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将来収入に結びつきそうな学問を学んでいる女性の割合が、日本はOECD諸国と比較してかなり酷いらしい

本屋やイベントなどで「女子学生のための就活」というフレーズを目にすることはあっても「男子学生のための就活」というフレーズを目にすることは殆ど無い。これは「女子」が就活をしていくに際して男子がぶつかることのない困難に直面し、そのための対策が必要な現状を表していると思われる。


一般的に女子学生の就活は大変とされている。その原因としてよく語られるのが「出産して辞めていく事が考えられる女子の採用に消極的」というもの、即ち企業側の問題に焦点が当たることが多い。勿論これはこれで問題なのだが、それが全てではなく、一方で「女子大生が受けている教育の質」という側面も見るべきなのではないかと考えるようになった。


評論家の荻上チキさんとUNICEFジンバブエ事務所教育担当官の畠山勝太さんの対談「ニコ生シノドス9月号 特集本当に必要な教育政策とは?~ダメな議論を徹底検証~」では、「将来収入に結びつきそうな学問を学んでいる女性の割合が、日本はOECD諸国と比較してかなり酷い」という議論がなされている。恐らく多くの人の中に女性は「文学部」といった学部に進学する傾向が高いというイメージがあると思うが、実際にOECD諸国と比べてみると、その中でも日本は特に女性の高等教育就学者の中で人文科学系を学んでいる者の割合が非常に高いことが分かる(畠山さん作成のデータ http://p.news.nimg.jp/pdf/c/nw0_hatakeyama.pdfのp16)。そして、こうした学問はお世辞にも将来の賃金と結びついているとは言いがたい。


他方で、「女性の高等教育就学者の中で工学系を学んでいる者の割合」と「女性の高等教育就学者の中で科学系を学んでいる者の割合」を見ると、日本はどちらも低い順位、特に後者はOECD諸国の中で最下位であることが分かる(http://p.news.nimg.jp/pdf/c/nw0_hatakeyama.pdfのp13,14)。畠山さんは「"なぜ日本の女性は社会進出が進まないのか"というのはよく労働需要側とか労働環境について言われるんですけれども、労働の供給側から言っても日本は女性の教育に失敗している面がある。(企業が必要とする)教育を受けていないのに高い賃金を払えって言うのはそもそも無茶な話なので、日本は女性の教育を考え直さないとまずいかなと思います」と述べている。


畠山さんはシノドスにも「Education at a Glanceから見る日本の女子教育の現状と課題」という記事を寄稿し、荻上さんとの対談で話していたことと同じようなことを主張されている。この"Education at a Glance"というのは「図表で見る教育」という意味で、「OECD34カ国+G20諸国の教育状況を、比較可能でかつ信頼できる指標を用いて比較することで教育問題を浮き彫りにし、教育政策の効果・進捗状況も明らかにすることで、各国の教育改革に活かせるようにする」ことを目的として出版されたものらしい。それによると、「工学部系学部卒業生に占める女性の割合」は日本は最下位、「理学系学部卒業生に占める女性の割合」は日本はビリから2番目、「社会科学系学部卒業生に占める女性の割合」はビリという結果が出ている一方で、人文科学系学部・サービス系学部卒業生に占める女性の割合はトップクラスとなっている。これも、女性が将来収入に結びつきそうな学問を専攻していない傾向があることを裏付けるデータと言えるだろう。


誤解しないで欲しいが、以上から「女性の就活が厳しい状況にあるのは女性の自業自得」と言いたいわけではない。ただ、女性の就活というと「企業が女性を受け入れるか否か」という側面が強く語られがちだが、それだけでなく「女性の高等教育」という観点からの議論も必要だと感じたということだ。畠山さんの「高等教育は義務教育と異なり、修了後直ちに労働市場へと入っていく段階である。この段階で問題があると、たとえ義務教育がどれだけうまく行われていたとしてもそれを台無しにしてしまう」という言葉には考えさせられた。この問題が単に就職における厳しさだけでなく「男女の賃金格差」などの問題にもつながっていることが大いにあり得るし、想像以上に根が深いトピックだと思われる。なお、畠山さんはシノドスの記事で「女性教員不足の解消」や「補助金を理系学部に集中させて理系の授業料を抑制」などの対策案を記している。


