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法科大学院なんて不要なんじゃないか

「昭和42年生まれ元司法浪人無職童貞職歴無しの赤裸々ブログ」というブログがネットで脚光を浴びている。もみあげチャ~シュというブログで「元司法浪人無職童貞職歴無しのブログが凄まじい」という記事が載ったことがきっかけだった。


僕もブログを読んでみたが、確かに「赤裸々ブログ」と題しているだけあるなと思った。このブログの管理人さんは、大学受験で4浪、司法試験受験に20年挑戦、アルバイト先で20以上年下の男からタメ口で話されたり怒鳴られたりする、○辱もののや○虐もののエロ本が好きという性癖などなど、普通だったら隠したいであろう事柄を文章の形で表現している。文章も上手い・・・というよりも、読むのをやめようと思ってもなぜか読み進めてしまう気持ちにさせる不思議な魅力を持っている。コメント欄を見ると、このような思いを抱いたのは僕だけじゃないことが分かったので、やはり人を惹きつける文章だったのだなぁと思った。なぜ読み進めてしまうのか。その理由を言葉で説明するのは、僕には難しい。


ところで司法試験といえば、3日前に読売新聞で「司法試験 抜本見直し」という記事が掲載された。僕は法曹育成のあり方についても関心を持っているので、今後ブログでもちょくちょく取り上げていきたいと思っている。関心を持つ理由は自分が法学部出身だからということも少しはあるが、それ以上に法曹志望者に経済的負担や無駄な勉強を課す現在の養成スタイルにおかしさを感じているからというものが大きい。言葉は悪いけれど、正直言って民間企業の採用活動の何倍も狂っていると僕は思っているし、ある意味で「元司法浪人無職童貞職歴無し」さん以上に悲惨な末路を迎える司法試験受験生を生み出しうるシステムだと感じている。


読売新聞の記事では、「司法試験の合格者を年間3000人に増やす」という10年前に練られた計画がもはや破綻していること。政府は当初、法科大学院修了生の7~8割の合格を目指していたのに、合格率は年々下がり、昨年の合格率はついに23%まで落ち込んだこと。従来はほとんど落第者がいなかった司法修習の卒業試験で法科大学院修了生の不合格率が6%に上がった年もあることなどの問題点が書かれている。


司法制度改革によって、司法試験の受験資格を得るために、原則として多額の学費を払って法科大学院に進学し、その課程を修了しなければならないという要件が課された(例外は予備試験だが、その試験の枠は非常に狭い)。このことから法曹志願者は奨学金を借りてまで大学院に進学し、結果として弁護士など法曹になる以前に数百万もの借金を抱えていることも珍しくないという事態が引き起こされてしまった(この「借金」が「元司法浪人無職童貞職歴無し」さん以上の悲劇を招きうる)。しかも、法曹志願者に重い経済的負担を課してまで彼ら・彼女らに大学院進学を促したにも関わらず、肝心の法曹の質は低下しているという摩訶不思議なことが起きているのが現在の法曹養成事情だ。こんな事情に見切りをつけたからか、法科大学院の入学志願者数は年々減ってきている。僕は弁護士の知人が何人かいるのだが、彼らも「今から法律家になっても良いことなんか無い」と口を揃えて言っている。主に学生もその風潮を肌で感じ取っているので、「司法試験受験」という選択肢はもはや魅力の無いものに成り下がっているといえる。


このように欠陥だらけの制度にも関わらず、読売新聞によると、法科大学院協会事務局長の中山幸二教授は「(現在はまだ)法科大学院創設から10年もたっておらず質の低下をあれこれ言うのは早すぎる。むしろ成果は上がっている(どこが?笑)」と訳が分からないことを言っている。僕には、司法修習の卒業試験にも受からない人が増えているという事実から法律家として必要な基礎知識を備えていない司法試験合格者が多数輩出されてしまった・・・としか思えないが、中山教授の考える「質の向上」とは何なのか。そして、法曹志望者の質を向上させるために、法科大学院がどのような役割を果たしているのか。もし殆ど役割を果たしていないのなら、悠長なことを言っていないで法科大学院なんてさっさと廃止したほうが良いのではないかと僕は思う。現在法科大学院で働いている人たちには申し訳ないけれど、役に立たない法曹養成制度のために法曹志願者が多額のお金を払う、あるいは税金を使って法科大学院を助成することがとにかくあり得ないと僕は思っているので、僕としては「そこは仕方が無いですね」と片付けるしかない。


