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「凡人内定戦略」の著者・武野さんとお会いして~2013年はもっと上質な記事を書きたい~

前回の記事でも少し触れたけれど、この間都内で「凡人内定戦略」の著者・武野光さんとお会いする機会があった。武野さんがtwitterを通して誘って下さり、僕がそれに応じたという形。約4時間話していたけれど、その時間の長さを全く感じないくらい話は盛り上がり、とても濃密な時間だった。


話題になったことの一つとして「就活(の問題点)について表現すること」が挙げられる。これは僕がブログ、武野さんがブログ・書籍を通じて各々の考えを表現している立場の人間であることから必然的に話題になったトピックで、この点はかなり時間を割いて話した。主に武野さんの体験談から実感したこととしては、「無名の人間が書いた就活に関する文章」を世に広めることの難しさである。


事実、武野さんの著書「凡人内定戦略」の企画書は出版甲子園で準グランプリを獲得するレベルのもので、且つ本のコンセプトも「資格やコネなどがない一般の学生でも、企業から複数内定を獲得するための戦略を解説する」という結構ユニークなものだったにも関わらず、出版に至らせるのは相当大変だったらしい。というのも「就活」は売上がもっとも見込めないジャンルの一つだからだ。就活本の読者層は殆ど大学3年生~4年生に限られてしまうことを考えると、出版社からすると一定の売上があると見込めるのは既に実績を出した有名な人が出す著作であり、無名の人が出す本では厳しいそうだ。本屋に行くとたくさんの就活本を見るし、ゆえに「タイトルに"就活"とついていたら、本出せちゃうんじゃないか?」と錯覚してしまったこともあるけれど(笑)、それは間違いだった。


とはいっても、武野さんは既に1冊本を出した訳だしその評判も上々なので、もう1・2冊ヒットさせてさらに「実績」を作れば、自分の考えを多くの人に届けることができるようになる。贔屓目抜きに「凡人内定戦略」の記述のレベルは高いので(石渡嶺司さんも褒めているhttp://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-319.html)、しょうもない就活本をどんどん淘汰していって欲しいと思っている。


やはり僕も武野さんも累積すれば大量の文章を書いているだけあって、武野さんは既存の一部の就活本、僕は既存の就活の問題点を論じている本の内容に不満を持っていて、代わりに自分が良いと考える主張を表現したいという欲を持っている(もっとも武野さんは別に"就活"にこだわりはないとのこと)。就活本に関しては効果の低いノウハウが効果あるものとして流通しているし、就活の問題点を論じている本に関しては問題の矮小化が普通になされていたりする。後者について言えば、例えば「就活生は大手企業ばかり見て、中小企業を見ない」というよくある主張一つにしても、前回の記事のコメント欄を見ればそれが単純すぎる図式であることが伺えるはずだ。


ただ現実として、上で述べた通り、現在就活本・就活の問題点を論じている本を出し易いのは著名な論者であり、そういう人の声が大きくなってしまう現状には歯がゆいとしか言い様がない。ただ武野さんに関して言えば彼は既存の論者と同じステージで戦えるので、「俗説」を排除して、より多くの就活生の助けとなる書籍を提供していってほしい。また僕も、既存の論者よりも「売れる本」は作れなくても、本に書かれているものよりも優れた意見、本がカバーできていない事情などを記していくことはブログを通じて十分できる。来年は今年よりもさらに、事実や専門知に裏打ちされた上質な記事を書いていきたい。来年もよろしくお願いします!


来年もよろしくお願いします!
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100社受けてすべて落ちる就活生もいる一方で、全く行動しない就活生もいる

マスコミの報道では、しばしば「たくさんの会社を受けているのになかなか内定を取れない就活生」が取り上げられることがある。これに対して、常見陽平さんみたいに「"100社受けてすべて落ちた"という報道をよく目にするが、たいていは就職ナビサイトでクリックしてプレエントリーしただけの数である」という面白分析をもって反論する人もいるが(http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-285.html)、一方で「そもそも、"たくさんの会社を受けている就活生"はそれほどいないんじゃないか?」ということをデータに基づいて主張される方もいる。


サカタカツミさんという方が書いた「"就活できない"就活生が急速に増加中」という記事がある。この記事では、株式会社リクルートキャリアが今年の5月28日~5月31日に「就職活動を行った2013年3月卒業予定の全国の大学生・大学院生」を対象に行ったアンケート調査を根拠に、「(企業が内定を出している場合が少なくない)5月の終わり時点でもなお、約4割の就活生がエントリーシートを5社以下の企業にしか出していない」ということが主張されている。このアンケート調査によれば、エントリーシートを1社にも提出していない就活生もなんと全体の15%を占めている。このアンケートに応える余裕があるのなら、なぜ企業にエントリーしないのか不思議でならない(笑)


また、マイナビが今年の10月29日~11月9日に行った「"2013年卒学生の現状調査"集計結果報告」においても、エントリー数が20社以下だという就活生が全体の約4分の1を占めていることが明らかになっている。これに対して「このアンケートに答えた人たちが、少ないエントリー数で内定を取れたというだけの話なのでは?」と感じる方もいるかもしれない。しかし、未内定者のみに注目した数字を見ると(調査報告のp11)、エントリー数が1社~20社の就活生が27.4%を占めていることが分かるし、そもそも1社にもエントリーしていない就活生も全体の2.2%いる。だから、こんなアンケートに応える余裕があるなら、なぜ企業にエントリーしないんだ(笑)


