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雇用者「あなたの大学の専攻には、あんまり興味ないです」・・・企業が大学教育に注文をつける動きは、海外でも同様らしい

ここ最近「就活開始時期を遅らせよう」という議論が活発化してきている。就活時期の後ろ倒しの趣旨の一つは、就活が学生の勉強する時間を奪っている事情があることを鑑み、その学業の時間を確保するためとされている(http://seiji.yahoo.co.jp/close_up/1279/)。


しかしこのような議論に対しては、「"就活が学業を阻害している"と言うけれど、そもそも大学の講義が魅力あるものとは言えない」という批判が寄せられることが多い。実際に、経団連の米倉会長は4月8日の記者会見で「就職活動期間の短縮化は学生が学業に専念することを目的としているが、そのためには大学も魅力的な授業を行い、学生の学業に対する関心を高めていく必要がある」と発言している(http://www.keidanren.or.jp/speech/kaiken/2013/0408.html)。また、常見陽平さんも著書「くたばれ!就職氷河期」にて「"就活により学業が阻害される"と言われると、企業の採用担当者の立場で言うならば表向きは"すみません"と言うしかない。しかし、あえて暴言を言わせていただくならば、"では、大学の勉強は立派なものなのか?"ということをぜひ問いかけたい。自らの教育の中身を棚に上げて、就活だけを悪者にするのは、逆にエゴとしか言いようが無い」と批判している。


このように、経済界の立場からすれば大学教育の質に対して疑問の目が向けられていることが伺える。そして日本とは話のレベルが異なるとは言え、「学生が必死に勉強している」というイメージが強いアメリカでも、企業が大学教育に注文をつける動きがあることが分かった。


今月の10日に、ウォール・ストリート・ジャーナルに「Your College Major Is a Minor Issue, Employers Say」と題した記事が掲載された。これをざっくりと意訳すると「"あなたの大学の専攻には、あんまり興味ないです"と雇用者は言った」という表現になるだろうか。


ウォール・ストリート・ジャーナルが参照したのは、"Association of American Colleges and Universities"という組織が行った調査である。そして、組織のホームページを見てみると、その調査の具体的な内容が"It Takes More Than a Major: Employer Priorities for College Learning and Student Success"と題したレポートにまとめられていることが分かる。


ウォール・ストリート・ジャーナルの記事のタイトルの元となった記述は、恐らく同調査における"Nearly all those surveyed (93%) agree, a candidate’s demonstrated capacity to think critically, communicate clearly, and solve complex problems is more important than their undergraduate major."というものだ。これはつまり、雇用者が「求職者の大学の専攻」よりも「批判的思考」、「コミュニケーションが円滑に出来るか」、「複雑な問題を解決できるか」という能力を採用に際して重視していることが分かる。


なぜ雇用者は、求職者の大学の専攻を重視しないのか。それはウォール・ストリート・ジャーナルの記事における"Just 56% of employers expressed satisfaction with the job colleges are doing to prepare graduates for workplace success. And while 67% believe college graduates have the skills and knowledge needed to succeed in entry-level positions, just 44% think graduates have what is required for any real advancement in their organizations"という記述から伺えると言えるだろうか。要は「雇用者は、大卒者が大学で身につけてきた能力に満足していない」ことを示す記述である。ウォール・ストリート・ジャーナルはこの事実を受けて"Schools have plenty of room for improvement"と、つまり大学教育に改善の余地が大いにあると評価している。


正直僕としては、アメリカの大学は講義が厳しい代わりにきちんとした教育の機会を提供し、且つ学生も必死に勉強しているという印象を抱いていたので、このウォール・ストリート・ジャーナルの記事には驚いた(もっとも、「雇用者の要求水準が日本と比べて高い」とは言えそうだけども・・・)。アメリカの大学に対する評価すらここまで厳しいものなのだから、仮に今回の調査に回答した雇用者が、日本の大学・学生を評価したら一体どのようなことを言ったのか。想像してみると、正直恐ろしい(笑)しかし、主に日本の大学関係者は、それを想像することから逃げてはいけないと思う。 

※(4.21追記)コメント欄で指摘されているように、今回の記事は論理展開にかなり問題があります。コメント欄では僕の記事の問題点、並びに議論の軌道修正がなされているので、この記事を読む際にはコメント欄まで目を通すことを強くお薦めします

