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メチャクチャにヤバイ就活生・近藤佑子さんの「逆エントリー方式への発展」という試み

僕の感覚では、「シューカツ」という表記から受けるイメージと、「就職活動」という表記から受けるイメージは異なる。個人的には「シューカツ」という言葉からは、「ナビサイトを通じて企業にエントリー→会社説明会への参加→選考への参加→内定を得る」という「常識」とされているプロセスをいかにして上手くこなすかを考える就活生の姿が目に浮かぶ。それに対して「就職活動」という言葉からは、「現在"常識"と見做されているプロセスにそもそも乗らない」というリスクが伴う選択をして、自分の進路を能動的に決定していこうとする力強い姿勢が感じられる。前回の記事で取り上げた「なむナビ」は、「シューカツ」ではなく「就職活動」をしている良い例だろう。


もしかすると、今後「シューカツ」はどんどんマイナーなものになっていくのかもしれない。例えば、pontaさんが当ブログのコメント欄で(あ、コメントは今夜まとめて返します)、またイケダハヤトさんが自身のブログで紹介した「ガクセン」というサイトがある(http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/17404)。これは、学生のプロフィールとインタビュー記事をサイトに掲載し、それを見た企業が興味を持った学生にアプローチをかけることを可能にする試みだ。一般的な「シューカツ」は就活生の側が企業にアプローチをかけるわけだが、この「ガクセン」はその逆のアプローチを可能にするという訳だ。


正直このサービスの成果はよく分からない。ただ、中には「募集終了」となっている学生もいるので(http://gakusen.jp/archives/page/3/)、企業がその学生とコンタクトを取り、企業・就活生双方の利益が合致し、一緒に働くに至っているケースがあると推測して良いのかもしれない。それならば、素晴らしいことだ。


ただ、このような方向性の取り組みに関しては「メチャクチャにヤバイ就活生・近藤佑子」さんに勝る人はいないのではないか。近藤さんは自ら自身をアピールするためのホームページを作成し、企業の側から近藤さんにコンタクトを取れるような仕組みを整えた。そのページには、例えば「近藤佑子と面接」という、近藤さんが面接官・就活生の一人二役を演じ、自分で自分に面接でよく投げかける質問をしてそれに答えていくというコンテンツや「推薦者の声」などが載っていて、近藤さんの人間性・就業観などがサイトを見た人に伝わるようになっている。また近藤さんは「メチャクチャにヤバイ就活生・近藤佑子は内定取れました」というページにおいて、「サイトと企画パワポをみたら、自分の心情、現状に加え、フロントのデザイン、コーディングもできなくはないし、企画力や文章力もなくはない、ということが(企業に)伝わるだろうことを意図して作成した」と述べており、これは文章通り、サイトの中身のみではなくサイトの作成そのものがアピールポイントになることを計算に入れている。


「メチャクチャにやばい就活生・近藤佑子は内定取れました」というページには「ゆうこの就職活動家日記」というものが公開されている。特に面白かったのが、近藤さんが自身にエントリーしてきた14社を選考し、面接に進める企業を自ら5社に減らしたこと(詳しくは、http://kondoyuko.hatenablog.com/entry/2012/06/05/081335に)。つまり、9社を近藤さんの方から落としたという訳だ。そして近藤さんは「シューカツ」に特有の「不透明な選考基準」に問題意識を持っており、それへのアンチテーゼとして近藤さんが設定した選考基準をブログで開示してもいる。やっぱりこの人はとんでもない人だ(笑)上で取り上げた「ガクセン」を否定するつもりは無いけれど、近藤さんの取り組みの前ではどうもしょぼく見えてしまう。


もっとも近藤さん自身も危惧していたように、近藤さんの取り組みには「炎上」の危険性が付きまとう。しかも、この場合は匿名の管理人によって書かれるブログの炎上とは異なり、個人情報が思いっきり開示されている状態における炎上を引き起こす可能性がある。これにストレスを感じる人は多くいると思うので誰もが近藤さんの真似を出来るわけではないだろう。しかしそれでも、今後も自らホームページなどを作り、そこで意欲的な取り組みを紹介しながら企業の関心を惹きつけ、ひいては自らの価値を高めて就職に至るという、言わば「逆エントリー方式」の道を開拓していく人は増えていくような気がする。その成功例のストックが増えれば増えるほど、「就活はバカヤロー」などで叫ばれている「就活は茶番だ!」という声は小さくなっていくだろう。


