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「こんな行動は、明らかにマナーに反している!」と怒る人に「人にそこまでの気遣いを求めるあなたが図々しいのでは?」と言う発想

少し前に「サルのおてぽん」という番組をほんの少しだけ見た。これは「マナー・常識・処世術など誰もが出会うシチュエーションで人間力をガチでテストする」番組である。僕が見たのは、鈴木奈々さんと坂口杏里さんがビジネスマナーの抜き打ちテストに答えていく様子。具体的には、お客様を会議室に案内する場面にて必要なマナーが分かっているのかを競っていた。しかし鈴木さん・坂口さん共に行動に問題があり、マナー講師の平林都さんが厳しく突っ込んでいた。


マナーが大事ということには、全く異論は無い。しかし、仮にあまりにも厳格に「こんな行動は、明らかにマナーに反している!」と指摘する人に対しては、「それは寧ろ、人にそこまでの気遣いを求めるあなたが図々しいのではないですか?」と返す発想があっても良いと思う。


例えば、「履歴書を茶封筒で送るべきではない。白封筒で送るべき」というマナーについて。「履歴書 茶色 封筒」と検索すると「茶封筒で履歴書を送ったらダメなんですか?」という質問がヒットするのだが、それに対しては「白で送るべき」、「どちらでも良いけれど、心配ならば白で送ったら?」との解答が見られる(一方で「大事なのは書類の中身です」と答えた人もいる)。このマナーの存在意義として「茶封筒は実用的な封筒であり、白封筒は値段も高いですが、清潔感もありますので、就活や履歴書の送付には茶封筒でなく白封筒が使われます」との理屈があるらしい。その他には「茶封筒だと中身が透ける」との問題点もあるらしい。


勿論、履歴書を受け取る方への気遣いとして「書類を折らずに入れることができる、大き目の封筒で送る」、「封筒に『履歴書在中』と明記する」などのことは最低限すべきだと思う。しかし、さすがに封筒の色は茶色だろうが白色だろうが、そんな点はどうでも良いのではないか。もし「履歴書を入れる封筒は白じゃなきゃ失礼です!」と言っている人がいるとすれば、その人を「人に過剰な気遣いを求める図々しい人」と見なしても良いと思う。


マナーの大切さを極端に訴える人は、単に人に窮屈な思いをさせるだけでなく、日本の就活の歪みを生み出しているのではないかと考える。その象徴が、企業が「クールビズで来てください」と言っても就活生がリクルートスーツを着てくるというケースだ。


レジェンダ・コーポレーションの去年の調査では、「2012年4月入社を希望する大学生・大学院生に『就職活動でのクールビズに賛成ですか?』と尋ねたところ、『賛成』が68.9%と『反対』の7.4%を大きく上回った。しかし、『クールビズで選考にお越しください』と言われた時、どのような格好で参加します(した)か」と聞くと、『スーツ着用』が56.3%と『クールビズ』の43.7%を上回った」との結果が出た(http://spa2ch.doorblog.jp/archives/4215700.html)。「クールビズで選考にお越しください」と呼びかける企業の気遣い自体は素晴らしいものだけれど、実際にクールビズで選考に臨むと「そんなの建前に決まってるじゃないか。マナーがなっていない!」と面接官から思われる可能性がある・・・という就活生の心理を反映した結果と言える。これも就活生が「面接は、常にスーツで臨むのが常識だ!」と就活生に厳格なマナーを求める面接官の存在を想定しているからだろう。面接は我慢大会じゃないのだから、暑い日ならば礼を逸さない範囲で当然に涼しい格好で選考に臨むことが当たり前になれば良いと思う。その「礼を逸さない範囲」の定義が人によって異なるからこそ、中々難しい問題なのだが。


人を気遣えることが日本人の長所の一つなのかもしれないけれど、場合によっては個々がマナーの存在を気にしない、他人のマナー違反と思われる行為に寛容になることも必要だ。「クールビズで選考にお越しください」との呼びかけが無くても、暑い日は就活生・面接官共にクールビズで面接に臨み、互いにそれを気にしない。こういう空気が醸成されれば望ましいが、そんな日は来るのか・・・。


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No title

これは就活生、面接官両方に言えることでしょうね。

面接官なんてたかが一社会人であって大した能力があるわけではないのに、そんな彼らに政党の客観的に納得感のある評価をせよと過剰な要求をする就活生。
社会人経験も無い学生に対して、バリバリの社会人同様のマナーと意欲という過剰な要求をする面接官。

