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新入社員のコンプレックスにつけこんで、彼らを「働きすぎ」の状態に陥らせる経営者たちはクソだ~「餃子の王将の新人研修」を題材に~

ワタミの労働環境の酷さが浮き彫りになっている現在、改めて、約2年前に話題となった「餃子の王将の新人研修」について触れてみたい(テレビで放送されたものなので、やらせ・誇張があることは前提で)。この動画には、人を過労死に追いやる背景が詰まっていると思うので。



研修の目的は「社会人としての考え方を身に着ける」、「熱いハートをもって仕事に打ち込む」ことにあるとのこと(動画5:30~)。この目的自体は特におかしくないけれど、肝心の研修の内容がまるで「自己啓発セミナー」、「カルト宗教」のようで酷い。


例えば「8秒以内で社訓を大声で読ませる。出来なかったら、もう一度(動画8:00~)。」アナウンサーでもないのに、そんなことをさせてどうするつもりなんだ。


他にも、「王将体操」というものを大声を出しながらやらされる(動画9:00~)、「私の抱負というテーマで3分間のスピーチ(動画19:00~)」などの課題もある。文章だけを見ると研修の酷さが伝わらないので、ぜひ実際に動画を見てほしい(特に動画の最初の2分と、19分過ぎを見ると良いかも)。動画には、土下座をする新入社員の姿もある(動画20:00~)。余談だがこの動画には、研修の様子を楽しそうに見る渡邉美樹さんの姿も映っている(笑)


学生気分を叩き直すために、厳しい研修を行うこと自体は理解できなくも無い。しかし、餃子の王将の研修は、どうも厳しさの方向性を履き違えているような気がしてならない。もっとも、この動画を見て「何かがおかしい」と思いながらも、その違和感を言語化することが出来ないでいた。


少し考えた末に思いついたのが、企業が新入社員のコンプレックスにつけこんで、彼らを「働きすぎ」の状態に陥らせようとしているのではないかという考えだった。


新入社員の人たちが熱心に研修に取り組む背景は、彼らの中の「こんなどうしようもない自分を拾ってくれた会社に恩返しをしたい」という思いだ。これは僕の想像ではなくて、実際に動画にて「自分を拾ってくれたという恩を感じています(大熊さん、動画 15:00)」、「自分は50社、60社以上受けてきましたが、王将フードサービスが唯一の内定先です!自分を拾ってくれた、掴まえてくれた、そういった方々に全力でこれから恩返しします!(折笠さん、 動画20:30~)」という声を聞くことが出来る。


それに加えて、研修でも「声が小さい!」など新入社員に対するダメ出しが頻繁に行われる。企業は新入社員に怒ってはいけないというわけでは無いけれど、それでも、頻繁にダメ出しをすることによって新入社員を精神的に追い込むという効果があることは否定できないと思う。それでいて、いざ課題を達成したら研修を担当する社員が必要以上に新入社員を賞賛して、精神的に参っていた新入社員に「辛いこともあったけど、本当に頑張ってよかった!こんな自分を見捨てないでくれたこの会社で、これからも頑張ろう!」と思わせる・・・。書けば書くほど、どこかのインチキ自己啓発セミナーと共通する点が山ほどあるんじゃないかという気がしてきた(笑)


人にもよるだろうけれど、研修が終わった後も「こんなどうしようもない自分を拾ってくれた会社に恩返しをしたい」という思いが持続しているのだとすれば、どんな理不尽な労働環境下に置かれても「何とか、この会社のために・・・」などと思ってしまうんじゃないだろうか。ただ、いくら「会社のために」という思いを持ち続けて長期間激務に耐えても、人間の体にも限界がある。ワタミの女性社員の人には「自分が働きすぎ」という自覚症状はあったわけだけれど、中には体を壊してから初めて「あの会社の労働環境はおかしかった」と思う人もいるのではないだろうか。これは僕の想像に過ぎないけれど。


今回のワタミの件で、経営者なんて、結局は口でどんなに良いことを言おうが、あるいは著書でどんなに素晴らしいことを書こうが、本音としては「労働者なんて都合の良いように使えれば使えるほど良いわー」という意識を持っているんじゃないかと僕は思う。おかしいことにはおかしいというべきだと思うけれど、そうすると経営者たちは正当な主張をしている日本人を切り捨てて「海外の人たちのほうが仕事が出来る!」とか言い出して、安い人件費で海外の人たちをこき使う方向に動いていくのだろうか。それはそれで困るのが悩ましいところである。


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王将に限らずこういうカルト宗教みたいな研修やってる企業は「努力・根性・やる気」だけで全てを解決しようとしてるところが多いwww


頭が1945年でフリーズしてんのか?


そういうのは自衛隊でやってくれwww

Re: タイトルなし

> 雨宮さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

この研修を外国人にやったらどうなるのか、想像したら面白いです(笑)皆、馬鹿馬鹿しくて逃げ出すかも分・・・。まぁ、研修において一定程度の厳しさは確かに必要なのですが、王将の研修を見ると、厳しさの程度・方向性については再検討する価値があると僕は思います。

No title

必要以上に叱り、必要以上に褒める。感情の差がとても激しいのは嫌いです。
適切に叱り、適切に褒める。「0ー100」ではなく「50-50」のほうがいいです。

Re: No title

> ROPさん

はじめまして、コメントありがとうございます。

>必要以上に叱り、必要以上に褒める。感情の差がとても激しいのは嫌いです。適切に叱り、適切に褒める。「0ー100」ではなく「50-50」のほうがいいです

同感です。ただ、企業からすれば「0ー100」の方が社員の忠誠心を育みやすいと考えているのかもしれません。自分をよく怒ってきた人から急に優しくされることで「そうか、あの厳しさは全部自分のためだったのか。ありがとうございます!これから頑張ります!」というテンションになるのではないかと・・・。
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