女性の就活事情を考える際に、企業側の問題を指摘することは勿論必要だが、それだけでなく「女性の高等教育」の実態にも目を向けることが必要だという考えに共感してくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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No title

「(リケジョ)理系女子 低年齢化 2012/2/8」
http://www.youtube.com/watch?v=BompwmDVibU

「広がる“リケジョ”への支援」
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/nms/feature/post_26542/

リケジョって流行ってるみたいですね。

私は男性で小中高校と共学でしたが、明らかに女子の方が頭いいよな〜と思ってましたよ。それが大学や社会に出るにつれて活躍する女性が減っていて、このギャップはいったい何なんだと素朴に思ったことがあります。おそらくこのギャップの分だけ女性が活躍する余地があるということなのでしょう。また今はアメリカの大学の修士課程で経済学を勉強しているのですが、100人中64人が女性ですね。工学部だともう少し数は減りますが、それでも3, 4割はいます。

日本では女性を登用する際に「女性ならではの視点を活かす」とか「女性のきめ細やかさを活かす」とかもっともらしいこと言ってますが、アメリカの採用で企業側がそれを言った時点で女性差別で訴えられるでしょうね(そもそもアメリカでは人種、性別、宗教を採用の判断基準にしてはいけないので履歴書にも載せませんが)。まあ、きめ細やかさに女性かどうかは関係ないでしょう。企業で採用に携わる女性の方もそういった決まり文句を言っている所を見ると何だかな〜と思いますね。結局、そうやってカテゴリーでしか人が見れないから逆差別とか男性差別とか別の問題が出てきてしまうんでしょう。

社会での女の苦労の実態を知らずに女を論じるってどうよ

理系にもっと女子学生を、というのは、文部科学省も大学もキャンペーンしたりはしています。
では、なぜ、日本の女子は理系を敬遠するのか?

1 女子が少ないから(男ばっかりでいや)。
2 理系のアカデミズムの世界にはいまだに男女差別があるから。女性の教員を入れるのをいやがるなど。また、女性教員は男性より教授になるのに苦労するなどのパワハラもある。
3 アカデミズムが女子を敬遠する、ということは、そこの出身の男子で構成される理系の企業も女子を敬遠したり、男女差別する傾向があるに違いない。
3 (実はこれが重要だと思うのだが)日本の女子は男子よりも英語が得意。日本人は英語が苦手な人が多いので、とりあえず、英語ができればチャンスがある。日本の男性中心社会はいやだな、海外へ行こう、と思ったら英語。

なお、就職における男女差別は女子の高等教育とはまったく違う話で、理系へ行かないのに高い給料を求めるなんて、みたいな言い方はおかしい。同じ職場で、女子と男子で給料にすごい差があるのは先進国では日本がダントツ。理系かどうかの問題ではない。
女子の教育に失敗しているとか、なにいってんの?という気がする。その前に社会の男女差別なんとかしろよ!
また、日本の文学・文化は古くから女性が守ってきたのに、それを無視して否定するのもおかしい。というか、そういう考えが男性中心主義。まあ、経済の世界も男性中心主義だけどね。

No title

こんにちは。

この記事を読んで確かに思い当たる事があります。
大学受験の予備校時代に理系の先生が「日本政府がそもそも理系を育てる気がない」と言っていました。大学センター試験は理系にとって不利に作られていて、制度も文系をベースに作られているから理不尽な問題傾向に慣れないといけない。それに受験日程も理系学生の方が負担が大きい。高校生の段階で効率的に学習させる気がないなんておかしいと嘆き怒っておられました。そういう意識が政府にもあるのかも、と思い返しています。国のせいだけではないと思いますが、一般的に理系の方が学費が高い上、忙しくバイトする時間もないので文系偏重も自然な流れでできたんだろうと思います。