実はこの間、「凡人内定戦略」の著者・武野さんと都内でお会いする機会があったのだが(この時の出来事については、また後日書きます)、就活生の相談に乗ることが多い彼も行動量が足りない就活生が多いことを指摘していた。中には、就職浪人しているのに半年間で2社しか受けていない人もいたらしい(この点は、ちょっと僕の記憶違いがあるかもしれない)。武野さん曰く「受けてないんだから、受かるわけない」と。サカタカツミさんも自身の記事で「そう、そもそもの問題は"就活しないから就職できない"のですから」と述べている。サカタカツミさんの意見に対しては、「いや、マイナビのデータを見る限りでは、未内定者でも100社以上にエントリーしている人が15%くらいいるので、"そもそもの問題は就活しないから就職できない"なんて言っちゃって良いの?」と言ってやりたいけれど(もっとも、ここでいう"エントリー"の定義がプレエントリーなのか、本エントリーなのかがよく分からないのだが・・・)、それでも就活生が置かれている状況を「みんなたくさんの企業にエントリーして、落とされて大変苦しんでいる」と単純化して語るべきではないという問題意識には同意する。


ここで、これほど「就職が厳しい」と語られているのに、なぜここまで行動量が少ない就活生が多いのかが気になるところだ。この点、サカタカツミさんの記事では「ナビサイトに登録すらできない学生が増えている」という要素が挙げられている。また、武野さんが出会った「就職浪人しているのに半年間で2社しか受けていない人」はアルバイトの都合や金銭面の関係で就活をしている余裕がないと話していたらしい(それに対して武野さんは「2ヶ月くらい必死で金貯めて、その金で就活すれば良いのに」と歯がゆそうに話していた)。その他、マイナビの調査結果によれば、就活生が「選考を受けてみたいと思える企業が少ない(存在しない)」と感じる主な理由として、「希望職種」(26.3%)「希望業種」(23.2%)「希望勤務地」(18.6%)に合致する募集が少ないというものが挙げられている。


もっとも、これだけでは「就活をしていない層」の実態、具体的には「この層にはどういった人たちが当てはまる傾向があるのか」、「なぜ周りが就活をしている中で、この層の人たちは行動しようとしないのか」という疑問は全く解けない。勿論「在学中に就活をしない」と決断した上で行動しないのならなにも問題はないのだが、もし「就職はしたいけど、行動はしない」というスタンスの就活生が多いのならば、それに対してどう対処すれば良いのか。正直この問題に関しては「こういう層に当てはまる就活生の意識が低いだけなんじゃないか?ほっとけば良い」と結論づけても良い気がしているが、その結論に達する前にもう少しこの問題について考えてみたいと思う。


「就活をしていない層」の実態を調べ、可視化するべきだという考えに共感してくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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就活問題を題材に「シングルイシューのセミプロ化」を目指そう

ここ2週間のアクセス解析をチェックしてみたところ、「就職難 原因」、「エントリーシート 無駄」、「就活 自殺」、「新卒至上主義」、「就活 鬱」、「圧迫面接」、「サイレントお祈り」、「面接官 バカ」、「就活 バカらしい」、「就活ビジネス 悪徳」、「就活 気持ち悪い」、「社会はクソ」、「宗教 就職活動」と、現在の就活に不満を抱いていることを表すキーワードで検索をかけてこのブログにアクセスしてくださる方が一定数いることが分かった(ちなみにここ最近で一番多い検索ワードは「説明会 質問」というものです)。やはり現在の就活に違和感を覚えている人はいるのだなということを再確認した。


こうした違和感を社会に訴えかける代表例が、ここ数年行われている就活デモである。去年、今年行われたデモのスタンスとしては「"自分たちがこんなに苦しんでいる"という声を発すること」が重要視されていた。そしてデモの公式ページに記された「どこが悪いかの分析を学生にやらせても意味がない。それを実行する権力もなければ、それを具体的に指摘する社会的背景も持っていないからである。そのような分析は有識者に任せるべきで、有識者による積極的な議論を呼ぶ程度まで運動が盛り上がることが大切」という記述が示しているように(http://hosyukakumei.blog.fc2.com/blog-entry-8.htmlhttp://www.d2012syukatsu.leosv.com/wp/%E8%B3%AA%E5%95%8F%E3%80%80%E7%96%91%E5%95%8F-qa)、自ら問題の所在を分析し、その処方箋を提示する意欲は乏しかったと評価できる。


誤解しないで欲しいが、このようなスタンスが悪いと言いたいわけではない。なぜなら、仮にデモに参加する条件に「就活の問題点、及びその解決策について理解を深めていること」が含まれていたとすれば、デモに参加するハードルが必要以上に上がってしまうことが予測できるからだ。しかし「どこが悪いかの分析を学生にやらせても意味がない。それを実行する権力もなければ、それを具体的に指摘する社会的背景も持っていない」という記述、特に「具体的に指摘する社会的背景も持っていない」という箇所には違和感を覚える。最近就活を経験してきた人たち、あるいはこれからすぐに経験する人たちが「(就活の問題点を)具体的に指摘する社会的背景」を持っていないのならば、一体誰がその社会的背景を持っているのだという疑問を抱いてしまうのだ。


また、「どこが悪いかの分析を学生にやらせても意味がない」というスタンスも個人的には勿体無いと思っている。なぜなら、就活問題は若者が「シングルイシューのセミプロ化」を目指すにあたって最適な題材だと考えるからだ。この「シングルイシューのセミプロ化」は荻上チキさんの著書「僕らはいつまで"ダメ出し社会"を続けるのか」で取り上げられている概念で、その意味は「どんな分野でも良いから何か一つの社会問題にアンテナを立て、エヴィデンス、エシックス、ソリューションに関心を払い、その分野における"部分的に優れた圧力"を発揮したり、情報発信に勤しんだりすること」である。全部の社会問題に関して詳しくなり、且つ自分なりのソリューションを編み出すことは困難なので、まずは一つの問題について詳しくなってみようというのが荻上さんの提案である。


そしてすぐ上で触れたように、その「一つの問題」として「就活問題」をピックアップすることは若者にとって効果的なのではないかと思っている。そもそも起業したりする一部の人を除いて多くの人は「就活」をしているだろうから、問題について馴染みがあり取っ付きやすい分野だと思うので(勿論「就活には問題なんて一切ない」という結論に達する人もいるだろうけど、それはそれで構わない)。社会問題の中には問題の所在を理解するための予備知識が必要な分野も多数あるだろうけれど、若者にとって「就活問題」は特に予備知識を蓄える努力をさほどせずとも一定の意見を言えるトピックだと考えられるので、アンテナを立てる対象としては最適なのではないだろうか。


