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<既卒者カフェ取材 後編>~既卒者カフェが抱える課題と、その課題への対策~

今回の記事は、既卒者カフェ取材の後編だ。前編では既卒者カフェの意義、良かったところを中心に書いたが、一方で課題も感じられた。そこで後編ではその課題と、その課題を克服するために有効だと思われる策について書いていきたい。


第一に、会が「ファミレス」で開かれたという点に改善の余地があると感じた。ファミレスで会が開かれることのデメリットとしてはお金がそれなりにかかるということであったり、参加人数に制限をかける必要性が出てくるということであったり、あるいはこの会では問題にならなかったが周りの客が騒がしくてじっくりと話ができないといった要素が挙げられる。特に、一度に参加できる人数が限られてしまうということは参加を強く望む人が参加できなくなる危険性を孕んでいるわけで、これは改善を要する要素だと思う。


これに対しては、第4回の既卒者カフェが開かれた、渋谷の鉢山公園にある一軒家などを有効活用することが対策として考えられる。山口さんも、出来れば今後もこの施設を活用していきたい旨を話していた。ここが拠点となればお金はかからないし、人数もそこそこ収容できるし(家に収まらなかった人たちは外に出て公園で話すことも出来る。もっとも僕が知る限り公園付近は住宅街なので大騒ぎはできないが・・・)また、たまたま渋谷近くにいる就活生辺りがドタ参することも容易になる。ぜひ、鉢山公園内の施設が自由に利用できる方向に話が進んで欲しいと思う。


第二に、初参加者の少なさが課題であると感じた。僕が参加した会の参加者は8人中6人がリピーターだった。好意的に見れば、これは会の雰囲気が参加者に支持されていることの証といえる。しかし一方で、同じようなメンバーが集まる状況が続いてしまえばそのメンバーのみのストレスが軽減されるに過ぎないわけで、これでは組織の存在意義はどうしても見出し難くなる。


この課題に対しては、山口さんがツイッターなどを活用して既卒者カフェの広報をひたすら頑張ったり、僕がブログで取材のレポートを書いたりすることも少しは有効だ。実際、前編の記事には「けいすけ」さんが「新宿であれば、足を運べる範囲なので自分も参加したかったです」というコメントを寄せている。


これらの方法に加えて、僕は既卒者カフェに参加したメンバーの「声がけ」が重要だと思う。例えば、グループ面接やグループディスカッションの後、一緒に選考に臨んだメンバーでご飯に行ったり、最寄り駅まで一緒に歩いたりすることはよくあるので、その際に既卒者カフェに参加したことがあるメンバーが「この会に参加したんだけど、すごく良かったよ」と会の存在を就活生に伝える。もしかすると「今度の会、一緒に参加しましょうか!」という流れになってもおかしくないし、そうすれば初参加者にとっても一応面識のある人と一緒に参加できるということで、参加を決めるにあたってのハードルはかなり下がるはずだ。


このような「声がけ」が大事だと思うのは、ネット上の宣伝だけでは限界があると考えるからだ。さすがにネットを使えない就活生はいないと思うが、それでも「求人情報」、「就活を乗り切るためのテクニック」などの情報へのアンテナを張っている人は多くとも、「既卒で就活をする人が情報交換をするコミュニティ」という情報を積極的にキャッチしようとする人はそれほど多くないかもしれない。また、僕は既卒者カフェ参加後ツイッターで「既卒」と検索して既卒で就活する人をフォローしようとしたのだが、その際に長い期間アカウントを放置しているユーザーが少なくないことを実感した。こういう人たちに向けてネットを通じて情報を発信してもあまり意味は無いわけで、だからこそ面と向かって「声がけ」をして情報のシェアをする必要性を感じるのである。


第三に、就活に行き詰っている大学在学中の学生を既卒者カフェのターゲットに出来るのではないかという可能性を考えたい。こう思ったのは、会で参加者が「選考が終わった後に、"面接で話したように私は既卒なんだけど、既卒になるとこんな大変なことがあるよ"と4年生の子に話したりしてます」と話していたことがきっかけである。こういう話を聞きたい在学中の学生は結構いるのではないだろうか。就活に行き詰っている学生は自分が既卒で就活をする可能性を少なからず想定しているだろうし、だからこそ既卒者カフェに参加し、既卒で就活をすることが在学中の就活と比べてどのくらい苦しくなるのか等を既卒者から聞くことで、その学生はいざ自分が既卒で就活をするにあたっての心構えを持つことが出来るようになる。そして「こんな不条理があるのか」ということを事前に想定しておくことで、いざその不条理にぶち当たった時の精神的ショックを軽減することが出来る。


