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「日本の就職活動はおかしい、茶番だ」という発想が、そもそも社会人・政治家にあるのか

地味に、ブログをマイナーチェンジしています。これからまた、ブログのタイトルすら変わるかもしれません(笑)まだまだ方向性を模索しながらも、更新は続けていきたいと思います。


●「日本の就職活動はおかしい」という感覚

今更僕が語るまでも無く、現在の日本の就職活動はおかしいという声が段々強まっている。
試しにgoogleで「就職活動 おかしい」「就職活動 馬鹿らしい」「就職活動 茶番」「就職活動 気持ち悪い」、「面接官 ムカつく」などと検索してみたら、実に多くのページがヒットして面白かった。もちろん、就職活動というものを全面的に否定するのは間違っているかもしれないけど、現実として多くの人が現在の就職活動のシステムや、採用活動に参加される社会人(面接官)に不満を抱いている場合が多い、という事実から目を逸らすべきではないだろう。


ちなみに興味本位で英語で「job hunting sucks」(訳せば「就職活動 クソ」)とgoogle検索をしてみたところ、"8 Reasons Why Job Hunting Sucks"(就職活動がクソな8つの理由)"というページや"Top 10 Reasons Job Searching Sucks"というページにたどり着き、国を問わず、就活生にとって就職活動とはクソな営みと感じるものなのだということを実感した。ただ、他国においても就職活動のシステムがおかしいからといって、日本においてもおかしいままで良い理由は見当たらない。日本お得意の横並び主義を、マイナスな形で実行する必要は無いはずだ。


●政治家「日本の就職活動がおかしい?何言ってんの?」
就活生、あるいは最近の新入社員の方々のみで構成されるコミュニティにおいて「日本の就職活動っておかしいよね?」という問題提起をすれば、「そうそう!」と共感してもらえること請け合いだろうと思う。もちろん、就職活動のどのような点がおかしいかと感じるかは人それぞれだろうが、概ね「新卒一括主義にとらわれている日本企業って馬鹿だよね」とか、「何で会社説明会の予約ができないと、そもそも選考に参加できないんだ!」とか「合否連絡くらいきちんと伝えろよ!」とかいうようなことが言いたいんだろうなということは想像がつく。少なくとも、「現在の就職活動には、おかしい点がある」という認識は就活生を通じて広まっている。就活くたばれデモなどは、その現われといえる。


一方で、現在の就職活動を就活生として経験していない社会人や、そもそも就職活動をしていない政治家の人たちには、そもそも「現在の就職活動のシステムに問題がある」という可能性すら考えたことがないのではないかと雨宮処凛さんの記事(http://www.magazine9.jp/karin/110302/)を読んで考えた。その雨宮さんの記事には「就活が抱える問題に関する院内集会」における政治家の発言が書かれていて、その発言が実にピントはずれの馬鹿馬鹿しいものに感じられたのだ。

そうして集会の後半では、国会議員が次々とコメント。宮本岳志議員(共産党)や福島みずほ議員(社民党)、吉川沙織議員(民主党)など様々な国会議員がコメントしたのだが、最後の最後に発言した民主党の首藤信彦議員の発言がある意味ですごかった。「ここは資本主義の国なんですよ!」「キャピタリズムなんですよ!」「株式で回ってるんですよ!」「お父さんから株貰って株主総会出て下さいよ!」などなど。言いたいことはわかるのだが、その威圧的な言い方がどうにも恐ろしげで、もし私が大学生で「就活」しなくちゃいけなくて、面接でこんなオジサンが出てきてこんな言い方されたら、もう一瞬で心が折れて二度と就活なんてできなくなるな・・・と思ったのだった。

僕はこの院内集会に参加しておらず、会の全体の流れを知っているわけではないので、この記事で問題にしようとしている首藤信彦議員の発言が本当に馬鹿なものかどうかは確信は無い。でも、就職活動のあり方・システムの問題の話をしているはずなのに、なぜ株式総会うんぬんの話が出てくるのか僕には分からなかった。思ったこととしては、首藤信彦議員が馬鹿だということではなく、彼に、「日本の就職活動のシステム」というものを社会問題の一つとして定義する発想がそもそも無かったのかもしれないということだ。年配で、(且つ恐らく)就職活動を経験したことのない政治家に、現在の就職活動のシステムに問題があるという可能性を頭に浮かべることを期待するのは酷だろう。


また、マスコミにも問題がある。マスコミが就職活動の問題を取り上げる際には、大抵、「現在の就職活動の問題とは、具体的には学生の就職難のことを意味するんですよ!」とでも言いたいかのように、専ら内定を取れずに苦しむ学生らをニュースにおいて取り上げる。そして、「就職活動の問題=就職難」というレッテルが貼られることで、企業の採用活動の手法などによって学生が苦しめられているという別の側面が覆い隠される。このような状況においては、就職活動のシステムに問題があると言われても何を意味しているのか分からない社会人・政治家が発生するのは致し方ないことだ。


●「就職活動のおかしさ」って、結局何なんだ

単に日本の就職活動を「おかしい」「茶番だ」と社会人たちに訴えても、あまり効果は見込めない。そもそも「おかしい」「茶番だ」というのは客観的事実ではなく、ただの一個人の感想に過ぎない。就職活動のシステムに問題が生じているか否か、そもそも興味も問題意識も持っていない社会人らに対して就職活動のおかしさを語っても、就活生が一体何を伝えたいのかすら分かってもらえないだろう。


