スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

既卒者カフェ提案の「私の既卒就職活動体験記」が果たし得る意義

昨日、「既卒者カフェ」という集まりが渋谷で開かれた。
既卒者カフェとは、大学等を卒業し就職活動を継続中の若者が集まるコミュニティである。この度第4回目の開催を終えたということで、地道に活動を続けられていることが伺える。


既卒者カフェのホームページやツイートを見ると、団体の一番の関心は「卒業後のギャップイヤー」を当たり前にすることにあるように思えた。しかし、ホームページにある「既卒者カフェの発展アイデア」を見て僕が一番関心を持ったのは、次のアイデアである。

◆『私の既卒就職活動体験記』として、電子媒体等で販売。(50円で販売。サイト作成者10円、僕10円、既卒者30円)
意義:既卒就職活動の現状をリアルタイムで届けられる。有料にすれば、既卒者の活動資金となる。サイトの作成者にも資金が入る(できれば既卒者にお願いしたい。)うまくいけば、体験記を見てくれた人が採用してくれるかも。

結果として、「既卒者リレーブログ」という形で既卒者の就職体験記が続々とストックされている(http://kisotu.xii.jp/modules/blog/?cat=4)。


現在書店に並んでいる就活対策本は、主に倍率が高い難関企業の内定者の体験記が書かれていることが多い。最近よく取り上げている「カリスマ内定者100人の告白―大学生が書いた大学生が知りたい就活のホンネ」もそうだし、あるいは森健さんの著書「ぼくらの就活戦記」も、三菱東京UFJ銀行やソニー、テレビ朝日など難関企業の内定者40人の証言がまとめられている本である。また、「絶対内定」に書かれている体験記も大概「たくさん悩んで、たくさん行動した結果、こんな難関企業に入れたのです!」というストーリーだ。つまり現在就活産業が就活生に提示しているメニューは「大学3年生に就活を始め、良い準備をして4月の面接に臨んで内定を貰う」というレールを上手に乗り切った人の体験記に偏っているのだ(これで就活生に「大手病になるな!」というのも、無理な話である)。それに対して、例えば「入社を希望した企業全てに落ちたが、そこから立て直して就活をして内定をもらった」といった体験記は、就活生からの需要は恐らくそこそこあるにも関わらず、その供給は追いついていない。


そして勿論、「在学中に内定をもらえかったが既卒として納得のいく内定をもらえた」という体験記も、大学を卒業して職を得ていない若者が10万人以上出ている状況の割には供給があまりにも少ないのではないかと考える。amazonで「既卒」と検索してみると一応79件ヒットするが、その内既卒者の就活について書かれているであろう本は「既卒なんてこわくない!」、「それでも就職したいあなたに―既卒、フリーター、第二新卒の大逆転内定獲得術」、「27歳からの就職術」の3冊のみ。しかもその内「既卒なんてこわくない!」は実際に読んだことがあるのだが、著者の秋庭さんの「新卒で納得のいかない企業に入るくらいなら既卒で就活した方が良いって!」という精神論が多く、既卒者の就活体験記に割かれたページは殆ど無かったと記憶している。


既卒者の就活体験記が明るみになっていないのは、在学中の就活生にもプレッシャーを与えているはずだ。「既卒になったらどのくらい不利になるのか」、「応募できる求人はブラック企業しかないのではないか」、「なぜ既卒になったのか、面接官からとことん問い詰められるのではないか」・・・こうした情報の不明瞭さが、学生に「"既卒での就活"はまるで暗闇の中に飛び込むかのような恐怖心に晒される」というイメージを抱かせているのではないか。にも関わらず、就活関連の論者は、そうした暗闇を照らすための言説をこれまで殆ど提供してこなかった。「私の既卒就職活動体験記」は、既卒者のみではなく在学中の学生にも役に立つコンテンツとなるはずだ。


既卒者カフェは「電子書籍等」で発売と書いているが、うまくいけば普通に一般の書籍として売り出せると僕は思う。僕だったら、一人の既卒者につき「既卒者による就活体験記の独白」、「既卒者との対談」、「既卒者に内定を出した会社の人事へのインタビュー」の3段階で構成し、その流れを複数回繰り返し1冊の本にまとめる。上で取り上げた「ぼくらの就活戦記」は各企業につき「内定者の独白」「人事の独白」で構成されているに過ぎず、それの繰り返しだけで本として出版できているので、僕の案でも結構いけるような気がしている(笑)


