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「エントリーシートの文字を見れば人間性が分かる!」といった類の常識に疑いの目を向けていくべき

以前「海外就職日誌『国境なき就職活動』」というブログの「手書き履歴書を辞めれば、年間約27万本の木を節約できる? 」という記事を紹介したけれど、その管理人さん(ダメサピさんという方)がまたガツンと言ってくれた。「『文字から人柄が分かる(笑)』などと言って手書きで履歴書を書かせ、さらに面接も何度も繰り返した結果が、『ゆとり社員をどう扱ったらいいかわからない』ですよwww」と。本当にその通りだ。


就活においては「エントリーシートの文字を見れば人間性が分かる!」の他にも「面接で○○な質問をすれば、就活生の~な資質が分かる!」といった類の言説が常識として定着しているように思える。中には信用性の高い言説もあるだろうが、一方で依拠したところで効果が薄い言説があるのは明白。そしてダメサピさんが仰るように、「文字から人柄が分かる(笑)」は信頼性の低い言説といって良いだろう。企業が効率性のない採用活動を行って自ら苦しむこと自体は勝手だけれど、それに付き合わされる就活生はたまったものじゃない。


そんな訳で、手書きエントリーシートに関するダメサピさんの認識に僕は賛成の立場だ。しかし、気になることが1点。本来、「~をすれば就活生の人柄が分かる!」という類の常識に疑いの目を向けるべきなのはダメサピさんや僕ではなく、人材コンサルの役割ではないのか。現在は、就活生の資質・能力を測るための手法が無駄に氾濫している。だからこそ、どの手法が適切でどの手法が適切でないのか、その区別をするのが人材コンサルの仕事ではないのか。


しかし人材コンサルがやっていることといえば、やたらと「企業は~な点を見ています!」と単に紹介するだけ。中でも下らないと思った記事が常見陽平さんの「人事は新卒採用で大学名より高校名を重視する!」という内容の記事。具体的には「面接官の間で、昔から使われているテクニックがあります。それは、『高校名に注目しろ』というものです。大学は一流でなくても、名門高校に通っていた学生は地頭がいいのではないかというわけです」とのこと。常見さんは学生の味方を気取っている感があるから、本来ならば「人事は高校名を重視しているようだけど、大学生活で何をして何を学んだのかを審査すれば、高校名なんてものを考慮する必要は無い!」と言って欲しいところ。ただでさえ就活生に対する注文のレベルが上がってきてるのに、そればかりか「高校名」まで考慮されたら、とことん学生に対するプレッシャーになるからだ。しかし実際に常見さんがやっていることといえば「人事が高校名を重視する」との現実を批判精神抜きで紹介しているだけ。


加えて酷いと思ったのは、「ヤバイ就活」という本で常見さんが「(エントリーシートで)名前だとかニックネームは意外と見ています」と言っている箇所。それらを見ることで意外な人柄が分かるとの事らしい。僕にはただの妄想としか思えないが・・・。こんな訳が分からないことを言っても、常見さんは一応元採用担当者だから「ほほぉ、採用担当者はそんな点も見ているんですね!」と反応されるだけだろうから楽なものだ。人事・採用担当者の方々のセカンドキャリアは万全ですね。「元採用担当者」との肩書きを身につければどんなに下らないことを言っても、それがお金になるのだから。


僕は一度「~をすれば就活生の人柄が分かる!」という類の常識を抜本的に見直すべきだと思っている。話は違うけれど「ウサギ跳び」の例からも分かるように、効果があるとされていた手法が、実は効果が無いばかりか有害だったなんてこともあり得るからだ。そして、頼りになるはずの人材コンサルは「企業は~な点を見ています!」との紹介に熱心なだけ。だから、気づいた人が「新卒採用において、こんな点に着目するのは意味ないんじゃないか?」と問題提起することが必要なのかもしれない。


「~をすれば就活生の人柄が分かる!」という類の常識に疑いの目を向けるべきとの考えに共感してくださる方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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就活コンサルタントなんて就活生の敵ですよ。


就活の問題点を見て見ぬふりして就活生には企業に合わせることばかり強要させる。


あんたらが就活生の個性を潰してんだよいい加減気づけ

No title

前回・前々回のコメントでは変に感情的になりすぎてしまいました。
すみません。

そうですね、「~をすれば就活生の人柄が分かる!」という類の常識は疑ってかかるべきでしょうね。
この手の類(例えば、「この言葉で相手の本性が分かる」)のものに惑わされないようにするのは、なかなか難しいものですが……。


ところで、

雨宮さんは就活コンサルタントを敵と見なしているようですが、
では、就活生の味方って誰なんでしょうか?

