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圧迫面接を行う企業の意図には必要性・許容性共に認められない

前回の記事で「褒め殺し面接」について取り上げたが、その対極ともいえるのが「圧迫面接」だろう。圧迫面接とは、「威圧的な態度、言動で接し、受験者のストレス耐性をチェックする面接」のことを言う。一昨日の朝日新聞デジタルには「家電メーカーの選考にて、ボールペンを投げ捨てられ、メモも取らずに30分の面接」というケースが載っていた(http://www.asahi.com/job/syuukatu/2013/naitei/OSK201202160060_03.html)そのケースでは、面接後に「内定です」ということになったらしいが、選考を受けた人は辞退したらしい。


圧迫面接の趣旨を、前回と同様に就職のカリスマ講師(笑)の坂本直文さんから教わることにする(http://www.kals.jp/news/cs/0703_04.html

企業に入れば、厳しい上司、厳しい顧客、厳しいノルマなど、厳しい状況が降りかかることが珍しくありません。そんな時に直ぐに動揺して(パニックになって)しまうようでは安心して仕事を任せられません。そこで圧迫面接をして、ストレス耐性をチェックするのです。したがって、冷静な対処さえできれば、高評価をしてもらえます。

圧迫面接は日本だけのものかと思いきや、海外でも面接の場でわざと攻撃的な質問をして応募者を怒らせ、その人の人間性を測ろうとする面接官もいるらしい。「週刊SPA!2006.10/10号」の鴻上尚史さんのコラムの中では「すごくおっぱいが大きいけど、得するの?」という質問がなされるケースが載っていたりする(http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20061010)。その分、訴訟になることもあるらしいけれど(笑)


企業の「応募者のストレス耐性を測りたい」という意図自体は理解できなくも無い。仕事をしていくにあたっては、やはりメンタルの強さは必要になるだろう。そもそもメンタルの強さが過剰に求められる職場の存在を是認してよいのか(ブラック企業など)という疑問もあるけれど、仕事をしていく以上は「全くストレスを感じない」ということは不可能なわけで、働く人のメンタルは弱いよりは強い方が良いだろう。しかし、僕は「圧迫面接」は許容性・必要性共に殆ど無いと思っている。


そもそも純粋に面接官が、面接を受けに来た応募者に侮辱的な言葉、セクハラ発言を投げかけることはおかしいという認識を持たなければならないという思いが僕にはある。それに、面接を受けに来た応募者に侮辱的な言葉を投げかけることが圧迫面接の名の下に認められれば、面接官はどんな酷いことを言っても許されることになってしまう。それはさすがにダメだろうと僕は思っている。


また、本当に面接官が侮辱的な言葉を発しなければ、応募者のストレス耐性を測ることが出来ないのかという、必要性にも疑問がある。面接にてストレス耐性を測るための手法としては、就活生の自己PRについて「これでもか」と厳しく突っ込んでいく手法でも良いのではないかと思う。例えば「サークル活動を通じて~なことを学びました!」という言葉に対して、「本当にそんなことが仕事で役に立つと思っているの?」というような。このような圧迫面接なら、僕は良いと思う(そもそも、これが「圧迫面接」といえるのかについて疑問はあるが・・・)。


加えて「必要性」ということに関しては、代替措置があるという他にも、そもそも「圧迫面接」に応募者のストレス耐性を測る効果があるのかという点に疑問がある。現在ではもはや「圧迫面接」の意図は就活コンサルによって明かされており、それは就活生に広く認知されている。本当はストレス耐性はそれほど無くても応募者が「これは圧迫面接に違いない。この時間さえ耐えればなんとかなる・・・」というように思っていたとしたら、応募者のストレス耐性なんか大して測れていないのではないか。


僕は圧迫面接なんか、応募者を不快にさせる割に大して効果も無い、ただのおかしな面接だとしか思わない。仮に海外でも圧迫面接が行われていようが、そんな下らないことまで海外と同じにしなくて良い。鴻上尚史さんのコラムの内容が正しければ、むしろ、海外の面接なんかバカにするくらいで丁度良いんじゃないかと思う。


応募者に侮辱的な言葉を投げかける「圧迫面接」には大して意味が無いという考えに共感してくださる方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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No title

「企業に入れば、厳しい上司、厳しい顧客、厳しいノルマなど、厳しい状況が降りかかる
ようなこともたしかにあるかもわかりませんけれど、
(「客」にしても今ならいわゆるモンスターの存在もあるからか?)
内定者でもご時世にかかわらず辞退したくなるほどに
不快な印象を残し会社の品格の無さを感じさせるばかりか(当然そこの商品買う気も無くなる)
やり口を就活コンサルに解析され手を読まれるようになっているあたりでも、
選考手法としてデメリットの大きい陳腐なものになりつつある気もしますね。

それに、(いくら職務であっても)圧迫的面接を行うような輩には
「マナー」「人間力」などのようなものを人に問える筋合いや資格など無いんじゃないかと。

No title

圧迫面接という名前があることによって、面接官の単なる横暴が圧迫面接にごまがされるという事態になってしまわないだろうか?
 就職希望者は少なくとも、電車賃、時間を削り、必要な勉強をして、ある意味自分の人生を掛けてるんだから圧迫などせず真摯に向き合うべきだ。

やっぱり会社>労働者という価値観が根強く残っているからなんでしょうね…


労働者は会社に労務を提供する、代わりに会社は賃金を与える。


その関係は本来対等であるはずなのに、やれ「給料を“頂く”」だとか「雇わせて“あげている”」だとか気づかないうちに会社が上の立場になるようにすり替えられている。


これをなくさない限り圧迫面接はなくならないと思う。


会社って何で出来てるの?


