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就活生組合の活動をバカにする人が多くて残念だ

ニコニコニュースによると、ひろゆき(西村博之氏)と「就活生組合」との間で論戦があったようです(ひろゆき、就活デモに「スキルアップを見せつけるほうがベスト」 学生側代表は反論 http://news.nicovideo.jp/watch/nw162883)


そもそも、「就活生組合」とはどのような団体なのか。twitterのアカウントを見ると、「就活生―企業間対等」の理念に基づき就活生が団結し、就活生の地位向上を目指す団体であることが分かる。


「就活生組合」が目指すところは、「無法状態の『就活』を打破したい。企業から温情的に与えられたルールではなく、(就活生と企業が)対等な立場でルールを作っていきたい」というものだ。ここで、再度「就活生組合」のtwitterのアカウントを見てみると、彼らが「就職活動基本法」を作ろうとしていることが分かる。具体的にどのような規定を盛り込んでいるのかは分からないけれど、少なくとも現在の就活のあり方(制度や慣習)を見直すことを目指しているのは間違いない。


この点、ニコニコニュースの記事のタイトルを見れば分かるように、ひろゆきは就活ぶっこわせデモを「学生がデモで『大学生活の結果を企業に見てほしい』と思っているのであれば、デモをするよりもスキルアップした結果を見せつけるのがベストだと思う」と評価している。また、「企業は学校と違って営利目的で動いているので、利益にならない人に給料を払う意味がありません」とも言っているけれど、就活生組合からしたら「俺達はそういう点を問題にしているんじゃない!」と言いたいだろうなと僕は思う。ひろゆきの言う「各人のスキルアップ」は確かに大切だけれど、就活ぶっこわせデモ及び就活生組合が目指すところは「俺達を就職させろ!」というものではなくて、あくまで就活を取り巻く制度や慣習の見直しのはずなので。どうも議論がかみ合っていないように思える。


ただ、ひろゆきと就活生組合の議論がかみ合っていないことよりも、ニコニコニュースに寄せられたコメント欄の方が問題だと僕は思っている。具体的には、「企業と就活生が対等なんてあり得ない」という内容のコメントを見て、胸糞が悪くなった。

・デモ側に聞きたい。就活生の論理って何?選ぶのは企業。企業に従うのは当たり前でしょ。こんなことやってないで自分を魅せる方法考えろ。

・就職活動に「就活生の論理」なんてある訳無い、あるんだったらただの我儘。そもそも「自分の適性」を自分自身で判断できる訳無いだろうが

・採用するのは企業なんだから、企業の論理で採用するのは当たり前じゃん。企業は就活生のために採用してるんじゃないんだから。

・甘ったれるな、寝ぼけ学生ども。学生と雇用する側が対等なんてあり得ないぞ。悔しければ世の中の仕組みを変えてみろ。

・雇われる側に権利かww理念的(笑)な企業体制ですか?笑えますね。そんなにほざくなら自分でその会社つくりなwまぁできればの話だが

・「対等な立場でルールを作っていきたい」ってどうやって?wまず、立場が対等っていう発想に違和感というか全学連臭というかw

「企業と就活生が対等」というフレーズに腹を立てている人たちがいる。確かに、仮に就活生組合が「俺達は企業のために働いてやるんだから、俺らの言うことを全部聞け」というスタンスだったら、上で引用したようなコメントをするのも分かる。しかし、「(就活生と企業が)対等にルール作りをしたい」と言って、何でそんなに叩こうとするのか僕には分からない。「対等」の立場と言うことは企業の言い分も一定程度尊重するわけで、どこかで両者の主張の妥協点を探すことを図るはずである。そのような活動までも「甘え」とみなす姿勢が僕には理解できないし、理解できるような人間にもなりたくない。


確かに企業への就職を望む者は、その企業が求める能力・姿勢を示すべきだと思うので、就活生側の言い分が完全に通るというのは現実的ではないと思う。しかし、就活を取り巻く制度や慣習の見直しについて考えようとする人たちを「甘え」とみなす意見は大嫌いだ。引用したコメントを見る限り、就活のあり方に関連して、企業の側が変わる気は一切ないと考えていそうだから恐ろしい(勿論、就活生組合側を擁護するコメントも多くあります)。彼らのような人たちが、企業が好き勝手に採用活動を進めることによって生じる歪みを就活生に押し付けることを当然と思う、「就活生に甘える社会人」達といえますね。


