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「就活問題」を肴にドンチャン騒ぎをする大人や学生が蔓延する、こんな現状だからこそ・・・

前回の記事で、「シューカツ」破壊アリーナというホームページを開設した理由は、就活問題を考えるに際して「積み重ね」の議論がまるで出来ていないと感じたことから、その問題を解決するための空間を作りたいと考えたからと述べた。就活問題の解決策を考える際には、学者・識者の先行研究、就活生の声を拾い上げ、それらを土台に据えた上で議論を進めるべきだと僕は考えているのだが、現実は大人も学生も、単に「就活問題」を肴にドンチャン騒ぎをしているだけなんじゃないかと思っている。


ホームページ開設を決めた最後の一押しになったのが、先日放送された「ニコ生×BLOGOS特別編 飯田泰之×常見陽平×海老原嗣生『就活の"真実"』~マスコミ報道と通説を徹底検証」をラスト20分だけ見たことだった。この対談の紹介文を引用する(http://blogos.com/channel/41/

”就活”の本当の問題点とは、一体何なのか?

大手企業の動きが一段落し、中小企業の採用活動が本格化する夏に向けて、大学生の就職活動は佳境を迎えます。

現在、新卒者とともに第二新卒の採用も厳しい状況が続いており、就職活動の失敗を苦にして自殺する10~20歳代の若者の増加も 懸念されています。

また、政府の推計によると、大学や専門学校への進学者のうち、 正社員など安定した仕事に就いている人の割合は48%にとどまるなど、 内定が出たからといって安心できない状況にあります。 一体、就職活動、企業の採用活動の現場では、何が起こっているのでしょうか。

そこで、今回のニコ生×BLOGOS特別編では、 エコノミストの飯田泰之氏を司会に迎え、ゲストとして 雇用問題のスペシャリストである常見陽平氏、海老原嗣生氏に ご登場いただきます。三者がメディアで語られることのない、 「就活の"真実"」を語りつくします。

・大卒の求人は減っている?
・大卒一括採用が若者を苦しめている?
・グローバル人材は本当に必要とされている?……など

僕が見ていた20分の間にも話題がころころ変わったので「こんな内容の対談でした」と一言で紹介するのが非常に難しい。覚えている発言は、海老原さんの「新卒応援ハローワークに求人はあります。行って下さい」とか、常見さんの「自分で"コミュニケーション能力あります"と言う人はコミュニケーション能力無いんですよ」とか、飯田さんの「全部の企業の面接で70点を取ろうとしても、合格ラインが80点だったら意味ない。それだったら、ある会社では0点をとっても、別の会社では100点を取ろうとする方が良い」とか、あるいは3人の「資格をたくさん取っても意味ないよね。なんで、その資格を取ったのかという理由が無いと」というやり取りとか・・・。


ラスト20分だけしか見ていない僕が感想を言うのもおかしな話だが、あくまでも僕の印象では、この動画が「就活生の就活リテラシーの無さを肴に盛り上がるおっさんたちの座談会」のように見えてしまい、こういうおっさんたちが大きい顔を出来ないようにするためのページを作ろうかなと思ってしまったのだ。確かに就活生のリテラシーの無さは否定できないかもしれないが、殆ど建設的な改善案も出さずに盛り上がっている識者だって同じくらい否定されてしかるべきだ(対談では「ハローワークの職員の質を保つべき」という方向性の議論もあったのだけど、その議論はすぐ終わったし、大体何をもって「職員の質を保てている」と言えるのかもよく分からなかったので、この議論は全く評価できない)。大体、この人たちの言説によって就活の歪みが何か解決されたのか、という点も注意しなければならない。


