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マスコミ「今の日本の若者って苦しいの?俺の周りは皆お金持ってるよ!」

今日の朝日新聞で、学生時代に借りた奨学金の返済が滞る人が増えたことにより、奨学金を貸与した独立行政法人・日本学生支援機構が起こした「奨学金の一括返済を求める訴訟」が、過去5年間で9倍近くに急増した・・・というニュースが載っていた。奨学金を返せなくなった背景として、就職の失敗や就職先の倒産という事情が挙げられている。


この件について、東京のテレビ局で働いている人が「テレビ局にいると、今の若者の困窮など何も見えてこない」というタイトルでブログを書いている。この記事を書いた人は「今の若年層の中に、奨学金を返せない程経済的に困窮してる人がそんなに増えているとは想像してませんでした」と述べている。その背景として、「テレビ局の人間は、自分が貧困に直面しておらず、周囲に貧困が見えないので、貧困問題に全く関心を持たない」という事情が書かれている。


また、こうも言っている。

昔、テレビで若年層の「ネットカフェ難民」のことをよく取り上げましたが、あれは、あるテレビ局が初めてネットカフェ難民を取り上げたところ予想以上に反響が大きかったため、視聴率が取れる「ネタ」として、どのテレビ局も取り上げたのが実情です。「派遣切り」「日雇い派遣」も同様です。決して、貧困問題の深刻さを社会に伝えたいために取り上げたわけではありません。


テレビ局・新聞社など、マスコミの志望動機として語られるのは「~な社会問題に学生時代に取り組んで、社会で苦しむ人たちの声なき声を伝えていきたいと思った」というものが挙げられるけれど、そんなものはただの奇麗事に過ぎないということがよく分かった。


マスコミの仕事に社会的意義は全く無いとは言わないけれど、やはり一番大事なのは視聴率だろう。どんなに悲惨な社会問題が存在しようが、それが視聴率を取れないと判断したら、マスコミはその事例を取り上げることはないはずだ。それは悪いとは言い切れないけれど、「この社会問題は視聴率が取れるから、番組で取り上げよう!」という意識なら、少なくとも「ジャーナリスト」を語るのは止めてほしい。ただの「テレビ屋さん」で十分でしょう。


テレビ局について言えば「視聴率が取れない」理由としては、他ならぬ僕らが関心を持たないから・・・というものが挙げられるのは事実な訳で、マスコミが全面的に悪いと結論付けるのは間違っている。しかし「視聴率が取れないから、この問題取り上げてもしょうがないっすよー」という意識の低さは一体何なんだろう。就活生がそんなことを言ったら「学生気分でいるんじゃない!」とか怒られそうだけれど、マスコミの人たちが言う分には問題は無いらしい。


当たり前だが、マスコミの提示する問題提起が社会問題の全てではない。それでも、皆マスコミのことを「マスゴミ」と評しながらも、なんだかんだでマスコミが番組で取り上げなければ、ある問題を「社会問題」として認知しないんじゃないかという印象を、去年の就活デモに対する反応から受けた。僕らの知らないところで、ある問題に苦しんでいる人はいくらでもいるかもしれないのに(こういう抽象的な書き方しか出来ない時点で、僕の意識もたいしたことは無い)。


少なくとも、上で取り上げた「今の若年層の中に、奨学金を返せない程経済的に困窮してる人がそんなに増えているとは想像してませんでした」・・・という想像力の欠片も持たない記述はダサいということは自覚していたい。改めてこの記述が、社会問題を取り上げる機能を担う「マスコミ」の人によって書かれたことが恐ろしい。


マスコミの提示する問題提起が社会問題の全てではないという考えに共感してくださる方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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そして、マスコミが報じない問題は社会問題にはならない(あるいは成りにくい)

アメブロの記事を読んでみました。テレビ局員によって書かれたブログであるのならば、こんなに酷い話はないと同時に、「やはりそうだったか!」という思いも湧きました。

視聴率(あるいは販売利益)至上主義――いまのマスコミ業界はこのドグマにどっぷり浸かってます。そのてん、ソーシャルメディアはそういうものがない(…だろう)。ただし、『釣り』などのフェイクが地雷のようにあちこちに埋まっている……。


結局のところ、人は自分の周りで起きていることしか“問題”として認識できないのかもしれないですね。話はかわりますが、いま世間では『震災○○』というように震災に関するワードが頻出しています。その一方で、新潟の中越地震のことや、スマトラ沖地震のこと……3.11直前に起きたニュージランドの地震のことはほとんど報じられなくなりました。もちろん、東日本大震災の深刻さは重々承知しておりますが……どうも引っかかります。


いまの、ほとんどのマスコミは、自分たちにとって利益になるものしか報じようとしないのです。
フジテレビデモに対するマスコミの対応が良い例です。いまだに、あのようなデモが起きたことを知らない人がいます(…インターネットを利用しない人ほど)。

しかし、それを『悪』と断じることはできません。なぜなら、彼らは人々に情報を送る存在である前に、営利団体であるわけですから――慈善団体ならば、自己の利益なんて関係ないのでしょうが……。


マスコミの提示する問題提起が社会問題の全てではないという考えは正にその通りです!

マスコミが報じない問題が社会の至る所で起きているのです。
就職活動が原因となった事件・事故はまさに、マスコミが(詳しく)報じない問題の典型でしょう。
(こうしてる間にも、どこかの就活生が首を吊っているかもしれません。包丁を握ってバスジャックを敢行しているかもしれません……)。


だからこそ、ソーシャルメディアを駆使する人間が情報を送り、問題について検討し合わなければならないのです!!