また、自分自身ブログを書いていて実感したことでもあるが、「就活問題」という一つの問題を調べてみることで、教育・労働問題についても派生的に関心を持つことが出来る。例えばブラック企業の存在は就活生の進路選択に大きな影響を与えるので、労働環境の整備も考えなければいけないな・・・とか。そして、教育・労働問題に関心を持ったことで、また別の分野に関心を持つに至る場合もあるだろう。荻上さんの本には書かれていなかったが、僕としては一つの問題に注目することにより、結果として関心領域が広がっていくという効能こそが「シングルイシューのセミプロ化」の最大の魅力だと思っている。


さらに若者が「就活問題」にアンテナを立てることが「好ましい」というレベルを超えて「必要性」もあると僕は感じているのだが、その理由として「現在就活の問題点を指摘する論者も、実のところそんなに大したことを言っていない場合がある」という事情が挙げられる(笑)正直、そういう論者によって書かれた本を読むよりも、当ブログのライターページ(http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-category-34.html)に寄せられたエピソードを読むほうがハローワーク・大学の就職課の問題点が分かったりして個人的には勉強になっているくらいだ。論者の人たちは精々「就活生の目を中小企業に向けさせよう!」というレベルの提言を発しているくらいで、問題の中身をあまりカバーできていないと僕は感じている。就活問題は特に「プロ」と「素人」の境目がない、もしかすると「素人」の方がより適切な提言をすることができる可能性がある分野なのではないかとすら思っている。最近投稿がなくて寂しいのだが(笑)、もし就活に違和感を覚える人がいれば「就活への不満、怨念をこのブログに寄せてみませんか?~ライターページ開設のお知らせ~」という記事に書かれた注意書きを参考にした上でライターページにエピソードを投稿し、「シングルイシューのセミプロ化」への第一歩を踏み出して欲しい。


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<ネタ>赤裸々すぎる「パソコンお直し隊」の求人情報

就活生が企業に対して強く思うことの一つは「企業は説明会で良いことしか言わない。もっと悪い点も言うべきだ」というものだろう。多分「完璧な会社なんて無い」ということは皆分かっていて、ゆえに会社の良いところばかり聞かされると会社に対して「肝心なところを隠している」という不信感を抱くのかもしれない。ただ、あまりにも「会社の悪いところ」をオープンにされると、それはそれで困るなということを最近あるページを見て実感した。


私事だが、僕のパソコンの液晶はもう寿命らしく画面に縦線が何本も写っているのだが、ここ最近線がさらに増えてきたのでどこかに修理に出そうと考えていた。そして、現在修理先の第一候補として考えているのが「パソコンお直し隊」というノートパソコン修理店なのだが、店のホームページを見ていたところ求人募集も載っていることに気がついた(http://www.note-pc.biz/kyujin/kyuujin.html)。そして、その求人情報がなかなか異端だったのだ。


まず目に付くのが「"何となく興味があるし。。""何か、おもしろそな会社だし。。"といった方、安易な気持ちの方は、お断りしております。お預かりしているお客様のパソコンに不手際を起こしたり真剣に働く、他のスタッフに迷惑が掛かるためです。育成期間中に、安易な気持ちで働きたい方が浄化される仕組みがあります」という記述。文字を打ちながら僕の手も若干震えてきている(笑)一体、どんな仕組みがあると言うんだ。


もっとも「安易な気持ちの人に来て欲しくない」という気持ちを店が持つのは当然のことだろう。ゆえに、この点に関してはそれほど問題とは感じない。ただ、さすがに「いくらなんでも、これは問題がありすぎじゃないか?(笑)」と驚いたのが「スタッフ社内アンケート」の結果を公表しているページを見たときである(http://www.note-pc.biz/kyujin/enquete.html)。このページにはスタッフが回答した「会社の良いところ&会社の悪いところ」がそれぞれ100個以上載っているのだが、この「悪いところ」がなかなかおかしなことになっている。それらを一部紹介したい。

・会社の方針がネガティブなものが多い

・コミュニケーション不足による仕事結果にズレが生じる

・残業が多い、帰宅時間を過ぎているのに仕事を振る人間がそれを把握していない

・給料日に給料が振り込まれないことがある。振り込み金額を間違えることも多い

・一部の人間の暴言が目立つ、不快

・アルバイトなのに過剰に責任を押し付けられる

・マニュアルに不備が多い、アップデートされない

・自分が少し動けば済むことを周りに押し付ける人が多い

・毎日のレポートが色々あります。手書きなのでちょっと大変です。

・社長の一存でシフトを削られる、「シフトにいれない」と言われるので安心して働けない

・遅刻、欠勤率が高い

一体どうなってるんだ。


しかも、これだけネガティブな要素が挙げられているのに、「良いところ」に「働いている人たちはとても感じが良いです」、「スタッフの感じが良くなじみやすい」と書かれていたりするし、職場の雰囲気が良いのか悪いのかがよく分からない。「会社の悪いところをもオープンにする姿勢」はとても素晴らしいと思うのだが、さすがにここまで悪いところがあると・・・。ホームページには「この結果を受けて良いところは更に良く、悪いところはスタッフ全員で改善していかなければいきませんね」と書かれているけれど、当然そうすべきだろう(笑)上記のようなデメリット満載の環境で、どうやったら継続的に働けると言うんだ。


勿論どんな会社にも何かしらの欠点はあるはずなので「完璧な環境」を整備することまで各会社に求める必要はないと思う。しかし、言うまでもなく限度というものがある。「パソコンお直し隊」の職場環境の実態は全くわからないので偉そうなことは言えないが、どうか「求職者に会社の悪いところをもさらけ出す」という誠実さを職場環境の改善にも活かして欲しいところだ(笑)