もうひとつ気になるのは、現在の就活生の母親世代が楽チン就職or専業主婦だから娘の学部問題には無頓着、好きなことをのびのびやってほしいという思想行きつく可能性です。最終出資者の親の感覚も大きく影響しているはずです。これからのキャリア教育は親子ともにしなければいけない時代になるのかもしれません。
駄文失礼いたしました。

Re: No title

> YISさん

こんばんは、いつもコメント有難うございます。

>私は男性で小中高校と共学でしたが、明らかに女子の方が頭いいよな〜と思ってましたよ。それが大学や社会に出るにつれて活躍する女性が減っていて、このギャップはいったい何なんだと素朴に思ったことがあります

僕も「男性で小中高校と共学」でして、特に小・中では「女子の方が頭よい」という印象を持っていましたね。畠山さんがシノドスに寄稿した記事でも、初等教育の段階では女子の方が男子より学力が高いという結果が出ていることが触れられています(http://synodos.livedoor.biz/archives/1992281.html

>また今はアメリカの大学の修士課程で経済学を勉強しているのですが、100人中64人が女性ですね。工学部だともう少し数は減りますが、それでも3, 4割はいます

おぉ、すごいですね・・・。僕としては「工学部で女性が3、4割いる」ということに驚きました。多分日本ではそんな割合にはならないだろうと感じたので。

>きめ細やかさに女性かどうかは関係ないでしょう

本当ですね(笑)「カテゴリーでしか人が見れない」という問題は根深いものだと思います。

No title

ここのコメント欄見てると、たぶん、コメントしてるのは大部分が男だと思ってたけど、
やっぱり、という感じで、男女差別バリバリのコメント出ましたね。
本人はたぶん、気づいてないだろうけど。
母親と娘だけの問題って、父親と息子はどこに?
親がバブル就職で、てのは母親も父親も同じでしょう。

まあ、女性は、たとえ見てるとしても、冷めた目で見て、コメントはしないでしょう。

せめて、自分の意思で文学部へ行った男たちに反論してほしいなあ。
あと、サービス業の学部ってなに?

歴史的にいえば、文学部は学校の先生を多く世に送り出していて、特に女性が義務教育の教師として、戦後、大変な働きをしてきたということを忘れてはいけません。
女性が60歳ちかくまで勤められるまともな職業は、長い間、教師くらいしかなかったのです。
その古い伝統が長く続いていたので、それ以外の女性の道が開拓されにくかった、というのは事実ですが、それは社会に原因が・・・

Re: 社会での女の苦労の実態を知らずに女を論じるってどうよ

> ななし さん

こちらの記事にもコメント有難うございます。

>では、なぜ、日本の女子は理系を敬遠するのか?

一応畠山さんはシノドスの記事で「女子に不利な教育環境」を是正する必要性について提言していますよ。「女子」が悪いのではなく「女子を取り巻く教育環境」が悪いと言う意識なのだと僕は想いました。

>就職における男女差別は女子の高等教育とはまったく違う話で、理系へ行かないのに高い給料を求めるなんて、みたいな言い方はおかしい。

畠山さんとしては、「就職における男女差別」とは別に「高等教育における女子教育の課題」という要素もある、という意識なのでは・・・。

Re: No title

> にーさん

お久しぶりです、コメント有難うございます。

>大学受験の予備校時代に理系の先生が「日本政府がそもそも理系を育てる気がない」と言っていました。大学センター試験は理系にとって不利に作られていて、制度も文系をベースに作られているから理不尽な問題傾向に慣れないといけない。それに受験日程も理系学生の方が負担が大きい。高校生の段階で効率的に学習させる気がないなんておかしいと嘆き怒っておられました

