スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

<ネタ>「"意識高い系"という病」という本の記述が「いちゃもん」のオンパレードだった件

前回の記事でも軽く触れた、常見陽平さん著の「"意識高い系"という病」には次のようなレビューがついている(http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4584123918/ref=cm_cr_pr_hist_1?ie=UTF8&filterBy=addOneStar&showViewpoints=0)。

ところどころ事実とは異なる、もはや作者の主観を超えて事実無根の現象を作り出し、社会的評価を下げたい一群を攻撃するための武器にしてしまっているところがある

僕も本を一読した際にこれに近い感想を抱いたので、このレビューには共感できた。勿論全てがそうだというわけではないのだが、ところどころ「これはただ、いちゃもんをつけているだけじゃないか」としか思えない記述も見受けられたのだ。今回の記事では、軽いネタとしてこれらを紹介したい。就活・キャリアに関する提言をすることも多い常見さんが、実のところどんな文章を書いてお金を稼いでいるのかを知るのも一興ではないだろうか。

①人を見下す

一方、人を見下すのも意識の高い学生(笑)の特徴だ。「自分が尊敬できる奴としか話したくない」、「○○さんの意見は大したことなかった」、「先輩と会ったけどハズレだった」なんてことをソーシャルメディア上やリアルな場で言い出す。やたらと評論家モードで偉そうなことを言う。一方、こういうことを思っていても絶対に口にしない人もいる。「いい人」、「大人の自分」アピールだ。これもまた、セルフプランディングというわけだ(p.37~38)

前半部はともかく、「一方~」から始まる文章はただのいちゃもんとしか思えない。これじゃあ、常見さんに「お前、人を見下してるだろ」というレッテルを貼られたら、実際には人を見下しておらず、且つ人を見下すような発言をしていなくても「どうせ"いい人"、"大人の自分"アピールをしてるんでしょ?」と言われてしまうことになる。本当にしょうもない文章だ。正直常見さんは学生らから見下されても仕方がないと思う。

②学歴&出身企業

この手の経歴を見ていて面白いのは、自慢できる経歴とそうじゃない経歴があるということだ。例えば、学歴である。これは自慢できる場合は徹底的に自慢し、あまり自慢できない場合は出来るだけぼかすものである。旧帝大と早慶、それに準じる一橋大、東工大、東京外語大、筑波大、首都大学東京、神戸大学くらいの出身者は大学名を正直に書き「ドヤッ」という顔をする(中略)これもまた有名企業出身者はドヤ顔で(プロフィールに)表記することが多い。大手企業の場合は特にそうだ(p.59~60)・・・これは組織・時間・場所の自由を手に働く「ノマド」といわれる生き方、働き方を実践している人たちによく見受けられるのだが、実は有名大学・有名企業出身というケースをぼかしているケースがある。「こんな私でも○○できた」とアピールするのだが、お前、普通の人とは違うだろうと思わずツッコミたくなる(p.64)

これはすごい。有名大学・有名企業出身であることを開示したら「"ドヤ顔"で自慢しやがって」と批判して、あまり有名大学・有名企業出身であることをアピールしないようにしたら今度は「実は有名大学・有名企業出身というケースをぼかしている!」と批判するという訳か。これを「いちゃもん」と言わずして何と言うんだろう。

③怒らないこと

いかにも謙虚そうな人にも要注意だ。怒らないことがプランディングなのだ(p.64)

これもえげつない。何か不愉快なことを言われた際に「雰囲気悪くしたくないな」と思って怒らないようにしたら「プランディングしやがって」と言われて、かといって怒ったら怒ったで今度はどうせ「子供じゃないんだから、怒り出すなんてみっともない」とか言い出すんだろう。一体どうすれば良いんだ。

④人脈バカ

よくいる人脈バカの例といえば、やたらとパーティーを開く人だ。「毎回100人を超える参加者を集めてパーティーを開いている」なんてことを言い出したりする。有名な例で言うと「出逢いの大学」などで知られるリクルートグループ社員の千葉智之氏だ。彼は「パワーディナーの会」などの異業種交流パーティーを開催していた。百数十名が集まる異業種交流会である。会社員をやりながら異業種交流をするのは立派だと思うが、やや意地悪な言い方をすると「○人を動員したパーティーをやっている俺」というプランディングに人脈を利用しているように見えてしまうのである。いや、もちろん悪気がなく善意でやっている人もいるのだろうが(p.68)