「パソコンお直し隊」の求人情報の赤裸々さは素晴らしいが、さすがにもっと職場環境を改善したほうが良いだろうという考えに共感してくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします(※コメントは今夜まとめて返します!)。
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「一気飲みを他人に強要することを禁じる」ルールの導入が進めば良い

昨日、毎日新聞で「急性アルコール中毒など無理な飲酒による事故で死亡した大学生や未成年者が今年6人に上っている」という「イッキ飲み防止連絡協議会」の発表が報じられた。この協議会は「イッキ飲ませで子どもを失った親」が中心になって設立されたものであり、同じような悲劇を繰り返さないためにもイッキ飲み・イッキ飲ませを防止する各種活動に取り組んでいらっしゃるらしい。


この毎日新聞のニュースでは「大学生や未成年者」の被害について取り上げられているが、協議会のホームページを見ると企業でも同様の問題が起きていることがわかる。ホームページに掲載されている牧野拓之さんのケースを紹介したい。

1995年4月8日、三井物産の寮での新人入寮歓迎会の席上、8人の新入社員は15人の先輩から「伝統」に従い、優勝カップになみなみとついだビールを順番にイッキ飲みさせられた。しかし拓之さんだけがビールにウィスキー丸々1本を混ぜたもの(約3リットル)だった。この数日前に行なわれた飲み会で、拓之さんが飲める体質であることは先輩に分かっていたが、「でも、ウィスキーはダメなんですよ」ともらしたことを覚えていた先輩が、拓之さんの時だけ故意にウィスキーを混入したという。非常に悪質なケース。「前の2人はビールだけのやつさえ飲めなかった。それで2人の分も飲め」と言われ、大いにはやしたてられて、拓之さんは一息に飲み干し、そのままこん倒。風呂場へ連れて行かれるが、吐くこともできず意識も全くなかった。救急車が呼ばれたのは午後8時50分。救急隊到着時にはすでに拓之さんの心臓と呼吸は停止状態。いったん病院での電気ショックで心臓は動き始めたものの、自力呼吸はできず、人工呼吸器をつけたまま。「私たちが病院にかけつけると、先生から“社会復帰はできません”と言われました。CTスキャンを見せてもらうと、脳は通常の半分くらいに縮み、まっ黒になっていました...(お父さん談)」。入院して6日後の4月14日に亡くなった

一応、三井物産側は管理責任を認め遺族に口頭で謝罪し、約9千万円の損害賠償金を支払ったそうだ。恐らく問題が明るみになっていないだけで、似たようなケースは多くの企業で起こっているのではないか。


実際に、最近このブログと相互リンクをさせていただいた「"ゆとり世代"と呼ばれる者から見る社会」というブログにも次のようなエピソードが紹介されている(http://antiblack.blog.fc2.com/blog-entry-3.html)。

飲み会の席では酒の強要などよくある話。強い人は激しく飲まされ、弱い人も「1杯だけでいいから!」とか言われ飲まされてそのままずるずると。体に悪い影響はあっても、いい影響は僅かたりとも存在しないと言っていいでしょう。

私の以前居た会社では、平日真ん中の水曜日だろうと飲み会、週末は当然飲み会と飲み会だらけでした。私は結構酒が飲める方なので「期待の新人だ!」なんてもてはやされながらバカ飲みさせられました。飲みの時間中にトイレに行った回数は1回の飲み会につき5回以上でしょうかね。(お小水的な方で。)頼んでない酒もどんどん来て飲まされるわ見世物状態でした。自分はゲ○を吐きこそはしませんでしたが、翌日になっても頭痛が酷くて、仕事のある日なんか仕事にすらなりません。

そして、引用元のブログの管理人である「しゃちょう」さんはこうした飲み会が原因だったのか、肝機能を悪くし医師より禁酒令が出されたらしい。酒が飲める「しゃちょう」さんですらこうして体を壊してしまったわけだから、これがもし酒が弱い人だったらどうなっていたのだろうと思う。僕自身も酒が飲める方ではないので(ただ幸運なことに、飲むことを強制されるコミュニティは回避できています)、他人事とは思えない。というか、「酒が多く飲めること」をもって「期待の新人だ!」と言ってしまう人たちの感覚は狂っているだろう。全く意味がわかりません。


誤解しないで欲しいが、酒をたっぷり飲みたがっている人が実際に浴びるように酒を飲む分には全く問題はない。ただ、飲みたがらない人に、あるいは体質的に飲んだらマズい人に無理やり飲ますという行動はどう考えてもおかしい。「みんなも飲んでるんだから、お前も飲めよ」という同調圧力的な空気が飲み会に蔓延しているということなのだろうか。先述の通り、僕は飲むことを強制されるコミュニティを回避できているのでその点は分からないのだが・・・。


僕個人としては、酒を全く飲めない人には全く飲ませない、弱い人には「ちょっとだけしかつがないから一杯だけどう?」と問いかけた上で"yes"なら酒をつぎ、"no"ならつがない・・・という心構えを飲み会参加者各自が持てばそれで十分かなと思っているが、もっと大胆なことをやっている企業もある。それはサムスン。全職員を対象とした大々的な「飲酒文化改善キャンペーン」において、一気飲みを自らしたり、他人に強制したりすることが禁じたのである(http://www.j-cast.com/kaisha/2012/09/28148073.html?p=all)。サムスンの役員は「今のような飲酒文化のままでは超一流企業として残れない」と危機感を顕にしたそうだ。


こういう禁止令が発表されるということは、裏を返せばそれだけこれまでのサムスンの飲み会の様子がひどかったのだと想像するが、それでもこういう禁止令を発表するのは良いことだと思うし、このサムスンの取り組みを羨ましいと感じる人はそこそこいるのではないだろうか。僕としては酒が強い人は別に一気飲みしても良いと思っているのでサムスンのルールそのものは少々厳格すぎると感じるが、「一気飲みを他人に強制することを禁じる」という部分には全面的に賛成だし、日本企業もこうしたルールを導入するべきだと思っている。