そうなんですか。僕は文系だったので、その点に関する理系の方の苦しみはよく分からないのですが・・・。荻上さんと畠山さんとの対談でも「理系に進学する人が少ない」という話が出ていました。畠山さん作成の資料では、Graduates in scienceのパーセンテージが日本は最下位となっています。

>現在の就活生の母親世代が楽チン就職or専業主婦だから娘の学部問題には無頓着、好きなことをのびのびやってほしいという思想行きつく可能性です。最終出資者の親の感覚も大きく影響しているはずです

親がどのように考えているかは分かりませんが、一応「現状としては理系の方が就職は有利」という事実を家族間で共有した上で、その上であとは娘・息子がそれぞれの責任で進路を選択すれば良いのではないかと思います。

Re: No title

> ななし さん

またまたコメント有難うございます。

>母親と娘だけの問題って、父親と息子はどこに?親がバブル就職で、てのは母親も父親も同じでしょう。

確かに「にー」さんがコメントで「現在の就活生の母親世代が」と、「母親」に限定したのは不適切だったかもしれませんね。

>古い伝統が長く続いていたので、それ以外の女性の道が開拓されにくかった、というのは事実ですが、それは社会に原因が・・・

だから畠山さんは「女子教育の阻害要因」となっているものを取り除くアプローチをシノドスの記事の中で検討し、「社会」の側の是正を試みようとしているのでは。

No title

ななしさんへ

不適切な発言についてお詫びします。
実際、私は女性なんですが「母親」に関しての記述は個人的な経験からです。
「両親」と記述すべきでしたね。主観的に書き込みをしてしまい申し訳ありませんでした。

Re: No title

> にー さん

僕がコメントするのも不適切かもしれませんが(笑)、わざわざご丁寧に有難うございました。

No title

私のコメントは畠山氏の文章へのコメントではありません。
畠山氏の文章をもとにしたこの記事へのコメントです。
畠山氏へのコメントは、畠山氏に対して行うべきで、ここでするべきだとは思っておりません。

ただ、畠山氏の文章、読んでみましたが、
失礼ながら、これをもとに何か書くのは時期尚早であったといわざるを得ません。
畠山氏はまだ27歳で、海外勤務で、日本での女性の教育や雇用についてきちんとしたリサーチをしているとは思えませんでした。
手に入るグラフや統計を紹介し、コメントを少しだけつけた文章、という印象です。そのコメントも抽象的で、説得力がありません。
もちろん、とりあえずわかったことを知らせるのが目的の文章ですから、これはこれでいいのですが、このブログで大々的に取り上げるほどのしっかりとした研究論文ではないです。資料も不十分で、出典もあやふやなものがあります。

たとえば、雇用や高い賃金に直結していないサービス系というのが何をさすのか、ついにわからなかったのですが(私の見落としですか?)、看護師や教師は雇用に直結しているし、賃金もそれなりによいので、雇用やよい賃金に直結していないサービス系ではないと思われます。それではいったい、何学部なのか? 家政学部? わかりません。こういうところ、読者にわかるように書いていないというのは、一般の読者を対象にして書いていないということです(同業者にはわかるのかもしれませんが)。
また、日本の小学校の教員に女性の占める割合が他国より低いと書かれていますが、グラフが出ていないので、信憑性に欠けます。他国は小学校の先生は女性ばかりなのか?と思ってしまいます(そうなのかもしれません)。
「日本は他国よりジェンダーによるステレオタイプが強い、と聞く」と書いてありますが、「聞く」はないだろう、というのが率直な感想。
(もちろん、私はこの分野の専門家ではないので、私の指摘が間違っているかもしれません。また、畠山氏の文章に何か問題があれば、おそらく、同業の専門家が指摘するだろうと思うので、私は個人的には氏にコメントするつもりはありません。)

私は27歳のときは博士課程の学生でしたが、自分の経験からすると、これはまだ途中経過報告でしかないと思います。こういうところに注目しています、これまらも注目して、研究していきます、という感じのものです。

