スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

就活関連の論者の文章を即座に鵜呑みにすることなく、きちんと評価することが必要だ

ここ最近「"アホ大学のバカ学生"の就活デモ評はでたらめなのでご注意を」、「"フリーターは正社員になれないというウソ"論の失敗」という記事など、就活関連の論客の文章を批判することが多い。賛成・反対以前に「(特にお金をもらっていながら)こんな文章を書くなんて、根本的におかしくないか?」というレベルの疑問を投げかけている。そして、前回の記事で取り上げた常見陽平さんの「ハンパな仕事しかできない若者たちが"ノマド"を名乗って陥る"新・ユートピア社会主義"」もこうした疑問を投げかける余地がある記事だということに気がついた。


特に問題なのは、2ページ目の「安藤氏と並んでノマド界で知名度が高いのが、独自のニュースサイトを手掛けているイケダハヤト氏。彼は"会社はオワコン(2ちゃんねる用語で"終わっているコンテンツ"の略)""ノマドになったら年収が増えた"といった言動で目立っている。要するに、会社という組織はもう終わりで」という記述と、4ページ目の「(会社はオワコンと言うが)いったいいつ、会社が終わったのか。ノマドがありがたがって使っているMacBook Airを作るアップルは"会社"だが、いずれノマドが"個と個のつながり"とやらで、こういう製品を作ってくれるのか」という記述。これだけ見ると、イケダハヤトさんが「会社なんかもういらないでしょ。個々のつながりがあれば何とかなるんだからさ~」と述べ、それに対して常見さんが怒りの声を上げているという構図があるように思える。


しかし、「会社はオワコン」というフレーズが気になって検索してみたところ、この構図は常見さんがイケダハヤトさんの意見を曲解したことによって生みだされたものなんじゃないかと感じた。イケダハヤトさんは今年の9月に、ダイヤモンド・オンラインの「ノマドってどうよ?~賛否両論から"働く"を考える~」という連載物に登場しているのだが、その際にインタビュアーと次のようなやり取りをしている。

――「会社はオワコン(=会社は終わった、役目を終えたなどといった意味)」なんて言うな(※1)って話ですね。

イケダハヤトさん:どちらも答えるまでもない問題、なんて言うとまた批判されるんでしょうが(笑)、まず「会社オワコン」については、ブログのエントリー本文を読んでいただけると分かるように書いたつもりですが、片仮名で「カイシャ」と書くような、旧態依然とした会社の終わりという話です。例えば、日本の学校の教育が時代にそぐわなくなった、古くなったと言っても、子どもに何らかの教育を行う機関はどうやってもなくなるものではない。僕が話しているのはそういう話です(http://diamond.jp/articles/-/24936?page=2

ここでイケダハヤトさんが述べた「ブログのエントリー」とは、今年5月に書かれた「ノマド論争で見過ごされている3つの論点」というものだ。実際にこのエントリーでは「終身雇用、社会保障、大オフィス、満員電車、年功序列、社外秘文化などなど、様々な観点で旧来的な意味での"会社"がオワコン化している」という記述が見られる。この直後にある「ノマド云々を語る上では"これからの会社のあり方"を議論するのが、生産的だと僕は考えます」という記述と併せて考えると、イケダハヤトさんは別に「会社」という活動形態そのものを否定している訳ではないことが分かる。「これからの会社のあり方」を考える必要性を認めるということは、同時に「会社」という活動形態を肯定していることにもなるので。


勿論人は「勘違い」をする生き物なので、「会社はオワコン」という言葉を聞いて「そんな簡単に"会社"が終わる訳ないだろ!」と反応する人がいても無理は無いと思う。しかし、恐らくお金をもらって記事を書いている常見さんの「いったいいつ、会社が終わったのか」という突っ込みはダメだ。上で触れたダイヤモンド・オンラインの記事は「会社でオワコン」と検索すれば最初にヒットするものなのだが、なぜそこで書かれている内容すら踏まえないで記事を書けるのか。あるいは、「ノマド論争で見過ごされている3つの論点」の内容すら踏まえないで記事を書けるのか。別に「お金をもらっているからには、常に完璧な文章を書くべき!」とは全く思わないけれど、これはさすがに適当すぎるだろう。昨日よりさらに「ハンパな仕事しかできない若者?それはあなた自身のことですか?」と突っ込む意欲が高まっている。対して、就活・労働関連の問題に関してコメントをすることの多い「論客」たちへの信頼度はここ1ヶ月でどんどん下がっているのだが・・・。


考えてみれば腹が立つ話ではないか。現在の就活生がなかなか内定をもらえなかったり、内定をもらえても入社したのがしょうもない会社で早期退職を余儀なくされている状態がある一方で、そこらの中学生の読書感想文レベルの記事を書いている人が就活生のキャリア観にダメ出ししたり、そこそこ多くの金を稼いでいたりすると言うことに。勿論これは僕の個人的な評価であり、中には石渡さんや常見さんを絶賛する人もいるのだろう。しかし僕の考えでは、好みの問題とか関係なく彼らの文章を即座に信頼することは出来ない。こうした曲解に基づく記事があると、別の記事でも何かしら適当な文章を書いているんじゃないか?と疑ってしまうので(勿論、僕も誰かの意見を曲解した上で記事を書き上げてしまっている可能性はあるので、このブログの内容も鵜呑みにしないで欲しいです!笑)。


何かの本のレビューで、「現在は"就活"について取り上げるだけでお金になる時代だ」という趣旨の文章を見た覚えがあるが、これはその通りだと思う。青臭い意見だが、だからこそきちんとしたことを言っている人をきちんと評価し、しょうもないことを文章を書いている人には低い評価しか与えないという心構えでいるべきだと思う。今度、僕の独断と偏見に基づく「就活論者ミシュラン」のようなものを記事で書こうかなと考えている。


就活関連の論者の文章を即座に鵜呑みにすることなく、きちんと評価することが必要だという考えに共感してくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします。
にほんブログ村 就職バイトブログ 大学新卒の就職・就職活動へ
にほんブログ村   
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

main_line
main_line
ブログランキング
おかげさまで、ブログ村の「就職バイトブログ」のカテゴリで「1位」を取ることが出来ました。この場を借りて、お礼を申し上げます。これからも記事を多くの人に読んでいただけたらと思いますので、もし宜しければ、今後ともランキングへのご協力を宜しくお願いいたします。
RSSリンクの表示
follow us in feedly 
最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
リンク
FC2カウンター
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
プロフィール

lingmu

Author:lingmu
FC2ブログへようこそ!

最新トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。