名指しで批判をしている割には、その批判内容は「プランディングに人脈を利用しているように見えてしまう」というただの言いがかりレベルのものとなっている。最後に「もちろん悪気がなく善意でやっている人もいるのだろうが」と書かれているけれど、なぜ千葉さんが「悪気があり、善意でやっているようには見えない」のか、それも説明されていない。一体どうなってるんだ。 

⑤モレスキン

セルフブランディングバカたちがよく使うものといえば、モレスキンの手帳やノートである。たしかに、これは普通の手帳、ノートの相場から言うと少し高いが、手が届かないわけでもない。使っているとお洒落に見えるという効果があり、「クリエイティヴなオレ」を演出できる(p.76)

たかが「モレスキンの手帳やノートを使う」という行為にこんな意味を見いだせることは逆に凄いんじゃないかと思えてきた。相変わらずのレッテル貼り、お疲れ様です。

⑥読書

読んでいる本というのも、その人のプランディングに使える(中略)特にこれからの働き方を書いたダニエル・ピンクの本などは、「これからの世の中を考えています」風のオーラを醸し出せるので便利である(中略)そうして、「読んでいる本」を使って、頭の良い自分、自分磨きに取り組んでいる自分を演出するのである。本当の「本読み」は、だまって1日1冊くらい読んでいたりするものであり、しかもビジネス書にはしがみつかず、歴史や文学の本を読んでいることが多い(p.80)

これもただの言いがかりだし、大体常見さんの言う「本当の"本読み"」の定義もよく分からない。いつからこんな定義が作られたんだ。ちなみに、飯田泰之さんは著書「ダメな議論」という本において「真の××論法(今回の記事で言えば××には「本読み」が代入される)」というものについて解説をしており、具体的には「"真の××"論法は、決して勝負がつかないフィールドに論争を持ち込むことで、少なくとも"間違いだということが確実になる"ことだけを避けようとしているのです。これは第1章で言及した、はずれない予言を繰り返して信頼を勝ち取るのと似た戦略です」と述べている。つまりは、そういうことなんでしょう(笑)


・・・これだけでなく、他にも「服装&髪型」などに関しても根拠に欠けるふわふわとした文章が綴られている。この本の最後の方には「空回りをやめて、現実を見よう」と読者を諭す記述があるが、他ならぬこの本の記述が一番空回っているところが面白い。そして、この本の最後には「まずは今を一生懸命生きないと、現実を直視しないと、明るい未来なんてものはないのだ」と書かれているけれど、僕がこの本から学んだのは「現実を直視するのではなく、多少捻じ曲げてでも注目を浴びたほうがお金を稼げるんだな」という、全く逆のことだった(笑)よくこんな、就活生のエントリーシートにも劣る文章が売り物になっているものだと思う。bookoffでとはいえ、本を購入した僕がどうこう言えることではないですが(笑)

<おまけ>
以上のように著書を通じてしょうもない「いちゃもん」をつけまくった常見さんですが、以前こんなことをつぶやいていたようです。説得力がありすぎ・・・。

「"意識高い系"という病」という本の記述は「いちゃもん」のオンパレードじゃないかという意見に共感してくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします
にほんブログ村 就職バイトブログ 大学新卒の就職・就職活動へ
にほんブログ村  
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

記事のレビューにも有りましたけど、常見さんには就活生に対する愛というものが余り感じられないように思います。別に愛など要りませんけど(笑)、ただ単に煽って批評するだけならプロフェッショナルではありません。プロフェッショナルであるなら、自分の言葉に責任を持ち、間違っているなら軌道修正して行くなり、より建設的な意見を発信していただきたいものです。前と同じような内容で申し訳ありません。少し考えすぎかもしれませんけど。

No title

久しぶりに笑かしてもらいましたwその常見さんの本を読んでいないので何とも言えませんが、世の中の人はみんなセルフブランディングを意識して行動しているというのが常見さんの主張でしょうか?まあそう主張する常見さんは自身をどうやってブランディングしているのか非常に気になりますね。ただのレッテル貼りが目的ならまあ軽くスルーすればいいと思いますが、この人が本気でそのように世の中を見ているのだとしたら"イタい"ですね。