上で述べたように僕が見ていた20分の間でも話題がころころ変わって、もっと建設的な議論が出来なかったものかと思った。例えば資格に関して言えば、なぜ「資格取得という無駄な努力に走ってしまう就活生が後を絶たないのか」みたいなことを考えたりすることが出来たはず。企業が就活生に求めている要素と、就活生が考える企業が求める要素にズレがあることはずっと前から問題視されていたはずだし・・・。また、海老原さんの言う「新卒応援ハローワークに求人はあります。行って下さい」との発言に対しても、なぜ就活生が中々ハローワークに足を運ばないのか、その背景を追求しても良い。これは就活生の行動力不足・ハローワークに対する漠然とした嫌悪感も大きいだろうけど、例えば「やりたいことがないヤツは社会起業家になれ」で有名な山本繁さんはハローワークの現状に対して「行政の支援やPRの仕方は求職者の心に刺さるものなのか」、「支援する職種をもっと増やしたほうが良いのではないか」との問題点を自身の著書で指摘している。単に若者を問題の原因にするのではなく、もっと色々な面から問題点を考察することが必要だ。そして、(僕が見た範囲では)対談に参加した飯田さん・常見さん・海老原さんにそうした姿勢はあまり見られず、誰もが分かっているようなことを語り合っているだけで議論を前進させる姿勢が希薄に感じた。この感覚が「とどめ」となり、ブログとは別にホームページを開設することを決めた。


大人だけでなく、「就活問題」を肴にドンチャン騒ぎをしているのは学生も同様だ。過去に行われた「就活どうにかしろデモ」、「就活くたばれデモ」には真剣さがあったと思うけれど、去年行われた「就活ぶっこわせデモ」なんかは、今となって考えると、騒ぎたくてたまらないでいる若者の単なるお祭り騒ぎだったのかなという気がしている。実際、「就活の問題を考える院内集会」の準備に携わった関西の方が、同じく就活問題に関して声を上げようとしていたかに見える関東の学生たちに対して以下のような評価を下している。

この院内集会、実は私も参謀役として関わっていました。そして、この日の登壇者が何を国会に申し入れたいのかわからないのもそのはず、登壇者3人のうち2人は、ほとんど準備に関わっていなかったからです。おまけにその2人のうち1人は、代表者です。就職活動の問題点を改めて再考して申し入れ内容の考案、プレスリリースや各種案内の文書作成、議員事務所への個別の勧誘など、地道な準備はほぼ全て私を含めた関西のメンバーがやりました。

話し合いは、Skypeを使って会議をしていたのですが、協力してくれ、会議に参加してくれと、私や他の関西のメンバーが呼びかけても、無反応でした。我々はそれでも見放さずに準備を進めましたが、ひとえに就職活動の現状を改善したいという思いからです。地道な準備は私たちに押しつけ「目立つこと」「カッコいいこと」「おいしいところ」は上前をハネて、さらに肝心要の本番で、誰の目にも明らかな準備不足を露呈するという醜態を晒した。憤懣遣る方なしとはこのことです。

今回の登壇者や無反応だった東京の実行委員の面子は、就活ぶっこわせデモやゆとり全共闘、就活生組合の連中と同一です。結局、彼らにとっては院内集会もお祭り騒ぎのイベントに過ぎないんですよ。就職活動なんて、自分の将来に大きく影響することについて訴えることでさえ、それを肴にドンチャン騒ぎをしたいだけhttp://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-190.html#cm)。

「学生も一生懸命声を上げているじゃないか!」と就活デモを評価した人も少なくないだろうが、その内情はどうしようもないものだった。これを見ると、真剣に問題を考えようとしている関西の学生と、就活問題を訴えることを単なる「イベント」と位置づけている関東の学生・・・という構図があることが伺える。勿論これに対して「これは関西の学生の偏見なんじゃないの」と感じる人もいるかもしれないが、実際に院内集会の動画を見た僕の意見としては、これは単なる偏見ではなく事実だと思っている。登壇者の準備不足は明らかだったので・・・(動画はこちら→http://www.ustream.tv/recorded/21138240)。他にも、超短期で解散した「就活生組合」の存在なども考えると、やっぱり特に関東の学生に「就活問題」を肴にドンチャン騒ぎをしたい人が多いのかなと思っている。当たり前だが、「就活は社会の問題なんです!皆さんも考えてください!」と言っていた人たちが、実は一番何も考えていないというおかしなことがまかり通ってはいけない。