※(さらに4.21追記)コメントを受けて、一部の表現を修正しました。これで滅茶苦茶だった文章の流れを多少は修正できたのではないかと。

海外でも、企業が大学教育にそこまで満足していない事情があることに驚いたという意見に共感してくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします
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正直驚きましたね。一瞬「日本の雇用者の意識をアメリカが調査した結果」かと思いました。まあ、アメリカでも学力の低下が進んでいるのでしょうか?それにしても、他人の意見を批評的に捉えるというのは大学生なら1回生位で習うと思いますけど、雇用者の側が大学に不信感を抱いている+日本同様スーパーマンを求める傾向が強まっているのかもしれません。

No title

学業の話に興味をもたれないというのは、真面目に勉強した側からすればやや残念ですが、仕方のないことかもしれませんね。むしろ今回の記事を見て、雇用者側の主張に同意してしまう自分がいます。

この記事を読んで、依然海老原氏が仰っていた「営業大学を作るべきだ」という意見を思い出しました。理系の場合は比較的専門分野に沿った学業に入り、それが仕事につながるという点で、学生の学業に対するモチベーションにつながるのかもしれませんが、文系の場合は「学校の勉強を頑張ったところで社会は評価してくれない」ということを学生も教員も理解しているためか、結局単位のために4年間耐えているだけという感じでもったいない印象を受けますね。

先日、妹が栄養学系の短大に入学し、シラバスを見せてくれたんですが、2年間で4年分の勉強をするようなカリキュラムになっていて、しかも初年度から専門的なことを中心に学ぶようです。これを見て「大学って実は密度的に2年制でいいんじゃないのかなあ」なんて思ってしまいました(笑)

No title

確かにAAC&Uのレポートにあるように新卒者の採用においてコミュニケーション能力やクリティカルシンキングなどが大学での専攻よりも重要視されてきているというのは事実でしょう。しかし、大学での専攻が全く考慮されないということではなく、むしろアメリカでは大学の専攻が入り口もしくは足切りとして日本よりもよっぽどちゃんと見られていると思います。アメリカでは求人票に「全学部全学科OK」というような表記がされることは少ないのですが、それは日本企業のように「総合職」という括りで採用して後で適正を見て振り分けるというやり方ではなく、職種別に採用するためでしょう。つまり経理の仕事の求人では会計学や経済学、エンジニアの仕事なら工学など対象となる大学での専攻がきっちり明記されていることがほとんどです。日本でも理系の採用はそれに近い形で行われているのかもしれません。

>要は、雇用者は大卒者が大学で身につけてきた能力に疑問を持っていることを示す記述である。

確かに大雑把に訳せばそうなんですが、その記事で言っているのは「雇用者の67%が大卒者がエントリーレベルで必要なスキルや知識を持ち合わせていると考えている一方で、社内で昇進するのに必要なものを持ち合わせていると考える雇用者は44%しかいない」。その総合として「雇用者のうちたった56%しか大学側が学生が仕事場で成功するように行っている施策に対して満足していない」ということでしょう。つまり大学で身につけてきたスキルや知識はエントリーレベルではある程度通用するものの、その先社内で成功するためにはそれだけでは"足りない"と言っているのではないでしょうか。大学教育を全否定しているわけではないことに注意が必要だと思います。

また、AAC&UのレポートのKey Findingsの2番目では次のように言っています。

"While they may prioritize key skills over a job candidate’s field of study, the majority of employers agree that having BOTH field- specific knowledge and skills and a broad range of skills and knowledge is most important for recent college graduates to achieve long- term career success."
「雇用者が大卒者の大学での専攻を超えたスキル(文脈ではコミュニケーション能力やクリティカルシンキング)を重要視する一方で、彼らの大多数は専攻分野の専門知識やスキルと幅広いスキルや知識の"両方"を兼ね備えていることが長期的な仕事での成功を実現するために最も重要であるということに同意している」

その上でレポートの最後ではリベラル教育が雇用者の間で一定の支持を得ていることを指摘しています。

"Employers recognize the importance of today's colleges and universities providing a liberal education—one that focuses on both broad knowledge in a variety of areas and knowledge in a specific field of interest, as well as intellectual and practical skills that span all areas of study and a sense of social responsibility."
「雇用者は今日の大学がリベラル教育を提供することの重要性を認識している。リベラル教育とは様々な分野と特定の分野の両方における幅広い知識に重きをおく教育である。また、全ての学問分野や社会的責任といったものに広がる教養的および実用的スキルに重きを置くものでもある」