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ビッグマックの無料券?店員を苦しめてまで、そんなものは欲しくない~マクドナルドの60秒キャンペーンはおかしい~

ずいぶん前に「"カスタマー・ハラスメント"の撲滅により、就活生・労働者が得られる利益は大きいはずだ」という記事を書いた。この「カスタマー・ハラスメント」というのは、簡単に言えば、客の「自分はお金を払っている客なんだから、店員は俺のどんな要求も呑め」という態度のことをいう。客自身が自分のことを「神様」かなんかと勘違いして、大したお金も払っていないくせに、従業員に過剰なサービスを求める場合が少なからずある。これは本当に恥ずかしいことだ。


僕個人としては、カスタマー・ハラスメントの撲滅により得られる利益は大きいと考えているので、上記のような客の態度はとことん非難すべきだと考えている。利益の具体的な中身としては「従業員が過剰なストレスを感じずに働くことが出来る」、「対人スキルが著しく高い人でなくても、労働市場へ参入しやすくなる」といったものが挙げられるだろう。一方でデメリットは「客がわがままを言えなくなる」というものくらいで、そして当然「わがままを言う客」の利益を考慮する必要なんか微塵もない(笑)僕は客の意識としては「お金を払った以上、そのお金分のサービスはきちんとやってもらう。ただし、支払ったお金に見合わない過剰なサービスを求めることは避ける」というものが、そして企業の意識としては「客が従業員に度を越えた要求をした場合、会社として客に対して毅然とした態度を取ろう」というものが広まれば良いなと思っていた。


しかし、この考えと逆行するニュースを昨夜見つけた。それは日本マクドナルドが発表した「"ENJOY!60秒サービス"キャンペーン」というサービスの実施である。これがどういうサービスなのかというと「店頭での会計終了後、60秒以内に商品を提供できなければ、"ビッグマック"などのハンバーガー(一部商品を除く)の無料券をプレゼントする」というものである。実施期間は2013年1月4日(金)~1月31日(木)の午前11時00分~14時00分となっている。


もともとマクドナルドは「メイド・フォー・ユー」システムという、客が注文をしてからハンバーガーをつくりはじめ、且つ客をできるだけ待たせずにそのハンバーガーを渡し、客に「できたてのおいしさ」を味わってもらうことを図るシステムを採用していた。そしてこの度の「ENJOY!60秒サービス"キャンペーン」の趣旨は「温かくおいしい出来たての商品を、スピーディーにご提供するマクドナルドの"メイド・フォー・ユー"システムを、ゲーム感覚で楽しみながらお客様に改めてご体験いただく」というものらしい。ちょっと何を言っているのかわからない。


ゲーム感覚で楽しむ・・・?これはつまりマクドナルドとしては客が「店員さん、はやくハンバーガー持ってきて!5、4、3、2、1・・・はい、アウトー!(笑)残念でした(笑)」という形で楽しむとでも思っているということだろうか。僕だったら、無料券を出さないように店内を奔走する店員の姿を見て楽しむことなんか全くできないのだが・・・。確かにあまりにも商品が提供されるのが遅くなるのは嫌だけれど、それでも何か事情があるなら多少遅くなるのは仕方ないし、無理に商品を迅速に提供する必要はないと思っている。ちなみに、このサービスは「マクドナルド六本木ヒルズ店」では既に昨日から始まっており、「マクドナルド御堂筋周防町店」も今日から始める予定らしい(この2店でのみ先行実施されている)。従業員の方々には、本当に同情する。


救いだったのは、ヤフコメやニコニコニュースに寄せられたコメントを見る限りでは、このマクドナルドの取り組みに否定的な声が多数あったということ。「こういうバカなことはやめなさいよ。ウチは商品と従業員を粗末にしてますと言うようなものだぞ」、「かわいそうにな。対応するバイトの身になれってんだよ。某電気店とかもだけど、バカで俗物な客を甘やかす所はロクなもんじゃないな」という会社を非難する類のコメントには本当に共感できた。だから、そもそもお昼にマックにはあまり行かないけれど(笑)、もし行って商品が提供されるまでに60秒以上かかったとしてもビッグマックの無料券は受け取りたくない。正直、この企画を考えた人は一度ヤフコメやニコニコニュースに寄せられたコメントを見たほうが良いと思う。

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就活に悩む女性を狙う男たち

少し前に「就活論を熱く語ってる人間には、それでメシ食ってる人間か、女子大生と一発ヤリたい人間くらいしかいない」というエントリーが話題になった。このエントリーの主張の核は「問題点としては、学生が人生における重要な意思決定をするために集めなければならない情報をさぼって集めないで、お膳立てされた安直かつ低コストの情報源のみで求めることにある」という極めて真っ当なもので、エントリーのタイトルにある「女子大生」云々の話は特に書かれていない。ただ実際「一発ヤリたい」という欲まであるかどうかは置いておいて、就活に悩む女性を狙う男はそこそこ存在するように思われる。


最近もポストセブンに「就活女子大生 大手広告代理店社員に誘われ鍋料理作らされる」という記事が載った。これはある女子大生が知り合いの大手広告代理店の男性から「広告業界に興味のある子を集めて。マスコミに出ない話を教えてあげるから」と言われて女の子4人で代理店の人が住んでいる高級マンションに行き、そこで鍋を作らされたり、男性陣から自慢話をされたという話。この話のオチとして、女の子4人で帰っている途中に可愛い子にだけ「まだ飲みたいから、みんなに内緒で戻っておいでよ」というメールが男性から来たというものが挙げられている。要は、広告代理店の男性からすれば別に就活の相談云々はどうでもよく、ただ可愛い子と一緒にいられればよかったということだろう。


