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就活生の側が親に歩み寄り、コミュニケーションを取ろうとする姿勢の必要性

主に既卒として就活する方々が自身の就活体験記を記す「既卒者カフェ」のリレーブログの最新記事は、「ホームレス就活生~土管で一夜を明かしました~」というタイトルだ。この記事を書いた「もじゃみ」さんとは一度新宿で開かれた既卒者カフェでお会いしたことがあり、また、このブログにもよくコメントをくださる方だ。


「もじゃみ」さんは、新宿でお話した時はあまり暗い話はしておらず、むしろ新潟県上越市役所の選考の話を活き活きと話してくださっていたことを覚えている。しかし、この度のリレーブログの記事を読むと、やはり色々悩んでいたのだなと実感させられた。


その悩みの種の一つが、僕がつい最近記事で取り上げた「親との不仲」という問題。具体的には、親の「正社員にまだなれないの?」、「早く家にお金入れてよ。どんだけ大学でつぎこんだと思ってるの?」、「どうせ好きなことばっかりやってたからだろ。」との言葉にショックを受けたとの事。そして、ついには「先日、ついに限界に達して家出を決行しました、そして土管で一晩村上春樹を読んで、夜を明かしました。 ビバ野宿!!!!!!!!!!」と書いているように家を飛び出すに至る。笑い話かのように書いているが、実際は笑えない状況だっただろう。


ここまでだと僕が書いた記事を少し具体的にしたものという感じだが、この記事で注意すべきなのは、「その後帰ってきて、私は親に自分の内情、現在の就職活動事情をすべて伝えました。とにかく聞いてくれと心を空っぽにして、訴えました。そのおかげで今は少し関係が改善されました」という記述。このエピソードは、親との関係で悩んでいる就活生にとって一つのヒントになるのではないだろうか。


これは先週の既卒者カフェに参加した時には言わなかったことだが、僕が話を聞いていて思ったのは「既卒者の方々には(別に既卒者に限らず、在学中の就活生にも当てはまることだけど)、自分たちが親に歩み寄り、コミュニケーションを取ろうとする姿勢が希薄なのではないか」ということだった。事実、僕は会の中で「今は、常見陽平さんの"親は知らない就活の鉄則"とか親向けの就活本もありますけど、そういう本を買って親に見せたこととかありますか?」と既卒者の方々に聞いたのだが、皆首を横に振っていた。勿論、本は買わなかったとしても現在の就活の大変さを口頭で親に伝えようとした人もいたかもしれないが、それで親に実情が伝わらないのならば、また別の手段を用いることも出来るのではないだろうか。


会では、現在の就活事情を理解しない中高年への不満を述べる声もあった。そして、その「中高年」には「親」も含まれる。ただ現在の就活事情については、今現在就活をしている、あるいは最近就活をした若者の方が、現在就活をしている訳ではない親と比べて圧倒的に多くの情報を有しているに決まっている。これはもう当たり前の話だ。だからこそ、就活生の方が「現在の就活事情を理解しない親の心情」を察知し、その心情を修正せしめる説明をするべきなのではないか。それを怠っては、「今のおっさん、おばさんは若者のことを分かろうとしない」という不平を漏らすのは筋違いだ。おっさん、おばさんから若者に対して「あなたたちだって、俺たち・私たちのこと何も考えて無いじゃん」と返されても何も言い返せなくなる。


勿論、説明したからといって考えを変えてくれるとは限らない。ただ、少なくとも親は話し合いのテーブルについて、子の声に耳を傾けることくらいはするのではないだろうか。現在は親子関係が悪くなっているとしても、その親は子を大学まで出してくれている訳で、そのような親が子のことを考えていないなんてことはよほど例外的な事情が無い限り言える訳が無い。ゆえにこのケースでは、就活生の方からきちんと親と向き合い、話し合うことで状況を好転させられる可能性はあると信じて良いと思っている。もっとも、時には親も、どう考えても子である自分を傷つけたいとしか思えないことを言うかもしれない。しかし親も完璧な訳ではないので、それは「自分も親に酷いこと言うときあるしな」と考え、暴言を受け入れるしかない。


