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<書評>僕たちはガンダムのジムである(常見陽平著)~常見さんの「自分語り」を読まされても・・・~

昨日の記事で触れた常見陽平さん著の「僕たちはガンダムのジムである」の帯には「世の中は1%の"すごい人"ではなく99%の"その他大勢"が動かしている」と記されている。そして、本の「はじめに」で記されているように、この本は「普通のサラリーマン」「普通の量産型人材」がいかにして先行きが不透明なこの世の中を生き延びていくのか、そのヒントを示すために書かれている・・・とされている。「書かれている」と断言しなかったのは、僕は実際にこの本を購入し読んでみて、「これは有名大学の出身で且つ有名企業に勤める会社員で、現在大きな不満は無いけれど、何となくこの先が不安だなぁと感じている人向きの本であり、決して"はじめに"で書かれているような"普通のサラリーマン"向けの本ではない」と感じたからだ。このように感じたがゆえに「なんで、この本がアマゾンでこんなに絶賛されているんだ?」と疑問を抱いているし、このブログを読んでくださっている方には原則として購入することを薦めない。


そもそも、僕がこの本を購入したのは純粋に本のコンセプトに共感したからであった。というのも、「大企業に入っても安泰ではない。だから、一人で生きていく力を身につけなければならない」というメッセージは誰もが一度は耳にしたことがあるとは思うが、このメッセージに共感できる部分もある一方で「本当に会社はもうダメなのか?組織に頼らずに一人でやっていける位の力をつけないと、これからは生きていけないのか?」という不安を抱く人も多くいると思っていた。そこで、この「僕たちはガンダムのジムである」がこのような不安を取り除くために一定の役割を果たすのではないかと考えていたのだ。


なお、本を手にした段階における考えとしては、この本には「無名大学→無名企業というキャリアを歩んでいる人に関するケース」が多く載っているのではないかと予測していた。その理由としては、第一に、本の帯の記述から「99%の"その他大勢"」に着目したキャリア論であることが伺え、その意味で一握りの人しか入れない「大手・有名企業」に勤める人のキャリア論ばかりが載っているわけではないだろうと考えていたことが挙げられる。第二に、常見さんが「ノマド」批判にあたって「自由っぽい生き方で成功している人、目立っている人って結局、有名大学→有名企業が多い」と指摘していたので(http://blog.livedoor.jp/yoheitsunemi/archives/53976095.htmlとかhttp://blogos.com/article/44854/?axis=&p=6とか)、その意味でも「有名大学→有名企業」でなければ歩めないであろうキャリアの紹介はあまり無いだろうと考えていた事が挙げられる。結果として、この事前の読みは間違っていたのだが・・・。


「僕たちはガンダムのジムである」は全3章で成り立っていて、「普通の量産型人材」がどのように生きていけば良いのかは主に第3章に書かれていた。しかし肝心の内容は、常見さんのキャリアの歩み、及び仕事観が殆どを占めて拍子抜けした。なぜなら、常見さんは一橋大学という「有名大学」、リクルート・バンダイという「大手・有名企業」の出身であり、(常見さんは否定するかもしれないけれど)相当恵まれたキャリアを歩んでいるといえるからだ。別に常見さんの体験記そのものがいらないという話ではないけれど、常見さんの経歴を考えると「常見さんと同じような意識で、同じような取り組みをしてもダメな人はいくらでもいるんじゃないか?そういう人は、常見さんが批判する"自分磨き"もしないといけないんじゃないの?」という気にさせられた。


勿論、「僕たちはガンダムのジムである」を読んだ人の中には僕の記述を見て「常見さんの成功は、彼の"出身大学""経歴"という要素よりも、彼が本で記したような考え方をもって仕事に臨んだり、あるいは彼がきちんと努力をしたからこそだ」と批判したくなる人もいるかもしれない。それは完全には否定しないけれど、一方で彼のキャリアは彼の経歴に支えられている部分が非常に大きいと僕は思う。


実際に本には「リクルート出身の人間が転職市場で強いのは元々、採用に力を入れており、能力や意欲が高い人間を採っていると言う事や、リクルート流仕事術というのが他社にとってはまだまだ希少価値が高いと言うことも要因である。実際、僕も含め、社内ではBクラス、Cクラスだった人間も外に出たら評価されるわけである」と書いてあり、常見さんの転職に際してリクルートブランドが役に立ったことが明らかになっている。このエピソードは「自分が、営業力が強いことで有名な企業に勤めているとする。その企業でエース級ではなかったとしても、たとえビリに近い成績だったとしても、他社にとってはそれでも十分な営業力がある人ということになる」という主張の根拠として書かれているものなのだが、このエピソードが参考になるのは、かなり分かりやすい強みを持つ勤め先に勤めている人でしかないのではないか。