No title

「意識の高い学生」が常見といい、ネットで適当に調べたら特徴として出てくる起業だの留学だのといい、完全にバズワード化してんな。
ここについては大石哲之さんの「意識だけ高いけど実績なし」という考察が一番妥当なんじゃないかと思うが。

この定義を前提とすると、意識の高い学生が出てくるのは
実績経験そのものよりもそれをどのように話すかに重きを置いた弊害と言えるかもしれないがな。
実績なんかなくても嘘や誇張で何とでも言えるから、何かを成し遂げたフリをする奴が増えるというオチ

Re: タイトルなし

> たろう さん

こんばんは、いつもコメントありがとうございます。

>記事のレビューにも有りましたけど、常見さんには就活生に対する愛というものが余り感じられないように思います。別に愛など要りませんけど(笑)

そうですね。そもそも「就活・キャリアに関する論客」というポジションを放棄するのが、僕にとっては一番ありがたいですね(笑)

>ただ単に煽って批評するだけならプロフェッショナルではありません。プロフェッショナルであるなら、自分の言葉に責任を持ち、間違っているなら軌道修正して行くなり、より建設的な意見を発信していただきたいものです

「自分の言葉に責任を持ち」の記述にひっかかり過去記事を調べたのですが、常見さんは過去に佐々木俊尚さんに対して「言いっぱなしであり、発言に責任を持たない」と批判していたようです(http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-275.html)。「常見さんの文章にも同じことが言えることなんじゃ・・・」と思ってしまったのはここだけの話です(笑)

Re: No title

> YISさん

お久しぶりです、コメントありがとうございます。

>その常見さんの本を読んでいないので何とも言えませんが、世の中の人はみんなセルフブランディングを意識して行動しているというのが常見さんの主張でしょうか?

いえ、彼の立場は「セルフプランディングは肯定する。しかし、現在日本で流行っているセルフプランディングは騙しに近い手法と言え、それは問題だ」というものです。このスタンス自体には賛成なのですが、本を読んで「別に大して問題のない行為も否定してんじゃん」と感じ、そのような感覚が本エントリーの執筆につながっています。

>ただのレッテル貼りが目的ならまあ軽くスルーすればいいと思いますが、この人が本気でそのように世の中を見ているのだとしたら"イタい"ですね

一応常見さんは本の中で「物事をありのままに丁寧に見ることこそが大事なのだ」と言っているのですが・・・(笑)

Re: No title

> のさん

こんばんは、いつもコメントありがとうございます。

>「意識の高い学生」が常見といい、ネットで適当に調べたら特徴として出てくる起業だの留学だのといい、完全にバズワード化してんな。ここについては大石哲之さんの「意識だけ高いけど実績なし」という考察が一番妥当なんじゃないかと思うが。

僕は過去に「常見陽平さんの"意識の高い学生w"批判こそ、公害で人害じゃないか(http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-236.html)」という記事を書いたことがありまして、そこで「意識の高い学生wという言葉の定義が曖昧すぎる(つまりバズワード化している)」という批判をしました。そして、本エントリーで取り上げた「"意識高い系"という病」を読むことでどのような人が批判されているのか、その対象をきちんと知りたいと考えていたのですが、読んでもよく分からなかったというのが正直なところです。一応自分の中では「の」さんも紹介されている大石哲之さんの考察を受け入れているのですが・・・。

>この定義を前提とすると、意識の高い学生が出てくるのは実績経験そのものよりもそれをどのように話すかに重きを置いた弊害と言えるかもしれないがな。実績なんかなくても嘘や誇張で何とでも言えるから、何かを成し遂げたフリをする奴が増えるというオチ

これは言われてはじめて気づきました。ありがとうございます!確かに仰るような要素が「意識高い系(笑)」の人を生み出している側面はあると思います。
main_line
main_line
ブログランキング
おかげさまで、ブログ村の「就職バイトブログ」のカテゴリで「1位」を取ることが出来ました。この場を借りて、お礼を申し上げます。これからも記事を多くの人に読んでいただけたらと思いますので、もし宜しければ、今後ともランキングへのご協力を宜しくお願いいたします。
RSSリンクの表示
follow us in feedly 
最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
リンク
FC2カウンター
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
プロフィール

lingmu

Author:lingmu
FC2ブログへようこそ!

最新トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。