また、既卒者カフェは単に既卒者の居場所作りに精を出すのではなく、卒業後の就職活動やギャップイヤーを当たり前にしようとする意識を元に活動をされているので、そういう意味でも大学生に「卒業後すぐに就職をするのではなくて、もっと他の道も見てみないか」というメッセージを届けることは活動の趣旨に沿うはずだ。もっとも、大学生の参加が増えたらそれはもはや「既卒者カフェ」というネーミングからかなり外れると感じる人がいてもおかしくないし、また大学生の参加希望者が増えることで既卒者が参加できなくなってしまったら「社会的に孤立しがちな既卒者にとっての居場所を確保すること」というコンセプトが根底から崩れる。だから、この点についてはあまり自信をもって主張できないと言うのが正直なところだ。


以上、前編・後編を通じて既卒者カフェの実態、長所、課題などを記述した。今後も都合が会えば、既卒者カフェを取材し、その取り組みをブログに書きたいと思う。最後に改めて、山口さんをはじめ参加者の皆さんにお礼を申し上げます。機会がありましたら、またお話を聞かせてください!

既卒者カフェにはいくつか課題があるが、その課題を克服すればもっと良い場になるとの考えに共感してくださる方は、もし宜しければクリックをお願いします(※この記事はコメントを受けて、「処方箋」という表現を「対策」「策」という表現に変えました)
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用語の指摘

管理人様。
ご自分がウツ・自律神経失調症・不安性障害・適応障害等々の精神障害になっていらっしゃらないから、お解りにならないと思いますので、苦言でごめんなさい!

~課題を克服するために有効だと思われる処方箋に~
の「処方箋」と言う言葉は、患者にとって、嫌な単語です!

処方箋を見たら、精神(心療内)科に通院しているのって誰が見ても分かります。

わたくしのように、地域にオープンにして「そうなんですよ♪」なんて言う変人は稀。

ほとんどの患者は、隠して偏見差別に耐えていらっしゃるのです。

診断書をもらう迄は、「処方箋」=人の心を傷つけるなんて考えてもいませんでしたが、現実は違っていました。



☆本題です。
管理人様のご意見、ファミリーレストランでは、お金・人数・場合によっては、つい盛り上ってしまった時、怒鳴る(物騒だから刺す?)ような悪客等々問題点が有ります。

コメントを山口様からも本欄で頂きましたが、仮に、地方で開催なら「飲み会の強制参加のお話」では無いですが、知った同境遇の人が集まる感じになりそうです。
特に地方都市では、その手の詐欺も有り、管理人様がご心配されている、新しい方をお迎えする体制は、地方になればなるほど、気軽さって難しいかなぁ。

たしかにおっしゃる通りだと思います。
近々既卒者カフェ関西第二回目を開催したいと思うので、ご参考にさせて頂きますね。

それにしても読み手を意識された読みやすい文章だなあ…

No title

課題はたくさんありますねー

①ファミレス
これは微妙ですよね。
・人数制限
・周囲との関係

料理とか、飲み物とかは嬉しいですが。
鉢山公園は、場所がいまいちですねー。
アクセスがちょっと。。いつかmたやってみるつもりですが。

②初参加者の少なさ
これは最近の悩みです。
リピーターが多過ぎると、初参加の人が来づらいこともあるようですし・・。
でもそこくらいは乗り越えて来て欲しいです^_^;
声かけ、そうですねー。是非やって欲しいです。

③学生向け。
これは、狙ってます。
就職活動などに行き詰まっている学生向けの講演会ができるのではないかと。
こちらは時間がなくてできていません。
ネーミングについては、「ほぼ既卒者カフェ」という企画をすることによって解消できるかなと(笑)


まとめてくださりありがとうございましたー!
また是非来てください( ̄Д ̄)ノ


Re: 用語の指摘

> 『うたって・ゴー』さん

こちらの記事にもコメント有難うございます。

>「処方箋」と言う言葉は、患者にとって、嫌な単語です!

