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いかに稚拙な論理で「学生は大手企業、有名企業しか受けない」という主張が紡がれたか

前回の記事のコメント欄で「11卒業務未経験無職」さんという方が「就職難という問題になると海老原さんの主張している志望する企業規模のミスマッチ対策に良く焦点が当てられていますが、問題はそんな単純ではない」という意見を述べてくださっている。「11卒業務未経験無職」さんは海老原さんの主張について触れているが、同様に常見陽平さんも「就活断層」というコンセプトをもって「志望する企業規模のミスマッチ」の問題を指摘している。


「就活断層」というコンセプトがどういうものなのかを簡単に述べる。要は、大手企業は学生全てに「私の会社は~な良いところがあります!」とPRするが、実際には一部の上位大学の学生しか採用する気がない。にも関わらず、上位大学の学生のみならず中位・下位大学の学生も大手企業を目指そうとして、中小企業には目を向けない。人が欲しい中小企業はあるのだが、大手志向の学生は中小企業に目を向けないので、そこですれ違いが発生してしまっている・・・というのが「就活断層」という言葉が示す現象だ。


この「就活断層」というコンセプトは「くたばれ!就職氷河期」という本に書かれているものなのだが、その中にはなんと「学生は大手企業・有名企業しか受けない」という見出しがある。あたかも、学生側に全て問題があるかのような見出しでムカつくけれど、その主張・主張を支える理屈が妥当なものならば、それは受け入れなければいけない。しかし本文を読んだ後、僕は「こんな稚拙な論理で"学生は大手企業、有名企業しか受けない"なんて言っちゃって良いのか?」という感想しか持てなかった。


学生が大手企業・有名企業志向である根拠として、第一に、リクルートが2010年4月7日に発表した「大学生の就職志望企業ランキング」が用いられている(http://www.recruit.jp/news_data/library/pdf/20100407_01.pdf「くたばれ!就職氷河期」が出されたのが2010年の9月なので、本を出そうとしている時点における最新のランキングを参照したということなのだと思う)。確かにこのランキングにはJTBグループや東日本旅客鉄道など、いわゆる大手・有名企業がランクインしている。


しかし、「学生は大手企業・有名企業しか受けない」という見出しの中でこの調査を参照するのはいくつかの問題点があるように思える。第一にこの調査が「第1志望から第5志望まで、"働きたい企業"を自由想起で入力」というものであるが、学生がその志望度が高い企業「のみ」を受けるとは言い難いこと。第二に、この調査が行われたのは「2010年2月3日~2月17日」であり、この時点における「就職先の第1志望から第5志望」を聞けば大手・有名企業が多くランクインのも無理はないということ(ちなみに常見さんは本文で「もちろん、このランキングは毎年2月に投票が行われるので、就活の初期~中期において知っている企業に応募が集まることからこのようなランキングになったと言えるだろう」と予防線を張っている。だったらなんでこのランキングを参照したんだという話ですが笑)。そして第三に、この調査の対象は「リクナビ2011会員 437,619人」なのだが、その内回収できたのは約15000人、回収率はなんと3.5%に留まっているということ。そんな調査をもって「学生は大手企業・有名企業しか受けない」という主張を紡ぐのは相当苦しいと思うのだが、「くたばれ!就職氷河期」のp.38-9ではそういう主張が書かれている。


学生が大手企業・有名企業志向である根拠として、第二に、リクルートワークス研究所が発表した「大卒求人倍率調査」が用いられている。これについては今までもさんざん批判してきたが、その批判の内容は、「11卒業務未経験無職」さんの言葉を借りれば「各従業員規模と各業種への就職希望率は、第一希望の情報をもとにしていると記載されています。そりゃあ、第一希望を聞かれたら、内心では大企業に入るのは難しいと思っている人でも、高望みして答えてもおかしくないのでは」というものになる(http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-290.html)。要は、大手・有名企業を優先的に志望している人がいたとしても、その人が中小企業を受けないとまでは言い切れないのではないかという話だ。


その他、常見さんは「就活がうまくいかない学生は、憧れから総合商社や広告代理店を一通り受け手全滅。5月になって持ち駒がなくなり、就活にも疲れ、活動をやめてしまうという声をよく耳にする」とも述べている。確かにそういう人も一定数いることは間違いない。しかし、そのような学生が「就活がうまくいかない就活生の全て」なのかといえば当然そんなことはない。ハローワークに足を運んでいる人もいるし、takeshiさんがコメント欄で教えてくださったように、自己肯定感が乏しく「就活で自分が落ちるのがわかるからなかなか行動しない」人もいる(http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-390.html)。にも関わらず、「学生は大手志向で中小企業に目を向けない!」という話で就活の問題点の全てが説明されてしまっているような空気が現在あるのではないか。この空気を打破するための策の一つとして、論者が掲げる「学生は大手企業、有名企業しか受けない」という主張がいかに稚拙な論理で支えられているかを明らかにすることが有効だと思う。