また本には、常見さんが就活の論客としてのデビューをするにあたっての戦略も書かれている。それを読んで、確かに常見さんが生き残るための戦略を考えていたことは分かったし、それが常見さんの成功の大きな要因だとは思うけれど、同時にその成功の必要条件として常見さんの「バンダイという"大手・有名企業"の採用担当者」という肩書きがあったのではないかと思った。特に大学3年生という就活始めたての段階の人たちが知りたいのは「自分たちが入りたい"大手・有名企業"」の採用担当者の考えであり、恐らく出版社としては仮に「中小企業で採用担当を経験していた人の考えが、この本を読むことで分かりますよ!」とアナウンスしてもそんなにウケは良くないと考えるはずだろう。このような考えからも、「この成功も、"経歴"があってこそだと思うけどなぁ・・・」と感じたのである。


amazonのレビューに「世の中は1%のすごい人ではなく99%のその他大勢が動かしている。という、帯にひかれて読んでみたが、ジムな人たちに対する、応援と思っていたら、部署移動があったり、やりたくない仕事でも後々役に立つと言ったり、ある程度、大きな企業で働いている人たちに向けた、啓発本だった」というものがあるけれど、僕もこれにほぼ同意だ。例えば一つ例を挙げると、「ここで意識したいのは、会社・仕事と適度に距離を置くことだ(中略)適度に距離を置き面白がるくらいで丁度良い」というアドバイスが本に書かれているが、これは「ブラック企業で、強制的に長時間労働に服させられる人」、「業務量を増やさないと、会社がまわっていかない状況下にある人」等にはまるで参考に出来るものではない。「適度に距離を置き面白がる」余裕を持とうと思えば持てる人にしか当てはまらないアドバイスだ。


誤解しないで欲しいが、この記事は「大きな企業で働いている人たちに向けた啓発本なんか書くな」という話ではない。それはそれで意味があるのは間違いないし、仮にこの本が「一定の大学を出て、ある程度世間で評判の良い企業に入れて、上司や同僚ともそこそこうまくやっているけれど、でもこのままで良いのかは不安」と感じている人に向けてのものだったら、かなり良い形で仕上がっていると評価した。しかし、あくまでもこの本は「99%の"その他大勢"」に向けたもののはずであり、それにも関わらず肝心の中身がほぼ常見さんの体験記・考えで占められているのはおかしいと感じた。ましてや上で示したように、常見さんはイケダハヤトさんや安藤美冬さん辺りの「ノマド」を「有名大学→有名企業というルートだから出来る生き方だ」と評していたので「この本に書かれているのも、ある程度恵まれたキャリアを歩んでいる(企業規模が大きかったり、人間関係にかなり恵まれていたりする)人じゃないと参考にできないアドバイスじゃん」と思ったのが正直なところだ。以上より、この本に良いところがあるのは事実だけれど、「99%の"その他大勢"」に向けての本としては大いに疑問の余地が残る内容であり、にも関わらず読者から過大評価されすぎな本だと僕は感じている。


「僕たちはガンダムのジムである」の要旨、及びその問題点が掴めたと感じてくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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No title

こんにちわ

ブログ主さんはどうも常見さんという人にこだわっているようですね

この人の影響力が強すぎて弊害があるなら、こだわって批判することに意義があるかもしれないですが
実際この人の影響力ってそんなにすごくあるのかな?wikipediaにもまだ出てないみたいですし
自分は新書本とかはあんまり読まないので。少し前まで知らなかったです。自分が無知なだけなのかもしれませんが。

真に優れた理論・言論ならいつまでも残りますが、半端な個人の名声なんて放っておいてもそのうち廃れていくものです。
個人的には、放っておけばいいんじゃないかなと思いますけどね。

Re: No title

>ともさん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>ブログ主さんはどうも常見さんという人にこだわっているようですねこの人の影響力が強すぎて弊害があるなら、こだわって批判することに意義があるかもしれないですが実際この人の影響力ってそんなにすごくあるのかな?