不愉快な思いをさせてしまったのなら申し訳ありません。ただ、僕はこのブログを「ウツ・自律神経失調症・不安性障害・適応障害等々の精神障害を抱える方々」に向けて書いているわけではないので、こういうツッコミをされても困るというのが正直なところです。なるべく表現には気をつけますが。

>特に地方都市では、その手の詐欺も有り、管理人様がご心配されている、新しい方をお迎えする体制は、地方になればなるほど、気軽さって難しいかなぁ。

そういう難しさもあるんですね・・・。

Re: タイトルなし

> mojyamiさん

こちらの記事にもコメント有難うございます。

>近々既卒者カフェ関西第二回目を開催したいと思うので、ご参考にさせて頂きますね。

mojyamiさんが主催されるんですか?既卒者カフェがどんどん発展していってますね。良いことだ!(笑)

>それにしても読み手を意識された読みやすい文章だなあ…

本当に有難うございます!でも、自分の中では文章を書いていて課題だと感じることが結構あるので、そこを克服すればもっと良くなると思っています。向上あるのみです。

Re: No title

> 既卒者カフェ山口さん

こちらの記事にもコメント有難うございます。

>課題はたくさんありますねー

すいません、前編では既卒者カフェを褒めてばっかりだったので、「こうすればもっと良くなるのではないか?」という提言も併せて書くべきだと思って、急遽後編を設けることにしました。現状認識が大体同じのようで、ちょっとほっとしています(笑)今後も何か案を思いついたら書いてみますねー。

突っ込みで無

求職者の方々の中には、病のひとも大勢いらっしゃる。
知らないうちにそう言う方々を管理人様が気付かない間に傷付けているなら大変-。
そう思っただけで、わたくし自身は何ともありません。

もうひとつ苦言で申し訳ありません。

一気に返信をされる時、コメントの方の(管理人様に答えて欲しい)内容とズレている場合が有ります。
無理されませんように!!

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: 突っ込みで無

> 『うたって・ゴー』さん

またまたコメント有難うございます。

>求職者の方々の中には、病のひとも大勢いらっしゃる。知らないうちにそう言う方々を管理人様が気付かない間に傷付けているなら大変-。

うたって・ゴーさんの前の「処方箋を見たら、精神(心療内)科に通院しているのって誰が見ても分かります。わたくしのように、地域にオープンにして"そうなんですよ♪"なんて言う変人は稀」というコメントを見ると、人に「あなたは、どんな処方箋もらってるんですか?」とか聞いたりしたら確かにデリカシーの無いことこの上ないですが、単に文中で「処方箋」という言葉を使うこと自体にそれほど問題があるとは思えません。「処方箋」という言葉を一切使わないで、という要求をお持ちでしたら、その要求に対して僕は「その部分は、さらっと読み飛ばしてください」としか言えません。

>一気に返信をされる時、コメントの方の(管理人様に答えて欲しい)内容とズレている場合が有ります。

それはすみません。申し訳ないことに僕にはどのコメント返信のことを指しているのかよく分かりませんが、もしそのように感じるのならば長文のコメントを送ることを極力控えて、僕に答えて欲しいと感じる要素のみをコメントに書くことをお薦めします。

Re: 出向けない方を救いたい♪

> 非公開コメントをくださった方へ

コメント有難うございます。

>ネットやカフェ、にも書けず・行けずの、引きこもり傾向の方をもっと救いたい

そのような方にどのようなフォローが出来るのか。僕には今のところ考えが浮かびませんが、もしこれが実現できたら素晴らしいことだと思います。

No title

「課題」に対して「処方箋」という言葉がそもそも日本語としてよくないですよ。
「課題」は病気じゃないんだし、仮に病気のたとえにするとしても、その場合は「治療法」で「処方箋」じゃないでしょ?
処方箋というのは、単に、医者が薬を指示するだけの書類。
治療法でも改善法でもないんだけど。
それにしても、苦言に対する反応がちょっとあれだね。
この調子だと、いずれ、もっとひどい落とし穴にはまると思うよ。
文章を書く人間は常に自分の言葉の使い方を気をつけなければいけないんだけどね。
自分では気のきいた言葉使ったと思っても、読む人は全然違うふうに受け取るものなんだってことは覚えておいたほうがいい。

