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経団連・米倉会長 「就活は、これくらい忙しくて当たり前!」・・・何言ってるんだ、この人 

このブログでは、企業の新卒採用の開始を2ヶ月遅らせ「大学3年の12月以降」とした経団連の倫理憲章の変更を「おっさんの思いつき」と表現してきた。そもそもこの変更の趣旨は「学生の勉強時間を確保すること」だった訳だが、企業の採用活動の開始をたかだか2ヶ月程度遅らせたくらいでは何の意味も無いことは分かりきっていた。それに気づいていなかったのは、経団連のおっさん達だけ。こんな下らない思い付きのせいで、就活生・企業双方が迷惑を蒙ってきた。


今年の反省を生かして、来年企業はどのように採用活動を進めていくのかと考えていたところ、今月の20日の朝日新聞に掲載されていた経団連・米倉会長の発言を見て、驚かずにはいられなかった。「会社説明会、12年も12月(http://www.asahi.com/national/update/1219/TKY201112190637.html)」という題の記事には、来年も企業の採用活動が12月にスタートするという方針を継続することが記されている。これだけでも驚きなのだけれど、極めつけは経団連の米倉会長の言葉。なんと、「(大学3年の就活について)このぐらい忙しくてもよい」と述べ、現状の就活に問題はないとの考えを示したのだ。


僕が知る限りでも、倫理憲章の変更により、特に就活生が混乱に陥ったことを報じるニュースがいくつかあった。例えば、11月の読売新聞では「就活もう過熱…短期決戦化が逆効果、焦る学生」というタイトルの記事で、就活塾が以前にも増して盛況となっている旨が報じられた。また、10月の毎日新聞の「新卒採用:経団連、開始2カ月延期 就活、大学側は「準備急げ」」という記事でも、「12月までの2カ月こそ大切な時期」と就活生に対して述べる大学関係者の声や、9月末時点で就職予備校に申し込む学生が100人近く増した旨が報じられた。結果論といってしまえばそれまでだが、「学生の勉強時間を確保すること」を目的とした倫理憲章の変更に実効性が無かったことは、誰の目から見ても明らかだった。

また、経団連の方針転換で迷惑を蒙っているのは企業も同様だ。米倉会長の発言には、就活生だけではなくて企業側も怒ってよいのではないか。このブログの昨日の記事で紹介したジョブウェブのアンケートを見ても、企業側も就活が短期集中化することで適切な人材を採用することが難しくなる旨を述べていることが分かる。今回の倫理憲章の変更は誰も幸せにすることは無く、完全に失敗だった。それにも関わらず、米倉会長の認識としては「え、何か問題あるの?」というもの。ボケるのもいい加減にして欲しい。


米倉会長の発言を読む限りでは、経団連は、就活生、そして主に企業の採用担当者に負担を全て押し付けることで、自分達が倫理憲章の中身を再考するという面倒な作業から逃れようとしているように僕には思える。米倉会長が「就活は、このくらい忙しくてよい」と偉そうに言うのも、結局のところは「いかにして、倫理憲章の規定を就活生・大学・企業など、全ての主体にとって適切なものにするか」ということについて、自分が何らビジョンを持っていないからじゃないか。米倉会長のビジネスの才覚は知らないけれど、少なくとも就職活動の現状認識については、多くの人が馬鹿にした就活デモ・就活生組合の人たち以下の考えしか持っていないのは明らかだ。


現在の就活生・企業の混乱の原因が全て米倉会長、経団連にあるというつもりは無い。また、就活生・企業がそれぞれ就職活動・採用活動を進めるにあたって、一切苦労をするべきではないということを言いたいわけでもない。しかし拘束力が無いとはいえ、また水面下で破る企業が多いとはいえ、多くの企業が倫理憲章の規定に従う現状がある以上、倫理憲章の規定に問題がある場合には、その点は速やかに再考されるべきだ。少なくとも、「(大学3年の就活について)このぐらい忙しくてもよい」とかいう発言に逃げて、現状の問題点から目をそむけるような姿勢を見せてはいけない。それはあまりにも無責任な姿勢だと思うから。


「就活はこれくらい忙しくてよい」という米倉会長の発言を無責任だと思ってくださる方、「就活はこれくらい忙しくてよい・・・訳ないだろ!だったらお前が就活してみろ」と米倉会長に対して憤りを覚える就活生の方々は、もし宜しければクリックをお願いいたします。
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No title

私も米倉会長の態度には憤りを感じています。
現在の状態を数年続け、その調査結果を踏まえてつぎの倫理憲章の改定などにつなげようという考えなのかもしれませんが、経団連や倫理憲章の影響がガタ落ちして終わるような気がします。そうなれば採用時期なども抜本的に見直される可能性も高まっていいですね。 
就活において企業選びの基準を「倫理憲章不支持の企業」とする就活生もどんどん出てきてくれれば面白いと思います(笑)

No title

その忙しさが、企業にとってもメリット(適材適所に大学生を採用できる)になるならまだいいのですが、米倉会長の発言はただの思考放棄ですね。
米倉氏はいろいろと今ある問題にあたるには適任ではないですね。企業側にとってもメリットはあまりありませんし、いろいろとズレた方です。

Re: No title

> ささくれさん

コメント有難うございます。
コメントへのお返事が遅くなりまして、申し訳ありませんでした。

やはり、米倉会長への態度には憤りを感じてよいですよね!?(笑)
最新記事でも書きましたが、ひとまず来年の6月に各企業へのヒヤリングを通じて、倫理憲章の改定の効果についての検討を行うようです。いや、問題があるのは明らかじゃないか・・・という気がするんですけどね。

企業選びの基準を「倫理憲章不支持の企業」とする・・・!大胆な発想ですね(笑)しかし、米倉会長のふざけたコメントを見ると、そんな会長がいる団体のルールに従う企業なんか行くか!という気持ちをあながち馬鹿に出来ないのが悲しいところですね・・・。

Re: No title

> 吊られた男さん

こちらの記事にもコメント有難うございます。

仰るとおり、今回の倫理憲章の改定により、就活生だけではなく企業の側にもメリットがもたらされていないという点が重要な問題だと思います。しかし、米倉会長は完全な思考停止状態・・・。やはり、ひとまず引っ込んでいただくことが望ましいですね・・・。

No title

ちょっと意味が分からない。就活が2ケ月後ろ倒しになっても忙しさは変わらないよ。

Re: No title

> Yukaさん

ご指摘有難うございます。

ただこの記事で言いたかったことは、2ケ月後ろ倒しになった2013年卒の就活が今までより忙しくなっている・・・ということではありません。今までと、2013年卒の就活のどちらがより忙しいかという点については分かりません。しかし、少なくとも2ケ月後ろ倒しになったからこそ生じた混乱は企業側・就活生側双方に思い当たるところがあると思います。それにも関わらず「就活は、これくらい忙しくて当たり前!」という言葉をもって、2ケ月後ろ倒しになったことによる負の側面について批判精神を持たない(ように見える)経団連会長の姿勢を批判しております。分かりにくくてすみません。
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