僕の感覚では、常見さんは「就活」という分野に関しては結構影響力がある人だと思っていて(本とか、結構出してるんですよ~)、にも関わらず結構「この人、一体何を言っているんだ?」と感じる記述を多く見るので、それを批判することが多くなるというのはありますね。というか、最近常見さん&海老原さん&飯田さんの名前が記事に常に出ててちょっと自分でも気持ち悪いなと思っているのですが(笑)、この流れはもう少し続いてしまうのです・・・。

No title

この本のアマゾンのページを見て思ったのですが、
常見さんはエリート大学を出て大企業に入れたので、自分がガンダムだと勘違いしてしまったけれど、実際は自分はジムだと気づいた、という話なのではないかと思いました。

つまり、これは、エリート大学を出て大企業に入った人のうち、ガンダムになれるのは1パーセント、残りの99パーセントはジムである、という話ではないかと。

あくまでエリート大学を出て大企業に入った人の話。その他大勢は蚊帳の外。

海老原さんについての記事でも、これは一部の上位大学の学生にのみあてはまる、という指摘があって、実はこの手の就活論は、エリート大学を出て大企業に就職しようとする人にのみ向けられたものが多いのだな、と感じました。

実際、この手の本は数万部売れれば御の字だと思うので、上のような人たちだけを相手にしていても十分やっていけると思います。

その上、中位大学(常見さんが非常勤講師をしている大学はこのレベル?)に入った人も、自分は本当は早慶かマーチくらい入れた、と思っていて、大企業ねらってるだろうから、読者対象になります。

確かに、東大出て中小企業はそれはいやだろうなあ、とは思いますね。灘を出て無名の大学はいやなので、何年も浪人してしまうようなもので。

一方、エリートでないことを自認して、現実を見ている中位や下位の大学の学生は、こういう本は読まないだろうと思います。



常見さんという人は、このブログの記事を読んで、少し興味を持ってしまったのですが(笑)、
なんかもう、ばかになることで売ってる感じさえしますね。
言ってることが行き当たりばったりなところとか。
この前の意識高い学生の話も、要するに、意識高い学生が常見さんの講演をよく依頼してくるけど、礼儀も何もない人が多いのでしょう(わかります)。
でも、常見さんは人気者なので、あいそよく引き受けてるのだと思います。
そして、意識高い学生は、「常見さんの講演を主催して成功させました」とか、面接で言うんだろうなあ。
でも、常見さんに対しては、失礼なことをしてるので、常見さんは、ああいうやつらは面接で落ちればいいんだ、と思って、あの文章を書いたのだろうな、と思うのです。
実際は、常見さんの講演を主催すると面接成功率高いので、みんなやりたがる、常見さんがそれにいつもあいそよく答える、でも、意識高い学生は礼儀を知らない、面接で落ちやがれ、の繰り返しかも(笑)。

やっぱり、ネタとして、面白い人のようですね。

ガンダムでなかったとしても

自分も新書本を買って読む習慣がなく(今回の本も読んでなく)てなんですが、
「ガンダム」と「帯」で広く釣ろうとしているわりには
なにやら読者に要求するレベルが高いようですね、
「その他大勢」からみたら常見陽平ぐらいの経歴があれば・・ガンダムでなかったとしても相当強力なエリート用カスタム機ものですよ。(もちろん氏の社会的努力も否定はしませんが)

しかしガンダムをこういうジャンルに持ちだしてそれが受け入れられるのも
それだけアニメやオタクの文化が市民権を得ているんだなあとは思います。

しかし本気で社会全体での「99%の"その他大勢"」を対象とする気なら個人的には、
「凡人内定戦略」を書いた人など「ダメ人間でも内定はとれます論」系の人に書いてもらうほうが
なんかその辺うまく書けそうなな気がします。

No title

ガンダムの世界そのものが大企業なのではないでしょうか?
また、ガンダムは30代後半から40代の人にとってなつかしいアニメらしいので、読者対象は安定した大企業に勤める、学歴も能力も高かった、でも兵隊のまま終わりそうな中年男性を対象にした本なのだろうと思います。
レビューを書いている人も、わりと年いってそうですよね。
ガンダムのファン以外は読まないだろうし、でも、ガンダムはいまだに中年男性に人気なのも事実で、宇宙戦艦ヤマトやエヴァではこういう本はできないだろう、と。

Re: No title

> ななし さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。また、返信が遅くなりまして申し訳ありません。