もしかしたら、現在の就職活動のあり方がベストである可能性もある。どのような制度・慣習になったとしても、「完璧な制度・慣習」というものはあるわけが無いので、結局は課題が残ると思う。しかし、そもそもデモをしたり、議論を巻き起こそうとする姿勢がなければ現状より良くなるはずも無い。いや、「現状維持は後退と同じ」というフレーズもあるから、現在の慣習に無批判な姿勢を貫くことで、気づいたら「歪み」だらけという状態になることもありうる。そういう意味では、就活生組合の活動は意義がある・・・かもしれない可能性はある。少なくとも、短絡的にバカ扱いできる活動ではないと僕は思う。


残念ながら、ニコニコニュースの記事のコメント欄を見ると、就活生組合の活動をバカ扱いする人が多い。しかし、現時点でバカ扱いしている人の考えが逆に間違っていると認識されるのもそんなに遠くはない気がするし、遠くないことを祈っている。

「就活生組合の活動にも問題はあるかもしれないけれど、活動の中身を短絡的に馬鹿にするのはおかしい。就活生の側が、就活生としての要求を企業に伝えようとする試みはあっても良いんじゃないか」と思ってくださる方は、もし宜しければクリックをお願いいたします。 
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※追記
どうやら「就活生組合」の代表が最近代わったらしく、元代表の人はtwitterで「私を信じなさい。神よ、すべての人よ、愛しています。私の無限の愛を捧げます」というようなことを連呼しています(参考:就活生組合代表の宮内春樹氏が神の啓示を受ける)。勘違いしている方はいないと思いますが、このブログは「神よ、すべての人よ、愛しています」とつぶやきまくる元代表の姿勢を「全く」支持しておりませんので(笑)、その点はご理解をお願いします。
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No title

>雇われる側に権利かww
>立場が対等っていう発想に違和感

この人らはどれだけ給料を減らされても突然クビになっても権利を主張せず全部受け入れるのでしょうね。
奴隷根性もここまで行くと尊敬できます。

No title

はじめまして。
就活生組合の提案を危惧している者です。

就活をぶっ壊せデモもそうですが、どうも「就活とは強者の企業が弱者の学生を存外に扱っているものだ」という暗黙の前提があるように思えてなりません。

しかし、この強弱の関係は需給によって生じているものであると思うのです。
団塊世代の就職期やバブル期の就職活動では圧倒的に学生側が有利でした。企業は学生に気を使って面接の時間も調整してくれましたし、対応はそれこそ丁寧です。面接時間や合否などをちゃんと連絡しないようなら学生側から「あの企業は気に入らないから、もういいや。面接サボろう。」と言われる始末です。
供給過剰という今の環境下で企業の態度が強くなるのは自然だと思うのです。


何が言いたいか・・・
本当に対等の関係を目指して、「(供給過剰によって強気になっている)企業の態度を規制して対等にしよう」というのであれば、学生側にも同じレベルの規範が求められなくてはいけないはずです。

・企業に不合格の理由を明確な基準で説明することを要望するなら、学生側も企業を不合格にした(内定を断る、選考途中でやめる)理由を明確な基準や合理的な理由とともに企業担当者に説明する。
・どんなに売り手市場で何社から連絡が来ても、担当者に対して丁寧に応対する
・etc...

自分が不利な時だけ不利の訂正を求めるのは対等な関係ではありません。対等と言うからには学生にもそこまで要求してこそ「対等な関係」だと思うのです。
就活生組合などはこのように学生に高い規範を求めていくのか、就活をぶっ壊せデモなどを見ていると不安です。学生側からの要求事項ばかりが並んでおり、学生への要求がありません。企業や政府や社会ばかりが改善点があって、大学生には改善点は全くない完璧な存在だというのか・・・
需給のバランスによって生じているパワーの強弱部分と制度の問題は切り分けるべきではないかと思いますが、そこが混同されているようで極めて不安です。
(私なら超売り手市場で、自分に採用オファー殺到なら強い態度に出るでしょうから需給によるパワーバランスを無視した規制には反対です。)

Re: No title

> 人間さん

コメント有難うございます。

記事に書いたように、就活生側の言い分が完全に通るというのは現実的ではないと思います。しかし、企業のやり方を「絶対視」するのも、僕には違和感がありました。これが所謂「社畜」か・・・と思いましたね(笑)

