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就活生相手に優位な立場から適当なことを吐き散らす「論客」なんていらない

常見陽平さんと飯田泰之さんは、2012年に海老原嗣生さんと「ニコ生×BLOGOS特別編 飯田泰之×常見陽平×海老原嗣生 "就活の"真実"~マスコミ報道と通説を徹底検証~」という対談を、つい最近に田中秀臣さんと「飯田泰之 × 常見陽平"饒舌大陸" 田中秀臣さんと語る"2013年、就活の真実"」という対談をそれぞれ行っている。ここで、どちらの対談にも「就活の真実」という言葉があることを強調したいのだが、それぞれの対談の「学生時代に頑張ったこと」・「自己PR」に関する捉え方を見比べてみると面白いことが分かる。


まず、去年の対談の内容について。そこでは、次のようなやり取りがなされていた(http://blogos.com/article/44854/?axis=&p=3)。

飯田:これから就活生は何を求められていくのでしょう。雑誌やメディアでは、「これからは新しい自分の売りを」とか、「人に誇れる能力を」とか、「人がしていない経験を」とか言われている。でも俺、大学時代に他の人が体験していないようなことは何もしていないですよ。普通にバイトして、サークル行ったり、旅行したり、合コンしたり。普通の人生でした。特別な体験を語らなきゃいけないプレッシャーって結構多いと思うんですよ。

常見:僕はよくないなと思ってて、人事は「何をやったか、よりもどうやったか」を見ているんですよ。今は結構、誤解されている部分だと思う。凄い体験が必要だといって、被災地に行って、ボランティアしている様子をガッツポーズして写真をとったりとか。不純な動機から始まる善意とかもあるとは思うんだけどね。

このようなやり取りを受けて、対談を文字起こししたBLOGOSのページには「面接で語れる”特別な体験”なんて必要ない」という見出しが設けられている。


さて、一方でつい最近行われた対談について。少々長いが、対談の中から「学生時代に頑張ったこと」・「自己PR」に関するやり取りの部分を引用したい(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36013?page=3)。

常見: 何社も落ちている人って、エントリーシートによく「私は学生時代にアルバイトでコミュニケーション能力を磨きました」なんて書いてるけど、それはダメです。何も言っていないのと一緒だから。面接でそんなことを言うのも、もちろんダメ。

飯田: バイトとサークルの話は要らない。

田中: そうなんです。面接では、自分が学生時代にやったこととして、バイトとサークル、あとボランティアの話をする学生が本当に多い。面接官は、その手の話を聞き飽きてうんざりしているんだよ。とにかく、他の人と同じことばかり言っている就活生が本当に多い。そうなると、通る確率は、言うまでもなく低くなります。

(中略)

飯田: 逆に、書いた方がいいことを書かない就活生も多いんですよ。たとえば僕は、よくゼミの学生を、自分が出演するテレビ番組にも連れていくし、被災地でのイベントを一緒にやったりもしています。少し前には、学生たちと「オールニートニッポン」というウェブラジオ番組をやったりもしていた。他の学生と違う経験なんだから、就活では十分、売りになる話なんですよ。でも、なぜかエントリーシートにそれを書かない学生が多くて。

田中: なんで書かないんだろう? 個性的で良いエピソードなのに。

飯田: それが個性的だということが、うちのゼミにいると、たぶんわからないんでしょうね。

田中: 飯田さんの教え子だからこそできた経験だったのに、もったいない!

飯田: そうそう、ある男子学生を某参議院議員の選挙運動の手伝いに行かせたことがあるんです。独自の良い経験になったと思うんですが、彼は、やはりそのことをエントリーシートに書かなかったそうです。

常見: ええっ? そんな貴重な話を書かないで、何を書いたの?

飯田: 「サークルで会長をしていました」って(笑)。就活マニュアル本にそう書けと書いてあるから。それ以外のことを書いてはいけないと思っているんですよ。

田中: そういえば、Twitterで僕に絡んできた学生がいたので、リアルに呼び出して説教したことがありますよ。あれも彼にとっては貴重な経験なんだろうなぁ。エントリーシートに書けるよね。

常見: すげー面白いじゃないですか。いいなあ。

田中: よし、許可しよう。あのときの早稲田の学生、俺に面と向かって怒られた話をエントリーシートに書いていいぞ。いや、書けよ。

ここで語られているのは、面接に通る可能性を高めるためには他の就活生との差別化が求められてくるということ。そして僕が強調した飯田さんの発言によると、その「差別化」は「他の学生と違う経験」を語ることによってなされるべきだということになっている。このようなやり取りから、対談を文字起こしした現代ビジネスのページには「面接でバイト、サークル、ボランティアの話はするな」という見出しが設けられている。