「学生は大手企業、有名企業しか受けない」という主張を支える論理は稚拙だという考えに共感してくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします
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No title

上記のリクルート調査を見る限りは、学生は大企業を好むとは言えますが、大企業しか受けないとは言えないですね。
高校生が入学したい大学ランキングで、有名大学が多くでますが、それを以って高校生が有名大学しか受験しないと言えないのと同じようなもんです。

なお、社会人を対象にした学生に薦める企業ランキングが昨日発表されましたが、社会人を対象にしたものでも大企業志向が強いです。
http://www.inte.co.jp/corporate/library/survey/20130128.html

No title

こういう調査や識者の人たちっていうのは、4月や5月の内定を前提に話している気がするんですよね。就活本なんかも、載ってても7月内定!くらいまでの記述しかないですし。7月や夏休み以降に就活続ける人っていうのは彼らの脳内に存在しているのか結構疑問に感じるんですよ。夏休み以降も大手だけを受けようとしてもそもそも採用活動してなかったりしますし。
6月くらいから選考中の中小企業の探しにくくなるリクナビとマイナビの役に立たなさったらないので、使うことへりましたけど、もし仮にリクナビがリクナビ会員に対して、夏休みなどにも調査しているとしても、僕のように途中から使うことが減った中小受験生っていうのはこの調査に回答しようがないんですよね。(この場合4月内定者などが回答しないでしょうし、そうすると調査の有効性すら疑問ですが)
もっとも回答する機会があったとしても、そんなのに回答するくらいなら履歴書でも書いていたほうがNNTの身としては遥かに有意義なわけですが。

私の本意です

う~ん、この件に関しても、誤解だなぁ。
これからしばらくの間は本格的にレスするといたしますか。
上記は、本論は常見君への評価なのですが、冒頭、私にも触れているので、正確なところを記載しておきます。

まず、私が再三書いてきたこと(前エントリーのレスでも書いています)は、学生の大多数は結局、中堅中小企業に決まっているという事実。それは、好景気時やバブル時だってそう、と私は、ワークスの資料ではなく、「雇用動向調査」を30年紐どいてそう指摘しています。(私は、就業構造基本統計、労働力調査、学校調査も多用しています。ワークス資料のみに頼ってはおりません)。
受けなきゃ決まらんですよね?
そして、卒業後も結局、中小企業に登用されて、30代半ばまでに9割以上の人が正社員になる(男子)。この傾向、前回のレスで、曲解や誤読ではなく、現実なのだろうとも、もうご理解いただけたと思う。
つまり、やっぱり受けています。
さて、ではなぜ、「受けない」という言葉を使うか。
私の「就職、絶望期」にはきちんと表記しています。
「そうして、夏休みに入る頃、ようやく「大手は無理」と最終判断する。
つまり、就職についての相場観が形成され、現実的に中小企業に目が向くまでに半年以上のリードタイムが発生するのだ」(76p)。
さて、夏休み以降に、中小に目を向けた学生はどうなるか?毎年相談を受けているからよくわかります。
「どこを受けたらいいか、全くわからない」という状態になります。
なぜか? まず情報が多すぎる。新卒応援ハローワークや学校にある就職情報NAVIを見ると、ものすごい数の中小企業の情報が出ている。どこを受けたらいいかわからなくなります。
学生だけに、キャリアやスキルで検索はできません。勤務地程度で検索したら、それこそ「名もない企業」が目の前に百出します。だから受けられない。
そこから、応募を始めると、基本は、中小でも「それなりに良さそうな」外形情報の企業が主流となります。こうした企業はスペックがそれなりに高く、なかなか決まりません。
そうして落ち続けると、失意のどん底となり、就職活動を途中休止するか、今度は、自分と合っていない企業やブラックに決まっていく。
これは、すべて「学生の問題」ではありません。ものすごく、悲しい、ひどい現実と私は思っています。
さらにいえば、卒業後にも同じような状況になります。
結局、多くの人は、どこかの「余り合っていない中小企業」に決まらざるを得ない。
就職できない人よりも、圧倒的多数が、「余り合っていない企業」もしくは、最悪の場合、ブラックに決まっている。これをどうにかすべき、というのが私の主張です。だから、POSSEとは協働が可能だ、と思っています。
・まず、ブラックを排除する。
・次に合っている企業がうまく探せる仕組みを作る。
言い続けているのはここです。無闇矢鱈に中小企業に押し付けるという意味ではありません。
主張を再説明します。
中小というと、基本「信用金庫」などの大手のカーボンコピー型の「誰もが納得する」優良企業に目を向けます。そうした企業は少なく、そしてハイスペックです。
それよりは、「誰もが納得する」わけではないですが、「自分は納得する」企業に出会うべき。こうした企業なら、それなりにあります。「最善」ではなく、「我慢できる」レベルの組み合わせです。
たとえば、のんびりがいい→高齢者中心の食品卸業
Webの知識を生かしたい→老舗の土産物屋で、EC展開したいが人材がいない
とにかく英語・海外→親会社の海外進出で自社も海外に行かねばならない、中小工場
こんな「割れ鍋に綴じ蓋」のマッチングで、何とか最悪な現実を正すしかない、というのが何度も私の申し上げてきたこと。
巷間にあふれる就活論議は
・大企業が悪い
・日本型雇用が悪い
・就職サイトが悪い
大方、この3つに帰着しているではないですか。これは、フラストレーション解消にはなるけれど、解決策としてなかなか実効性が伴わない。だから、もうやめよう!というのが私の意見です。
この3者、それなりに自己の論理や合理性があるので、言ってもなかなか変わりません。しかも、これらをただしたところで、結局、大多数の人は、この3者とあまり縁のない中小企業で、「不本意な就労」をしている。
としたら、この現実を正すことに注力すべき、と私は思っています。
最後になりますが、私は、学生が就活初期に大手を受け続けることも無理のないことであり、批判すべきではない、と書いています。
「いくら市場相場を様々な手法で伝えても、学生たちは自分が真剣に「落ちる」までは、絶対に納得はしてくれない。
いや、学生に限ったことではない。転職エージェントに相談にくる社会仁とて、まったく同じ状況なのだ。転職エージェントにエントリーしてから転職が決定するまでには、大体5ヶ月ほどかかっている。そのうちの最初の2ヶ月がまさに「落ちて落ちて落ちまくる」ことにより、相場観が京成される時期にあたる。~データや心理的アプローチで説得を試みても、そのとおりに納得してくれる求職者はず少なく、不合格を累々と積み上げることになる」(78P「就職、絶望期」)