お互いがお互いを「馬鹿な学生」「レベルの低い面接官」などと罵り合っている。こういう対立軸がある間は建設的な議論をするのは難しいと思います。
お互いが不完全な人間同士ということを認め合わないと…

No title

日本伝統的なマナーの慣習などは良き面を持ちながらも、
どこか他人の足下を見るような窮屈感を強いる部分がありますよね。

勤勉さが売りの日本社会ですが、
気持ちの余裕という面ではやや不完全な部分があるような気がします。

Re: No title

> 吊られた男 さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>彼らに政党の客観的に納得感のある評価をせよと過剰な要求

これは「雑談面接」についてのご意見ですか?僕は面接官に「客観的に納得感のある評価をせよ」という「結果の達成」を求めたのではなく、「漫然と面接をしないで、客観的に納得感のある評価を下させるように試みるべき」という努力をすべきだとの主張をしたつもりなのですが・・・。これが「過剰な要求」なのかというと、僕はそうは思わないです。

しかし、

>お互いが不完全な人間同士ということを認め合わないと…

それは確かに意識しなければいけないですね!

Re: No title

> a1さん

はじめまして、コメント有難うございます。まさに仰る通りだと思っていて、逆に突っ込むのが難しい・・・(笑)マナーを大切にすることは大事ですが、その弊害について、もっと人々の意識が高まればと思います。

本当の「意識の高さ」とはなんだろう

最近はTVのバラエティー枠にしましても、
(バラエティーなりに)マナー、教養、雑学、健康・・などなど意識の高いものが増えてきましたが
ああいうのってなんだかなあと思っていたところでありました。

TVでも日常でも、言っていることが正論でも
今例えるなら某橋下徹みたいに(笑)そんなにやかましくならんでも・・・と思ってしまう場面は結構ありますね。

一言で言うと「水、清ければ、魚住まず」ってやつですか。

Re: 本当の「意識の高さ」とはなんだろう

> L_z_m_iさん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

マナーが何のためにあるかといえば、人と人が互いに快適にコミュニケーションをとることを可能にするためにあるはずなのに、あまりにも厳格にマナーを守ることが要請されると、快適どころか窮屈でしかないですよね。加えて、存在意義がよく分からないマナーも多い。どうでもよいことを、もっと率直に「どうでもよい」と称することが必要ですね。

No title

返事が遅くなりました。特に雑談面接を指したものではなく一般的な話です。

例えば、学生側の要求で言えば「客観的に評価してくれ」とか「ちゃんと中身を見てくれ」とか…です。
そんなことがたった数時間で見抜けたら、結婚後に離婚する人なんていないし、仲たがいする友人もいないと言いたい。
結婚相手や友人を客観的指標で選ぶこともできるが、それで本当に良い結婚相手や友人が選べるわけではありません。
客観性なら無理やり指標を設けることはできます。身長とか体重とか英語のペーパー試験の点数とか…しかし、そのような客観的指標で良い結婚相手、友人、労働者を選べるものか…無理です。

数十万人の中には無断欠席する学生がいるのに、面接官が少し居眠りすると「面接官はアホ?」というのもおかしな話。
しかし、何故かそういう要求を耳にするわけです。これを叩きあうことに何の意義があるのか。
のべ数千万回の学生と面接官の接点でアホな事例を無くすことはほぼ無理であり、それを叩きあうことは意味がありません。(そういう行為を叩くことで改善を図ると主張する人もいますが大嘘です。ミスの1件でも見つかればそれをさらして叩くのは非生産的で敵対するだけです)

お互いに不完全で、面接官だってボケたことを言う奴はいるし、学生だってろくでもない奴がいるのが普通くらいに思っておいた方が良いでしょう。

Re: No title

> 吊られた男 さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

仰っていることは分からなくも無いですが、それでは意義がある問題提起とはどのようなものなのかという点が気になりました。僕は、例えば一人の面接官の居眠りをもって「面接官は皆バカだ」というように、一つのケースを一般化させた上で批判をするのには反対ですが、「面接中に居眠りをする面接官はおかしい」と述べること自体は何らおかしなことではないと思っています。

No title

マナー・ルールといった言葉で個人のコミュニケーションをどんどんと奪う方向になっているのではないかと思います。お互いがいいと思えばそれで十分であるし、そこの加減を体感して覚えていくことがコミュニケーションではないのかと思っています。

コミュニケーション力が重視されているけれども、社会的にコミュニケーションをつぶす風潮なのはいやだなと思います。

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