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「本日は貴重なお話をありがとうございました」というフレーズを薦める社会人と馬鹿にする社会人

常見陽平さんが「"キチョハナカンシャ"はなぜウザいのか?採用担当者の気持ちから考える」という記事を書いていた。ここでいう「キチョハナカンシャ」というのは、会社説明会でよく就活生が発する「本日は貴重なお話をありがとうございました」の略らしい。


僕の感覚では、常見さんの話はただ常見さんの主観が語られているに過ぎない場合が多いので、常見さんが「キチョハナカンシャ、ウザイな」と言っていてもそれを鵜呑みにするのはどうかと思う。そして案の定、むしろ「貴重なお話をありがとうございました」と一言言うことがマナーに沿っていると述べるページがいくつか見つかった。


例えば日経就職ナビにおける「先輩500人が迷った就活マナー」というページでは、セミナーなどで質問する時にはまずはきちんとあいさつと自己紹介をすべきとして、そのあいさつ例として「就活篤志と申します。本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました(おじぎ)。さて、先ほどのお話について質問させていただきます。…」というものが書かれていた(https://job.nikkei.co.jp/2013/open/process/manner/04.html)。


また、「就活カリスマ講師」であるらしい坪田まりこさんという方も、説明会における質疑応答の時間の際には「①しっかりと背筋を伸ばし、挙げた手をまっすぐに伸ばす②まず大学名、名前(フルネーム)を名乗る③次に、ねぎらいの言葉を必ず添える④最後に質問を簡潔に述べる」ことの4点を意識すべきだとした上で、「③なくして、④へいきなり入る学生が全体の半分以上でしょうか。それでいい場合もあります。余計な言葉が入らないので、時間を短縮することにはつながるからです。しかし、10年間、講師活動や講演活動をしている私に言わせれば、60分、90分話した後にいきなり質問よりも、やはり一言"本日は貴重なお話をありがとうございました"は嬉しいものです。この辺りのねぎらいの言葉を言える学生とそうでない学生は、ビジネスマナーの意義である"相手に好感を与える""相手に敬意を表する"、の違いではないかと考えます」と述べている(http://www.withnavi.org/2012/column/tsubota/07.html)。常見さんの意見とまるで正反対で面白い。


さらに「会社説明会後の質問」という場面からは離れるが、リクナビにおける「社会人と接する"最低限のマナー"」というページでも、OB訪問のお礼の文面例として「貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました」というものが書かれている。他にも、大学のキャリアセンターが「会社説明会での質疑応答では、一応一言"貴重なお話ありがとうございました"と言っておくべきだ」と指導している場合も考えられるだろう。以上を踏まえると、「"貴重な~をありがとうございました"というフレーズを発するのがマナーなのではないか?」と就活生が思っても何ら不思議ではないように思える。


さすがに時間が切羽詰っている場合とか、「簡潔に、質問だけしてください」と社員が言っている状況下で、杓子定規的に「本日は貴重なお話をありがとうございました」と言うフレーズを挟む就活生は批判されても仕方がないと思う。しかし、常見さんの記事のように、このフレーズを発する就活生を全面的に「うざい」と切り捨てるのも、なんか人間が小さすぎるような・・・。批判の矛先は就活生ではなく、就活生を指導する人たちに向けるべきだと僕は思うのだが・・・。


今回の常見さんの記事を読んでムカついた就活生はそこそこいるのではないだろうか。なおこれは余談ですが、就活生の方で常見さんの記事を読んだ人は、特に記事の最後の記述にイラっときたと思うので、代わりに突っ込んどきますね。

最後に。「貴重な話」と言うのは勝手ですが、所詮、会社説明会で企業がする話は、企業側の都合で作られた話です。それは本当に貴重な話だったのか。これも考えてみましょう。

「社交辞令で"貴重な話"って言ってるに決まってるだろ」


「本日は貴重なお話をありがとうございました」というフレーズを薦める社会人は結構いるのに、そのフレーズを発する就活生ばかりをバカにするのはおかしいという意見に共感してくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします
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No title

