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こんな面接官はバカだ~就活生が自分の努力で変えられない事柄について突っ込んでくる面接官~

前にも取り上げたことがあるが、厚生労働省は「採用のためのチェックポイント」というものを公表している。その趣旨は、就職の機会均等を確保するために、応募者の基本的人権を尊重した公正な採用選考を実施するよう企業に求めることにある。


このチェックポイント上、企業は面接で就活生に対して「家族に関すること(職業、続柄、健康、地位、学歴、収入、資産など。家族の仕事の有無・職種・勤務先などや家族構成もこれに該当する)」を聞くことを自重するよう求められている。なぜなら、これは「本人に責任のない事項」だからである。確かに人が自分の生まれる家庭を選べないことは明らかな訳で、これは真っ当なルールだと思う。


しかし現実には、前々回の記事で「あきの」さんが「C社には年齢も含めた同居家族のことを聞かれ、父の職場まで聞かれました(父は公務員ですと答えたのですが、どこに勤めているのかまで聞かれました)」とコメントされたように、企業はこのチェックポイントを完全に無視している。他にも、僕がツイッターでフォローしている方も次のようなエピソードを明かしている。あと、「面接会なのに紙を渡されて、家族構成を書かせる。他にも血液型書かされたり宗教に入会しているかを書かされたり・・・(中略)一応面接で"家族構成を問うのは紳士協定違反では?"と聞いたら"書きたくなければ結構です"と言われ」と企業名を明かした上で企業の配慮の無さを告発している人もいる。 企業名が載っているがゆえに、このブログにそのまま引用することは避けるけど・・・。それにしても、これらの事例はあくまでも氷山の一角だろうし、就活生を舐めきっている企業がたくさんあることが改めて伺える。


家族構成を聞かれることの恐ろしさは、やはり「就活生本人に責任のない事項」が原因で面接官からの評価が下がりうることにある。例えば、痴漢冤罪で父親が会社を解雇され無職の状態の時に就活生が面接を受けているとして、その際に「お父さんの職業を教えてください。え、お父さんは働いてないんですか?」とか面接官から訝しげな顔をされたら、その就活生からしたら「いや、それは自分には関係ない!」と言いたくなるだろう。ましてや、このケースにおいては「冤罪」ということで別に父親も何も悪くないし・・・。そんなことで就職が一層厳しくなるなんて、就活生からしたらやってられないだろう。しかも、どうせ面接官からの評価を得られず内定を取れない理由は「就活生本人の努力不足」に求められるのだろうし。えげつないにも程がある。


もっとも、企業のこうした行動を批判する人もいるので救いはある。例えば去年朝日新聞に掲載された、「科学的根拠ないのに…シューカツで企業が血液型質問」という記事では面接で血液型を尋ねる企業に対して「そもそも、自分の努力で変えられないことを就職の面接で聞くのはおかしい。企業側に自覚がなさすぎる(菊池誠・大阪大サイバーメディアセンター教授)」、「仕事への適応能力をみる採用の場で、職務との関連性がない血液型の情報を求めるのは不合理だ。プライバシーを侵害し、いわれのない差別にあたるおそれがある(中野麻美弁護士)」 という批判がなされた。見ての通りこれは血液型の話だけど、「自分の努力で変えられない事柄」という意味では「家族構成」と通じる話と言えるだろう。


企業が就活生に配慮に欠けた質問をするのも、①面接が密室で行われる②面接官の方が力関係が上という事情があるからだと思う。これはもう、就活生は面接官の言動をこっそりと録音しても良いかもしれない。面接官が不適切な言動をした証拠を手に入れられることに加えて、「自分の受け答えのどこが悪かったのか」を面接後に検証できるという副産物もついてくるし。今のところ、就活の論者と言われる人であっても面接官の不適切な質問について批判する人はそんなにいないので(というか、僕は誰も知らない!)、もっとこの問題を明るみにしていく必要性を感じている。

「家族構成」など、就活生が自分の努力で変えられない事柄について突っ込んでくる面接官はバカだと感じてくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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No title

こんにちは。

就活で聞いてはいけないこと(本人に責任がないこと)として、
「年齢・性別・人種」も加えるべきだと思います。

「年齢・性別を聞けないのなら、どうやって採用する人を決めるの?」
などという時代錯誤なことを言う企業こそ、淘汰されるべきでは、
と思いますね。

No title

お久しぶりです。
忙しくてコメントできませんでした・・・

馬鹿と言うより、最低ですね。
面接官の方は「採用のためのチェックポイント」
を知らないのかもしれませんね。

「自分の努力で変えられない事柄」についてですが
これは就活全体でいえるかもしれません。

結局努力が評価されるのは、lingmu 様のおっしゃるとおり、
内定をとったあとですから、
(血統は努力しても変えようがありませんが)