アメリカでは大学学部で一般教養的な内容の勉強をし、専門は社会人として1,2年働いてから大学院に戻ってやるという流れがあります。しかし、仕事の内容がより複雑化する中で必要とされる知識、スキルも深く広くなっているわけで、そういった今までのシステムではどうにも対応できなくなっている。その中でリベラル教育というものが一つの答えとして注目されているということです。大学のあり方から教育システムまで日本の事情とはやはり全く違いますので「企業の大学教育への不信」という括りで同一視するのはちょっと横車を押しているような印象があります。

ただ、より幅広くしかも深い知識が社会で必要とされているということは日本でもアメリカでも一緒のようですね。研究者の世界でも昔に比べて一人前になるまでに要求される知識量は圧倒的に増えていますし、僕たちの生きている世界はそれだけ過去の成果の蓄積の上に成り立っているということでしょう。そこで成果を出していかなければいけない以上、これから生まれてくる若い人が昔の人より勉強しなければいけない、新しい能力を身に付けていかなければいけないというのは当然のことなのかもしれません。確か立川談志が「昔の人より今の人の方が頭がいいに決まってる」と言っていた記憶がありますが、そうであるためには「今の人」が過去の成果を学んだ上でさらなる努力を続けていかなければいけないということなのでしょう。

話を戻しますが、そうした幅広くしかも深い知識をどこで身につけるべきかといったことを議論する時に"大学単体"で出来ることってそんなに多くないと思うんです。むしろ日本の大学は最低限やるべき事はちゃんとやっているのではないかと。理系の研究では分野によっては世界で高く評価されていますし、大学教育の質だって他のアジアの国々に比べればよっぽど高いです。ですから今の「日本の大学教育が企業で求められる能力を身に付けるのに役立っていない」という議論は半分ホントで半分ウソだと思うんです。日本の企業だって本気で仕事の出来る人間を育てたいと思うなら形だけのインターンシップなどしてないでユニクロのように大学一年から企業で働く体験を出来るようにしたらいいでしょう。日本で職場体験をするのにアルバイトやボランティアという選択肢しかないという状況は学生の視野を狭くするのに一役買っているわけですから。そういった努力もしないで大学ばかりに無い物ねだりをする様子は僕の目にはフェアには映らないですね。別に僕はユニクロが好きなわけでも日本の大学を擁護するつもりもないです。ただ、日本の企業も大学も中学、高校、文科省もやれることはいくらでもあるんだからお互いに責任転嫁してないでやったらいいのにと思うだけです。

No title

このエントリーはミスリーディングだな、困ったなあ、と思っていましたが、YISさんがしっかり書いてくれました。

付け加えるなら、YISさんのいう「リベラル教育」は「一般教養」のことで、元記事やレポートが言いたいのは、主専攻(メジャー)ばかり必死に勉強して、副専攻(マイナー)や他のさまざまな分野の幅広い教養を学ばないとだめだ、ということだと思います。

翻って、日本は一般教養を軽視する傾向にあり、特に理系は、一般教養は邪魔、と豪語する先生さえいて、専門だけ教えればいいと主張していたりします。
一方、文系は、主専攻すらまともにやらず、企業の求める「幅広い教養」はもっぱらバイトと部活だったりします(笑)。
4年でやることを2年でやれる、というのはまさに一般教養や幅広い教養の否定で、元記事とは正反対。

面白いのは、この元記事のコメント欄で、理系はコミュニケーション能力がないと断言する人までいて(反論も出てるようですが)、この「理系はコミュニケーション能力がない」というのは日米共通なんだなと苦笑。

No title

>文転就活生さん

>これを見て「大学って実は密度的に2年制でいいんじゃないのかなあ」なんて思ってしまいました(笑)

確かに大学のレベルと学生のレベルにもよりますが日本の大多数の大学では効率的に単位を取るというやり方をすれば普通の学生でも2年以内に卒業出来てしまうと思います。大体文系では3年でほとんどの単位は取得してしまって4年時はゼミと卒論だけのような状態じゃないですか。僕も日本の大学を4年で卒業したので飛び級をさせない、飛び級出来ない日本の大学カリキュラムには不満を持っていましたね。ただ4年間在籍したということが大学レベルの能力を担保しているわけではないはずですから、飛び級出来るようにしたらいいのにと思います。