まとめとお願い

さて、ここまで4通ほどレスを差し上げました。
振り返っていかがでしょうか。私のことを、
1.ごく偏ったデータを自分勝手に曲解して妄言を吐く人物。
2.どこでもいいから中小企業に入れればいいと思っている人物。
という評価が、(管理人さんはそう言っていませんが)かなり強く叫ばれております。
それについて、どう思われますか。
1については、上西さんのご丁寧な指摘がございました。あの中で、私が、自分勝手に曲解していると受け止められても良いのは、あなたが指摘した1点のみではありませんか?それ以外は、短い研究会の場で発表できなかたけれど、他できっちり書いている事項か、または、用語や語法の問題でしょう。私の論旨を改訂すべき部分はございましたか?
あなたが指摘くださった部分でさえ、あなたも認める通り、「それなりにフリーターを採用している」というデータでした。ここは改訂して語調を弱めますが、この趣旨は残します。
2についても私の過去著作・発言の経歴をもう一度示しておきます。まず、選り好み云々について、「それは当たり前のことだ、否定されるべきでない」と私の最初の単著である「旧版雇用の常識」(2009年5月)ですでに書いています。確かに、人気ランキングや社格といったものは否定してすよ、何度も。
さて、割れ鍋に綴じ蓋論に通じる「それなりの組み合わせ」「我慢できる組み合わせ」論についても、すでに「若者はかわいそう論のウソ」(2010年6月)で書いています。Williamさんが言及されている中央公論(11年1月)の、若者とまともな中小を結びつける案については、「日本のこれから」(NHK、2010年12月)で同趣旨の一端を披露しています。この番組、撮影は11月、企画は9月からです。また、今の派遣を抜本改善して、透明性の高い仕組みにする「公設民営型派遣」はやはり、「若者はかわいそう論のウソ」で述べています。これなどは、リクルートの事業と真っ向対立する案です。ちなみに、人気ランキングについても「学歴の耐えられない軽さ」でその問題をいち早く取り上げています。これもリクルートとは決して相容れない話ではないですか?
もう一つ、「2社で迷ったらぜひ、5社落ちたら絶対読むべき就活本」では、ブラックに行かない方法、ブラックに入ってしまった時の対処、を書いています。
私は2011年くらいから急旋回したように受けとられがちですが、基本、首尾一貫しています。
・人気ランキング、社格、見えにこだわるのはやめる。
・ブラックは許されない。
・ミスマッチ(一般の意味ではなく、本来の意味)で合わない会社に入るほど辛いことはない。
・あまたある中小の中から合う会社を探すのはつらい。
・多くの人は、結局中小に雇用されることになるのだから、合っていない中小に入ることだけは避ける。
・そのために、社会インフラを充実させるべき。
これを有機的に語れるようになったのは2010年末くらい(NHK登場前後)ですが、その片鱗は、連綿とたどることができるのは、お分かりいただけないでしょうか。