しかし、血液型とか家族を聞いてどうしたいのでしょう。
子は親に似るとは限らないと思いますが、
変な差別心をお持ちのようですね。
その面接官は・・・

No title

実家が自営業(農業・漁業等も含む)だったりすると途中で家業を継ぐために辞めてしまう可能性があったり、家族にあまり身体の具合が良くない人がいると看病等のために転勤を渋られるのではないか等の可能性があるというのも企業側が聞く要因なのかもしれませんが、正直聞くのはどうかなという気がします。
経済状況が経済状況なだけに家族の誰かが求職中なんて人も多そうですし。
私自身も何度か面接で家族について色々と聞かれた事がありますが、正直他の質問に比べて嫌な気分やなんとも言えない気分になる事の方が多かったです。

某有名団体の某支部を受けた際に、エントリーシートに家族の名前、年齢、続柄を書かされましたが、その時は、受けたところが受けたところなだけに他の企業で家族について聞かれた時以上に疑問でした。団体の趣旨的にどうなのかなと。
(書かない事が正解だったのかもしれない等と思った事もありましたが、選考は最後の方まで残れたので決してそうではなさそうでした)

Re: No title

> 金兵衛さん

お久しぶりです、コメント有難うございます。

>就活で聞いてはいけないこと(本人に責任がないこと)として、「年齢・性別・人種」も加えるべきだと思います。

現在履歴書に「年齢・性別」ともに記入することが当たり前とされていますが、そういうところも見直さないといけないかもしれませんね。性別に関しては、性同一性障害の人が履歴書を書く際に「男」にも「女」にも○をつけられず、非常に戸惑うというケースもあるようです。

Re: No title

> PIROさん

お久しぶりです、コメント有難うございます。

>血液型とか家族を聞いてどうしたいのでしょう。子は親に似るとは限らないと思いますが、変な差別心をお持ちのようですね。

血液型に関しては、「入社後に細かい作業をする部署もあるので、配置を考える上でも血液型を把握しておきたい」とコメントする採用担当者がいます。家族に関しては、「親が"まとも"な人」かを確認したいのではないかと思います。そもそも採用面接にて大学での学業の成果を聞かないのに、選考対象を「大学生」に限定している理由は、「親が、ちゃんと子を大学に行かせた人」であることを確認する意味もあるという意見をどこかで見ました。

Re: No title

> 11卒業務未経験無職さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>実家が自営業(農業・漁業等も含む)だったりすると途中で家業を継ぐために辞めてしまう可能性があったり、家族にあまり身体の具合が良くない人がいると看病等のために転勤を渋られるのではないか等の可能性があるというのも企業側が聞く要因なのかもしれませんが、正直聞くのはどうかなという気がします。

それもあるかもしれませんね。僕の意見はPIROさんへのコメント返信で書いたので、それもぜひご覧下さい。なお、僕も面接官が家族構成について聞くのはどうかと思っています。

>私自身も何度か面接で家族について色々と聞かれた事がありますが、正直他の質問に比べて嫌な気分やなんとも言えない気分になる事の方が多かったです。某有名団体の某支部を受けた際に、エントリーシートに家族の名前、年齢、続柄を書かされましたが、その時は、受けたところが受けたところなだけに他の企業で家族について聞かれた時以上に疑問でした。

なんか企業が家族構成を聞く事例がわんさか出ているのですが(笑)、本当に日本企業の面接はどうなっているんだ・・・。

ちなみに、実は11卒業務未経験無職さんが驚くであろう事態が数日前に起こっていたので(笑)、可能ならば僕のツイッターをご確認ください!

No title

市販の履歴書に「配偶者の有無」「配偶者の扶養義務の有無」を書く欄が当然のようにありますが、あれはこの記事で扱われている"自分の努力で変えられないこと"と同じように扱うべきだと考えますか?日本の多くの企業が求職者の情報として必要だと思っているからあのような欄が予め履歴書に用意されているわけですよね。

企業側の言い分からすると、親の職業や血液型とは違い配偶者手当のように待遇に直接関係のある事柄なので聞かないわけにはいかない、という考えがあるようですが、30台後半で独身の知人男性は「この歳で独身だと人格に問題があるんじゃないかと思われて採用で不利になる」と言っていました。

一方で僕も経営者や人事担当者に直接聞いたこともあるんですが、家族を養わないといけない人は少しぐらい仕事で無理難題を押し付けられたところで簡単には辞めない(辞められない)だろうから、出来れば既婚者や扶養義務のある人を採用したい、また社員に早く結婚して子供を持って欲しいと考える人もいるようです。