大人、学生問わず「就活問題」を肴にドンチャン騒ぎをする人たちが蔓延しているからこそ、一度、就活の問題点・問題の解決策とそれに対する異議、専門家の意見などをアーカイブ化する必要性を実感したのだ。特に今となっては「就活どうにかしろデモ」、「就活くたばれデモ」など相当前に行われたデモのページにアクセスする人は殆どいないと思うので、そのデモにおいて叫ばれた「声」を、このホームページにて復活させたい(引用元はちゃんと明記します)。せっかく勇気を出して発した叫びが風化してしまうのはあまりにも勿体無いからだ。


一言で「就活の問題点」といってもそれは非常に多岐に渡り、就活の問題点に関する情報は未だ殆ど社会でシェアできていないと思う(識者と呼ばれる人たちは今まで何をしていたのだろう・・・)。アーカイブ化を通じて問題点を整理し、それを土台にして建設的な提案の創出につなげ、職探しにおける絶望を潰す。そうした流れを「シューカツ」破壊アリーナが生み出せれば嬉しい。

※ご連絡
ブログを読んでくださっている方で、一つの記事で複数回拍手ボタンを押している方はいらっしゃらないでしょうか?ずいぶん前に書いた「就活生に甘える社会人は、いつ就活生に殺されてもおかしくない (http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-9.html)」という記事の拍手数が明らかに不自然なので・・・。こんなことを言うのもおかしいかもしれませんが、一つ一つの記事の正確な評価を知りたいと思うので、もし拍手ボタンを押してくださる場合は一つの記事につき1回に留めていただけると助かります。そして、「この記事つまんないな」と思った場合は拍手ボタンを押さないでいただけるとむしろ嬉しいです。よろしくお願いいたします。


アーカイブ化を通じて就活の問題点を整理し、それを土台にして建設的な提案の創出につなげ、職探しにおける絶望を潰していく流れに共感してくださる方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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非公開コメント

常見氏って本田先生の時は割と建設的な話をしようとするのに、海老原の時は態度が違うんですよね。まあこの人達は若者関係かなんかで企業向けに飯食ってる人達ですから就活とか実は興味ないんでしょ。まあいいや。
僕は関西のデモの主張は凄く真面目だったと思います。資料とかみても学業の金銭的負担など当事者の苦しさを素直に訴えていてよかったと思います。
ただ関東は・・勉強不足感がありましたね。
アリーナ期待してます!

Re: タイトルなし

> takeshi さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>常見氏って本田先生の時は割と建設的な話をしようとするのに、海老原の時は態度が違うんですよね

よくご存知ですね。僕もそう感じます。対談相手によってスタンスを変えてるのではないかと。さすがに本田先生相手に学生を馬鹿にしだしたら対談が険悪なムードになりそうですし・・・(笑)

>まあこの人達は若者関係かなんかで企業向けに飯食ってる人達ですから就活とか実は興味ないんでしょ。

海老原さんはともかく常見さんは著名な論者の割には、どんな主張をお持ちの方なのかよく分からないでいます。ツイッターとか見ても「安易な議論は止めたほうが良いよ」とよく言っているのですが、じゃあ実際どういう議論を積み重ねれば良いのかは特に何も言っていない。仰るとおり、実は就活問題にはあんまり興味ないのかもしれないですね。

>僕は関西のデモの主張は凄く真面目だったと思います。資料とかみても学業の金銭的負担など当事者の苦しさを素直に訴えていてよかったと思います。

僕も同じような印象でした。もっとも、関西のデモの方も最新記事で「今後も当ブログは以下3つの内容を更新していきたいと思います」と言いながら、その後一度も更新していないという欠点があるのですが(笑)何か事情があったのでしょう。

No title

こうやって就活を語っている人たちの多くが「既に安定している」んですよね。
就活特集番組や様々な記事などで色々と意見を見聞きして
かなり鋭いものや共感できるものもあるんですが
大半は勝者のサイドからの見物にすぎないという印象を受けるものである気がします。

このおっさんたちのような見物者って結構いるんじゃないでしょうか(笑)