偉そうなコメントをしてすみません。
つい熱くなってしまいましたm(_ _)m

Re: Re: そして、マスコミが報じない問題は社会問題にはならない(あるいは成りにくい)

>黒 紅 茶 さん

こちらの記事にもコメント有難うございます。正直、このコメントについては考えが完全に一致しているので、どのように返信したら良いか逆に分からないでいます(笑)

なお、現在アメブロの記事は削除されており、代わりに「テレビ局の人間は、自分のブログ記事を無断で他人のブログに掲載され批判されても仕方ないのでしょうか(http://ameblo.jp/genya-2011/entry-11169872359.html)」というタイトルの記事が載っています。僕の感覚では、今回の記事でアメブロのブログについて触れた記述は「引用」(著作権法第32条)に該当すると考えているので特に問題は無いと考えています。強いて言えば「引用しすぎ」という点で問題かもしれませんが(著作権法32条の条文上「正当な範囲内」とあるので、あまりにも引用しすぎると問題になる)、僕自身は今回の引用は「著作権法32条上の「正当な範囲内」に留まっていると思っています。

問題がある場合は記事を部分的に修正したいと思いますので、法律に詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください(笑)黒 紅 茶 さんへのコメント返信としては適切なものではなくなってしまいまして申し訳ありませんが、僕自身は以上のように考えているということを、この場を借りて説明させていただきます。

No title

問題の、向こうのブログでありますが
他の記事でも「うちの業界は甘いもんじゃねえぞ、メンタル弱いやつには勤まらんぞ」と
先輩風やベテラン風を吹かせてるような人がですよ、
ちょっと記事を引用されたぐらいで「怖い」「恐怖」とかそんなにビビらなくてもなあ・・とちょっと思ったり(笑)。


Re: No title

> L_z_m_i さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

正直、僕も「怖い」「恐怖」とか言われるとは思ってもいませんでした。全文転載とかならともかく、部分的に引用しているだけなのに・・・。

向こうのブログの他の記事はあまり読んでいないんですけど、「うちの業界は甘いもんじゃねえぞ、メンタル弱いやつには勤まらんぞ」というようなことを書いているんですか?ちょっと興味があるので、後で見てみたいと思います!

No title

>メンタル弱いやつには勤まらんぞ
的なことが書かれていた記事も現時点では削除されているみたいで・・・すいません。

しかし向こうのも、マスコミ業界のリアリティーを感じさせるブログではあったと思います。

Re: No title

> L_z_m_i さん

わざわざご確認有難うございます。削除したのは、会社の内情が知れたらマズいと判断したからかもしれませんね。じゃあ、なんで誰でも見ることが出来るブログを書いていたんだという話ですが(笑)

No title

奨学金。
ついに10月から返済が始まります。
私は学部、修士と第一種を借りました。修士は運よく半額免除。
博士課程は、「これ以上借りたら返せなくなる」と思ったので、借りませんでした。

毎月2.5万円以上の返済額になります。博士でも借りてたらと思うと、返済額に恐怖を覚えます。(半額 or 全額免除はありますが、絶対免除になる保証はないので)

借りたものは返しますが、1か月の支出を計算すると……………。

なんで日本には給付型奨学金がないのだろうか。

Re: No title

> KKさん

こんばんは、コメントありがとうございます。

>毎月2.5万円以上の返済額になります。博士でも借りてたらと思うと、返済額に恐怖を覚えます。(半額 or 全額免除はありますが、絶対免除になる保証はないので) 借りたものは返しますが、1か月の支出を計算すると……………。

最初月々の返済額が「2.5万円」かと思ってそれでも負担が重いなと感じたのですが、よく読むと「2.5万以上」なのですね。これはきつい・・・。

>なんで日本には給付型奨学金がないのだろうか。

benesseの教育ニュースに「"給付型奨学金"先送り、焦点は2014年度予算案に-斎藤剛史-(http://benesse.jp/blog/20130311/p1.html)」という記事がありました。給付型奨学金の創設に当たっては、財政面で課題があるようですね。

No title

>給付型奨学金の創設に当たっては、財政面で課題があるようですね。

リンク先を見てみました。
奨学金の貸与者を増やす予定みたいですが、有利子の奨学生も増やす予定なんですね(笑)。
給付型の創設は間に合わないけど、せめて有利子の奨学生を減らし、その分無利子の奨学生を増やしますという考えはないんですね(笑)。



課題は財政面ですか。
ちなみに、現在無利子の奨学生は40万人程度らしい。
例えば、その全員に月5万円を給付したら1年で約2500億円必要。
ん?とんでもない金額ではないぞ。
これぐらいの金額なんとかならんものだろうか。

Re: No title

> KKさん

こんばんは、コメントありがとうございます。

>奨学金の貸与者を増やす予定みたいですが、有利子の奨学生も増やす予定なんですね(笑)。給付型の創設は間に合わないけど、せめて有利子の奨学生を減らし、その分無利子の奨学生を増やしますという考えはないんですね(笑)。

そうみたいですね。KKさんからすれば「有利子の奨学生を増やしたら、その分、奨学金の返済に頭を悩ます人が増えるだけだ」と言いたくなるかもしれませんね(間違っていたらすみません・・・)。

>ちなみに、現在無利子の奨学生は40万人程度らしい。例えば、その全員に月5万円を給付したら1年で約2500億円必要。ん?とんでもない金額ではないぞ。これぐらいの金額なんとかならんものだろうか。

どうなんですかね。申し訳ないのですが、これについては全く分からないです・・・。
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