ではなぜ日本の大学がそれをしないのか(たしか千葉大学は条件が厳しいながら3年での飛び級卒業を認めていましたね)。まあ学費でしょうね。一度入学させればほとんどドロップアウトせずに4年分、人によってはそれ以上の学費を払ってくれるわけですから、これ以上安定したビジネスもないわけです。これをアメリカの大学のように飛び級入学も認める、年齢が上でも受け入れる、その代わりにドロップアウトもするし復学など出入りも比較的自由といったことになったら日本の大学は安定した経営ができなくなるでしょう。特に学生の授業料が収入の大半を占める日本の私立大学で飛び級制度を実現するのはかなりハードルが高いはずです。国からの補助金、助成金が半分、授業料などの自己収入が3割ほどで日本で一番人的資産、研究資産が充実しているはずの東大でさえ、秋入学という中途半端な政策しか導入出来ないということからも大学側にとっていかに飛び級制度を含めた運営に関わる政策導入のハードルが高いかが伺えます。

Re: タイトルなし

> たろう さん

こんばんは、いつもコメントありがとうございます。

>まあ、アメリカでも学力の低下が進んでいるのでしょうか?

雇用者が満足するレベルが高いということは言えるかもしれません。一言で「経済界が大学教育の改善の余地を指摘している」と言っても、その言葉が具体的に何を表すのかは日本とアメリカで違ってくると思います。

Re: No title

>文転就活生 さん

こんばんは、いつもコメントありがとうございます。

>学業の話に興味をもたれないというのは、真面目に勉強した側からすればやや残念ですが、仕方のないことかもしれませんね。むしろ今回の記事を見て、雇用者側の主張に同意してしまう自分がいます。

下でYISさんが指摘されているように、雇用者が「学業の話に興味を持たない」という訳ではないと思います。そこは誤解をさせてしまって申し訳ありません。

>先日、妹が栄養学系の短大に入学し、シラバスを見せてくれたんですが、2年間で4年分の勉強をするようなカリキュラムになっていて、しかも初年度から専門的なことを中心に学ぶようです。これを見て「大学って実は密度的に2年制でいいんじゃないのかなあ」なんて思ってしまいました(笑)

この点についても、YISさんのコメントが的確な指摘をされてますね(もはや今回は僕による意見の表明はいらないのでは・・・笑)。

Re: No title

> YISさん

こんばんは、いつもコメントありがとうございます。

>確かに大雑把に訳せばそうなんですが、その記事で言っているのは「雇用者の67%が大卒者がエントリーレベルで必要なスキルや知識を持ち合わせていると考えている一方で、社内で昇進するのに必要なものを持ち合わせていると考える雇用者は44%しかいない」。その総合として「雇用者のうちたった56%しか大学側が学生が仕事場で成功するように行っている施策に対して満足していない」ということでしょう。つまり大学で身につけてきたスキルや知識はエントリーレベルではある程度通用するものの、その先社内で成功するためにはそれだけでは"足りない"と言っているのではないでしょうか。大学教育を全否定しているわけではないことに注意が必要だと思います。

今更ながら、記事のタイトルや最後のまとめで「企業の大学教育への不信」という表現を用いたことが失敗だったなと感じます。調査に答えたアメリカの雇用者が大学教育に抱いている気持ちとしては、「不信」というよりは「もっと学生に~な素養を身につけさせて欲しいんだけど」という程度のものだと思うので、そこは僕のミスでしたね・・・。下で「ななし」さんが「このエントリーはミスリーディングだな、困ったなあ、と思っていました」とコメントされてますが、そう言われても仕方がないですね。久しぶりに、自分の記事を消したい気分です(笑)まぁ、YISさんらのコメント・自分のミスを残す意味でも、記事は消さないですけどね。

>アメリカでは大学学部で一般教養的な内容の勉強をし、専門は社会人として1,2年働いてから大学院に戻ってやるという流れがあります。しかし、仕事の内容がより複雑化する中で必要とされる知識、スキルも深く広くなっているわけで、そういった今までのシステムではどうにも対応できなくなっている。その中でリベラル教育というものが一つの答えとして注目されているということです。

ウォール・ストリート・ジャーナルの記事には“There’s been a big disconnect between what employers say to educators and what the public and policy leaders believe matters in college,” says Carol Geary Schneiderという記述があります。雇用者と国(のリーダー)の間の認識に大きなズレがあるということは、雇用者がリベラル教育に解を求めているのに対して、国はまた違った認識を持っているということでしょうかね。雇用者と国の認識だったら、雇用者の方を信用すべきでしょうが。

>話を戻しますが、そうした幅広くしかも深い知識をどこで身につけるべきかといったことを議論する時に"大学単体"で出来ることってそんなに多くないと思うんです(中略)ただ、日本の企業も大学も中学、高校、文科省もやれることはいくらでもあるんだからお互いに責任転嫁してないでやったらいいのにと思うだけです。