既卒者カフェ提案の「私の既卒就職活動体験記」が果たし得る意義は大きいとの考えに共感してくださる方は、もし宜しければクリックをお願いします。
にほんブログ村 就職バイトブログ 大学新卒の就職・就職活動へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

前に名無しで書いてしまった者ですが、最近のエントリーに関して、ひとこと。
まず、出版社は本を売るのが目的なので、本を売るための脚色はするのが当たり前ということです。
傲慢というよりただのアホのカリスマ内定者についても、捏造とまではいかなくても、絶対に脚色があります。
また、答えた人も、出版社がほんとのことをそのまま書かないとわかってるので、ほんとのことを言わないケースもあります。
上の傲慢というよりただのアホの人は、もしも本当にそう言ったのなら、どうせ名前も顔も出ないんだし、こういうこと言ってワルになろう、と思ったのかもしれないのです。
謙虚にしている人はある意味、賢い人です。でも、謙虚にしてるけど、本音はそのアホと同じかもしれません。

で、本題に入るのですが、既卒社の体験談を出版社が書店に並べても、新卒で採用されなかった人は負い目があるので、書店で手に取るのはむずかしいでしょう。
それに、無職やアルバイトではお金もないですから、1冊1500円とか、高すぎます。
だから、電子書籍で、しかも50円とか安い値段で、というのは非常にリーズナブルです。

カリスマ内定者の本が売れるのは、読者はサクセスストーリーが好きだからです。
サクセスストーリーは読者に希望を与え、あるいは、あんな傲慢でただのアホが一流企業に内定したのか、許せない、という、怒りの捌け口を与えてくれます。
サクセスストーリーが商売になるのはこのためです。
個々の人々に真に役立つ本は商売にならないのが現実です。
カリスマ内定者の本を出している出版社が、就活で苦労している人たちのことを本気で考えて本を出しているとは思えません。出版社は売れそうな本を出して儲けたいだけです。
そして、前のエントリーのことになりますが、サクセスストーリーの主人公になったからこの人は才能があった、という後付になるのが、サクセスストーリーの特徴です。

ブログ主さんは、まだ社会のことをあまりご存じないような気がします。ネットや本で読んだ情報で書いている記事が多いです。
そして、ブログ主さんはブログのランキングをとても気にしてますよね。
ブログで人気が出て、書籍化、という夢を抱いてませんか?
世の中の役に立つことをしたい、という意欲の裏に、どこか、自分も世間的なサクセスを得たいと思っている感じがしてならないのです。

苦言を呈しましたが、ぜひとも、ネットや本以外での勉強もして、さらなるよいブログを作り上げてください。

No title

また賛同を頂きありがとうございます。
深く考えた上で記事になっているので、とても心強いです。
体験記について現在は、

既卒就職活動者の体験記(既卒からの内定者):http://www.kisotsu-work.com/column/doc/5.html
既卒者リレーブログ(継続中の者たちのブログ):http://kisotu.xii.jp/modules/blog/?p=25

と両側から固めていっています。

卒業後のギャップイヤーが当たり前になる≒新卒一括採用の打破
ということを考えています。

Re: No title

> J さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。以前「出版界で少し仕事をしたことのある人間ですが、けっこう捏造があるんですよ」とコメントしてくださった方という認識で宜しいですよね?

>謙虚にしている人はある意味、賢い人です。でも、謙虚にしてるけど、本音はそのアホと同じかもしれません。

それはそうなんですけど、もしかすると本当に謙虚なのかもしれない・・・と言えてしまうように、結局は不毛な水掛け論になってしまうので、とりあえずは本に書かれている記述の文体を信頼することにします。勿論、出版社による脚色がなされていることを認識しつつですが。


>既卒社の体験談を出版社が書店に並べても、新卒で採用されなかった人は負い目があるので、書店で手に取るのはむずかしいでしょう。それに、無職やアルバイトではお金もないですから、1冊1500円とか、高すぎます。だから、電子書籍で、しかも50円とか安い値段で、というのは非常にリーズナブルです。

そこは、新卒で採用されなかった人が本を手にしても負い目を感じないような帯を編集者の方が作るべきでは(笑)また、僕は「1500円で売り出すべき」とは一言も言ってませんよ。記事で取り上げた森健さんの「ぼくらの就活戦記」も760円+税ですし、せいぜいそのくらいかと。勿論、電子書籍という形でとことん安い値段で体験談を提供するのも全然良いと思います。