今日は非常にさらっと書いたけれど、今後、現在の法曹養成制度のおかしさを細かく書いていきたいと思う(勿論、メインはこれまで通り大学卒業見込み・大学卒業者の就活です)。記事を書く前に弁護士のブログをいくつか見たけれど、やはり現在の制度はおかしいという声が見受けられる。どうも傍から見ていると、司法制度改革で喜んでいるのは自己満足に浸りたがっている教授だけのように思える。一方で法曹志願者や実務家は、まったく現状を歓迎していない。自己満教授の利益か、法曹志願者や実務家の利益か。優先すべきなのは明らかに後者のはずだ。


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2003年、32歳のとき…。医学部再受験をしていた。たまたま法科大学院の適性試験の話が目に止まったので、試しに伊藤塾とLECの模試を受けてみた。66点と64点だった。その後、片手間に問題集1冊を2回やって、8月に適性試験の本番へ。75点取った。9月に入って、医学部再受験の対策を再開した。年が明けて2004年、センター試験の1週間前…K南大学の法科大学院を受験した。センター試験(奇跡の9割越え)の翌日にK南大学法科大学院の合格通知を手にしていた……そのときは入学金だけ払い込んだ。医学部の二次試験は、前期O阪市大が不合格(後日点数開示したところ学科試験で合格点を25点上回っていたが面接or年齢でアウト)、後期S州大学が合格。……「医学部は医者になるまで6年もかかってしまうが法科大学院なら3年(+司法修習)で弁護士や検事や判事になれるかもしれない」などと思い、さんざん迷ったが、結局医学部へ入学。歳を食いすぎたものの、今は医者になって何とか生き長らえている。2006年以降は新司法試験の動向を新聞などで目の当たりにして、今では「法科大学院は完全に詐欺だ」と確信している。恐らく、あのとき法科大学院に入ってたら、授業料は高いし、授業に着いていくのも一苦労だし、留年は

字数のせいか、文章途中で切れてしまった。ごめんなさい。続きをもう1回入力します。以下本文

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恐らく、あのとき医学部蹴って法科大学院に入ってたら、間違いなく最悪の状況に陥っていただろう。授業料は高いし、授業に着いていくのも一苦労だし、留年はするわ、卒業できても新司法試験で3回落ちわ……で、今頃は人生完全に詰んでいただろう……マジで怖すぎる。
K南大学法科大学院の入試会場で、周囲を見渡すと、私と同年代かそれ以上とおぼしき年齢層の受験者がかなりいたのを覚えている。そのときは「みんな人生うまくいってないんだなぁ」などと思ったものである……ひとのこと言えた義理じゃないのに(^_^;)
思うに、詐欺というものは、切羽詰まった状況の人に襲いかかるものである。貧すれば鈍す。切羽詰まったときには正しい判断や合理的な判断ができなくなっているので、コロッと引っ掛かってしまうのだ。一方、金持ちなど余裕のある人はそもそも詐欺に引っ掛からないので、騙すほうもそういう人は端からターゲットにしない筈。

私に関して言えば、理工系で博士号取っても大学教員のポストがなく、完全に宙に浮いた状態だった。そのとき教授が提案してきた進路は次のようなものであった……カネを払って研修生として研究(という名目の雑用係兼実験マシーン兼論文作成装置)に従事し、その次は給料安いポスドク(日本またはアメリカの大学で0~200万円/年でせいぜい1~2年契約)とか、企業・公的機関の1年契約の研究員とかで、何とか食いつなぎながら、40歳までに大学教員の座を射止める…という流れ。しかし現実には受け皿が少なく、コネ採用の要素もあり、必ずしも実力勝負ではない。その実力にしても私は並~並以下だったと思う。殆どの場合、40歳で事実上就職先がなくなる。
(実は、そうなることは博士課程に入る前からある程度予想していた。にもかかわらず会社を辞めて入学したのだ。そして、いざ学位を手に入れたとき、まともな就職先が殆どないことに加えて、自分自身の研究のアイディアもモーティベーションも尽きてしまっていた)
……それで、どのみち10年ほど潰れるなら、と、アカデミックを断念して(高校教師や公務員も諦めて)、強力な資格を取って社会復帰する路線に切り替えた。借金がかなり増えたが……