まぁ、このケースは女子大生と問題の広告代理店の男性が知り合いということで、それほど大問題に発展するリスクはないといえるかもしれない。ただ、ポストセブンの記事に載っている「大手商社に勤める男性をOB訪問したところ、わざわざ私の誕生日を指定して食事に誘ってきました。就職のためと思って仕方なく会うと、プレゼントまで渡そうとするのでドン引きしました。受け取るのを断わると気まずくなり、就活のアドバイスもいい加減になりました。それ以来、何度かメールがきましたけれど無視しています」というもう一つのエピソードのように、運が悪ければ結構な面倒事に巻き込まれるリスクも考えられる。


実際に数年前、三菱東京UFJ銀行の行員がリクルーターを装い女子大生をカラオケ店に連れ込み「内定がもらえるよ」と言いながら無理やりキスするなどのわいせつ行為に及んだという事件も起こっている(http://www.j-cast.com/2007/05/21007779.html?p=all)。上の大手広告代理店、大手商社の男性もなかなかどうしようもない人だと思うけれど、この行員は本当に「腐りきっている」としか言いようがないレベルだ。一方で、泣き寝入りをせずにきちんと被害届を出して事を公にした女子大生は立派だと思う。この記事に登場した大手広告代理店、大手商社、三菱東京UFJ銀行の行員よりもこの女子大生の方が「社会人」と言うにふさわしい・・・って当たり前ですね(笑)比べるのも女子大生に失礼な話だ。


就活生の「内定が取れるか不安」という心に付け込んでやりたい放題やる人の存在は、いくら周知しても周知し過ぎということはない。被害の程度に優劣をつけるようでアレだが、特に最後に取り上げたりクルーターの事件のようなケースは女性を精神的に傷つける程度が非常に大きいと思うので、この点に関しては大学辺りが注意を喚起しても良いかもしれない。また、女子大生の側も可能な限り、しょうもない男性社員から自分を守る行動をすることが望ましい。トラブルに巻き込まれた際の相談窓口を見つけたら、後日この記事に追記したい。


あ、すぐ上で「しょうもない男性社員」と書いたけれど、弱みに付け込んでくるのは社員だけではなく、就活コンサルも可能性として考えられる。思うに、スタッフが男性のコンサルタント「のみ」で「女性の就活生の相談に乗ります!」と言っている人がもしいるとすれば、それは相当怪しいのではないだろうか。勿論女性スタッフがいれば安心かというとそんなに話は単純ではないが、こういう場合は特に警戒すべきだと考える。


最後に北野武さんの著書「超思考」における次の記述を紹介したい。

本当の本音なんてものは、だいたいが身の蓋もないものことばかりだ。腹が減ったとか、あの女とやりたいとか、糞がしたいとか、金が欲しいとか、酒が飲みたいとか。下半身の話、下品な話は、まず掛け値なしの本音だろう(中略)葬式で泣き崩れる未亡人を見て「あの人はこれからどうやって生きていくんだろうと思うと、可哀想で涙が出た」というのが本音であるとは思えない。慰めるふりをして、隙あらばなんとかしてしまおうというのが男の本音なのだ。


三菱東京UFJ銀行の行員が起こした事件を周知させ、「就活に悩む女性を狙う男たち」の存在を浮き彫りにすることが必要だという考えに共感してくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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就活塾が発する「就職活動の結果次第で、あなたの今後40年が左右されます!!」というメッセージの暴走に歯止めをかけよう

かの有名なテラケイさんのツイートを見ていたところ、「就活生の不安を煽るチラシ」について取り上げられているものがあったので思わずリツイートしてしまった。画像を見てもらえればわかるけれど、チラシには「そのエントリーシートでだいじょうぶですか?」、「~なエントリーシートは落ちます!」など就活生に不安を芽生えさせるに十分な文句が書かれている。これはビジネスだから仕方ないのかもしれないけれど、そのような気持ちと同時に、去年「いまの就活を知ってください」という運動の中で訴えられた「就活生の不安を煽って、市場を拡大させようとする人達多過ぎ。文房具、化粧品、紳士服、コンサルなどなど。もうやめてください」という嘆きが思い出される(ちなみにこれは、このブログでも取り上げたことがある「凡人内定戦略」という本の著者、武野さんによる訴えですね)。


画像を見て「許容範囲を超えている」と個人的に感じた記述が「就職活動の結果次第で、あなたの今後40年が左右されます!!人生の関ヶ原はイマ!!」というものだ。チラシの画像をよく見てみると、これは「アミクル」という就職活動支援スクールのチラシだと思われるが、そのスクールのホームページにある「アミクルからのごあいさつ」を見ても「就職活動は、あなたの一生を決める大事なイベントです」、「不安を抱えたままで、一生を左右する就活に臨んで大丈夫ですか??」、「中学・高校・大学受験で学習塾に通うように、一生を決める大事な就活にむけて、スクールに通うことは、常識になりつつあります」と、執拗に「就活が一生を決める」ということが就活生に訴えかけられている。「一人でも多くの就活生を集めたい」というスクール側の意図は分かるけれど、これはさすがに言いすぎなんじゃないかという気がする。


仮に「就活が一生を決める」というメッセージが真実ならば、就活生を追い詰めるとしてもそういうメッセージを発することは問題ないと思っている。しかし現実には「新卒でどうしようもない会社に入ったけど、転職で普通の企業に移れた」、「希望の会社に入ったけれど、違和感を覚えて会社を辞めた」というケースはいくらでもあるだろう。珍しく海老原嗣生さんの本の内容を好意的に紹介すると(笑)、学術的にも「20代若年層の転職は昔から盛ん」という研究はあるらしく、そうした研究を踏まえて海老原さんは「終身雇用を正確な表現に訂正しよう。これは、"若年時には数回の転職を行うこともあるが、30代までには終のすみかを決め、その後は定年まで一つの会社にとどまること"が正確な表現と言える」とまとめている。以上から「就活が一生を決める」というメッセージは誤りだと思うし、さすがに「誤りの情報」をもって就活生の関心を引きつけようとするのはいかがなものかと感じるわけである。