今回は就職活動に関する話でしたけれど、「雇われる側に権利かww」、「立場が対等っていう発想に違和感」という意識などが様々な労働問題の引き金になっているのかもしれませんね。その辺は不勉強なので分かりませんが・・・。

Re: No title

> 吊られた男 さん

はじめまして、コメント有難うございます。

まず、私も就活生組合、就活ぶっこわせデモの訴えの内容の全てに賛成しているわけではないことを、この場を借りて確認させていただければと思います。ましてや、組合のメンバーでもなければ、デモの参加者でもありません(笑)全くの部外者です。ただ、あまりにも短絡的な批判がニコニコニュースのコメント欄に寄せられていたと僕は感じたので、それについての批判を書くことを目的として、この記事を書きました。

「就活生と企業が対等の立場でルールを作る」という言葉の解釈ですが、恐らく私は「吊られた男」さんと違う捉え方をしていました。吊られた男さんは、ルールの中身が「対等」となるべきという風に捉えているかと思います。しかし私は、「就活に関するルールとしては倫理憲章などがあるけれど、そのようなルールを作る際に、就活生を蚊帳の外に置くのはおかしいんじゃないか。俺らも混ぜて、実際に就活生の声を聞いてくれ!」というような訴えだと考えていました。ニコニコニュースの記事に、就活生組合の見解として「企業から温情的に与えられたルールではなく、対等な立場でルールを作っていきたい」と書いてあったので、就活に関わるルール作成に就活生も混ぜてくれという意味だと思っていたのです。この解釈が正しいかどうかは、部外者なので分からないです(笑)

とはいえ、仮に就活生組合が就活に関するルール作りに参加することになった場合には、吊られた男さんが仰るように、ルールの中身が企業・就活生間で対等となるように調整する必要はあるかと思います。この点、実は僕自身も「就活とは強者の企業が弱者の学生を存外に扱っているものだ」という価値観に縛られていたことに気づかされました。供給過剰という状況下においては妥当な規範も、売り手市場になった瞬間に妥当性を失うこともありうるわけで、「強者の企業が弱者の学生を存外に扱っている構造が就活にはある。だから、学生に有利な規定を盛り込む」という風に単純に考えるわけにもいきませんよね・・・。景気が良くなったから、ルール変えますとか言えるわけ無いですし(笑)想像以上に難しいですね。


ただ、「学生側からの要求事項ばかりが並んでおり、学生への要求がありません。企業や政府や社会ばかりが改善点があって、大学生には改善点は全くない完璧な存在だというのか・・・」という記述に関しては、少し違和感があります。就活生組合側も、「自分達は全く間違っていない。間違っているのは企業や社会の側だ」という風に心の底から思っているわけではないと思います。とりあえず就活生側からの最大限の要求を示しておいて、その後で妥協点を見つけるつもりなのではないかと僕は想像しています。仮に、一切妥協するつもりはないと考えているならば、それはマズいと思いますが・・・。

脈略が無いコメントですいません。「需給のバランスによって生じているパワーの強弱部分と制度の問題は切り分けるべき」という記述が吊られた男さんのコメントの核となる主張かと思うのですが、これについて同意できそうな気もしつつ、実は反論できるんじゃないかという気にもなっていて、何を書いたらよいか分からなくなっています(笑)気持ち悪くて、すみません・・・。また追記する可能性もありますので、もし宜しければまたコメント欄を覗いていただければ嬉しいです。

No title

返信いただきありがとうございます。

確かに対等の真の意味はまだよく分かりませんね。
ただ、企業側にルールを課すだけではなく学生側にも何らかの求められるべき責務があるのではないかと思った次第です(それが完全に企業と同水準ではなくても)


とは言え、以下の部分が私の最大の主張であり、長きに渡って不況が続いていた世間では忘れられていることかな・・・と思っています。(特に今の就活生たちは良かった時代を知らない可能性が大?)
「需給のバランスによって生じているパワーの強弱部分と制度の問題は切り分けるべき」

No title

今の就活の問題は、負け組だけでなく勝ち組までも不幸にしてしまうところにある。よって個々人の努力を就活問題に持ち込む意味は無い。

http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%B1%E6%B4%BB%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AE%E8%BF%B7%E8%B5%B0-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E8%B1%8A%E7%94%B0-%E7%BE%A9%E5%8D%9A/dp/4480065857

努力家で有能な学生を絶対に不幸にしてはならない。無能な学生なら不幸にしても良いという訳ではないが、彼らですら報われないとなれば努力する意味それ自体が失われてしまう。

Re: No title

> 吊られた男さん、ムツゴロウさん

コメント有難うございます。
すいません、最新記事を書ききってからコメントに返信させていただきたいと思ったのですが、時間の関係で、返信は今夜にさせてください!大変失礼いたしました・・・。

ただ、ムツゴロウさんに一言。コメント欄に貼って下さった「就活エリートの迷走」、以前から僕も読んでみたいと思っていたのです。ご紹介有難うございます。近いうちに買って、詳しい内容を把握したいと思います!

