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増沢隆太さんの「みっともない若者叩き」~ワコード(若人)は皆、増沢さんみたいな人にはなりたくないと思っているだろう~

business media 誠に、増沢隆太さんという方が書いた「上から目線」という言葉にイラッときた人のための反論法という記事が載っている。この記事はタイトル通り、「おっさんが若者から『上から目線』と言われた時にどうすれば良いのか」について書かれた記事である。


増沢さんの問題意識の背景には、以前NHKで放送された「就職難をぶっとばせ」という番組におけるやり取りがある。増沢さんは番組に参加していた中小企業社長の「社会ってのは、仕事ってのはやりがいとかだけじゃないんだよ」という意見を肯定的に捉えた上で、その意見に対する(恐らく)就活どうにかしろデモ代表の本間さんの「何でそんな上から目線なんすか」、「上から目線で話さないで」という発言に触れた上で自身の記事を書いているのだ。この点について、同じく番組に参加していた石渡嶺司さんによると、本間さんが「そうやって全部学生のせいにする。それがおかしい」、「アドバイスしているって上から目線ですよね」と言っていたとのことなので(http://diamond.jp/articles/-/10781?page=3)、少なくとも本間さんが番組にて「上から目線は止めてください」と述べたことは間違いないものと思われる。


増沢さんは本間さんの発言を引用した上で、主に二つの主張を展開している。第一に「年長者や目上の人、人生の先輩に対する敬意は無くなってしまったのか」ということ。第二に、本題の「若者から『上から目線』と言われた時の対処法」で、具体的には以下の文章が書かれている(補足だが、増沢さんは「上から目線」という言葉を、人生経験や年輪といったものを全否定する言葉で、反論もしづらい「中身のない批判」とみなしている)。

(そんな時(上から目線を止めてくださいと言われた時)、「『上から目線』ってどういう意味?」と説明させてはどうでしょう? 「何が、どこが、なぜ『上から目線』なの? どういう意味で言ってるの?」と。

ワコード(注:若人のこと)は「説明」が苦手です。昭和の子どもと違って、怒る親や教師から言いわけして逃げ回る必要のない世代です。「どうやったら親をあざむけるか」を日々考えて生きてきた子どもにかなうわけがないのです。だから「なぜ?」と聞かれるのが大の苦手です。まして全然中身のない「上から目線」。説明なんてできないでしょう。

こういう「みっともない若者叩き」をする大人がいるから、ワコードも目上の人を尊敬できないんじゃないかと僕は思うのだが。それに加えて、増沢さんの文章にはいくつか思うところがあったので、以下それについて触れていきたい。


第一に増沢さんの「年長者や目上の人、人生の先輩に対する敬意は無くなってしまったのか」という指摘についてだが、これについては部分的に正しいと思う。恐らく、若者は「目上の人」を敬う気持ちを完全に失ったというよりは、人を尊敬するにあたって「年齢」という要素を必要としなくなったということではないか。だから、尊敬すべき点がある人は年上だろうと年下だろうと尊敬するし、逆に目上の方でも増沢さんのような「みっともない若者叩き」をするような方を尊敬することは殆ど不可能だという話だろう。実際に増沢さんの現状認識が僕の見解と合致しているかは分からないが、仮に増沢さんが「僕は君たち若者より目上なんだから、もうちょっと敬ってよー」と思っているようならば、それに対しては「目上の人だからといって無条件に敬われるという意識自体がおかしいので、増沢さんらが『ワコード』から尊敬されるような方へと成長してください」としか言いようが無い。増沢さん、頑張ってください。


第二に増沢さんは「上から目線」という言葉を「獏とし過ぎていて反論も難しい言葉」と評した上で、そのような言葉を用いておっさんを黙らせる若者を批判している。確かに「上から目線」という言葉自体は曖昧に感じる場合もあるかもしれないが、一方でコミュニケーション全体の文脈に照らせば、明らかに意味が明確になる場合もあるのではないか。


例えば本間さんが発した「上から目線」について。僕は放送を見ていないので多少想像の話になるけれど、本間さんがどういう思いを込めて「上から目線」という言葉を発したのかは少し考えれば推測できるのではないか。これは上で紹介した石渡さんの記事が正確だという前提が必要なのだが、本間さんは番組で「そうやって全部学生のせいにする。それがおかしい」とも述べている。この発言を考慮すれば本間さんが「企業の方々は自分たちにも落ち度があるのに、何で若者に対して一方的にアドバイスだけしているんですか。自分たちの悪い点も認めてくださいよ」という意味を込めて「上から目線」と述べたことが大体想像つくのではないか・・・つきませんか?(笑)


