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応募条件「コネのある人」宣言 ! 岩波書店の行動はある意味良心的

岩波書店が、「岩波書店(から出版した)著者の紹介状あるいは社員の紹介があること」を応募条件としていることが話題になっている。理由としては、「出版不況もあり、採用にかける時間や費用を削減するため」とのこと(共同通信 http://news.infoseek.co.jp/article/02kyodo2012020201001573)。やはり企業側も「いかにコストをかけないで優秀な人材を確保するのか」ということを考えている。コストをかけないんだったら、気に入らない人が入社してきても文句を言うなとは思うけれど。


ところが別のソースを見てみると(J-CASTニュース 岩波書店の「縁故採用」宣言 そんなに悪いことなのか)、

一部には「採用コストの削減が目的」とも見方もあるが、同社ではこれを否定。

「選考のバリエーションのひとつ。『どうしても入りたい』という方は、ゼミの先生や、さらにその知人の先生にお願いするなど、方法はある。具体的な行動を起こしてもらえれば」

と書いてある。共同通信とJ-CASTニュースの記述、どちらが正しいのだろうか。


岩波書店の社員募集要項を見ると、来年度から実施とかではなくて、2013年卒の人(つまり現在就活している人)もコネを作らないと応募できないということがわかる。今年、岩波書店を志望していた人にとっては最悪のニュースだったかもしれない。


ただ、表向きには平等に採用活動を行っているようで、実は水面下でコネ採用をしていた・・・というケースよりは遥かに良心的だ。初めから自分を採用する気を持たない会社にエントリーシートを出すなんて、この上なく時間の無駄なので。


小宮山洋子厚生労働相は、「公正な採用・選考に弊害があるという指摘かと思うので、早急に事実関係を把握したい」と言っているらしいが、そこまで問題はあるのだろうか。そもそも、コネ採用がなぜ批判されるのかといえば、自分の力では変更しようがない要素が応募条件となっていることではないかと思う。例えば、「現職社員の子弟に限る」という応募条件だったら、それ以外の人はいかなる努力をしようが応募条件をクリアできないので、これは不公平だ。この点、「岩波書店(から出版した)著者の紹介状あるいは社員の紹介があること」という条件をクリアすることはそれほど問題なさそうだ(地方学生にとっては、キツそうだが・・・)。ただ、つい2,3日前に発表しておきながら今年の就活生にもコネを作ることを求めるのは、かなり酷ではある。もっと早く発表するか、せめて来年から始めるとかは出来なかったのだろうか。


また、「コネがないというだけで何故入社の資格が与えられないのか。仮に幾らコネがなくても、出版社の仕事が好きで非常に才能豊かな人がいたとして、そのような人を採用しないことは、却って出版社自身の大きな損失になりはしないか」という意見を言っている人もいるみたいだけれど(岩波書店のコネ採用宣言は良心の表れ?)、それは違うのではないかと思う。要は、「コネを作れること」が出版社の仕事を行う上での才能を有していることの証明になるという話で。どうも、「コネを作ること」を悪く捉えすぎなような気がする。


「コネを作れない人は人にあらず」というレベルまでいってしまったら息苦しいけれど、コネを作ろうとする過程で様々な職業人と出会い、自分なりの仕事観を確立していくことはすごく有意義なことだと思う。紹介状を書く側も紹介する責任が発生する以上「君、かわいいね!」とかいう理由で即紹介状を書くことはないだろうから、紹介状を求める学生の側も何かしら提供できるスキル・ポテンシャルを示す必要がでてくる。紹介者がよほどの馬鹿でない限りは、通常の面接より「なんでこんな奴が受かったの?」という人はいなくなるのではないか。「コネ」には問題点もあるのだろうけれど、良い側面があることは否定できないと思う。


最後に2月3日朝放送の「朝ズバッ!」でのTBS解説委員吉川美代子さんの言葉を。

「若い社員でもいいから、自分で電話かけるなり、大学の先輩だろうが何だろうが自分で探して、『紹介状書いてください』って言うくらいでないと、今の時代は駄目だと思う」

この言葉自体は間違っていないかもしれないけれど、自分のことを棚にあげて若者に説教面をするおばさん・おじさんがたくさんいることを中学生・高校生あたりに謝りたくなってきました・・・。本当にこんな大人が多くて申し訳ない限りです・・・。


岩波書店の行動は、正直そこまで問題はないのでは?という考えに共感してくださる方は、もし宜しければクリックをお願いします。なお、コメント返信は今夜出来ればと思っております。お待たせしてしまいまして、申し訳ありません・・・。
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No title

岩波の社員だけだったらともかく出版本の著者含めてる点がポイントですね。
文学部哲学科であろうと岩波で本を出している教授のもとで一生懸命勉強に励んでいた学生さんであればまさに勉強したからこそ可能性を手に入れられることになるわけですし。

