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「既卒3年=新卒扱い」から見る、採用担当者のビジョンの欠如

前回の記事で、「卒業後3年までは、新卒の採用枠に応募できるようにする」という方針を採る企業が続出しているということを書いた。企業が、既卒者に対しても募集の範囲を広げたことについては評価をすべきだと思う。


ただ正直、政府に言われてこうもあっさり採用方針を変更する企業が続出するとは思わなかった。どうしても新卒として入社してもらわないと困るから、大学に在籍する留年生からの応募は受け付けて、既卒者からの応募を受け付けなかったんじゃなかったのか。今まで企業は採用活動を行う際に、一体何を考えていたんだろうか。


例えば、高島屋が「多様かつ優秀な人材を確保する」ために、卒業後3年以内の人にまで募集対象を拡大することを決めたということを、以前どこかの記事で読んだ。それだったら、政府から要請をされる前に、最初から既卒生にも門戸を開いておくべきだっただろうという話だ。もちろん、高島屋が述べる理由はただの建前に過ぎないのかもしれないけども。


さらに目を引いたのは、筑邦銀行のケースだ。既卒3年以内を新卒と同じ採用枠にすることを「他行の動きも踏まえて決めた」という。企業社会の常識が分からない僕からすれば、なんで自社の採用方針を他行の動向を見た上で決めるのか不思議だ。自社がどんな人物に募集をかけるかは、自分で決めれば良いじゃないか。


学生に個性が足りないという企業側こそ、案外「横並び意識」が強い。なぜどこも卒業後「3年」までの人間に門戸を開くのだろう。「公務員試験は30歳くらいまで門戸を開いているから、政府の言うことをただ鵜呑みにしないで、30歳くらいの大卒まで募集の幅を広げよう」みたいな企業が出てきても良いんじゃないか。例えば、シャープみたいに「既卒3年以内」という制限も特に設けず、既卒者を一律新卒者採用枠で受け付けるという方針を採ることを決めた企業はもっと社会で評価されても良いと思うけれど(ただし、「年齢制限などはありませんが、同学年の方より年齢を重ねているのであれば、それに見合う経験やスキルなどを身につけられている必要があると思います」とシャープのホームページには書いてある)、そういった企業は一部だ。


とにかく「横並び意識」が強いだけの企業が学生に対して、「個性が足りない」とか「将来のビジョンをきちんと持て」と言ってるわけだから、おかしな話だ。そういった企業は「友達がこの企業受けると言ってたんで、僕もこの企業を受けることを決めたんです・・・」という学生こそ採用するべきだろう。そのほうがお似合いじゃないか。


結局、今までは「雇用問題」の中でも特に「新卒採用」に関する問題が語られることが少なかったから、企業がなぁなぁな採用活動を行っても誰も何も言わなかったのだと思う。だから採用担当者も、何も考えずに・・・というのは言いすぎだけど、例年と同じような方針・手法で採用を進めていけばよかった。ただ、そのような時代ももう終わる。意識を改めないといけないのは就活生だけじゃなくて、採用担当者を始めとする社会人も同様だ・・・というコンセンサスが社会に根付くことが必要だ。それは、ひいては「社会全体で、どのような人材を生み出すのか、あるいは人材をどのように育てていくのか」という大きな問いにつながる。

実は採用担当者は、採用に際しての「ビジョン」なんか欠片も持ち合わせていないのでは?という考えに共感してくださる方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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