加えて、「就活が一生を決める」というメッセージが就活生に与えるであろう影響も見過ごせない。確かに、こうしたメッセージから「就活生の緊張感を高める」という意義を見出すことはできなくもない。しかし、その意義と比較して「"就活に失敗したら、人生が終わる"という恐怖感を就活生に植え付ける」というデメリットがあまりにも大きすぎる。しかもすぐ上で述べた通り「就活が一生を決める」というメッセージは誤りなわけで、そんなメッセージによって就活生の不安が増長される現状があるとすれば、それは如何なものかと思う。


こういうメッセージを就活生に投げかける動きがあることがわかると、ますます「回り道したけど、なんだかんだで人生生き抜けてます!」という方向性のメッセージもどんどん可視化していく必要があるのではないかと感じた。その一例として、既卒者カフェのリレーブログのNO.14の記事に記されている「去年僕が入院した病院の看護師さんは、在学中は公務員になろうとして勉強してたけど、結局公務員にはなれなくて、大学を卒業してから看護学校に入って勉強して看護師になった」という記述が挙げられる(http://kisotu.xii.jp/modules/blog/?p=287)。大学生の自殺や「心を病む就活生」の存在などが社会問題として深刻化してきてしまっているが、「就活が一生を決める」というメッセージの暴走に歯止めをかけることも、この問題の改善につながる一つの手段だと僕は考えている。 


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倫理憲章にサインしていながら、大学の試験中に面接・参加しなければ選考に進めない会社説明会を実施している企業を批判すべきだ

倫理憲章をめぐる話というと「12月1日に会社説明会解禁!」だとか「4月1日に選考が解禁!」といった「時期」の話がクローズアップされがちである。しかし当然ながら、倫理憲章の規定はこうした「時期」に関するものだけではない。倫理憲章の本文を見ると、この憲章の一番の趣旨は「大学の学事日程を尊重すること」にあるように思われる(http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2011/015.html)。


実際に、憲章本文の「2.正常な学校教育と学習環境の確保」という項目においては「採用選考活動にあたっては、正常な学校教育と学習環境の確保に協力し、大学等の学事日程を尊重する」という記述が見られる。さらに「3.採用選考活動早期開始の自粛」という項目においても「学生が本分である学業に専念する十分な時間を確保するため」、「広報活動の実施にあたっては、学事日程に十分配慮する」という記述が見られる。


加えて、なぜかこのブログ以外では殆ど触れられない「採用選考に関する企業の倫理憲章の理解を深めるための参考資料」を確認しても、「(1)広報活動とは」の項目に「実施にあたっては、その後の選考活動に影響しない旨を明示するとともに、土日・祝日や平日の夕方開催など、学事日程に十分配慮することが求められる」、「(2)選考活動の開始時期について」の項目には「ただし、WEBテストやテストセンターの受検、エントリーシートの提出など、日程・場所等に関して学生に大幅な裁量が与えられているものについては、学事日程への影響がない場合もあるため、当該活動が早期開始を自粛すべきか否かの検討を行う際には、倫理憲章の趣旨を十分に踏まえた上で、各企業が活動の実態に合わせて適切に判断することが求められる(→これは裏を返せば"学事日程への影響がある"選考活動は慎むべきだと解釈できるだろう)」という記述が見られる。このことからも、「企業が12月1日以前に会社説明会を開いたぞ!」、「4月1日以前に面接をやっているぞ!」という暴露大会にとどまらず、「倫理憲章にサインしている企業の採用活動が大学の学事日程を尊重しているか否か」という観点からの観察が必要だと思われる。


この問題意識からもっとも注目すべきことは「倫理憲章にサインしている企業が、大学の試験中に採用活動を行っているか否か」という点である。勿論倫理憲章上、企業の広報活動は12月1日に解禁されている訳で、大学の試験が行われている1月~2月の初めに会社説明会を開くことは何ら問題ないという意見もあるかもしれない。また、当の就活生自身も企業理解のために出来るだけ多くの企業の説明会に参加したいと考えているはずだ。ただそれを踏まえても、さすがに大学の試験中に「面接、もしくは"参加しなければ選考に進めない会社説明会"」を実施している企業は大学の学事日程を無視しているという意味でも、学生に不利益を蒙らせているという意味でも非常にまずい。一体なぜ倫理憲章にサインしているのだと聞きたくなる。


言うまでもなく「面接、もしくは"参加しなければ選考に進めない会社説明会"」は選考プロセスに乗るためには参加せざるを得ない類のイベントだ。そうしたイベントがテスト期間中に開かれてしまっては、学生はテスト勉強と並行してこうしたイベントに参加せざるを得なくなり、彼ら・彼女らの負担は非常に重くなる。これに対して「学生が勝手に参加しているんだろ」と言う意地悪な人がいるかもしれないが、すぐ上で述べた通り、これらのイベントに参加しなければエントリーができなくなるのだから、学生からしたら多少無理をしてでも参加することが実質的に強制されている。こうした状況は是正されるべきだ。


何かの雑誌で読んだ気がするが、大学の職員も「テスト期間中に説明会を開くのはやめてくれ」と訴えているのを目にした。この問題については、学生ではなく大学の人たちがもっと声を上げるべきだと思っている。当然ながら14卒の学生はまだ「テストと就活の両立」をやったことがないのだからその大変さを知らないわけで、ゆえにその大変さを訴えるはずがない。だからこそ、例年学生を見ている大学の人が率先してこうした問題を可視化するべきだし、それは大学の責任なのではないかと考えている。

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倫理憲章に違反している企業を公表するのはまずいのだろうか

現在の倫理憲章が機能不全に陥っていて、企業が水面下で憲章に反する行動を行っていることは多くの人が知っている。そして、そうした現状を受けて「倫理憲章に罰則規定がないこと」を問題視する声もある。