コンクリートと机と椅子?


違うだろ!人(社員)だろ!

No title

企業に入れば、厳しい上司、厳しい顧客、厳しいノルマなど、厳しい状況が降りかかる

これ、この前受けた集団面接で採用担当女性から言われました。
「世の中は不公平で、社会人となり働けば嫌なこと、理不尽なこと、つらいことなんかいっぱい経験する。そんなことでいちいちへこたれていたらやっていけないよ。」
と。
「入社三年間は企業が投資だと思って給料を与えているのだから、文句言わずに働け」と。

圧迫面接を行う面接官の深層心理

圧迫面接。
私がその手法をとることはありませんが、威圧的なものだけでなく、掘り下げがしつこいものも圧迫と解釈されることがあるようなので、掘り下げはせいぜい3段~4段までとしています。
(3段まで掘り下げて真意が見えなければ、虚言もしくは説明スキル不足と判断しています)

ストレス耐性を時間をかけずに測れるのが圧迫面接ですが、私は逆に、時間さえかければ別の方法でストレス耐性を測ることもできると思っています。

例えば、定番の質問ですが、過去の辛かったエピソードを語ってもらいます。
そこから、「やめようと思いませんでしたか?」 「その後どのように自分を持ち直したんですか?」と聞いてみる。


私の文章を読んで鼻で笑っている方もいると思いますが(笑)、その人は表面でしか学生を見ていないし、学生に入り込んでもいない、小手先で面接をする茶番面接官です。

自分の言葉で語る人間は言葉を選びますから、流暢に話せることは滅多にありません。
(営業力に長ける人と同じ理由ですね)
ここで、ニコニコと流暢に話しをしている場合は嘘、もしくは用意された答えであることを疑います。

逆に、視線があちこちに動き、思い出しながら、言葉を選びながら話す人間は嘘をついていることが少ないです。
(ここまで芝居できたら俳優にでもなるべきですね。笑)

そして面接官は、学生の辛い話に頷きながら、じっくり耳を傾け、興味を持って入り込みます。
そこで「そのとき、ご自身の気持ちってどうなんですか?」や「正直、逃げてしまいたいって思ったりしませんか?」と、声をかけると、やはり言葉を選びながら正直に語ってくれます。


圧迫面接ほど強いストレス耐性を測ることはできませんが、自分の社会経験上、仕事を経験しながら強くなることは当たり前で、入社前から極端なストレス耐性を求めることはナンセンスに思います。

会社の評判を落としてまでやる価値があるのか、それより入社前にキツいエピソードを話して、「こういうこともある」と予備知識を与えた方が、トラブル時に「あぁ、このことか」と少なからずストレスは和らぐように思います。


私が思うに、圧迫面接を行う会社は、事前に「ウチの仕事は辛いよ」と言いたくない会社なんだろうなと思います。
最初から辛いと言っておけば、辛い思いをしたくない学生はそもそも来ませんから。

Re: No title

> L_z_m_iさん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

そうですね、正直「圧迫面接」によって得られるメリットよりも、デメリットの方が遥かに大きいと思います。

>圧迫的面接を行うような輩には「マナー」「人間力」などのようなものを人に問える筋合いや資格など無いんじゃないかと。

これには賛成です。少なくとも記事で取り上げた「(面接中)ボールペンを投げ捨てる」面接官にマナーの大切さを語られたくは無いです(笑)

Re: No title

> ツイッターリンクより さん

お久しぶりです、コメント有難うございます。

記事では触れていませんが、ろくに話に耳を傾けない(ように見える)面接官もいますよね。面接を受けに来た就活生に失礼な態度をとるふざけた面接官には腹が立ちます。まぁ、逆に面接官に対して失礼な態度をとる就活生も多数いると思うので、どっちもどっちなのかもしれませんが・・・。

Re: タイトルなし

> 雨宮さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

仰るとおり、圧迫面接が行われる背景としては、企業の「会社>労働者」という価値観が大きいのだと思います。

労働者と会社の関係が対等というのはその通りなのですが、しかし日本では大学卒業時に一人前に働ける人が殆どおらず、多くの人は会社による教育に頼らざるを得ません。このような背景から、会社の力が労働者と比べて圧倒的に強いものになっているのかもしれません。しかし、だからといって社内の「人間」を大事にしない姿勢があり得ないのは、言うまでもありません。

Re: No title

> princessmia さん

お久しぶりです、コメント有難うございます。

まぁ、採用担当の女性が言うことも間違っているわけではないでしょう。ただ、理不尽なことがまかり通りすぎるのもどうかと思いますけどね。程度というものがあります。

>「入社三年間は企業が投資だと思って給料を与えているのだから、文句言わずに働け」
日本企業の意識を、日本企業への就職を考えている外国人の人たちに伝えたいものです・・・。労働に関しては、紛れも無く「ブラック国家」です。

Re: 圧迫面接を行う面接官の深層心理

> おたけさん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>入社前にキツいエピソードを話して、「こういうこともある」と予備知識を与えた方が、トラブル時に「あぁ、このことか」と少なからずストレスは和らぐように思います。

これには納得ですね。これで「こんな辛いことがあるなら、入社したくない」という人は選考を受けないわけで、応募者の絞込み(企業の採用活動にかける労力のカット)にもつながりそうですよね。企業は「日々の仕事の実態をあまり正直に言うと、自社のイメージが下がる」と危惧しているのでしょうか・・・。あるいは、キツいエピソードを聞いた学生から「それ、労働基準法に違反してないですか?」と突っ込まれるのが嫌だったりするのかもしれませんね(笑)
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