という言葉における「質の高さ」とは、具体的にどのような言葉に置き換えられるのかを知りたいと思っていた事に拠る。僕は以前から、主にコメント欄を通じて就職担当の人に憤りを覚える就活生の声を目にしてきた。具体的には、「○○学部ってあなたみたいな人が多いのよね。聞きたいんだけど、最近の学生ってどうしてそうなの?自分に自信でもあるの?」と偏見に満ちた言葉を投げかけられたり、ロクに話もしていないのに「君がどうなるか分かるよ・・・」と分かったようなことを言われたりして、就職課に対する不信感を募らせるに至ったエピソードを教えていただいた。


他にも、新宿で開かれた既卒者カフェに参加した際には、現在既卒で就活をしている女性の方が、母校の就職課について「金融や保険に就職するOGが多いので、その方面に関する知識は持っているんですけど、私が志望していた業界(注:確か「広告」だったと思う)に対する知識は殆ど無くて、"他の業種を受けよう"と就職課の人が誘導してくる。特定の業界のみの専門知識に偏っていることが問題だ」と仰っていた。このエピソードからも、大学の就職課が改善すべき点があるように思えた。


僕も以前、「就活生のニーズに応えない"給料泥棒のキャリアセンター職員"」という記事で、質の低い就職課の職員の存在を問題視した。しかし、この記事の大きな弱点は、問題への解決策の提示が「僕が思うキャリアセンターの仕事は、各就活生の考えや精神状態を考慮した上で、その就活生のニーズに応えるアドバイスを提供することだ」という僕の妄想が書かれているに過ぎなかったこと。我ながらこの妄想はそんなに間違っているとは思わないけれど(笑)、独りよがりの見解ではなく、きちんとキャリアカウンセラーの方の話を聞いた上で、場合によっては自分の妄想を補強し、あるいは自分の妄想を修正しようと考えていた。お話を通じて、「就職担当者の質の高さ、就職課の質の高さ」という言葉における「質の高さ」を言語化できるのではないかと考え、この度の会に参加した。


もう一つの理由は、精神的に疲弊した就活生をどうカウンセリングしているのか。その方法論を聞きたいと考えていた事による。前の記事で取り上げた「自殺を考えてしまう就活生」さんが精神的に苦しんでいる理由は、恐らく面接などを通じて他人から否定されるプロセスを繰り返したことで、ひいては自分で自分の存在を肯定できなくなってしまったことにあった。また、このブログによくコメントを下さるPIROさんも、次々と選考に落ちていくことで人間、人格否定をされるような気持ちになることを過去記事のコメント欄で明かしてくださっている。自分の存在が否定されているという感覚が就活生から自信を奪い、自信を失っている状態だからまた選考に落とされる・・・という魔のループがあると僕は前から思っていた。


この点、「ぐる」さんは自身のブログにて、外界の事柄に対し、自分が何らかの働きかけをすることが可能である感覚、即ち「自己効力感」の大切さを語っている。この概念は「ぐる」さんが勝手に発明した概念ではなく、カナダ人心理学者アルバート・バンデューラが提唱したものらしい(http://guruguru1971.tumblr.com/post/16944881157)。「ぐる」さん曰く、この「自己効力感」が無いと「自分に自信が無いため、面接でも苦労することが多い」とのこと。この記述を見て、自己効力感の欠如が人を鬱状態や、最悪の場合自殺に追い込んでしまうのではないかと僕は感じていた。だからこそ、この自己効力感を失っている就活生に対していかなるケアが出来るのかを、「ぐる」さんの経験をヒヤリングすることを通じて知りたかった。これが僕がこの度の会に参加することを決めた2つ目の理由だ。


14日に取材に行った割に記事の公開が遅れてしまったけれど、この週末に公開できればと思う。そして、今回は既卒者の話を聞くことがメインの目的ではなかったが、それでも結果として興味を惹く話を数多く聞くことが出来たので、それらについても公開していきたい。


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