 私以外の受験者についても、いろんなケースが考えられる。就職先がなかなか決まらなかった人、フリーターや非正規雇用でワーキングプアの人、正社員でも給料上がらず出世の見込みもなく近い将来リストラに遭いそうな人、などなど。
 経済的に追い詰められた人、あるいは先の見通しがなく近い将来危機に陥るような人……、そういう切羽詰まった状況の人をターゲットにし、彼らから高い入学金+授業料を巻き上げ、しかも法曹の資格はまず取れないシステム……というより、簡単に法曹資格を取られてしまったら現存の弁護士たちの取り分が減ってしまうから、当然後続が参入できないようにフィルターをきつくするのは目に見えているのだが、あまりに悪質ではないか。
法科大学院を詐欺あるいは収奪システムと考えれば、恐ろしいことに、全て辻褄が合う。
法科大学院を作れば大学教職員(←あくまで現存の)の雇用は安泰だし、学生からカネを取り続けることができ、官僚の利権にもなる……。

でも司法試験の合格率が1~3%のままだと法科大学院に魅力がないことになり、金づるである入学者を確保できない。そこで新司法試験の合格率を高めに設定するようなポーズを見せておけば、アホが(もちろん私もその1人だが)ホイホイと受験しにくるというわけ。
どこかのブログにもあったが、新司法試験合格率が70~80%、あなたもそんな高い確率で弁護士になれる、なんて言われたら、ついつい法科大学院に入りたくなってしまうじゃないですか。
もちろん、こんなの詐欺だ、嘘っぱちだってこと、今の私なら容易に想像がつくだろうけど。あのときの切羽詰まった心理状態に加えて、政府が新聞を通じて“新司法試験合格率70~80%”なんて発表するから、こちらとしても半信半疑ながら「国が国民を騙すなんてこと、そうそうあるわけないし。何の根拠もなくいい加減な数字を国が出してくる筈ない」などと思ってしまった(←いや、実際には国・政府が国民を欺くことは歴史上多々ある)。
そんな感じで、うまく行っていないときほど、何もかも疑ってかからねば。本当に取り返しのつかないことになってしまう。

私が最後に思いとどまって法科大学院に入学しなかった理由は、ひとつは受かった法科大学院が司法試験合格実績の低い大学で魅力が少なかったこと。
 2004/1/10はK南大学とK西学院大学とで入試日が重なっており、どちらが入学しやすいかを考えて前者を選んだ。まぁ後者のほうが司法試験合格実績が圧倒的に良く、受験者は後者に殺到して前者は定員割れするかも…などと甘い期待もあった。実際には前者も17倍ほどの倍率になっていて試験当日に現地でそれを知って愕然としたが(-.-;)……
 それと、医学部再受験をメインにしていたことも大きい。プータローになった2002年の時点で法科大学院はまだ開校していなかった。本当に2004年に開校されるかどうかもわからないものを狙うよりは既にある医学部を狙うほうがマシだと考えていた。それで、2003~2004年は法科大学院の対策はあくまで片手間であり、医学部再受験の邪魔にならないように、志願理由書や面接対策の不要なところにだけ出願した。
 医学部は後期日程までもつれ込んだが何とか合格……2年も注ぎ込んでしまった。

だが、医学部再受験に注ぎ込んだ時間とカネとエネルギーが、法科大学院に対するそれらを遥かに上回っていたことで(法科大学院は適性試験に1ヶ月と二次試験の小論文対策に5日ほど費やしただけ)、「やっぱり医学部にしよ」という決断に繋がった……と思う。
迷った原因は、2003年度に受けたW山県立医大で二次面接(いやあれは取り調べだ)で一時間近くボロクソにやられた上に落とされたことにある(点数開示してないから学科試験や小論文がどう採点されたか不明…つらくても点数開示は必ずしましょう)。「医学部は年齢で差別しよったが、法科大学院は差別せずに平等に扱ってくれた」などと考えてしまい、そこへ卒業までの年数が医学部だと6年もかかってしまうことがネックになっていた。
(年数のことを気にしてはいるが、元々、医学部学士編入なんかは1~2年対策した程度では受からないと踏んで、一般入試で1年生から入ったほうが得策と判断した)