なぜ私がこのような持論を抱くようになったか。
私は、リクルートの子会社で、若い時代、求人ライターとして育ちました。コマ原稿主流なので、年間300本近く中小企業の求人を制作するような仕事です。6年間やったので、2000本近く作っています。訪問社数も1000は超えるでしょう。
その中で、中小でも割れ鍋に綴じ蓋でうまく言っている企業をかなり多く見てきたのです。
(もちろん、絶対的にひどい企業もありました)。
そういう、なかなかいいなと思った「割れとじ」カップルに、全く異なるタイプが採用されて、うまくいかずすぐ辞めるというケースも多々見ています。中小は、応募者が少ないので、多少ミスマッチでも採用してしまうことが一因でしょう。この部分をどうにかしないと、絶対的なブラックではない普通の企業でも、相対ブラックが発生してしまうと感じたのです。大企業のように、「合わなければ、他の部署で再トライ」ができないですからね。
これが原点です。ワークス研究所で論文と数字を追いかけてばかりいた、というような風には見ないで欲しい。POSSEほどではないにしても、それなりに現実を見てきました。

最後になりますが、それにつけても、私の発言・発表で世間に多大なるご迷惑をおかけしたことは反省しています。荒っぽい言葉や、舌足らずの発言は多々ありました。
また、こんな感じで、「私の全著作を見てからものを言え」などと読者に迫ることもできません。そう言う意味で、私の著作は誤解を生む可能性が高いとも、今更ながらに身に染みて思っています。
ということで、もう2冊の本のあとがきで既報通りなのですが、「就職・進学市場の構造に関する本は書かない」、「雇用の総括本は書かない」ことを改めて宣言いたします。これからは、1冊読むだけでわかるような1テーマ本か、総括本はせいぜいキャリアやノウハウに関するもののみにとどめます。

長々恐縮です。
POSSEでの講演前に、来場される方に一連のレスをお目通しいただきたく考えております。ですから、本日23時くらいまでに、一連のレスをアップいただくことは難しいでしょうか?もし不可能であれば、これらの文章は、他で掲載させていただくことにいたします。その後の併載は全く問題ございませんので。

長々と恐縮です。末筆となりますが、今後も面白いブログの運営を期待しています。
あなたとの対談や討論、往復書簡等なら、いつでも承ります。
ただし、「雇用総括本は書かない」という宣言に反しない限りですが(笑)。

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Re: No title

順番で行けば海老原さんへの返信になりますが、一度スキップします。いつコメントを書き上げられるか、ちょっとわからないので・・・。

> かむむか さん

こんばんは、いつもコメントありがとうございます。

>上記のリクルート調査を見る限りは、学生は大企業を好むとは言えますが、大企業しか受けないとは言えないですね

まさにこの記事で言おうとしたことが、一文にまとめられていますね(笑)

>なお、社会人を対象にした学生に薦める企業ランキングが昨日発表されましたが、社会人を対象にしたものでも大企業志向が強いです。
http://www.inte.co.jp/corporate/library/survey/20130128.html

やっぱり、そうなりますよね。確か、社会人を対象にした「転職したい企業ランキング」でもランクインしたのは大企業が多かったと記憶しています。

Re: No title

> モテ光さん

お久しぶりです、コメントありがとうございます。

>こういう調査や識者の人たちっていうのは、4月や5月の内定を前提に話している気がするんですよね。就活本なんかも、載ってても7月内定!くらいまでの記述しかないですし。

このコメントは、「"今の就活生は、何十社もエントリーする"という表現は誇張なのか(http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-402.html)」という記事における常見さんの見解にも言えますね。なんで4月終了時の調査を見ることをもって、就活生の活動量を判断しているのかと(笑)

>6月くらいから選考中の中小企業の探しにくくなるリクナビとマイナビの役に立たなさったらないので、使うことへりましたけど、もし仮にリクナビがリクナビ会員に対して、夏休みなどにも調査しているとしても、僕のように途中から使うことが減った中小受験生っていうのはこの調査に回答しようがないんですよね