それに、社会人から「現在の就職活動がおかしいって・・・それってあなたの主観ですよね?私は就職活動を通じてとても人間として成長できたと思うし、すごく勉強になったと思いますよ!あなたが就職活動に不満を抱いてる理由は、結局あなた自身の努力が足りなかったからなんですよ。もっと頑張れ!」と言われてしまえば、就活生が再反論することは不可能に近い。前の記事でも書いたが、社会人と就活生だったら力関係でいえば社会人の方が圧倒的に上なので、就活生と社会人の主観と主観のぶつかり合いだったら間違いなく社会人が勝つ。


ここまで書いてみて、ブログを書いている自分自身も「就職活動のおかしさ」というフレーズの定義が分からなくなってきた。「就職活動のおかしさ」って何なんだ?もっと言葉の定義付けを徹底しないといけない。既存の就職活動のシステムを維持することで、具体的にどんなデメリットが生じているのかということをもっと追求していかないと、社会人・政治家たちの心を動かすことは難しい。だから僕はブログという場で活字を通じて、「就職活動を取り巻くおかしさ」という言葉の意味を解きほぐした上で問題提起をしたいと考えているわけである。

「日本の就職活動はおかしい、茶番だ」という発想が、そもそも社会人・政治家に無いのではという考えに共感してくださる方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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No title

メリットクラシー・自由競争じゃない感が抑圧になるのではないでしょうか。
この方式にも問題あるとは思いますが、アメリカ式だと高等教育を受けた人間がそのままある程度高給の専門職に就くという流れになっておりますが、
日本では寧ろ現場からという風に仕事をさせて行きます。なんの為の勉強だったのという感があるのかもしれない。

また、日本の人事?が割と美辞麗句で「相性」「人柄を見て熟慮する」などというのですが、実はいわゆる「スペック」だとかコネやハイパーメリットクラシーの要素で大体の目星がついているという事もあり、ここにインチキ感。

見方を変えれば、保護される平等社会。正社員や銀行という格があれば、ある程度安泰。面接官に人格面での魅力的に取り入れば、職が保障される。入ってから上司に気に入られると云々。
でも、そのサークルに入れなかった人は状況を呪う(嫉妬・陰口・足の引っ張り)し、これがサブカルの文化的素地でもあるでしょう。彼等が、難癖をつけ妨害をするので当然意思決定は遅くなる。
また、属人的な社会地位達成なので「メリット(専門性)」よりも、相性や運が強く効いてきそうだというインチキ感。

日本の労働文化そのものにきしみが来ているのだろうと私は思います。

Re: No title

> 名無しさん

はじめまして、コメントありがとうございます。

>メリットクラシー・自由競争じゃない感が抑圧になるのではないでしょうか。

そうですね。この記事を書いたときはメリトクラシー・ハイパーメリトクラシーといった言葉は知りませんでしたが、この概念を知ってからは、ハイパーメリトクラシー的評価に違和感を覚える就活生が就活のおかしさを実感するのかなと感じるようになりました。

>日本の人事?が割と美辞麗句で「相性」「人柄を見て熟慮する」などというのですが、実はいわゆる「スペック」だとかコネやハイパーメリットクラシーの要素で大体の目星がついているという事もあり、ここにインチキ感。

「相性」「人柄を見て熟慮する」という言葉は、まさにハイパーメリトクラシー的評価の典型ですね。

>面接官に人格面での魅力的に取り入れば、職が保障される。入ってから上司に気に入られると云々。でも、そのサークルに入れなかった人は状況を呪う(嫉妬・陰口・足の引っ張り)し、これがサブカルの文化的素地でもあるでしょう。彼等が、難癖をつけ妨害をするので当然意思決定は遅くなる。

このサークルに入れなかった人からすれば、「なぜあいつはサークルに入れて、自分は入れないのだ。その差は何なんだ」という疑問・憤りの感情を持つのでしょう。

こんなのやっぱりおかしいよ

古いエントリに恐縮ですが、私は最初の就職活動からずっとヨーロッパでいわゆる新卒採用を経験していません。一昨年に初めて日本で就職しました。国内企業の面接も受けてみましたがやはり変だと思います。集団面接とかSPIなんて海外では存在しませんし、人事は面接なんてしません。人材を欲しがっているマネージャー本人が面接し、人事はあくまで給料面や雇用条件の話し合いのみをします。面接で「この人となら気が合いそう」と感じれば多少募集要項を満たさなくともオーケーですし、合わないといくら素晴らしい経歴の人でも落とされます。その場でこちらから断ったり、面談中に「時間の無駄だ」と打ち切られることもあります。そのかわりミスマッチは少ないかと思われます。
日本の学校名だけで選抜されたりSPIのような試験や年齢で一括募集などは私は感心しません。

Re: こんなのやっぱりおかしいよ

> luciora さん

こんばんは、コメントありがとうございます。

>集団面接とかSPIなんて海外では存在しませんし、人事は面接なんてしません。人材を欲しがっているマネージャー本人が面接し、人事はあくまで給料面や雇用条件の話し合いのみをします

こういう方が企業・就活生双方にとって良いと思うのですが・・・。

>その場でこちらから断ったり、面談中に「時間の無駄だ」と打ち切られることもあります

これは良いですね。特に「面談中に"時間の無駄だ"と打ち切ること」はもっと当たり前になると良いと僕は思います。出来たらこの点は記事を書いてまとめてみたいですね。
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