Re: No title

> 名無しさん

こちらの記事にもコメントありがとうございます。

そうなんですよ、「出版本の著者」も含まれているので、僕はそれほど問題には感じませんでした。一言で「コネ採用」と言っても程度はいろいろなので、一括りにして批判することは望ましくありませんよね。

No title

お久しぶりです。
岩波のこの発表は建前ではコネなど存在しないという会社が多い中勇気あるものであり、
また就活生にとっては無駄なエントリーの手間が省ける等、ある意味誠実なことです。
もし他にもコネで採用している・コネを重視している会社があるなら岩波のように発表してくれた方が会社も学生も幸せになれると感じます。
感情的なコネ=悪という批判は的外れではとも思っています。

ただ今回の件に関する反応をいくつか見る限りでは、岩波への賛同と共に説明不足や意図が曖昧という批判や指摘がありました。
ttp://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120204-00000308-agora-soci
また、岩波の思想的にはこの対応は疑問という意見も出ています
ttp://blogos.com/article/31175/

私も岩波の正直さには賛同すると同時にもう少し詳しく説明すべきだったと考えます。
少なくとも岩波は今年からこの紹介状を必要とした理由や自分達の考えを自社サイトでもっとはっきりと説明すべきではないかとは思いますね。
ウェブニュースなどを読むと一応インタビューに応じて説明はしてるのですが、まず第一に自社サイトでも前年度までと違う条件を加えた理由
(まあ裏では今までも紹介状のようなものを必要としていたのでしょうが)、
岩波が今回の募集でどう採用のスタイルを変えるつもりなのかというビジョンを説明するのが筋ではと思います。

岩波の思想が基本的には平等や弱者救済・差別是正、そして世襲政治家などに代表される既得権益に対する強い批判であるのだから、少なくとも一見縁故採用にも取られかねない
(実態は必ずしもそうではないと思いますが)
ものを発表する以上世間にどう取られるか配慮する必要や、詳しく説明する義務はあるでしょう。

少なくともただ縁故ではなく熱意を見たいだけで、変に勘繰らないで欲しいとだけ言い続けるなら岩波書店が出版を通じて今まで主張してきた自社の思想を蔑にしてるし、
岩波で出版してきた言論人にも失礼なことだなと私は思います。

ただ以下の記事を読む限りでは現時点で既にかなりがっかりしているのですが
ttp://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120203-00000306-alterna-soci
岩波が真っ向からコネを採用した理由を説明し、それが社会やシューカツ生に受け入れられたなら、
このような正直な採用が他にも広がるのではと思うのでそれを期待しているんですがね・・・

No title

>文学部哲学科であろうと岩波で本を出している教授のもとで一生懸命勉強に励んでいた学生さんであればまさに勉強したからこそ可能性を手に入れられることになるわけですし。

そうであれば教授推薦でいいんじゃない?
選考上岩波の社員からの紹介者と岩波で本を出してるだけの教授からの紹介者とで見えない待遇の差は予想できるわな。
何十人採用するならまだわかるけど超少数人数しか採用しないんだから

>『どうしても入りたい』という方は、ゼミの先生や、さらにその知人の先生にお願いするなど、方法はある。具体的な行動を起こしてもらえれば」

とはいうけど内密にそういう人の枠を1~2人設けて残りは身内ってオチだろう。

Re: No title

皆さん、コメントをくださりありがとうございます。変則的ですが、まずはこの記事へのコメントに対して返信をしていきたいと思います。返信の文面が浮かんだので。飛ばしてしまった方々、申し訳ありませんでした&大変失礼しました。明日の夜~土日にかけて返していければと思っています。

>モコさん

お久しぶりです、コメント&URLの紹介ありがとうございます。常見さんの記事は読んでいましたが、海老原さんの記事は初見でした。

岩波書店の説明がソースごとに食い違っているのが面白かったです。記事本文にもありますが、JーCASTニュースでは、「採用コストの削減が目的」とも見方もあるが、同社ではこれを否定と書いてありましたから・・・。僕は、絶対採用コストの削減は図っているだろうと思っています(笑)

岩波書店の説明が不十分なのは、ひょっとすると「の」さんが仰っているように基本的には身内を採用しようと考えているからであって、ほんのわずかしか採用する予定の無いその他大勢向けに説明なんかしてられるか!という気持ちがあるからかもしれません。あくまで可能性に過ぎませんが、説明文を載せないことで外部から一定の批判を受けることは通常は予測できると思いますので、案外的外れではない気がします・・・。岩波書店の真意は何なのでしょうかね。「岩波が今回の募集でどう採用のスタイルを変えるつもりなのかというビジョンを説明するのが筋」という意見に賛成です。

Re: No title

>のさん

こんばんは、いつもコメントありがとうございます。

確かに、同じ推薦でも「岩波の社員」からと「岩波で本を出してるだけの教授」からの推薦では意味が異なりますよね。表向きは機会の平等が確保されているようで、実は身内優遇かもしれない。しかし、その真偽を確かめる術は外部の人間には無い・・・。もどかしいですね。
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