っていうのは学生である私の皮肉に聞こえるでしょうか(笑)

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: No title

> 文転就活生 さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>就活特集番組や様々な記事などで色々と意見を見聞きして かなり鋭いものや共感できるものもあるんですが大半は勝者のサイドからの見物にすぎないという印象を受けるものである気がします。

僕としては、「文転就活生」さんがどのような意見を「鋭いし、共感できるけれども勝者のサイドからの見物にすぎない」と感じているのかが分からないのでなんとも言えないのですが・・・。ただ、文転就活生さんの仰ることは、既存の意見の足りない点を埋める可能性があるものだと思うので、気が向いたらその点について教えていただけると嬉しいです!

Re: No title

>非公開コメントをくださった方へ

はじめまして、コメント有難うございます。長い間ブログを読んでくださり有難うございます。

非公開のコメントと言うことで返信はしませんが・・・、これは「公開コメント」として皆さんに読んでいただきたいコメントと僕は思ったので、なんともいえない勿体無さを感じています(笑)ハローワークの事情がよく分かる勉強になる文面だったので、すごくためになりました。有難うございます。

<一部引用>
新卒ハローワークの求人は、中小企業が多いせいか大手ナビサイトの求人と比較すると、最低限の知識を持った人を求めているせいか、属している学部学科や資格の有無等が限られる求人が多いという印象があります。実際、新卒ハローワークの求人には有資格者向けの医療機関の求人も多いですし。質自体もナビサイトや就職課よりも劣っているという印象もあります。
後は、新卒ハローワークの求人は大学4年の4月1日から公開を始めるという事も原因ではないかとも思っています。
国としては、就活時期を早める手助けは出来ないという事かもしれませんが、学生側としては、4年の4月頃と言うと選考が多い頃でなかなかハローワークの利用に気付けないのではないかと思います。
<引用終了>


特に「ハローワークに求人あるから!」という論者に見てもらいたいご意見です。非公開でコメントをくださったのに結構公開してしまいましたね・・・。僕としては引用しても問題ないであろう箇所を引用したつもりですが、削除をご希望の場合はお手数ですが再度コメントをくださると助かります。

No title

ちょっと私の説明が不十分でした^^;すみません。
説明を加えると、以下のような感じです。

このような報道の中には、一部ではあるが、就活の構造や世代間格差を認めている意見もあり、そういう分析については就活をしている側としても納得できる部分がある。
とはいえ、テレビや書籍における「就活論」は、「既に職を得ている大人」が「就活観戦」をしているようにしか見えない。
だから就活をやっている側からすれば「渦中の苦労を知らない人達が実況中継を楽しんでいるようにしか見えない」という印象を受ける。


こんな感じです。上手くお伝えできていれば幸いです。

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Re: No title

> 文転就活生 さん

こんばんは、またまたコメント有難うございます。追加の説明を見て、仰りたいことを理解できた気がします。

>テレビや書籍における「就活論」は、「既に職を得ている大人」が「就活観戦」をしているようにしか見えない。だから就活をやっている側からすれば「渦中の苦労を知らない人達が実況中継を楽しんでいるようにしか見えない」という印象を受ける。

合っているか確信はありませんが、論者の「現在の就活には色々問題あるけど、とりあえず就活生の皆は頑張ってねー!」といった姿勢に憤っているものと認識しています。論者ならもっと問題への処方箋を示せよと。もっとも論者からすれば、就活は問題だらけのままの方がお金儲けできるので、内心「就活は今のままであってくれ!」と思っていたりして・・・。

Re: No title

> 非公開コメントをくださった方へ

こんばんは、コメント有難うございます。

>長い上に拙い文章を初めてコメントするブログに投稿するのはあまり良くないかなと思ったため、非公開にしただけなので、全部引用しただいて構いません。(中略)私自身も就職活動の改善に微力ながら協力したいと考えているので、私の投稿は今後非公開コメントで投稿することがあっても、引用して頂いて構いません。

有難うございます。お言葉に甘えさせていただく代わりに、これからも記事の質の向上に努めたいと思います。
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