見える範囲ですが

第二の広報活動には是非、力を入れてほしいですね

というのも私を含め、私の周囲の人は
なんとなく、「団体」とか「○○の会」というものに
食わず嫌いとゆーか疑心暗鬼とゆーか・・・
正直、抵抗感があります・・・
そういったものを乗り越えてほしいなぁ

なので広報も難しいんでしょうけど・・・

公的機関はもちろんですが大手企業の周辺はコネ等による
高齢者間の天下りや採用が本当に頻発しています。
若い人は雇われませんし、雇われれば激務が待っています
あの年代はいい意味でも悪い意味でも団結力があると思います。

若い人たちも若い人たちで団結していけるといいなぁ
と個人的に思います。
大企業の経営側が人脈戦略を使ってくるなら
こういった既卒者カフェのような形で
無業者や企業からはじかれてしまった人も
人脈戦略で対応していけたらいいですね^^

はじかれたもの同士で生活や人生が完結できれば
新しい世界が生まれますもんね
これぞ多様性!?

と、普段ふまじめな私が言ってました
私のブログは浅くてすいません(笑)

Re: No title

> うたってゴーさんに1票 さん

はじめまして、コメント有難うございます。

コメント返信の順序が逆転してしまい申し訳ありませんが、一応「うたって・ゴー」さんからの苦言に対する僕の意見は「うたって・ゴー」さん自身に返信させていただいたので、それを見て「あぁ、この管理人はこんなこと考えてたのか」と思っていただければと思います。

Re: 見える範囲ですが

> スクラップビルドさん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>というのも私を含め、私の周囲の人はなんとなく、「団体」とか「○○の会」というものに食わず嫌いとゆーか疑心暗鬼とゆーか・・・正直、抵抗感があります・・・そういったものを乗り越えてほしいなぁ

なるほど、やはりそのように感じる方もいらっしゃるんですね。山口さんはコメントで「初参加の人が来づらいこともあるようですし・・。でもそこくらいは乗り越えて来て欲しいです^_^」と仰っていますが(笑)その壁をどう壊せばよいのだろうか・・・。

>若い人たちも若い人たちで団結していけるといいなぁと個人的に思います。

「自分の居場所」を求める若者は少なくないと思いますが、そうした居場所探しが容易に出来るようになっていくと良いですよね!

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: No title

> 非公開コメントをくださった方へ

コメント有難うございます。

>胡散臭いセミナーや就活塾の勧誘が増えているようですし

正直、既卒者カフェへの勧誘が、「胡散臭い会への誘い」と受け取られる可能性はありますよね。結局のところ、とりあえず既卒者カフェのホームページの存在だけ教えて、後は勧誘された側がホームページを見て参加するか否かを決めるという形にするのが限界かもしれません。

>世間的には、知り合いの紹介で就職や転職をする人も多いと聞くので、既卒者カフェの人で就職した人が、今度は他の既卒就職中の人を自分の勤めている企業に就職斡旋できたりすれば面白いような気がします。

これは確かに面白そうですね!

ブログの難題

管理人様だけを責めている訳では無く、いわゆるDQNブログでは無い本欄では、表現が難しいよ、と言うの事が理解頂きたかったのです。

地方では、来夏の選挙絡みも有り、何方かの、○○の集会とかを敬遠する感覚はあります。
カフェの案内を広げて、知って頂く事が大事ですね。新しい方にいらして頂く試みも素敵です。もちろん、常連さんが来られる=居心地が良い!ですから。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: ブログの難題

> 『うたって・ゴー』さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>管理人様だけを責めている訳では無く、いわゆるDQNブログでは無い本欄では、表現が難しいよ、と言うの事が理解頂きたかったのです。

お気遣い有難うございます。確かに表現は難しいですよね。今回の件みたいに、僕からすれば問題とは思わない単語・文章が別の方にとっては傷つくものということもありますからね。

>カフェの案内を広げて、知って頂く事が大事ですね。新しい方にいらして頂く試みも素敵です。

そうですね。僕も微力ながらブログを通じて広報活動が出来ればと思っています。

Re: No title

> 非公開コメントをくださった方へ

コメント有難うございます、読ませていただきました。「返信は結構です」とありましたが、個人的には嬉しい言葉だったということを伝えさせてください。本当に有難うございます。
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