>カリスマ内定者の本が売れるのは、読者はサクセスストーリーが好きだからです。サクセスストーリーは読者に希望を与え、あるいは、あんな傲慢でただのアホが一流企業に内定したのか、許せない、という、怒りの捌け口を与えてくれます。サクセスストーリーが商売になるのはこのためです。個々の人々に真に役立つ本は商売にならないのが現実です。

「個々の人々に真に役立つ本は商売にならないのが現実です」とありますが、この点「既卒の方の就活体験記」はやり方次第で人の役に立ちながら商売として成り立ち得るとは思います(勿論、確証は全くありませんが)。「サクセスストーリーは読者に希望を与え」とありますが、既卒という不利な立場から内定をとるのも「大手企業内定」とはまた違った形のサクセスストーリーだと思いますし(そもそも「既卒が不利」という現状がおかしいという考え方もありますが、それはひとまず置いておく)。あと、「出版社は売れそうな本を出して儲けたいだけです」とありますが、カリスマ内定者の本は世間では殆ど話題になってないと思いますが(笑)そもそも出版社の「大手企業内定者の就活体験記をまとめた本は売れる!」という考え方自体が今や筋違いのものかもしれませんよ。

>ブログ主さんは、まだ社会のことをあまりご存じないような気がします。ネットや本で読んだ情報で書いている記事が多いです。

何をもって「社会のことを知った」といえるかはよく分かりませんが、確かにそんなに知らないと思います。また、「ネットや本で読んだ情報で書いている記事が多い」のもその通りです。そこは課題ですね。

>そして、ブログ主さんはブログのランキングをとても気にしてますよね。ブログで人気が出て、書籍化、という夢を抱いてませんか?世の中の役に立つことをしたい、という意欲の裏に、どこか、自分も世間的なサクセスを得たいと思っている感じがしてならないのです。

ブログ書き始めのときは一瞬「書籍化するブログが書けたりして!」と思っていましたが(笑)、仰るとおり「ネットや本で読んだ情報で書いている記事が多い」ので書籍化なんかあるわけないだろという認識です。また、たかだがブログランキングで上位になったくらいで、そのブログに出版社が目をつける訳がないことはさすがに分かってますよ(笑)カリスマ内定者の件もそうですが、Jさんは僕とは逆に、どうも全体的に物事を深読みしすぎではないですか?

>苦言を呈しましたが、ぜひとも、ネットや本以外での勉強もして、さらなるよいブログを作り上げてください。

こちらこそ、コメント返信の中にところどころ辛口の文面がありまして、その点は大変失礼しました。「さらなるよいブログを作り上げてください」という文字が目に飛び込んだときは正直めちゃくちゃ嬉しかったです(笑)有難うございます。今後もブログは更新していくので精進できるよう頑張ります。

Re: No title

> 既卒者カフェ 山口さん

こんばんは、コメント有難うございます。こちらこそ、既卒者カフェの取り組みはすごく意義のあるものだと思っていて、取り上げさせていただいてとても勉強になっています。

また、既卒就職活動者の体験記のurlのご紹介、有難うございます。既卒就職活動者の体験談は5件載っていますが、そのうち特に「きりん」さんの体験記に興味を持ちました。他の人はなんだかんだで新卒で一度働いているのに対して「きりん」さんはそういう訳ではないですから。「きりん」さんのような体験記のストックが増えれば面白いなと個人的には思います。勿論、ご紹介いただいた「かーこ」さんの体験記も読ませていただきまして、それも非常に面白かったです。

Re: Re: No title

> 皆様

上のコメント返信にて「たかだがブログランキングで上位になったくらいで」という僕の表現がありましたが、これはあくまでも「ブログランキング上位になったところで出版の話なんか来るわけない」という意味であり、皆様のブログランキングのクリックに感謝していないという訳では断じてないので、その点誤解のないよう宜しくお願いいたします。


気づけばこのブログのランキングもブログ村全体で5000位台と、僕の感覚からすればとんでもなく上の順位にランクインしています。「就職・バイト」カテゴリでも相変わらず1位ですし・・・。本当に有難うございます。これからも良い記事だと思われたならばランキングのバナーをクリックしていただければ嬉しいですし、そうでないならスルーしていただければと思っています。