No title

にーさんへ

女性だったのですか、失礼しました。
私も人のことは言えないので、気をつけたいです。

No title

こんにちわ。

「センター試験などが理系に不利」というのは多分

・高校数学はⅠAとⅡB、ⅢCまで、高校理科(物理・化学など)はIとⅡがありますが、
理系は数学はⅢCまで、理科はⅡまでバリバリ勉強してるのに、
センターで問われるのは数学はⅡAまで、理科はⅠまで。
これに対して社会や国語は理系は文系と同じ範囲をやらなければならない。
よって制度だけでみても理系のほうが不利。

ということかな。と思います。
個人的には、それだけ高校で多くのことが学べるのは良かったですけどね。
ただ国語の古典分野に関しては全く興味がないし、入学後役に立つとも思えなかったので、
正直現代文だけにしてほしかったですw

No title

3連投で申し訳ありません。
最初の方のコメントは脊髄反射的で、このエントリーの問題について、きちんとコメントしていなかったと思います。その反省を踏まえ、このエントリーの問題点を指摘してみます。

以下引用
実際にOECD諸国と比べてみると、その中でも日本は特に女性の高等教育就学者の中で人文科学系を学んでいる者の割合が非常に高いことが分かる(中略)そして、こうした学問はお世辞にも将来の賃金と結びついているとは言いがたい。

他方で、「女性の高等教育就学者の中で工学系を学んでいる者の割合」と「女性の高等教育就学者の中で科学系を学んでいる者の割合」を見ると、日本はどちらも低い順位、特に後者はOECD諸国の中で最下位であることが分かる(中略)。畠山さんは「"なぜ日本の女性は社会進出が進まないのか"というのはよく労働需要側とか労働環境について言われるんですけれども、労働の供給側から言っても日本は女性の教育に失敗している面がある。(企業が必要とする)教育を受けていないのに高い賃金を払えって言うのはそもそも無茶な話なので、日本は女性の教育を考え直さないとまずいかなと思います」と述べている。

シノドスの畠山氏の論考については、上のコメントで書いたとおりですが、このシノドスの論考だけなら、女性差別的な傾向はほとんど感じません。
しかし、ニコ生からの上の引用とシノドスの論考を合わせると、ある種の女性差別的な面があらわになったと感じます。
それは本来は畠山氏の問題であると思いますが、このエントリーで両方が紹介されたことで顕著になり、しかも、その両方を好意的に紹介した管理人様が差別的であるという印象になった、というのが、私の反発の原因であったと思います。

「(企業が必要とする)教育を受けていないのに高い賃金を払えっていうのはそもそも無茶な話」とか、「日本は女性の教育に失敗している面がある」という言い方に、差別的なにおいを感じるのは私だけでしょうか? 日本の女性の教育に問題があるのは事実としても、こういう言い方するか、と思います。
日本の女性は、男性より能力が劣るのに、男性と同じ賃金を払えといっているのでしょうか?
女性の教育に失敗した、という言い方には、男性の教育は成功した、男性の教育と女性の教育という2つの教育がある、という認識が伺われます。

にーさんの、親が学部を決めているのではないか、そして、親が学費を払うので、子供は逆らえない、という指摘には、考えさせられるものがあります。
実際、文学部に行きたいのに、親から就職を考えて理系や経済学部へ進めといわれ、親の言うとおりにして後悔する、という学生は、実は男性に多いのです。

女性は、女のくせに理系に行くなんて、という風潮は確かに今もあると思いますが、女性自身が理系に行きたがらない理系社会の問題については、最初のコメントで書いたとおりです。
また、シノドスの方で、畠山氏は女性の教員を増やせといっていますが、女性の教員を増やす方法を書いていません。女性で教員になれる人が現在、少ないとしたら、それは無理です。女性で教員になれる人を増やすには女子学生を増やさねばならず、これでは鶏と卵です。
私は、理系の学部で女性教員をある割合で絶対に採用しないといけないとする、とか、理系の学部では女子学生を一定の割合で合格させなければならないとする、といった方法しか思い浮かびませんが、これは逆差別につながります。