Re: No title

> 吊られた男 さん

こんばんは、お返事が遅くなりまして申し訳ありません。

対等の「意味」についてですが、私自身記事で、<「対等」の立場と言うことは企業の言い分も一定程度尊重するわけで、どこかで両者の主張の妥協点を探すことを図るはずである>ということを書いていたので、私も吊られた男さんと同様、ルールの中身も対等であることを目指すという意味の文章を書いていました。すいません、最初にコメント返信したときは、この点が抜け落ちていました・・・。

就活生組合の「ゴール」は分かりませんが、就活生側の要求と企業の要求を一度さらけ出して、その結果両者にとって納得のいく妥協点が見つけられれば素晴らしいと思います。ただ、僕自身にも言えますが、「就活生側が企業より強い」というフレーズは現在の若者からすれば想像することすら難しいです。このことから、最初は弱者である就活生が、強者である企業側を一方的に責める構図が出来る気がします。段階的にお互いの意識のギャップが埋まればと思います。

Re: No title

> ムツゴロウ さん

コメント有難うございます&本の紹介有難うございます。近いうちに、「就活と努力」について記事を書きたいと思っていたので、紹介してくださった書籍にはできれば目を通したいです(しかし、最近本を買いすぎて金欠なので買えるかどうか・・・)。

今の就活生が内定をとれた学生をも不幸にしているとしたら一層、就活のあり方を根本的に問い直さなければいけないと僕は思います。就活生組合の活動が、その一助になればよいですね(僕は組合のメンバーではないのですが笑)。

No title

就活生組合の会則(吊られた男さんのブログで解説されてます)を一読することをお勧めします。
代表および執行役員のみが最終決定権を持ち、組合員に議決権すらないルールを設定する彼ら。
そこから彼らが考える「対等な立場」が何を指しているのか透けて見えてくるのではないでしょうか。

一気に結論まで飛躍すると、代表氏は新たな利権団体を作り、そこのトップに収まるのが目的のように見えます。やたら募金を募ったり。
就活生を食い物にする代表氏が悪いのか、この程度も見抜けない組合員がマヌケなのか。
私の立場をはっきりさせておくと、就活生組合は完全否定です。

Re: No title

> 悪徳商法のワンマン社長 さん

はじめまして、コメント有難うございます。

断っておきますと、この記事は「就活生組合」が具体的な活動(就職活動基本法草案の発表など)を始める前に書かれたものです。この記事で言いたかったことは就活生組合という組織の全面的支持ではなく、組織に対する短絡的な批判に対する不満に過ぎません。

吊られた男さんのブログの記事にもlingmuという名前でコメントをさせていただきました(「就活生組合は新たな利権団体の危険性」 http://blog.livedoor.jp/tsurao/archives/1697504.html)。草案の規定の中身に対して批判的な意見を書く吊られた男さんに部分的に賛成する意見を書きましたので、私自身が就活生組合を無条件に全面的に支持しているわけではないことが分かっていただけるかと思います。

会則の中身にそれほど注目しているわけではなかったのですが、悪徳商法のワンマン社長さんのコメントを拝見いたしますと、確かに組織の運営の仕方に問題があるのではないかと感じました。利権団体かどうかを判断するのはまだ早いのではないかと思いますが・・・。私は、もう少し動向を見守ろうと思います。ただ、募金をするつもりはありません(笑)

No title

>昨日、拍手コメントをくださった方

コメント有難うございます。

「就活生組合」(あるいは「就活デモ」)は、これまで社会で「問題」とみなされてこなかったことを可視化する、逆説的ですが、社会問題を創出する機能があると考えています。このような活動が安易に馬鹿にされる風潮が出来てしまっては、他の問題についても「傍から見て問題だとは思えない」という感情を根拠に訴えを退けられる可能性が発生するわけで、そのような可能性を問題に感じ、今回のような記事を書きました。

勿論、だからといって、活動の内容自体を全面的に支持しているわけではありません(笑)
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