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学歴とwebテストと人間性

就職活動をしていく中で、就活生が気になるであろう要素の一つとして「学歴」が挙げられる。この点、「就活のバカヤロー」という本の中で「プレジデント」2008年10月13日号に掲載された「人事部の告白」という採用担当者の座談会の一部が紹介されている。そこでは学歴についても触れられていて、以下のようなコメントが見られた。

流通会社人事:そうはいっても有名大学の学生が有名企業に入りやすいと言う構造は今も変わっていない。東一早慶の学生は結果的に有名企業に入っている。企業としても大学に入るまでの努力は評価すべきと思うね。それを全く考慮しないという学歴不問採用は絶対に嘘だよ。

電機会社人事:今までのように東一早慶だけに偏りはしないが、学歴が大きな目安であることは間違いないし、企業から見たら安心感がある。大学に入るまでに努力して勉強したわけだし、しかもちゃんと卒業できるという人は最低限の安心感がある。

あまり本から引用しすぎるとアレなので、これ以上本から正確に引用することは控えるが、本の中では偏差値が低い大学の学生について言及する箇所もある。大体想像はつくだろうが、「聞いたところの無い大学に行く学生なんて、どうせ大学に遊びに行こうという考えでしょ」ということを言っている。


そもそも本当に企業が学歴を重視しているのかという点について、僕に確かなことは分からない。しかし、難関大学への入学に成功したという実績を理由に高い評価を得るのは、個人的には後ろめたさがある。


なぜなら、僕も世間でいえば難関大学といえるであろう大学の出身なのだが、その大学内で就活生が友達や先輩に企業の課すwebテスト(筆記試験のweb版みたいなもの)をやってもらっている場面を多々見てきたからだ(書いている内容が内容なので、正確な大学名はご容赦を)。採用担当者は時期がきたら、一度大学のパソコン室を覗いてみると良いかもしれない。ちびまる子ちゃんで言うと大野君や杉山君のような非の打ち所のなさそうな人たちが、揃いもそろって一台のパソコンに向かい合って、webテストに取り組んでいる姿が見れるはずである。


webテストを実際に受けてもらえば分かるが、テストの内容はそれほど難解なものではない。一言でwebテストといってもいろいろと形式があるので一括りにできないのだが、どんなに難しい問題が出ても読解問題や英語は大学受験レベルには及ばないと思うし、算数にいたっては中学生レベルだという感覚がある。この評価は間違っているとしても、少なくともwebテストの難易度がそれほどではないことは多くの人が同意してくれると確信している(勘違い?笑)


確かに難関大学に在籍する学生は、大学受験というハードルを超えた実績がある。しかしそのような学生の中にも、就職活動時には中学生や高校生すら超えられるハードルすら自分で越えられない状態になっている者もいるのだ。僕自身は「学歴」の恩恵を受けた身なのでこのようなことを言うのは卑怯かもしれないけれど、企業も3年前とか4年前とかの成功体験を重視してどうするんだ。それだったら、大学での学業の成果を聞いたほうが良いんじゃないだろうか。


大学内でwebテストを人の力を借りて乗り切ろうとする人たちを見て、対象を一括りにすることの愚かさを実感した。「あの人は○○大学だから、頭良いんだよね」とか「○○大学にいるんだから、たいした奴じゃない」というように、「○○大学の在籍者=○○」というような決め付けは意味が無い。「有名大学にいるから、ある程度は優秀だろう」という先入観すら採用担当者にはあまり持ってもらいたくない。選考の過程の中で学歴を見ない企業が増えればよいのだが。


さて、学歴の話と並行してwebテストを人の力を借りて乗り切ろうとする人たちのことを否定的に書いてきたが、中には、「友達などの助けを得るということも、webテスト攻略のために有効な方法だ。人の協力を得られるのも実力の内だ」という意見もあるかもしれない。実際、他人の力を借りても企業にばれることは無い以上、学力のある友達の力を借りることはもっとも効率が良いwebテスト攻略法といえないこともない。しかし、難解なプロジェクトをみんなで協力して乗り切るというのなら話は分かるのだが、中学生にもできるような課題について人の助けを借りてどうするんだ、という思いが僕にはある。


あるいは、「筆記試験は出来なくても、素敵な人はいる!紙媒体で行われる誤魔化しのきかない筆記試験になったら、勉強は出来ないけれど、人間性が優れた人が入社できなくなる」という人もいるかもしれない。確かに、就職活動に限らず社会に出ても、学力なんかよりも人間性の方が重要だろう。しかし繰り返しになるが、企業の課すテストの内容はそれほど難解なものではない。本当に人間性が優れている人なら、大した難易度でもない企業の筆記試験を突破するための努力も出来るんじゃないか。


人間性は確かに大事だ。社会で生きていくうえでの基本となる要素といってもいいだろう。しかし、就職活動の世界では「人間性」という言葉を盾にして自分に都合の悪い事実を隠そうとする者もいるというのが僕の考えだ。この点については、今度書いてみたい。


最後に余談だが、僕はサッカー日本代表選手の著書を読むのが好きだ。中でも、長谷部誠選手の「心を整える」であったり、最近発売された川島永嗣選手の「準備する力」という本を好んで読んでいる。二人とも、プロのサッカー選手の道を選んだという特殊な事情があるとはいえ、世間では下に見られがちな「高卒」だ。しかし、彼らの文章は明確な主張・具体性に富むエピソードによって紡がれている、おそらくそこらの社会人の書く文章よりも実に論理的なものだ(勿論、編集の力もあるだろうが)。学歴の話に戻るが、一部の採用担当者が重視する「偏差値の高い大学に在籍して卒業した」という分かりやすい要素よりも、「自分なりの考えをしっかりと確立して、それを論理的に表現できる」という要素の方が僕には輝かしく写った。僕もサッカーのことについてではないけれど、就職活動、特に新卒採用の実態について、自分の考えを確立して論理的に表現することができるようになりたいと思っている。


いわゆる高学歴の人たちでも、中にはwebテストを他人の力を借りないと乗り切れない人もいるのだから、「偏差値の高い大学に在籍して卒業した」という分かりやすい要素を採用活動にて視するのはおかしいという考えに共感してくださる方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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