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採用担当「facebookを見れば、就活生の素が分かるぞ!」 就活生「企業から好印象を持たれる為のfacebook就活対策セミナーというのがあるのか」

ニートのガラパゴス日本脱出日記」というブログを読んで知ったのだが、2週間ほど前に週プレNEWSの「人事部は就活生たちのFacebookのココを見ている」という記事がヤフーニュースに掲載されていた。その内容はギャグとして読む分には面白いけれど、就活生からしたら「シューカツってくだらないな」という感想を持つであろうものになっている。


記事の中で、企業向けにFacebook採用のコンサルティング業務を行なう「ちかなり」の兵頭秀一さんは、次のように述べる。

ある不動産会社の採用担当グループは、面接試験の後で別室に集まり、パソコンを囲みながら受験者のFacebookチェックを行ないます。最初に見るのは『友達』の数。ある女のコの場合、面接で物静かだったのに、Facebook上で300人近くの『友達』がいて、書き込みごとに数十件ものコメントがつき、ページ全体が活性化していたと。ここに着目した採用担当者は『これは人望がないとできない』と評価を逆転させました。面接じゃわからない素の様子を知るツールとして企業はFacebookを見ています

この箇所を読んで「おかしい」と感じる点が2つあった。第一に、兵頭さんの「評価を逆転させました」という発言から、この不動産会社の採用担当が「面接では、就活生のことが何も分かりませんでした」と言っているようなものだということ。これは特殊なケースなのかもしれないけれど(普通のケースを記事で取り上げることは無いだろうし)、Facebookのチェックの前後でここまで評価が変わると言うのもなかなか滑稽な話だ。これだったら、はじめから面接なんかやる必要は無かったんじゃないかと思わされる。


第二に「面接じゃわからない素の様子を知るツールとして企業はFacebookを見ています」とあるが、当の就活生の側も、企業のこうした動きに対応しようとする動きをとっているということ。今年の4月にNHKの「おはよう日本」でFacebookを利用した就職活動に関する特集が放送され、そこで「企業から好印象を持たれる為のfacebook就活対策セミナー」が紹介されたという(http://matome.naver.jp/odai/2133479644087065801)。そして、企業から好印象を持たれる為のコツとして「プロフィールアイコンは笑顔でアップの写真を使う」、「友達は50人以上フォローする」、「週に2回以上前向きな書き込みをする」というものが挙げられたらしい。


このNHKの番組に対して「就活、転職活動などで、Facebookを利用という報道があるが、採用側がSNSを重視してると感じれば、さとい応募者は即それに対応した"見られる"と云う前提でFacebookを展開するだろう」とコメントしている人がいたけれど、本当にその通りだ。即ち、兵頭さんが言う「面接じゃわからない素の様子を知るツールとしてのfacebook」という構図はもう成り立っていない、あるいはこれから徐々に成り立たなくなっていくのではないか。週プレNEWSの記事には、パソナキャリアカンパニーの新卒採用に携わる佐野創太さんの「私は友達の数よりも質を見ますね。他大学や社会人に"友達"がいるか。あるいは、もし外国人の友達がいて、大勢の外国人の中で本人が笑って写っている写真なんかがアップされていたら評価は上がります」という注文も載っているけれど、これも就活生のfacebook上の「演出」に活かされていくのだろう。


企業からしたらfacebookを見ても、就活生の素の様子を確認できない(もっとも企業が「就活生の素の姿」ではなく「facebook上でどれだけ"リア充"を演出できるのか、それをチェックしたい」と考えているのなら、現状何も問題ないということになる)。就活生からしたら「企業がfacebookを見ているかもしれない」という可能性を考慮して、自らのfacebookページを充実させることを事実上強いられる。これに対して「週プレNEWSの記事は全然一般例じゃないのだから、そんな記事に流されるほうがまずい」と言いたくなる人がいるかもしれないが、就活生からしたら、自分の行きたい企業がこっそりとfacebookページを確認する可能性が消えない以上は、念のためにfacebook上の友達を増やしておこうとか変な写真をアップしないようにしようとか、そういう意識でいることは合理的だといえるだろう。もっとも、その合理性の追求が就活生にとってはストレスになるのだろうが・・・。


