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google 「"大学の成績"は採用基準として役に立たなかった」

前回の記事で、googleの人事管理チームに属するLaszlo Bockさんの「採用試験でフェルミ推定の問題を課すことは、何の意味もなかった」という旨の発言を紹介した。ただBockさんによると、採用基準として不適切だと分かった要素は他にもあったという。


前回の記事でも取り上げたニューヨークタイムズに掲載されたインタビューで、Bockさんは次のように述べている(http://www.nytimes.com/2013/06/20/business/in-head-hunting-big-data-may-not-be-such-a-big-deal.html?pagewanted=all&_r=2&

One of the things we’ve seen from all our data crunching is that G.P.A.’s are worthless as a criteria for hiring, and test scores are worthless(中略)Google famously used to ask everyone for a transcript and G.P.A.’s and test scores, but we don’t anymore

この英文は何を示しているか。それは、大学の成績(GPA)とテストの成績が採用基準として役に立たなかったということである。加えて、従来googleは求職者にGPAの提出を求めてきたらしいのだが、それももうしないようだ。


Bockさんは、このように考えた理由として「採用されて2、3年後のGoogleでのパフォーマンスと大学時代の成績等が全く無関係であったこと」、「googleで求められる能力と大学で求められる能力が非常に異なること」を挙げている(元の英文はこれ以上引用しないので、見たい方は上述のニューヨークタイムズのページにアクセスしてください)。加えてBockさんは自身が学生だったときに、大学教授の「特定の正解」を求めている姿勢に苛立ちを覚えた経験を明かし、それに対して「"明確な答えがない問い"に取り組むことの方がずっと面白い」という考えを明らかにしている。もしかするとBockさんのこうした経験も、googleが求職者の「大学時代の成績」を考慮しないことにつながっているのかもしれない。


Bockさんの話だが、これがニューヨークタイムズの記事に載った話だという予備知識が無ければ、間違いなく「これは日本の大学の話だな」と錯覚した自信がある。特に「特定の正解を求める」くだりなんかは、まさに日本の(大学)教育の欠点だと言われているからだ。勿論これはあくまでもBockさんの話、即ちgoogleの見解に過ぎないのであって、これをもって「海外の大学教育も日本と同様ダメなのであって、だから海外の企業の多くも日本企業と同様、大学教育に期待することはない」という主張につなげるのは早計だ。


ただBockさんによると、googleにおいて大学の学位を有さない社員の比率が増えていっているらしい。それでもgoogleは企業としてちゃんと回っているわけで、もしかすると「別に大学生を採用する必要は無いな」と考える企業が増えてもおかしくはないと思う。その可能性を考えると、益々「この社会において大学はどのような役割を担っていくのか?あるいは今後担っていくべきなのか?」という点についてきちんと考えを詰める必要があると感じる。


googleの見解を見ると「大学は何のために存在しているのだろう?」と考えさせられるという意見に共感してくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします
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プログラマーや工学部なんかの理系は基準にはなるんでしょうけどね。物理学者、数学者がウォール街に行くなんて話も聞いたことありますが。

文系はビジネススクール系や会計を扱う学部以外は実践的では無いですからね。

高卒から就職して最初数年を安い賃金の代わりに教育期間にしたりした方が合理的ではありますよね。

高卒から就職の流れが一般化すれば教育費がかさむ先進国の少子化問題の新しい解決策になり得るかもしれませんね(笑)

Re: タイトルなし

> 名無しさん

こんばんは、コメントありがとうございます。

>文系はビジネススクール系や会計を扱う学部以外は実践的では無いですからね。

海外における「大学と就職の接続」の状況に関する正確な事実がいまだによく分からないんですよね・・・。(文系・理系の区別をせず一般論として)「大学の専攻と職務がつながっている」と言う人もいますが、「名無し」さんが仰っているように文系に関しては実践的とはいえない学部があるわけで、そのような学問と職務がつながっているわけないだろうという疑問を抱くことがあります。

>高卒から就職の流れが一般化すれば

大学教育を軽視してはいけない旨を主張する記事を書いたことがある僕が言うのもアレですが(笑)、その流れができることで救われる企業・若者は結構多いのではないかとも推測しています。もう少し考えがまとまったら記事の形でまとめてみたいと思っています。

No title

グーグルはそれでいいのかもしれないですが

日本の企業が大学の成績を無視するのは、ベックさんの言うのとは別の理由なような気がします
頭がからっぽな若者のほうが自分たちの思うように育てやすいとか。

表向きはグーグルと同じ理由を謳ってるかもしれませんが

Re: No title

> ともさん

こんばんは、コメントありがとうございます。

>日本の企業が大学の成績を無視するのは、ベックさんの言うのとは別の理由なような気がします。頭がからっぽな若者のほうが自分たちの思うように育てやすいとか。表向きはグーグルと同じ理由を謳ってるかもしれませんが

日本の企業が大学の成績を無視する理由として、辻太一朗さんは「現時点では、大学の成績が評価基準として信用できない」というものを挙げています。これは「とも」さんが言う「表向きの理由」といえますね。もっとも、その「表向きの理由」以外の理由も無いとは言い切れませんし、もしかしたらそれは「とも」さんが仰る「頭がからっぽな若者のほうが自分たちの思うように育てやすい」というものである可能性はあります。もっともその可能性の存在は未だ想像の域を超えていないとも思いますが・・・。
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