なお、就活生による口頭での説明だけでは親が「この子、必死に自己弁護して就活が上手くいかないことの言い訳をしようとしているな」と感じても不思議ではない。だからこそ、現在の就活の大変さについて記した本を1冊買って、その記述を見せながら話を進めていくほうが良いと思っている。例えば、本田由紀先生は現在の就活のエラーを数多く指摘している人なので、先生の著書を買って、その本から自身の訴えの正当性を調達するという戦略が有効だろう。今度書評を書く予定の「軋む社会(河出文庫)」は800円くらいで購入できるので、特にお薦めしたい1冊だ。単行本版もあるので、そちらと間違えないように注意したい。

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No title

この記事の内容には強く同意します。
特にこちらから情報を提供してそれをもとに現状説明をしたり何か説得を行うということは、関係改善にもつながりますし、相互理解の一歩になると思います。私は幸いにも両親が現状に理解を示している方で、親子関係についてはまったく問題のない恵まれた状況なのですが、祖父母の世代にはまだまだ根拠のない期待や昔の社会状況を語られることが多く、毎度毎度複雑な気分でした。

お盆休みということもあり、今年もまた親戚で集まったのですが、やはり祖父母世代を中心とする高齢世代は、イマイチ今の就職活動の状況がつかめていない感じでした。孫として期待されているのか、いつも就職や進学に関しては、色々と夢物語を提示され、若干気が重い部分もありましたが、今回は今の就職戦線を、具体的な記事やデータを見せた上で話題に出しました。すると少しは今の時代の就職活動について理解を得られたと感じられ、手ごたえはありました。

ここで気づいたのが、紙に書かれた(印刷された)ものが伝える効果が大きいということでした。年寄相手に会話の中で説得すると「昔はそんなことはなかったし、大丈夫」などと、あまり聞く耳を持ってもらえなかったのですが、ニュースや統計などを紙に印刷して持参すると、それを興味深く見ていました。高齢世代は週刊誌や新聞で見聞きしたことを信じ込みやすい傾向があるので、同様にこちらも紙面による情報を提示すると、比較的話がかみ合うような感じがしました。

まあ、好きなように思い込んだり好きなように孫の将来を語るのも、歳を取った親戚たちの数少ない楽しみですし、変に現実を伝えないというのも孝行なのかもしれませんがね(笑)

Re: No title

> 文転就活生 さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>ここで気づいたのが、紙に書かれた(印刷された)ものが伝える効果が大きいということでした。年寄相手に会話の中で説得すると「昔はそんなことはなかったし、大丈夫」などと、あまり聞く耳を持ってもらえなかったのですが、ニュースや統計などを紙に印刷して持参すると、それを興味深く見ていました。

これも一つの良い例ですね。「昔はそんなことはなかったし、大丈夫」という意識を持つ方々に対しては、いくら口頭だけで説明しても効果は見込めません。文転就活生さんのように、新聞記事などを武器にしてコミュニケーションを取ろうとする姿勢は非常に参考になるものだと思います。

No title

こんばんは。


うわわ…! 
まさか、取り上げてくださったとは!!! 
だいぶ勢いあまって書いてしまったブログですが、
そこからこうして一考して記事にしてくださり、
とても嬉しいです。

たしかに今回かなり無茶をして(笑)
親に迷惑をかけてしまいましたが、
相手をなんとか変えようとしても
そこは難しいものですよね。

どんなに不利な状況であったとしても少しずつでも、
こちらも歩み寄る態度で親に本心を伝えていけば、
いずれは理解してくれるのではないかなぁ、と。

あのときは ふと魔がさしていればどこかに飛び降りていたかもと思うくらい、
自分はギリギリの精神状況だったような気がします。

でも「自分だけじゃないんだな…」と誰かに思ってもらえたら、
良いかなと。。

まあ今は良いネタになったのでヨシとしてますが・・・
良い子はマネしちゃだめですねwwww(しない)






Re: No title

> もじゃみさん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>あのときは ふと魔がさしていればどこかに飛び降りていたかもと思うくらい、自分はギリギリの精神状況だったような気がします。でも「自分だけじゃないんだな…」と誰かに思ってもらえたら、良いかなと。。

まさしく既卒者カフェは、こうした不安感を参加者間で共有し合えるところが魅力の一つだと感じました。精神的に苦しむ人にとって「(苦しんでいるのは)自分だけじゃないんだ」という感覚は非常に救いになるでしょう。
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