 今となっては、笑い話と言えなくもないが、あれは本当にヤバかった。医学部にしといて正解だった。

 ただ、国試を1回落ちて40歳からの研修医となったのが誤算だった。日々、体力的にも精神的にもキツいと感じる。10年以上若い先生たちやコメディカルたちに小僧扱いされる日々を送っていることもあり、心に少々わだかまりとなっているのは否めない。まぁ実際のところ大した悩みでもないけど。 最大の悩みは独身……かな。長年解決できず現在に至る。もう詰んでいるかも
(そりゃ男ならだれだって、若くて綺麗で可愛くて棘のない女の子と結婚したいけど…そんな娘が、私なんぞになびいてくれる可能性は、どう考えても天文学的なほどに厳しいなぁ……それに今は仕事のことで手一杯だし…なかなか動けない。やっぱり、就活で失敗したりキャリアを遅らせたりする羽目になることの、最大の問題点は、結婚の機会を逃すリスクが増えることかもしれない)
 まぁ、何というか……法科大学院+新司法試験をやるよりは、医学部再受験のほうがまだマシです。とだけ言っておこう。
 それと、アカデミックは、目指したら痛い目に合うし、タダの怪我ではすまないこともあります。アカデミックからは全力で逃げるのが得策です。

よほどの覚悟がない限り、文系は学部まで、理系は修士までにしておきましょう。間違っても、会社をやめて博士課程なんて、やっては駄目です。
 あと、大学まで行ったのも人生設計失敗(とまでは言えないかもしれないが)の要因になっているかも。最近思うに、高校受験の時点で進学校など端から無視して商業高校に行くのがベストかもしれない。商業高校なら受験勉強しなくても通るし、女の子圧倒的多数の中に男子は自分1人だけだから彼女つくるのも比較的簡単だし。就職先は地方公務員(初級)でオッケーよ(^O^) それで一生安泰だし………んー、なんか、いくつかの重要なリスクを考慮してない気もするが、多分これがコストパフォーマンスMAXの生き方になるんじゃないかなぁ……工業高校卒で公務員になった知人がかなり良い暮らししてるし。
---------------

以上、法科大学院に関して私の体験と拙い考察を長々と書き列ねてしまいました。
 携帯電話で書いたせいで字数や構成がおかしくなってしまいました。無計画に長い読みづらい文章になってしまいました。すみません。
また、ブログ主さんには承認する手間をおかけしましたこと、お詫び致します。

Re: タイトルなし

> コメントをくださった方へ

はじめまして、コメント有難うございます。確かに一瞬「荒らしかな?」と思いましたが、実際にコメントを読んでみるとすごく面白かったです!

黒猫のつぶやきというブログのコメント欄に、K南大学法科大学院修了生の告発が載っています(http://blog.goo.ne.jp/9605-sak/e/a3f904884891b62e5fdc76f40b7ea609)。とにかく院長がめちゃめちゃらしいです。勿論、2003年時の院長と今の院長は違うのかもしれませんが、とてもろくな教育機関とは思えないし、そんなところに進学しなくて本当に正解だったと僕は思います。


「法科大学院は完全に詐欺だ」・・・この言葉が全てなのではないでしょうか。教授などに「自分は詐欺をしている」という自覚があるかは分かりませんが、実態を見ると完全に「詐欺」と言ってよいと思うし、こんな無駄・非効率な法曹養成システムがあることは本当に恥ずかしいことだと思います。


医者という道に進まれて本当に良かったと思いますし、これからも医療の発展に力を注いでいただけたら嬉しいです。これからも何回か法科大学院のいらなさを書いていきますので、もし宜しければ今後もブログを読んでいただければと思います。

No title

私は法学部在籍ではないので、詳しいことは分からないのですが、法学系以外の分野についても共通して言えることは、専門課程に入る時期が遅すぎるということなのではないかと思います。

法科大学院に関しては、学部卒業後に通うという制度になっているために、後々民間就職にシフトしにくいという現状があるようですが、それならば専門教育の導入時期を早めればいいのではないかと思うわけです。

薬学部も最近6年制に移行しましたが、実際に通っている知人は「4年でできることを6年でやっているようなもんだ。学部前半の教養に充てている時期が長すぎる」と話していました。

分野は違いますが、法学部と法科大学院の関係についても、似たようなことが言えるような…

Re: No title

> 文転就活生さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>薬学部も最近6年制に移行しましたが、実際に通っている知人は「4年でできることを6年でやっているようなもんだ。学部前半の教養に充てている時期が長すぎる」と話していました。


少し調べたところ、薬学部が6年制に移行した理由は「医療技術の高度化に伴う医薬品の安全使用といった社会的要請に応えられる、質の高い薬剤師が求められてきているから」というものらしいですね。大学で質の高い人材を養成することは重要ですが、本当に6年制にする必要はあったのか。知人の方の発言を見る限り、あまりそうとは思えないという印象です。
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