女性の教育が失敗した、という上から目線の発言がひどく気になるのですが、全体に、女性を教育的に助けてあげないといけない存在として、低く見ている感じがします。発展途上国には女性の教育がひどく遅れていて、そういう目線で対処しないといけない国がありますが、日本をそういう途上国と同列に扱うべきなのかは疑問です。

繰り返しますが、畠山氏の発言を好意的に紹介する以上、畠山氏の発言の問題について、管理人様が批判されるのはやむをえないことなのです。その点、ご理解ください。

何度も、長々と、失礼いたしました。

No title

これは女性だけの問題じゃないね

男も理系、医療は求人倍率1超えてるだろうけど
文系は1を切ってるんじゃないの?


授業料は高いから、理系選ばなかった奴の自己責任とは言えない。
国が理系を育てる気がないのが問題。

Re: No title

> ななしさん

こんばんは、いつもコメントありがとうございます。

>本来は畠山氏の問題であると思いますが、このエントリーで両方が紹介されたことで顕著になり、しかも、その両方を好意的に紹介した管理人様が差別的であるという印象になった、というのが、私の反発の原因であったと思います。

僕も、そしておそらく畠山さんも別に女性を差別する意図は有していないと思っています。単に「女性の教育環境」に課題があり、そこに改善の余地があるということを言っているだけで。そして「女性の教育に失敗した、という言い方には、男性の教育は成功した、男性の教育と女性の教育という2つの教育がある、という認識が伺われます」とコメントされていますが、別に畠山さんは「男性の教育は成功した」ということは言っていないと思っていますし、僕もそういう意図を記事に込めたつもりはありません。

>ただ、畠山氏の文章、読んでみましたが、失礼ながら、これをもとに何か書くのは時期尚早であったといわざるを得ません。畠山氏はまだ27歳で、海外勤務で、日本での女性の教育や雇用についてきちんとしたリサーチをしているとは思えませんでした。手に入るグラフや統計を紹介し、コメントを少しだけつけた文章、という印象です。そのコメントも抽象的で、説得力がありません。

別に僕も畠山さんの論考が「完璧」とは全く思っていませんが、少なくとも彼の記事、そして彼が参照しているOECDのデータを見る限りでは「"女性の高等教育"という観点からの議論」を必要と感じることは十分できると思っているのですが・・・。もちろん、記事本文でも何度も書いていますが、女性の教育面を改善すればそれで良しという話ではなく「社会の男女差別」の是正も必要でしょう。このような意識から、記事本文で「企業側の問題に焦点が当たることが多い。勿論これはこれで問題なのだが」、「女性の就活事情を考える際に、企業側の問題を指摘することは勿論必要だが、それだけでなく"女性の高等教育"の実態にも目を向けることが必要だ」という記述を盛り込んだわけです。

Re: No title

> ともさん

こんばんは、いつもコメントありがとうございます。

>高校数学はⅠAとⅡB、ⅢCまで、高校理科(物理・化学など)はIとⅡがありますが、
理系は数学はⅢCまで、理科はⅡまでバリバリ勉強してるのに、
センターで問われるのは数学はⅡAまで、理科はⅠまで。
これに対して社会や国語は理系は文系と同じ範囲をやらなければならない。
よって制度だけでみても理系のほうが不利

確かに言われてみればそうですね~。

>国語の古典分野に関しては全く興味がないし、入学後役に立つとも思えなかったので、
正直現代文だけにしてほしかったです

古典・・・文系でしたがもうなにも覚えていないです(笑)

Re: No title

> ちょこたん さん

お久しぶりです、コメントありがとうございます。

>授業料は高いから、理系選ばなかった奴の自己責任とは言えない。国が理系を育てる気がないのが問題

そうですね。畠山さんは記事で「補助金を理系学部に集中させて理系の授業料を抑制」ということを低減していますが、これは確かにそうだなと感じました。
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