おっしゃる通りですね。「おっしゃる通り」過ぎて、何をコメントしたらよいのか逆に分からなくなってきました(笑)この箇所は繰り返し読んで、大いに勉強させていただきます。本当に今回はYISさんのコメントに助けられました、ありがとうございました。僕自身、もっと勉強します・・・。

Re: No title

> ななしさん

こんばんは、いつもコメントありがとうございます。

>このエントリーはミスリーディングだな、困ったなあ、と思っていましたが、YISさんがしっかり書いてくれました。

本当におっしゃる通りです。YISさんへのコメント返信でも自分の文章のミスについて書いているので、そちらもご覧下さい。

>翻って、日本は一般教養を軽視する傾向にあり、特に理系は、一般教養は邪魔、と豪語する先生さえいて、専門だけ教えればいいと主張していたりします。

この点、東京工業大学なんかは一般教養教育の充実のために「リベラルアーツセンター」を設置し、池上彰さんらがそこで教えていたりするんでしたよね。

>面白いのは、この元記事のコメント欄で、理系はコミュニケーション能力がないと断言する人までいて(反論も出てるようですが)、この「理系はコミュニケーション能力がない」というのは日米共通なんだなと苦笑。

JimとGabeのやりとりですね。海外でどのような議論がなされているのか、且つ日本との共通点・相違点を知っていくと面白そうですね。

Re: No title

> YIS さん

またまたコメントありがとうございます。

>ではなぜ日本の大学がそれをしないのか(たしか千葉大学は条件が厳しいながら3年での飛び級卒業を認めていましたね)。まあ学費でしょうね。一度入学させればほとんどドロップアウトせずに4年分、人によってはそれ以上の学費を払ってくれるわけですから、これ以上安定したビジネスもないわけです。

池田信夫さんはユニクロの「大学1年生採用」を支持していて、要は「ユニクロのような企業が増えれば、中退者(採用が内定した学生)がそれなりの数発生して、魅力のない大学は淘汰されていく」という話ですね。「大学に危機感を持たせ、存在価値が無いと評価された大学は淘汰されていくべきだ」という考え方には一理あるように思えます。

>これをアメリカの大学のように飛び級入学も認める、年齢が上でも受け入れる、その代わりにドロップアウトもするし復学など出入りも比較的自由といったことになったら日本の大学は安定した経営ができなくなるでしょう。

日本の大学にとっては厳しいでしょうが、上のコメントにある「幅広くしかも深い知識をどこで身につけるべきか」という議論に対する解としては、アメリカの大学のようなやり方が最適だという印象です。

飛び級について

早稲田大学と明治大学には3年次卒業制度があるそうです。
また、千葉大学は飛び入学は知ってますが、飛び卒業は知りませんでした。
また、東大の秋入学は飛び級とは無関係、むしろ、もっとゆっくり、という逆の発想だと思いますが。

アメリカでも飛び級は必ずしも生徒のためになっていないようで、あまりにも若すぎる場合はケアが必要だったり、12歳で大学に行ったがうまくいかず、その後、別の大学に18歳で入って、楽しい学生生活を謳歌している人を取材したテレビを見たこともあります。

また、日本の大学も年をとった人は社会人枠で受け入れていて、バブルの頃は高齢者の学生を何人も見ました。が、バブル崩壊後は、中高年の学生を見ることはほとんどありません。日本では若いときに取った学位しか社会が認めないので、年をとった人が大学へ行くのは趣味でしかない場合が多いですから。

ドロップアウトについては、いわゆるFランク大学などは退学率が2割で、問題になっています。
出たり入ったりは日本も自由ですが、見返りが少ない、授業料が高い、などで、復学や社会人入学が盛んとはいえないのでしょう(大学側としては、復学や社会人入学が増えた方がいいのでしょうが)。

学生の声も大事にしてください

アメリカのような民主主義の発達した国では、大学教育のあり方についても立場の違いを超えた自由闊達な議論が行われるということもあるかもしれません。それに対して、日本では大学の価値を否定する(と大学関係者に受けとられ得る)意見はタブーとされ、言いたいことがあっても言えないことがあると思います。

常見陽平さんの発言は、暴言でもなんでもなく、ただの1つのあり得る意見なので、どんどん言っていったらよいと思います。

一つ加えると、これからの大学教育のあり方を議論する際には、産業界のニーズだけでなく、学生の声も大事にしていってほしいです。フィンランドでは、学生が授業や教育プログラムを評価するフィードバックを提出するのが一般的です。その内容が、批判的な意見も含めて、大学のホームページに公開されていたりもします。日本では、学生による授業評価はまだまだ進んでいないうえ、それが授業の改善にどこまで参考にされているか疑問です。