かと思えば場合によっては、扶養義務のある人は給料をその分多めに払わないといけないから雇いたくない、という判断基準にも繋がるそうです。

極論を言ってしまえば、年功序列賃金に代表されるような属人給をやめようぜという話なんですが。家族手当とか扶養手当とか。そして扶養義務があるから「多めに払わないといけない」という言い方がよく聞かれますが、正社員だろうがなんだろうが給料を年功序列で支払わないといけないとかいう法律は存在しないわけで、何をもって「多めに払わないといけない」となるのかはもっと議論の対象になって然るべきだと思います。

なんか話がそれて申し訳ないです。

Re: No title

> William Yaminさん

重要な問題提起、有難うございます。


うーん、難しい・・・。やはり、「年功序列賃金に代表されるような属人給をやめる→履歴書で"配偶者の有無""配偶者の扶養義務の有無"を聞くのをやめる」という流れが一番良いかと思います。


こちらこそ話がそれて申し訳ありませんが、こう思う理由は記事に書いた「自分の努力で変えられない」という理屈よりも、「"30台後半で独身"という事実のみをもって選考に不利になるという状況は、本来、結婚するかしないは個人の自由なのにも関わらず、事実上"結婚しない自由"が担保されなくなる状況を生み出す」という理屈に拠ります。

>扶養義務があるから「多めに払わないといけない」という言い方がよく聞かれますが、正社員だろうがなんだろうが給料を年功序列で支払わないといけないとかいう法律は存在しないわけで、何をもって「多めに払わないといけない」となるのかはもっと議論の対象になって然るべきだと思います。

僕はこの問題についてこれまであまり考えていなかったので、これからは考えてみたいと思いました(なんか小学生みたいな感想ですみません・・・)。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: No title

> 非公開コメントをくださった方へ

はじめまして、コメント有難うございます。

>血液型性格判断については、今日も「科学的」研究がずっと続いており、いま現在の状況としては、「差がある」という「科学的」研究に基づく判断のほうが優勢となっております。

そうなんですか。

>わたしの働いている会社は上司を含めB型が多いのですが(笑)とにかく集団としてまとまりがなく、思いつきで会社の制度自体をくるくる変えたりしてくるので、ああB型ってこうだよなあって思いますよ(笑)

だ、だいじょうぶですか(笑)でも、そのどたばた具合と「B型の人が多い」ということに、どこまで因果関係があるのかというと正直疑問です・・・。

No title

血液型に関する俗説を信じないでください。
血液型が4種類、適度にいるのは日本くらいなものです。
アメリカとか、他の国は特定の血液型ばかり、たとえば、大部分がA型で、他の型はほとんどいないとか、そういう状況です。
血液型で性格判断なんて、そういう、特定の血液型の人しかいない国では成立しません。
日本はたまたま、4種類均等にいるので、はやっているだけです。
また、うちの上司はB型が多いって、その会社、社員の血液型を発表してるんですか?
B型を悪者にする風潮が日本は強く、協調性が高いという俗説のあるA型を尊重したがりますが、アメリカは大多数がA型ですよ。
ちなみに私はB型です(笑)。

ところで、以前にも非公開コメントで、事実とは違うことを書き込まれたとしか思えないことがあったのですが、それに対する管理人さまの回答が、一応、「そうなんですか」と納得されてしまっていたのですが、私から見たら明らかに非公開コメント者のいうことが間違っていて、そして今度は血液型と、同一人物かはわかりませんが、管理人さまに間違った考えを植え付けようとしている人がいるのではないかと疑ってしまいます。
非公開コメントの中には、怪しいものもあるのではないかと思ってしまいます。

Re: No title

> ななしさん

こんにちは、いつもコメント有難うございます。

>ところで、以前にも非公開コメントで、事実とは違うことを書き込まれたとしか思えないことがあったのですが、それに対する管理人さまの回答が、一応、「そうなんですか」と納得されてしまっていたのですが

ちょっと僕はその件について思い出せませんが、基本的に僕は「そうなんですか」と書いていても「納得」まではしてない場合が結構あります(笑)その場合における「そうなんですか」は、「そういう捉え方もあるんですか」という程度の意味合いで使っています。今回も、非公開コメントをくださった方には「そのどたばた具合と"B型の人が多い"ということに、どこまで因果関係があるのかというと正直疑問です」と返信しましたし、非公開コメントの内容を鵜呑みにしていないことが分かると思います。お気遣い有難うございました。
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