>この本のアマゾンのページを見て思ったのですが、
常見さんはエリート大学を出て大企業に入れたので、自分がガンダムだと勘違いしてしまったけれど、実際は自分はジムだと気づいた、という話なのではないかと思いました。つまり、これは、エリート大学を出て大企業に入った人のうち、ガンダムになれるのは1パーセント、残りの99パーセントはジムである、という話ではないかと。あくまでエリート大学を出て大企業に入った人の話。その他大勢は蚊帳の外。

まさに、そんな感じの本でしたね・・・。本の「はじめに」には「これは"普通のサラリーマン"に向けた本だ」というようなことが書かれていたのですが、「ななし」さんが仰るとおり「その他大勢は蚊帳の外」という意識に基づいて書かれた本のように感じました。別に、そういう本を書くことは問題ないんですけど、本の帯の記述からすると、この内容は詐欺と言っても良いかと。

>常見さんという人は、このブログの記事を読んで、少し興味を持ってしまったのですが(笑)、
なんかもう、ばかになることで売ってる感じさえしますね。

ちなみに「僕たちはガンダムのジムである」には、「(注:常見さんが)"社会学者になって世界から認められる論文を書く"、"村上春樹のような作家になって芥川賞を取る"という夢を今も追いかけている」という記述があります。

Re: ガンダムでなかったとしても

> L_z_m_i さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>「その他大勢」からみたら常見陽平ぐらいの経歴があれば・・ガンダムでなかったとしても相当強力なエリート用カスタム機ものですよ。

そうですね~。こういう人に「僕だって普通の人だ」と言われると、「じゃあその他の人はどうなるの?」という印象を抱きます。

>本気で社会全体での「99%の"その他大勢"」を対象とする気なら個人的には、
「凡人内定戦略」を書いた人など「ダメ人間でも内定はとれます論」系の人に書いてもらうほうが
なんかその辺うまく書けそうなな気がします。

確かに。「凡人内定戦略」の著者の武野さんの大学時代の過ごし方は、彼本人が認めているので僕も遠慮なく書きますが、本当にボロボロです(笑)それでも「凡人内定戦略」の内容はそこらの就活本のはるかに上をいっていますので、凡人ならではの生き抜き方を彼に書いてもらうのは適当だと思いますし、もしそういう本が発売されたらぜひ購入したいです。

Re: No title

> ななし さん

こちらの記事にもコメント有難うございます。

>また、ガンダムは30代後半から40代の人にとってなつかしいアニメらしいので、読者対象は安定した大企業に勤める、学歴も能力も高かった、でも兵隊のまま終わりそうな中年男性を対象にした本なのだろうと思います。レビューを書いている人も、わりと年いってそうですよね。

アマゾンでは動画でレビューを投稿している人もいますが、確かにその人は30代後半から40代くらいの方に見えます。また、「最後の挿絵(っていうかガンダムのワンシーン)には感涙すると思う。ホント」というレビューもあって、それに対して僕は「いや、何言っているんだこの人。感涙なんかしないし」と思ったのですが(笑)、ガンダムファンの人には心に刺さっているのかもしれません。

No title

>ちなみに「僕たちはガンダムのジムである」には、「(注:常見さんが)"社会学者になって世界から認められる論文を書く"、"村上春樹のような作家になって芥川賞を取る"という夢を今も追いかけている」という記述があります。

痛すぎますw

ちなみに、村上春樹は芥川賞はとっていません…。
また、芥川賞は新人賞…。痛すぎるw

常見さんは大学教授にはなろうと思ってるんじゃないでしょうか。
ノマドを批判しているくらいだから、組織に所属したいという気持ちは強いのではないかと思います。
でも、現実はたぶん、ろくに論文書かないタレント教授、の可能性大。

Re: No title

> ななしさん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>痛すぎますw

原則として人の夢を「痛い」と言いたくないのですが、これに関しては確かに「痛すぎますw」としか言い様がありません(笑)「意識の高い学生w」の記事などを読めば、この夢が叶うことは100%無いということは誰にでも分かります。多分常見さんは、読者の人に「俺、こんな夢もって日々頑張ってるんだ」とアピールしたかっただけなのではないでしょうか。

>常見さんは大学教授にはなろうと思ってるんじゃないでしょうか。(中略)でも、現実はたぶん、ろくに論文書かないタレント教授、の可能性大。

確か今でもどこかの大学で教えていたような・・・。常見さんの論文執筆に関しては、「もう本田由紀先生などいらっしゃるんで、間に合ってます」という感じですかね!