コメントでブログランキングの話が出たので、この場を借りてランキングへのご協力のお礼をさせていただきました。

行きたくても

行きたくても
就活生の苦悩のひとつでもある交通費は、地方~説明会等に行くのも大変です。
カフェは首都圏(今回)や、関西圏に住む求職者の方々は、魅力的な場所でしょう。

地方から行けるか?
問題は、少ない人数の中でもお話が苦手(落ち込んでいて)、ネットも、怖くなっていらっしゃる求職者を救うのがカフェの課題だと感じます。

悲しい選択をしてしまう方が多発、求職者(大学・高校とかも)含めての対策が必要と考えてしまいます。

No title

俺は既卒としては就活していませんでしたが、一度就職浪人する等、就活に失敗して苦しんだものの、最終的には非大手の企業に働くようになった身として、もしお役に立つならその体験を寄せたいと思いました

Re: 行きたくても

> 『うたって・ゴー』さん

こんにちは、いつもコメント有難うございます。

>地方から行けるか?問題は、少ない人数の中でもお話が苦手(落ち込んでいて)、ネットも、怖くなっていらっしゃる求職者を救うのがカフェの課題だと感じます。

一応、カフェの主催者の方は「特に喋らないで、そこにいるだけでいいです」ということも言っているので、参加に当たっての敷居は相当下げていると思いますよ。「地方から行けるか?」という課題はあるかもしれませんけど、この既卒者カフェだけで「全て」の人を救うのは到底無理な話なので、既卒者カフェは自分がやれることをやればいいのではないかと僕は思います。

Re: No title

> カクさん さん

こんにちは、コメント有難うございます。

>俺は既卒としては就活していませんでしたが、一度就職浪人する等、就活に失敗して苦しんだものの、最終的には非大手の企業に働くようになった身として、もしお役に立つならその体験を寄せたいと思いました

仰るような体験記を必要としている人はたくさんいると思います。ちょっと、既卒者カフェの方に提案してみますね!

No title

確かに、現行の就活本の構成には疑問ですね。
だからこそ、既卒者リレーブログや既卒からの内定体験談というものを始めました。(宣伝)

特に書店に並べなくてもいいと思います。
大学のキャリアセンターに置いたり、インターネット販売のみでもいいし。

>『うたって・ゴー』さん
既卒者カフェは、地方でも開催できるようにファミレスで行なっています。
地方にもファミレスはあると思うので、是非開催してみてください!
宜しくお願いします。
一応、掲示板も存在します。http://kisotu.xii.jp/

>カクさん
就留体験談、非常に面白いと思います!
既卒者カフェでやってもいいかもしれません。
一度連絡をいただけますか?
http://kisotsusyacafe.jimdo.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B/




Re: No title

> 既卒者カフェ山口さん

こんばんは、こちらの記事にもコメント有難うございます。

>だからこそ、既卒者リレーブログや既卒からの内定体験談というものを始めました。(宣伝)

僕も既卒者リレーブログはよく読んでいます!面白いですよねー。

>特に書店に並べなくてもいいと思います。大学のキャリアセンターに置いたり、インターネット販売のみでもいいし。

大学のキャリアセンターに置けるなら、確かに書店に並べる必要性は必ずしも無いと思います。僕の感覚では、このような「既卒者リレーブログや既卒からの内定体験談」は就活生の親とかも読みたいと感じる人はいるんじゃないかなと思ったので、書店に並べられるなら並べたほうが良いと思っていますが、それは山口さんが決めることですので僕がどうこう言えることではありません。

りんむーさん

あ、なるほど。
じゃあ置きましょう(笑)

Re: 本

> 既卒者カフェ山口 さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>あ、なるほど。じゃあ置きましょう(笑)

え、そ、そうですか(笑)一応デニーズでも言いましたが、本の序文・あとがきの筋書きは大体出来ているので(笑)今度書いてみますねー。良かったら使ってください!
main_line
main_line
ブログランキング
おかげさまで、ブログ村の「就職バイトブログ」のカテゴリで「1位」を取ることが出来ました。この場を借りて、お礼を申し上げます。これからも記事を多くの人に読んでいただけたらと思いますので、もし宜しければ、今後ともランキングへのご協力を宜しくお願いいたします。
RSSリンクの表示
follow us in feedly 
最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
リンク
FC2カウンター
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
プロフィール

lingmu

Author:lingmu
FC2ブログへようこそ!

最新トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。