ただ「ニートのガラパゴス日本脱出日記」の記事で取り上げられていたCNNの記事を読むと、アメリカの状況はもっと過酷なものであることが分かる。マイクロソフトの調査によって、アメリカの70%の企業がオンライン上で見つけた情報に基づいて就活生を不合格にしたという結果が出ている(http://edition.cnn.com/2010/TECH/03/29/facebook.job-seekers/ A recent survey commissioned by Microsoft found that 70 percent of recruiters and hiring managers in the United States have rejected an applicant based on information they found online・・・多分訳は大体合ってますよね笑)。ここでいう「オンライン上で見つけた情報」として、「就活生が発した不適切なコメント」、「不適当な写真や動画」、「前勤務先の雇用者・同僚などの批判」などが挙げられている。このような事情を受けて、就活生の側もfacebookの名前を変えたりプライベートを隠そうとしたりしているようだが、企業がfacebookページを見ることについてある就活生は「企業がfacebookページを見たがるのは分かるけど、その情報と仕事が出来るかどうかは関係ないだろう」と批判している。


これを見る限りでは日本はアメリカよりはマシだといえるし、別にアメリカ型に向かう必要も無いと思う。企業は「しっかりと面接をして、それでダメだったら仕方が無い」という気持ちでいるくらいで良いのではないか。facebookを活用しようとしても、就活生はその動きに備えて何かしらの対策を講じる・・・といういたちごっこが繰り返されるだけだろうから。少なくとも上で取り上げた不動産会社のように、ほぼfacebookページの内容「だけ」で評価を決めるなんて状況は馬鹿げている。


企業が就活生のfacebookを確認しようとすることはあまり意味が無いという考えに共感してくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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非公開コメント

僕は自ぶんの個人情報やかお、プロフィールなどをネットにあげることにかなりネガティブな印象をもっちゃうタイプなんですが、最近の会社って結構そういう部分ゆるいんですかね
最近、自分の名前を検索したらFacebookでヒットしました。僕はこういうの嫌いなのでやらないので、すこしびっくりしましたね。名字が少ないほうなんで、このFacebookが僕と誤認されたりしたら、僕は見知らぬひとに就職活動を妨害されていることになるんでしょうか

Re: タイトルなし

> モテ光さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>最近、自分の名前を検索したらFacebookでヒットしました。僕はこういうの嫌いなのでやらないので、すこしびっくりしましたね。名字が少ないほうなんで、このFacebookが僕と誤認されたりしたら、僕は見知らぬひとに就職活動を妨害されていることになるんでしょうか

さすがに企業も「これは"モテ光"さんですか?」と一度確認するんじゃないでしょうか。さすがに「モテ光」さんと同じ名前の別人が何か不祥事を起こしたとしても、そのことが「モテ光」さん本人の不利益になるかというと、そんなことは無いと思います。

No title

この記事を見て2つ感想を持ちました。
①面接官っていらないんじゃいなの?採用担当者っていらないんじゃないの?
 アルバイトでいいんじゃないの?と思いました。
 特に、「ある不動産会社の採用担当グループ~」という所を見ていたら強く思いました。
 面接をした上で、Facebookをみて合否を判断するなんて面接時、試験官は何もみていないと    いうことになるんじゃないんでしょうか?
 仮にパソコンが無い時代にこの女性が面接を受けていたら、評価の低いまま面接を終えていたと いうことになりますよね。
 筆記テストも、SPI等マークシート式が多くなって来ていますし、面接官が何もみてないということな らば、極端ですがアルバイトで十分じゃないのでしょうか?
②不公平なような気がします。
  Facebookやってない人もいるだろうし、外国人の知り合いがいないという人もいるだろうし、     友達少ないっていう人もいるだろうし、Facebookで採用を判断という考えは、現在日本では     それほど浸透してないとは思いますが、そういう考え方は怖いです。
  Facebookで採用を判断という考えが浸透すれば、無理して友人を作ったり、無理してコメントを   集めたり、「こういうFacebookにすれば、採用担当者の目に留まる」みたいな本を買ったり、
  それこそ企業がいう「素」が見れなくなるような気がするのですが。
  
  

Re: No title

> スダチさん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>①面接官っていらないんじゃいなの?採用担当者っていらないんじゃないの?