あの挨拶がいいかウザいかは人によるでしょうね。

礼儀正しさが良いという人もいるだろうし
簡潔を好む合理主義な人ならたった数秒でも余計なやり取りにはイラっとくるでしょう。

決まった答えの無いことなのに、決まった答えがあるかのうように見せかけ、その知識を売る。
まるで巷にあふれるダイエットや恋愛の成功本の商売手法と同じですね。。

No title

これこそ「本日は~」支持派批判派のコメントに対する受け手の自己責任だろ。
普通はTPOぐらいわきまえるはずだけどね。

Re: No title

> ともさん

こんばんは、いつもコメントありがとうございます。

>あの挨拶がいいかウザいかは人によるでしょうね(中略)決まった答えの無いことなのに、決まった答えがあるかのうように見せかけ、その知識を売る。まるで巷にあふれるダイエットや恋愛の成功本の商売手法と同じですね。

だから、一部の就活コンサル・ライターはどうしようもないんですよ(笑)正直、最低の仕事だと思います。しかし、そんな「最低の仕事」をしている人が就活生にアドバイスをしたり、就活対策の指導をしているという不条理な現実が・・・。

Re: No title

> の さん

お久しぶりです、コメントありがとうございます。

>これこそ「本日は~」支持派批判派のコメントに対する受け手の自己責任だろ。

これについては、前に「専門家が自身の専門分野に関する事実・意見を述べている」場合には、受け手がその意見を鵜呑みにしても仕方がないという考えを述べまして(http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-405.html)、この考えを貫くと「本日は~」支持派批判派のコメントを鵜呑みにした就活生の責任はさほど大きくないという意見になります。

>普通はTPOぐらいわきまえるはずだけどね。

まぁ、本文にも書いたように「時間が切羽詰っている場合」にも「本日は貴重なお話をありがとうございました」と言うフレーズを挟んでくる就活生は批判されてもしょうがないですね。

No title

つまり、ノマドの専門家の言うことを信じるのは自己責任ですが、
就活の専門家の言うことを信じるのは自己責任ではない、と。

また、就活の専門家がそれでビジネスするのはけしからんが、
ノマドの専門家がそれでビジネスするのはかまわない、と。

そして、安藤さんが「自分を信じて失敗しても知ったこっちゃない」と言うのはいいけど、
常見さんが「おれを信じて失敗しても知ったこっちゃない」と言ってはいけないのですね。

Re: No title

> ななし さん

こちらの記事にもコメントありがとうございます。

>つまり、ノマドの専門家の言うことを信じるのは自己責任ですが、就活の専門家の言うことを信じるのは自己責任ではない、と。

「の」さんに対する返信にて掲載した記事(http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-405.html)の4~5段落目をもう一度読んだほうが良いと思います。僕の文章に「なんで常見さんのことは"専門家"といえるのに、安藤さんのことは"専門家"と言えないの?」と突っ込むのは極めて妥当だと思いますが、「常見さんも安藤さんも同じ"専門家"なのに、なんで安藤さんは好き勝手言って良くて常見さんはダメなの?」というツッコミは全く妥当ではありませんよ。

No title

>ブログ主さん

>専門家が自身の専門分野に関する事実・意見を述べている」場合には、受け手がその意見を鵜呑みにしても仕方がないという考えを述べまして~

ここはリンク先の記事で吊られた男さんが指摘している点をそのまま返すことになるね。
弁護士等の国家資格とたかが一企業の元採用担当者を一緒にしてはいかん。

就活コンサル等に振り回される哀れな就活生というイメージ自体も問題だろうけど、
それ以前に仮に就活生の責任が大きくないっつっても、だからどうした?って話なんだけどさ。

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Re: No title

> のさん

こんばんは、コメントありがとうございます。一度返信したのですが、ちょっとその内容に自分自身違和感を覚えたので、訂正して再度返信します。

>ここはリンク先の記事で吊られた男さんが指摘している点をそのまま返すことになるね。弁護士等の国家資格とたかが一企業の元採用担当者を一緒にしてはいかん。

そもそも、この記事で「"貴重な~をありがとうございました"というフレーズを発するのがマナーなのではないか?と就活生が思っても何ら不思議ではない」という主張の根拠として紹介したのは「一企業の元採用担当者」ではなく「日経就職ナビ、リクナビ」などの就職情報会社や、「10年間、講師活動や講演活動をしてきた坪田まりこさん」の意見ですよね。ここからは価値観の問題になりますが、僕としては就活生が彼ら・彼女らの言葉を信じても無理はないと思っています。
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