確かにこうした声は正しい。ただ一方で「"就活の専門家"と言われる人が倫理憲章にサインしていながら、水面下で倫理憲章に反する行動をしている企業名を公表すれば、それが実質的に企業への抑止力になるのではないか」と僕は考える。しかし、残念ながらこうした動きはさほど活発ではなく、それが倫理憲章に関する問題が温存されている原因の一つなのではないかと感じてしまう。


そもそも倫理憲章違反が横行している現状を指摘している識者は常見陽平さんくらいしかいないのではないかと感じていて、その時点で若干頭が痛くなるのだが(笑)、その常見さんの記事を見てみると少々物足りない点がある。例えば「焦る企業続出、倫理憲章ってどうなの?」という記事の冒頭の記述を見てみたい。

昨日聞いた、ひどい話です。倫理憲章にサインしている大企業が、学生に内定を出し、すぐに入社を決意するよう促しました

結構問題がある行動だと思うけれど、記事のその後の記述を見ても、肝心の倫理憲章に違反した企業名は出てこない。また、「正直者がバカを見る――経団連は倫理憲章を廃止せよ」という記事も肝心なところには踏み込んでいないのでは?と思わせる記述がある。

もう既に「内々定」が出ている。倫理憲章にサインしていない外資系企業やベンチャー企業だけではない。私が把握しているだけでも、倫理憲章にサインしている大手生命保険会社、大手鉄鋼メーカー、都内の鉄道インフラ企業は一部の学生に内々定を出している

見ての通り「大手生命保険会社、大手鉄鋼メーカー、都内の鉄道インフラ企業」と、企業名を直接書いてはいない(ちなみに3月23日に書かれた「焦る企業続出、倫理憲章ってどうなの?」という記事には「私は経団連批判、倫理憲章批判をしたいわけではありません。守れない約束なら、見直しをかけるべきではないかと言いたいのです」という記述があるのに、その約1週間後に書かれた記事のタイトルが「正直者がバカを見る――経団連は倫理憲章を廃止せよ」となっているのには笑いました)。


確かに企業名を公表することで、情報を提供した就活生が絞られてしまうという危険性は考えられる。しかし、それは「4月以前に内々定を出そうとしている企業」を取り上げるからそういう危険性が生じるのであって、例えば「2月、3月に面接をやっている企業」の名称を公表するという形の問題提起ならば情報源の就活生が特定される危険性はほぼゼロだろう。情報源は選考に通過している人なのかもしれないし、あるいは面接には行ったけれど選考に落ちた人なのかもしれない訳だが、その点は企業からすれば特定できないだろう。ゆえに、なぜ「倫理憲章にサインしていながら2月、3月に面接をやっている企業」の名称が公表されないのかと感じていて、その点に物足りなさを感じている。


もっとも企業名を指摘した上で問題提起をする記事もある。「倫理憲章の上手なすり抜け方 日本生命のケース」という記事では、タイトルにある通り「日本生命の"採用目的のfacebookページの開設"が倫理憲章上グレーなのではないか」という考察が載っている。また「倫理憲章破り? あの大企業がもう内定出した」という記事では、ソフトバンクが既に大学3年生に内定を出しているケースが指摘されている。ただ、日本生命のケースはそもそも倫理憲章に違反しているかどうかが曖昧だし、またソフトバンクはそもそも倫理憲章にサインしていない。こうした企業名すら公表するくらいなら、より明確な違反である「倫理憲章にサインしていながら、水面下で4月1日以前に選考を行っている企業名」を公表するべきなんじゃないかと思うのだが、一体どうなっているのだろうか。


かく言う僕もこのブログで倫理憲章に違反している企業名を書かないでいて、その理由の一つには間違いなく「自分の覚悟のなさ」が挙げられるのだが、その他にも責任転嫁するようで嫌だが常見さんの記事の書き方を見て「企業名を書いたら何かまずいことがあるのかな?」と感じていることも挙げられる(あと「ライターページ」に関して言えば、読者から投稿されたエピソードが「デマ」である可能性を考慮して、企業名を公表しない方針を採っています)。ただ最近、渡邉正裕さんの次のツイートを見て、企業名を公表することはまずくもなんとも無いんじゃないかと感じるようになった。なかなか過激な発言だけれど、確かに渡邉正裕さんが運営する"my news japan"では例えばユニクロが名指しで批判されている(http://www.mynewsjapan.com/reports/1607)。これに倣えば、確固たる証拠を有している場合であれば、「この会社が倫理憲章に反する行動をしていますよ!」と問題提起することも問題ない気がするのだけれど、どうなのだろうか。なんか、常見さんの記事を読んでいてもただの「暴露大会」をやっているだけのようにしか感じられないし、彼の記事で何かが変わることはありえないと思っている。


最初の段落で「現在の倫理憲章が機能不全に陥っていて、企業が水面下で憲章に反する行動を行っていることは多くの人が知っている」と書いたが、その記述通り、倫理憲章違反が横行していること自体は「就活のプロ(笑)」じゃなくても皆知っている。ゆえに、その違反が横行していること自体を取り上げることには大して価値はなく、「違反をしている企業名」だとか「倫理憲章があることを前提として、それをどのように運用していくべきか」などの視点を盛り込んでこそ初めて価値が出てくると思うのだが、常見さんの記事には「見直しをかけるべきではないか」という誰にでも言えるようなことしか書かれていないので、一体どうなっているんだと思っている。個人的には特に「"倫理憲章違反"の中でも、特に大学や学生に大きな不利益を蒙らせる違反を優先的に批判していくべきだ」という記事で記したように、大学の学事日程中に面接や、参加必須の説明会を開く企業名は特に倫理憲章の趣旨を没却しているとして、その企業名を公開できればなぁと考えているが・・・やって良いものなのだろうか(笑)もしやれれば、それは学生・大学の利益になると思うのだが・・・。 


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