No title

こんばんは。
ひょんなとこからこのブログを見つけまして、いくつかの記事を見させていただきました。
たくさん記事を書いていらっしゃるようなので、ある程度読ませていただいてからコメントするつもりでしたが、この記事を読んで、あまりに的確なことをおっしゃっているのでつい書き込んでしまいました(笑)

最近、ダメな人でも大丈夫、学歴は関係ない、受かる就活術…のようなエセハウツー本をよく目にしますが、今回ブログ主さんが話題にされた本も典型的ですね。

ダメな人→運のない人
低学歴→マーチ程度
受かる就活→ただの「たまたま」受かった例話集

このようにいかにも「誰でも大丈夫」といった内容の本はほとんどがある一定以上の能力、学歴を持つ方を条件としていて、まるでそのハードル以下の能力、学歴の人はハナから対象外として、まるでそんな人間など存在しないかのように扱われています。

私はマーチには到底及ばない大学の4年ですが、これらの本に書かれていることを実践して、または実践をシュミレーションして、うまくいったことも、うまくいくと思えたこともありません。

正直、いかにも救いがあるかのような表紙などを書いて、ただでさえ絶望している底辺の人たちからお金を巻き上げ、さらに絶望に突き落としているとしか思えません。

お金を出して哀しませてあげると言われているようなものです。

先日も無料就活セミナーに行ってきましたが、誰でも解る「たくさんエントリーしなさい」だの「履歴書が大事、面接も大事」だの「明るい人が受かる」だの当たり前のことを並べた挙句、より詳しく知りたければ有料コースがありますと言われました。

エントリーせず、履歴書、面接に対して大事だと考えず、暗い(素の性格がなんであれ、就活の間でさえ明るく振舞おうとしない)人が受かるなんて小学生だって考えません。

あちらもボランティアなわけではないので、本当に受かる術を教えてくれるのならそれはまぁいいとして、そもそもが「就活に受かる」という一つの目的に対する講義のはずなのに、複数のコースが用意されている時点で、少しでも多くお金を取ろうという魂胆が見えてしまいました。

私はブログ主さんのように最終的には否定だけで終わらず良いところもあげるような、慈悲深いといいますか、用意周到(批判的な意味ではありません)な書き方はできず、ただただ文句を書き連ねるだけの愚者ですが、少なくともES、説明会についての記事や、この記事に書かれていることが、理論的に正しいことは判ります。

理論的に正しくても、下らない伝統や一部の者の利益優先的な考えで通らない正義に憤りを感じる毎日ですが、このブログを通して、少しだけそれが和らぎそうです。
これからも読ませて頂きたいと思います。

駄文な上の長文失礼いたしました、またコメントさせて頂くかもしれません。
その時は重ねての駄文、ご容赦ください。

Re: No title

> 杉川 さん

はじめまして、コメント有難うございます。

>このようにいかにも「誰でも大丈夫」といった内容の本はほとんどがある一定以上の能力、学歴を持つ方を条件としていて、まるでそのハードル以下の能力、学歴の人はハナから対象外として、まるでそんな人間など存在しないかのように扱われています(中略)正直、いかにも救いがあるかのような表紙などを書いて、ただでさえ絶望している底辺の人たちからお金を巻き上げ、さらに絶望に突き落としているとしか思えません。

僕もそう思うのですが、この本の一般的な評判はなぜかかなり良いです(笑)みんな本当にちゃんと本を読んでるのかな、それとも僕の読み方が間違っていたのかな、と疑問に思っています。

>先日も無料就活セミナーに行ってきましたが、誰でも解る「たくさんエントリーしなさい」だの「履歴書が大事、面接も大事」だの「明るい人が受かる」だの当たり前のことを並べた挙句、より詳しく知りたければ有料コースがありますと言われました。

無料のセミナーとはいえ、酷い内容ですね(笑)ここまで内容が下らないと有料コースに申し込む人もそんなに多くないんじゃないでしょうか。セミナー主催者は自分で自分の首を絞めているように思えます。

>駄文な上の長文失礼いたしました、またコメントさせて頂くかもしれません。その時は重ねての駄文、ご容赦ください。

全く気にしていないですよ!またのコメントを楽しみにしています。
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