感情的に突っ走った私が言うのもなんですが(苦笑)、「敵」「味方」という考え方は何も生まないと思います。就活コンサルタントのなかには良い人(この表現には語弊がありますが)がいるでしょうし、就活コンサルタントのおかげで就職できたって人もいるはずですから……。

※黒紅茶さん

僕のコメントも感情的になってしまいましたが、この就職氷河期に就活生の味方になってくれる都合の良い大人なんていないと思っています。偏見だと思われるかもしれませんけど。

確かに就活コンサルタントのおかげで就職出来た人は少なからずいると思います。それで納得出来る就活生はまだいいですが、自分らしさを殺してまで、就活コンサルタントの言うことを聞かなければ内定を取れないもどかしさを抱えている就活生も少なからずいると思っています。果たしてそれが就活生本人とって幸せな選択なのかどうかを彼ら彼女らは今一度考えて欲しいと思っています。

Re: タイトルなし

>雨宮さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

以前「就活コンサルタントはただのおじさん・おばさんであり、それ以上でもそれ以下でもない(http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-140.html)」という記事を書いたことを思い出しました。就活コンサルの中には「就活のカリスマ」気取りで学生に能書きを垂れている人もいますけど、馬鹿馬鹿しいですよね(笑)

Re: No title

> 黒 紅 茶さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。こちらこそ黒 紅 茶さんへの返信がキツい文面になってしまったのに、こうして再びコメントを下さって嬉しく思います。有難うございます。

>「敵」「味方」という考え方は何も生まないと思います。就活コンサルタントのなかには良い人(この表現には語弊がありますが)がいるでしょうし、就活コンサルタントのおかげで就職できたって人もいるはずですから……。

仰るとおり「就活コンサル」という立場の人を一括りにして批判するのは妥当ではなく、「問題のある行為」を批判すべきでしょうね。

No title

こんにちわ。

就活に限らずですが、
ものすごく簡単に、安易に人の「人間性」なり「人物」なり「人格」なりを断定してしまう行為に対しては違和感を感じます。

私は人間ってものはみんなすごく深いものだと思っています。
20年付き合った親友でもわからないことがあるし
半生を一緒に過ごした親のことも完全にはわかりません。

文字だの服装だのあだ名だの下らないことで人の人物を簡単に断定しちゃう面接官って、
人間性ってものにこだわる割りに、人間ってもの自体を舐めてるんじゃないかな。

個人的には、オカルトみたいな「人物試験」なんてものばかり重視しないで
実務上の能力を測る工夫をもっとしたほうがいいと思ってます。

Re: No title

> とも さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>就活に限らずですが、ものすごく簡単に、安易に人の「人間性」なり「人物」なり「人格」なりを断定してしまう行為に対しては違和感を感じます。

採用担当者・面接官が就活生を審査する時間は有限ですから、審査の際にある程度「安易さ」が介在してしまうのは仕方がないとは思っています。しかし、「~をすれば就活生の人柄が分かる!」という類の常識に飛びつくのはさすがに短絡的過ぎるだろうと感じます。


>個人的には、オカルトみたいな「人物試験」なんてものばかり重視しないで実務上の能力を測る工夫をもっとしたほうがいいと思ってます。

学者の本田由紀先生がそのような主張をしておりますし、僕自身もこの主張に賛成する方向性の記事をいくつか書いています。「人間力」という曖昧な基準があまりにも重要な要素となってしまっている現在の就活はかなりおかしいと思っているのです。

No title

こんにちわ。

今までのブログの内容を踏まえないで、自分が初めて思いついたことかのような発言をしてしまったようですね。
不勉強ですみませんでした。

実務能力を測るなら、人事部では限界があるんでしょうね。
だから外資では営業志望なら営業部の人が、技術志望なら技術の人が 毎年自ら課題を考えるようなやり方をするのでしょうね。
それがいいのかはわからないですけど、少なくとも「人物」で落とされるよりは納得がいきます。

何で日本は人事部がこんなに強いんでしょうね。

Re: No title

> ともさん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>今までのブログの内容を踏まえないで、自分が初めて思いついたことかのような発言をしてしまったようですね。不勉強ですみませんでした。

いや、別に「過去記事を読んでからコメントしてください!」と責める意図は全く無くて、単に「僕も同じ主張をしたことがあるんですよ。同意見ですね!」と言いたかっただけなのです。書き方が悪くてすみません・・・。

>だから外資では営業志望なら営業部の人が、技術志望なら技術の人が 毎年自ら課題を考えるようなやり方をするのでしょうね。それがいいのかはわからないですけど、少なくとも「人物」で落とされるよりは納得がいきます。

そうですね。僕は海外の人の考え方をそんなに知りませんが、日本人は「人間性」よりも、企業が明確な基準で審査し、その基準に沿った人が採用される・・・という採用形式の方が合っている様な気がします。

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