Re: 飛び級について

> ななしさん

こんばんは、またまたコメントありがとうございます。

>アメリカでも飛び級は必ずしも生徒のためになっていないようで、あまりにも若すぎる場合はケアが必要だったり、12歳で大学に行ったがうまくいかず、その後、別の大学に18歳で入って、楽しい学生生活を謳歌している人を取材したテレビを見たこともあります。

なるほど。現在の大学教育のあり方を維持しようが変化させようが、どちらにせよ誰かしら不満を覚えたり、教育機関にうまく適応出来なかったりする人は出てくるはずなので、それには自覚的でありたいですね。

>出たり入ったりは日本も自由ですが、見返りが少ない、授業料が高い、などで、復学や社会人入学が盛んとはいえないのでしょう(大学側としては、復学や社会人入学が増えた方がいいのでしょうが)。

確かにその気になれば現状でも「大学に出たり入ったりする」ということは可能なのでしょうが、それを可能にするためのハードルを下げるべきなのかもしれないですね。

Re: 学生の声も大事にしてください

> sinitiainen さん

お久しぶりです、コメントありがとうございます。

>日本では大学の価値を否定する(と大学関係者に受けとられ得る)意見はタブーとされ、言いたいことがあっても言えないことがあると思います。常見陽平さんの発言は、暴言でもなんでもなく、ただの1つのあり得る意見なので、どんどん言っていったらよいと思います。

僕は常見さんのことをボロクソに言う傾向がありますが、この度引用した発言に関して言えば妥当な問題提起であると思っています。

>一つ加えると、これからの大学教育のあり方を議論する際には、産業界のニーズだけでなく、学生の声も大事にしていってほしいです。フィンランドでは、学生が授業や教育プログラムを評価するフィードバックを提出するのが一般的です。その内容が、批判的な意見も含めて、大学のホームページに公開されていたりもします。

なるほど。少し話は逸れますが、現在日本には「なぜ日本の大学生は、世界でいちばん勉強しないのか? 」という本を出している辻太一朗さんが代表を務める「大学教育と就職活動のねじれを直し、大学生の就業力を向上させる会(http://www.npo-dss.com/index.html)」というNPOがあります。このNPOは現在、主に首都圏の学生を対象に、「考える力を評価している授業」・「考える力を育成している授業」の存在について調査をしています(http://www.npo-dss.com/method.html

No title

>lingmuさん

いえいえ、こうやって議題と議論の場を提供してくださっていることに価値があると思うので、lingmuさんにはこれからもいつも通りのブログ更新をお願いしたいです。

>ななしさん

>また、東大の秋入学は飛び級とは無関係、むしろ、もっとゆっくり、という逆の発想だと思いますが。

東大の秋入学は表向きは海外からの学生受け入れ、逆に日本の学生が海外へ行くことを容易にするためといった大学の国際化を目的としているようですが、もしそれを実現するのであれば大学のカリキュラムはもっとフレキシブルなものに変わらなければいけないと思うんです。例えば、秋入学までのギャップイヤーを留学だったりボランティアに使うといった提案がされているようですが、それをするのは別に大学在学中のどの時点でもいいんじゃないかと思います。勉強の方は3年で頑張って終わらせて、あとの一年をギャップイヤーとして使うという選択肢もありなのではないかと。飛び級入学だったり飛び級卒業だったりというのもそういった柔軟なカリキュラムの延長線上にあると僕は考えています。

>出たり入ったりは日本も自由ですが、見返りが少ない、授業料が高い、などで、復学や社会人入学が盛んとはいえないのでしょう(大学側としては、復学や社会人入学が増えた方がいいのでしょうが)。

確かに日本の大学で復学や社会人入学が少ないのは「見返りがないから」なんでしょうね。日本では2つ3つ学位を持っていても全く評価されませんものね。

Re: No title

> YISさん

こんばんは、またまたコメントありがとうございます。

>いえいえ、こうやって議題と議論の場を提供してくださっていることに価値があると思うので、lingmuさんにはこれからもいつも通りのブログ更新をお願いしたいです。

ありがとうございます。ここまでミスった記事は(自分の感覚としては)久しぶりなのですが、これを機にこれまで以上に記事の論理展開に気を使いたいと思いました。
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