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ついに「俳優」が就活生の演技指導を請け負うそうです(笑)

ニュースを見て驚いたけれど、株式会社アクティブ アンド カンパニーが「現役俳優から学ぶ就職活動支援セミナー~面接で「演技」にならないための表現力トレーニング~」というセミナーを来月に開催する(ちなみに無料)。どうやら「現役俳優の指導の下、面接時における表情の作り方や立ち振る舞い方、発声の仕方といった、自らの考えを効果的に伝える方法を学ぶ」ことが出来るようだ。


セミナー名は「面接で演技にならないための」と言っているけれど、これはどう考えても「演技」を磨くセミナーだろう。もしかすると、こういうセミナーに嫌悪感を抱く人もいるのではないだろうか。例えば「なんで日本の就活は、ただの嘘つき大会と化しているんだ」と感じている就活生や、「面接で演技をして入社しても、長続きしない」と感じる採用担当者の方々ら。下手すると、このようなセミナーは、就活生・企業双方にとって有害なものとなる可能性がある。勿論セミナーの具体的な中身は知らないので、あまり断言は出来ないのだが・・・。


「演技力」を指導するセミナーの是非は人それぞれだろうし、僕も自分の考えを明確に出来ないでいる。ただ、一つ思うことは「面接ではありのままの自分を表現してください」という言葉が孕む無責任さである(これについては、以前「『面接ではありのままの自分を表現してください』という言葉の偽善」という記事を書いた)。例えば、普段から人と話すことが好きな人に対して「ありのままの自分でいけ!」と言うのは何も問題ないだろうが、残念ながら一方で、自分の「ありのまま」が中々面接官に受け入れられない人もいるのは容易に想像がつくだろう。人と話すのを億劫に感じる人に「ありのままで大丈夫だ!」なんて言葉をかけるのは全く無理な話だ。


現在に限る話ではないかもしれないが、就活生は「ありのままの自分でいいよ!」という言葉と「(ありのままの自分を出して)そんなんじゃ受からないよ」という言葉に挟まれ、圧迫されているのだと僕は思う。あるいは真面目な人らは「エントリーシートや面接で嘘をついたりするのは卑怯だ」と思い「ありのままの自分」に固執して、負のスパイラルに巻き込まれていくという構造もあるかもしれない。これらの事態に対処するためには、何気なく使われる「ありのままの自分」という言葉の定義を再検討するべきなのではないか。


まぁ「再検討」と言いつつも、実は言葉の定義づけは上で紹介した過去記事のコメント欄(http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-182.html)でなされている。僕と最初にコメントを下さった方は「ありのままの自分を表現すること=自分の特徴をバカ正直にさらけ出すこと」とオーソドックスな定義付けをして、その上で「家の外にでたら、絶対『ありのままの自分』じゃなくなるに決まっている。だから、面接官らの『ありのままの自分を表現してください』なんて言葉はただの偽善だ」と結論付けた。


しかし一方で、違った定義づけをする方もいる。「ありのままの自分を表現すると言うのは、自分で自分をプロデュースする事」、「(ありのままの自分を表現するとは)バカ正直に何でも話せということではなく、“自分を認めて(開き直って)、自分の言葉で、自分の考えを言うこと」と定義する方々もいるのだ。これらの定義に従うと(特に前者の定義づけに従うと)、例えば「ありのままの自分を出せって言ったから、自分の思うことを正直に話したら選考に落ちまくった。どうなっているんだ」、「ありのままの自分を出せというけど、僕は本来暗い人間なんです。そんな僕が『ありのままに』面接に臨んだら選考に落ちるに決まっているじゃないですか。無責任なことを言わないでください」等と考えている人は根本的に勘違いをしていることになる。


「ありのままの自分」という言葉の定義に正解はないだろう。しかし就活生が、「ありのままの自分」という言葉が必ずしもバカ正直に自分をさらけ出すことを意味しないと認識すれば、例えば冒頭で紹介したセミナーを「要は嘘の付き方を学ぶんでしょ。下らない」と思うのではなく、「なんか胡散臭いセミナーだけど、その中でも自分の良さを最大限にプロデュースするヒントをつかめればいいや」と能動的に受け止められるかもしれない。仮に(特に就活生ー面接官間で)「ありのままの自分」という言葉に関する認識のギャップが大きいようならば、それを是正することによる効果は案外大きいのではないかと僕は思っている。



「ありのままの自分を表現する」という言葉の意味を明確にすることには意義があるという考えに共感してくださる方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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結局は都合のいい人間しか採りたがらないんですよ人事の人は。

「就活は恋愛と同じ」「会社と就活生のフィーリングが大事」なんて言ってるけどあれはウソです。

確かに一部の優良企業はそうかもしれないですけど…


でも世の中の多くはいわゆるブラックなわけで…

それらが必要としているのは都合のいい人材です。


まあその結果「社畜」を生み出しているんですけどね

就活にせよ受験によ、皆がやらねばならないことには、下らない精神論が多いですね。

ありのままの自分とか、人間的な成長とか、己に打ち勝つとか、聞いててむず痒くなるフレーズが、就活や受験では多いと思います。

就活なんて、金稼ぎの下準備だと開き直る位がちょうどいいと思います。現に人間的成長(笑)とかは幻想でしょうし。不景気でそうもいかないから、変な精神論に陥ったり、こんなバカなセミナーに引っかかるのかもしれませんが…

ありのままの自分を 太陽にさらすのだ

面接という面接で不合格経験の無い(あるいは少ない)人なら
俳優になったとしても普通に勤まりそうだな・・・とか、
コミュニケーション力っていうのにしても、(よっぽど売れてない人でもない限り)
TVなどタレントや司会者を勤める人たちはそういう力が超人的に強いんだろうなぁ・・

などと前から漠然と思っていましたが、こういうセミナーの是非は置いておいても
やっぱりそういうのがうまい人ほど、
顔をつき合わせて話していて少なくとも「演技してます感」「不自然感」など感じさせないんでしょうね。

Re: タイトルなし

> 雨宮さん

お久しぶりです、コメント有難うございます。

>結局は都合のいい人間しか採りたがらないんですよ人事の人は。

よく企業の「求める人物像」はどこも似たようなものと聞きますが、逆に言えばその人物像に当てはまらない人はとてつもなく過酷な状況に置かれるわけで、皆はその点について自覚しなければならないと思っています。ただ、面接官が「(自分にとって)都合のいい人間」を優先的に採用したがるのも気持ちとしては分からなく無いだけに、この点について強く訴えることは難しいとも感じています。

Re: タイトルなし

> exciteさん

お久しぶりです、コメント有難うございます。

本当に就活では奇麗事が蔓延していますよね。僕は「就活を通じて人間として成長できた!」と思う人がいても全然良いと思いますが、一方で「日本の就活は下らなすぎる」という感覚も同じくらい尊重されるべきだと思っています。もしかすると「ありのままの自分」、「人間的な成長」、「己に打ち勝つ」などの奇麗事が広まる背景には、これらのようなプラスのイメージを絶えず就活生に発信しないと、誰も就活をしたくなくなるからかもしれませんね(笑)

Re: ありのままの自分を 太陽にさらすのだ

> L_z_m_iさん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

ちなみに、記事で取り上げたセミナーも「面接のような対面的コミュニケーションの場で、自分の考えをごく自然な形でかつ効果的に伝える方法を修得する」方法を学ぶ場となるみたいですよ。ただ、やはり僕は就活生に「不自然な演技」を身につけさせるだけのセミナーに終わる気がしていますが・・・。一体どんな内容のセミナーなのか、興味だけはあります(笑)
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