本当にその通りだと思います(笑)

>Facebookで採用を判断という考えが浸透すれば、無理して友人を作ったり、無理してコメントを   集めたり、「こういうFacebookにすれば、採用担当者の目に留まる」みたいな本を買ったり、それこそ企業がいう「素」が見れなくなるような気がするのですが。

まさにこの記事の最後に書いてある「いたちごっこ」状態ですね。

>②不公平なような気がします。Facebookやってない人もいるだろうし、外国人の知り合いがいないという人もいるだろうし友達少ないっていう人もいるだろうし

確かに「あんまりfacebookの内容を評価の対象にされると、対人能力が低い人の生きる道が無くなる」というのは問題ですが、それを「不公平」とまで言って良いかは疑問です。

No title

不動産会社というのがとっても引っかかるのですが、
いわゆる町の不動産屋ではない、不動産会社というと、
名簿を手に入れて、とにかく電話をかけまくって、マンションを売りつける、という印象しかありません。
知り合いの話によると、売買だけでなく、賃貸でも電話をかけまくって押し売りするとか。
不動産会社には電話番号を教えるな、とまで言われたのですが、
そういうのが仕事だと、友達が何百人もいた方がいいですよね。
なんとなく、営業向きの人をフェイスブックで探すとこうなるのかな、という印象を持ちました。
技術屋さんをこういう基準で採用しないと思います。
その辺、もっと詳しいことがわからないと、なんともいえませんね。

ネットで問題のある言動をしている人は採用したくない、というのは理解できます。

Re: No title

> ななしさん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>不動産会社というと、名簿を手に入れて、とにかく電話をかけまくって、マンションを売りつける、という印象しかありません。知り合いの話によると、売買だけでなく、賃貸でも電話をかけまくって押し売りするとか。

確かにそういう業界だったら、友達が多くいる人を採用すべき・・・というか人付き合いが苦手な人を採用しても絶対に続かないですよね。先にfacebookの人数で脚きりして、それから面接をするという形の方が不動産会社にとって良かったのではないかと感じます。トレンダーズは「Facebook上での"友達"数が200名以上の人」を優遇する枠を用意していますが(http://www.trenders.co.jp/release/release20101115.html)、それを真似ても良かったかも。

No title

友達がいるかどうか判断するためにFACEBOOKの友人数を参考にするのは少し単純すぎると思いますね。SNSがなかった時代にはこのようなツールを使わなくても人脈が広い人はいましたし、今だってネット環境に頼らずに人間関係を広く構築できる人は実際に私の周りにもいますし。。。

確かに最初は「小学校や中学校などの同級生と連絡を取り合えるようになる」などのメリットがあり、SNSは個人情報の管理に気をつけながら楽しく使うツールだったような気がしますが、今は無理にでも登録し、信頼関係が成り立っていない人(たとえば採用担当者)にまで私的な内容を後悔しなければならない単なる束縛ツールになっているような気がします。

「やりたくないけどみんなが登録してるし登録しなきゃな…」という感じでしょうか

Re: No title

> 文転就活生 さん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>友達がいるかどうか判断するためにFACEBOOKの友人数を参考にするのは少し単純すぎると思いますね。SNSがなかった時代にはこのようなツールを使わなくても人脈が広い人はいましたし、今だってネット環境に頼らずに人間関係を広く構築できる人は実際に私の周りにもいますし。。。

確かに「ネット環境に頼らずに人間関係を広く構築できる人」もいるのでしょうが、それでも企業からすれば「FACEBOOKの友人数が多い人=友人が多い可能性が高い」という構図に頼ったほうが効率的なんでしょうね。

>今は無理にでも登録し、信頼関係が成り立っていない人(たとえば採用担当者)にまで私的な内容を後悔しなければならない単なる束縛ツールになっているような気がします。

現状どこまで多くの企業がfacebookページを見ているのか分からない以上この見方がどこまで正しいのかは疑問ですが、もしかしたらその内、facebookの友達数をエントリーの要件にする企業が増えてもおかしくないのかなとは思います。そうなると就活生が「やりたくないけどみんなが登録してるし登録しなきゃな…」「登録しないと就活で不利になるな」という心理状態に追い込まれるので、その点が大きな問題となりますね。
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