なるほど・・・。

>もっとも回答する機会があったとしても、そんなのに回答するくらいなら履歴書でも書いていたほうがNNTの身としては遥かに有意義なわけですが

僕もそう思っていたのですが、10月か11月くらいに実施されたマイナビの調査には、案外未内定の人もアンケートに答えていたんですよ。正直、何をやっているんだと思いました(笑)

有名企業しか受けないヤツはあくまで一部であり、全てではない。また、彼らは自業自得なのではないか

こんばんは。7月頭まで就活やってた者(地方私立大の文系)です。
8月頃の炎上(?)は災難(?)でしたね。私のようなファンもいるので是非とも継続していただければと思います。
----------------------
確かに「大手企業、有名企業しか受けない学生」は一定数いると思われます。
しかし、それはあくまでごく一部の学生であり、大半の「凡庸な学生」や「自分を凡庸だと評価している学生」は大手企業を受けつつも中堅、中小企業を受けていると思います。
なので、「大企業ばかり受けて全滅。もうダメ。」という学生さんは、個人的には「自業自得だ」と思ってしまいます。
-----------------
私は、常見さんや海老原さんが「学生は大企業しか受けない」と述べているのは、オジサン世代が潜在的に求めている「これだから若者はダメなんだ論」を展開したいからだと思います。
純粋に就活の問題を是正したいと思っている風には見えないんですよね、彼らの様な就活論者は。むしろ就活関係者をもてあそんで高見の見物をしているのではないかという猜疑心すら芽生えてしまいます。
その証拠に彼らは多くの文章に「拙著『○○』を読んでいただきたい」「あなたはそう言うが、私は著書『××』でこう書いてある。熟読してもらいたい。」と宣伝がてら記してあります。「あなた方を嫌っている人や批判的な人達が熱心にあなた方の本を読むわけないだろ」と思います。

脱線してしまいました。
海老原さんは、よく「中小企業を受けろ」と言いますし、似たようなことを言う人はいますが、バカの一つ覚えみたいに たった2,3の企業を挙げて「こんな良い中小企業もあるのに、なぜ学生は有名な会社ばかり受けているんだ」とか言ってますが、もし真剣に言っているのなら、「もっとたくさんの優良中小企業を教えてくれろよ」と思ってしまいます。しかも彼らが例に挙げる企業は既に有名だったり、高倍率のところだったりします。

結論としては「大企業しか受けない人は確かにいるが、あくまで一部。そしてそんな学生は自業自得な要素が大きい。」です。

※別な話になるかもしれませんが、就職サイトや大学の就職課の人間は「自己分析」という言葉を使って「どんな企業で働きたいか」「自己実現できる企業とは何ぞや」という前向きすぎる考え方を押し付けすぎな気がします。

私が就活生にとって大事だと思うのは「どの会社だったら受かりそうか」「客観的に見て、自分はどれくらいのレベルの学生なのか」「そのレベルを企業に置き換えた場合、どんなレベルの企業が合うのか」という、もっと現実的な視点だと思います。

自己分析・自己実現なんて格好のいい言葉ではなく、「自分はどれくらいのレベルなのか」という「自己評価」を学生さんには優先してもらいたいと思う今日この頃です。失礼いたしました。

Re: 有名企業しか受けないヤツはあくまで一部であり、全てではない。また、彼らは自業自得なのではないか

> 2014年卒、男、内定1コさん

こんばんは、コメントありがとうございます。

>私は、常見さんや海老原さんが「学生は大企業しか受けない」と述べているのは、オジサン世代が潜在的に求めている「これだから若者はダメなんだ論」を展開したいからだと思います

後藤和智さんという方は海老原さんの主張に対して「結局のところ"若者は甘えている"というふうに消費された」と憤りを覚えていました(http://ameblo.jp/kazutomogoto/entry-11464796915.html)。もっとも、後藤さんは常見さんとは仲が良いみたいですが(笑)

>バカの一つ覚えみたいに たった2,3の企業を挙げて「こんな良い中小企業もあるのに、なぜ学生は有名な会社ばかり受けているんだ」とか言ってますが、もし真剣に言っているのなら、「もっとたくさんの優良中小企業を教えてくれろよ」と思ってしまいます。しかも彼らが例に挙げる企業は既に有名だったり、高倍率のところだったりします。

一応、海老原さんは「中小企業ミシュラン」という本を出しているので「たった2,3の企業を挙げて」という指摘はあまり妥当ではないかもしれません。もっとも、有名・高倍率の中小企業を紹介しても意味がないという指摘はもっともだと思います。
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