去年の対談では「人事は"何をやったか、よりもどうやったか"を見ている→だから、特別な体験は必要ない」という結論に、今年の対談では「面接官はバイトとサークル、ボランティアの話を聞き飽きている→だから、他の就活生と違う経験を話そう」という結論に達している。どちらの対談もタイトルは「就活の真実」なのに、到達した結論はまるで異なるという・・・(笑)


仮にこの2つの対談のメンバーがまるっきり違うなら到達した結論に差が出るのも分からなくはない。何をもって「就活の真実」とするかについて、人によって解釈が異なるということは十分あり得るからだ。しかし、この2つの対談のメンバー構成はほとんど変わらないわけで、それでいて何でこんなに結論が違ってきちゃうの?と思う。片方の対談のみに参加している田中さんはともかく(そもそも、この話題に関する発言をしていない海老原さんは除く)、常見さん・飯田さんはプリンシプルがないと言われても仕方がない。


加えて常見さんは、今年の対談の「他の就活生と違う体験を話そう」という結論に関して、以前ポストセブンの「"意識の高い学生w"はもはや大学では公害で人害と識者」という記事で「就活のネタをつくるためにやたらと変わった体験をしようとする学生」を「意識の高い学生w」であると批判している。こうなってくると、もう就活生からしたら八方塞がりだとしか思えないんじゃないか。


就活生が就職に苦しんでいる一方で、就活生相手に優位な立場から適当なことを吐き散らす「論客」と言われる人たち。こういう人たちが存在するということは、もっと広く知られるべきではないかと考えている。ちなみに僕がそうした人たちに対して望むことは「頼むから、とっとと消えてくれ」ということです(笑)

就活生相手に優位な立場から適当なことを吐き散らす論客さんたちは、もう引退してくださって結構です。お疲れ様でした。という意見に共感してくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします
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No title

http://news.nicovideo.jp/watch/nw31200
飯田先生は2011年の意見に逆戻りしましたね。
(つかこのブログでも載せてましたねhttp://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-347.html

経済は好景気⇔不景気、あるいはインフレ⇔デフレというサイクルがあるので、
意見を一年おきに交代するのは飯田先生オリジナルの「エコノミストの流儀」なんでしょうね。

Re: No title

>コマンドーさん

こんばんは、コメントありがとうございます。

> http://news.nicovideo.jp/watch/nw31200
飯田先生は2011年の意見に逆戻りしましたね。
(つかこのブログでも載せてましたねhttp://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-347.html

過去記事まで読んでくださってありがとうございます。確かにその過去記事は今回のエントリーと大いに関連するものです。飯田さん曰く「でも俺、大学時代に他の人が体験していないようなことは何もしていないですよ」とのことなのに、今年の対談では「バイトとサークルの話は要らない」とか言っているわけですからね。就活について語っている論客はそんなレベルの人が多くいますね。きちんとした人も少しはいますが・・・。

> 経済は好景気⇔不景気、あるいはインフレ⇔デフレというサイクルがあるので、意見を一年おきに交代するのは飯田先生オリジナルの「エコノミストの流儀」なんでしょうね。

飯田さんは経済に関していえば、一貫して「リフレ派」という立場を貫いているという印象です。ただ、自己PRの主張の変遷に関していえば、それは正直かなり酷いと思っています。

No title

田中秀臣に呼び出されて説教されたというエピソードが貴重な体験となり、就活において他の学生との差別化になるというくだりが最高にアホっぽい。
あと、特定議員の選挙活動の手伝いって、就活でプラスになるのかな?これは純粋な疑問だ。個人的には就活の面接で特定の議員(政党)の話題を出してプラスになるとは思えないんだが。

Re: No title

> 金壺堂さん

こんばんは、コメントありがとうございます。

>田中秀臣に呼び出されて説教されたというエピソードが貴重な体験となり、就活において他の学生との差別化になるというくだりが最高にアホっぽい。

そんなアホっぽい話をした田中秀臣さんでも「偏差値40から良い会社に入る方法」という就活本を出せているという・・・(笑)

>特定議員の選挙活動の手伝いって、就活でプラスになるのかな?これは純粋な疑問だ。個人的には就活の面接で特定の議員(政党)の話題を出してプラスになるとは思えないんだが。

対談の話から推測するに、これは「サークルやバイトの話をする就活生が多くいる中で、"議員の選挙活動"という変わった話をすれば、サークルやバイトの話に飽きている面接官の興味を引ける。だからプラスになる」という理屈だと思います。
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