勿論、僕の想像は間違っているのかもしれない。しかし仮にそうでも、どうも増沢さんの記事からは「若者叩き」をしたいがために、本間さんの発言の意図を捻じ曲げているような気がして、それはそれで問題だと思うのだ。普通に考えて中小企業社長の「社会ってのは、仕事ってのはやりがいとかだけじゃないんだよ」という意見に対して「上から目線はやめてください」と返答はしないはずで、そのような返答をしたからには何か特別な背景があると考えるのが自然ではないか。それなのに本間さんの発言の背景を明らかにせず、単に「若者が目上の人に『上から目線』という言葉を発した」とだけ伝える。そればかりか増沢さんは、本間さんが「中小企業なんて目に入らない就活生にとって、中小企業の社長なんて何も学ぶものはない、単なるうっとおしいおっさんなのかも知れません」なんて言っている。とことん若者を「悪者」にしたいようですね。「何も学ぶものはない、単なるうっとおしいおっさん」なのは中小企業の社長ではなく、増沢さんのような人だろう。勘違いしないで欲しい。


本来ならばこういう下らない記事はスルーするのが一番なのかもしれない。しかし、こういう「みっともない若者叩き」をしている人の存在が一層顕在化することで「将来、こんな奴にはなりたくないな」と思う人が増えれば良いと思って今回の記事を書いた。大いに反面教師にしましょう。


増沢隆太さんの「若者叩き」はみっともないもので、いくら目上の人でも、そんな人を敬うことは絶対に無理ですという考えに共感してくださる方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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No title

「社会ってのは、仕事ってのはやりがいとかだけじゃないんだよ」←これがそのどうやったら親をあざむけるを日々考えて生きてきた世代の上手な説明なのか?笑わせてくれる。

大体「社会ってのは、仕事ってのはやりがいとかだけじゃないんだよ」「上から目線で話さないで下さい!」っていうやりとりが、若者が何もかも社会のせいにしているみたいな解釈をされる時点で偏りまくってるなぁとか思うのは僕だけですかね。この人だって何も説明してないですよ。

僕はうちの親なんかに労働政策的なことで度々ツッコミを入れてますが、父の説明は社会がなんちゃらとか、常識がうんたらとか、単なる感情論で説明にすらなってないこともしばしば。なので僕が日々肌で感じているのはむしろ年長者こそ説明出来ずに逃げてるんじゃないの?ということですね。


>ワコード(注:若人のこと)は「説明」が苦手です。昭和の子どもと違って、怒る親や教師から言いわけして逃げ回る必要のない世代です。「どうやったら親をあざむけるか」を日々考えて生きてきた子どもにかなうわけがないのです。だから「なぜ?」と聞かれるのが大の苦手です。まして全然中身のない「上から目線」。説明なんてできないでしょう。


これほど賛同出来ない主張は久しぶりに見た気がします。

Re: No title

> William Yaminさん

お久しぶりです、コメント有難うございます。


「社会ってのは~」という説明(そもそも「説明」とはいえないかもしれませんが)も卑怯ですよね。それを言われたら、自動的に(人生経験を積んだ)年齢が上の人が勝ってしまう(笑)だって年下の人が反論しようとしても「お前は俺より生きてないだろ!お前に社会の何が分かるんだ!」と言われたらそれでお終いですからね。これほど滑稽なやり取りもない。


僕もここまで賛成できない主張は久しぶりです。正直「釣り」なのでは?と思っているほどです。

だから「老害」ということがいわれるようになるのだ

相手の「人生経験や年輪といったものを」少なくとも初めからは否定するつもりがなくても・・

年齢や社会的地位の強さのようなものをことさら強調するような、
あるいはそういう“加齢臭”の強い年長者さんがたなど
あまり尊敬できませんね、自分も。
「上から目線」ってのはそこなんだと思います。

そしてそういうのは、例えば今の団塊さんがたのように
定年で「会社」から「地域」に帰ってきたときにも
自分で自分を苦しめることにもなるわけで。(社会で出世した人ほど特に)

そして自分もいつかじじいになったとき、「上から目線」にならないように気をつけたい所存です。

Re: だから「老害」ということがいわれるようになるのだ

> L_z_m_iさん

こちらの記事にもコメント有難うございます。

>年齢や社会的地位の強さのようなものをことさら強調する

そうですよね、だから尊敬できないんだと!(笑)尊敬は理屈でするものじゃないので、もう根本的に増沢さんと、彼と同じ思考の持ち主のことは尊敬できないです。ただ、反面教師としては参考にしようと思います。
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