このブログや就活デモなんかは「シューカツ」のおかしさを指摘し、その改善を訴える「"シューカツ"を改めるアプローチ」を採用している。それに対して、近藤さんや「なむ」さんがやっていることは「"シューカツ"の影で見えにくくなっている"就職活動"の道を開拓・開示する」というアプローチと言えるのではないか。前者のアプローチは今後も僕が頑張っていくので、ぜひ後者のアプローチに取り組む人が増えて欲しいです(笑)


メチャクチャにヤバイ就活生・近藤佑子さんの「逆エントリー方式への発展」という試みには意義があるという考えに共感してくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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No title

こんにちは。記事読みました。
本当にこの近藤さんはヤバイですね!
なんかプロ野球のドラフト指名を、市場でも展開しているような印象を受けました。

それから、勝手ながら、管理人さんのブログを自分のブログでも紹介してみました。
僕はブログ始めたばかりで、反響も少ないですが、少しでもこのブログを広めてみたいと思いました。

以下、僕の記事です。
http://ameblo.jp/hhumtpm-pcc/entry-11407042798.html

No title

京都大学学部卒
東京大学大学院修士修了予定
理系
IT志望

うーむ、思いっきり、普通の就活生をへこませますな

誰も知らない三流大学卒業
人文系
事務志望

で、こういうすごい人いたらぜひ教えてください。





あ、あと、奨学金に関するコメントは、酔っ払って書いたので、しかも高学歴ワーキングプアの恨みつらみ、コネがすべての人文系アカポスへの恨みつらみがまじってしまい、ちと後悔しています。
お目ざわりでしたら、お許しください。

Re: No title

> ponta さん

こちらの記事にもコメント有難うございます。

>勝手ながら、管理人さんのブログを自分のブログでも紹介してみました。
僕はブログ始めたばかりで、反響も少ないですが、少しでもこのブログを広めてみたいと思いました。

ブログ記事、読みました。「ただの感情論ではなく、信憑性のある内容で、提言をしている」、「こう考えるようになったのも、このブログの記事を読んだからだった。文章は長いが、読みやすく、就活生の心情がこれほどわかりやすく書かれているのはあまりないのではないかと思うので、今の就活を知らない人は是非読んでみて欲しい」という記述が嬉しかったですね。有難うございました。ぜひ、今後も記事を読んでいただけたら嬉しいです。

Re: No title

> ななしさん

こちらの記事にもコメント有難うございます。

>誰も知らない三流大学卒業
人文系
事務志望

で、こういうすごい人いたらぜひ教えてください。

「ガクセン」で募集終了になっている学生も、わりかし有名企業在籍中の学生が多い気がしました。まぁ、近藤さんのケースはあくまでも例で、近藤さんのようなスペックがなければ上手く行かないかどうかはまだ分からないので(勿論、近藤さんのような人が上手くいく傾向は高いと思います)、そこは様子を見てみないとなんとも。

>あ、あと、奨学金に関するコメントは、酔っ払って書いたので、しかも高学歴ワーキングプアの恨みつらみ、コネがすべての人文系アカポスへの恨みつらみがまじってしまい、ちと後悔しています。
お目ざわりでしたら、お許しください。

いえいえ、全然気にしていませんよ。さすがに「親のコネで、某有名私立大に、修士論文だけで就職した人は1円も返さず、コネがない自分は論文など業績いくらあっても年収200万の非常勤で奨学金全額返済」なんてことがあったらどんな人でもムカつきますよ。というか「修士論文だけで大学に就職した人」なんて、親のコネを抜きにしてもそんなに能力があるとも思えないですし、そういう人が研究に携わっていることに恐怖を感じます。
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