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「卒業後に就活」が当たり前になる社会にしていくべきだ

だいぶ前にコメント欄で、三菱電機の採用ホームページに載っている「"10月新卒入社制度"を利用して入社した人の声」を紹介していただいたことがある。その声の主はアメリカに留学したり卒業研究の関係もあったりで、2011年6月という、あまり一般的とはいえない時期に大学を卒業したという。就活は2012年3月卒予定の学生と同じタイミングで行ったらしいのだが、その際に「自分が新卒扱いされるのか」という点に不安を抱えていたそうだ(http://www.mitsubishielectric.co.jp/saiyo/graduates/recruit/info/oct_employ/interview_04/index.html)。 


結果として、この方は卒業後の7月に三菱電機に応募し、そこから内定をもらい働いている。つまり、少なくとも三菱電機の選考においては「既卒者」であることが不利にならなかったということだ。これは素晴らしいことだし、このようなケースが増えることで既卒者が「自分は就活で不利な立場なのではないか?」という不安を抱えなくて済むような社会になると良いと思っている。


多くのコメントが寄せられた「"卒業後就活"こそ"学生の学業の時間を確保する"ための最善の策ではないか」には、「の」さんの「現状でもリスクを取って卒後就活する人はいるからね」というコメントが見られる。文言そのままだが、これは卒業後就活に何かしらのリスクがあることを前提とした意見と言える。ここでいう「リスク」とは、例えば「既卒になることで、在学中の学生と比べて"年齢"という観点から不利に扱われる」、「企業から"普通は在学中に就活をするのに、この人は既卒で就活をしている。もしかすると、この人は在学中に内定をもらえなかったから既卒として就活をしているのではないか?"という先入観をもたれる可能性がある」などが考えられる。


これは現状分析としては間違っていないのかもしれないが、一方でたかだが「卒業後に就活をする」という選択をしただけでなぜリスクを背負わされなければいけないのか?という疑問もわく。このようなリスクの存在は学生の選択肢を狭めるというだけでなく、在学中の就活生に対して「内定をもらえずに卒業するのはまずい」という恐怖心を植え付ける点でも問題である。


このことから、前述の「"卒業後就活"こそ"学生の学業の時間を確保する"ための最善の策ではないか」についた「パク」さんの「卒業見込みの状態では採用しない・させない、としてくれれば良いのに」という意見のレベルまでとはいかないが、少なくとも卒業後に就活をするという選択肢がある程度「当たり前」になることは必要だと思う。そのために、就活生・企業双方がそれぞれ行動をしなければならない。


まず就活生には「既卒として就活をする」という選択を積極的にとることが求められる。その上で「既卒で就活=ダメ人間」というレッテルのバカらしさを証明することが必要となる。「秋庭洋"既卒、フリーター、第二新卒の大逆転内定獲得術 それでも就職したいあなたに"(http://d.hatena.ne.jp/incubator/20080211/book1359)」という超濃密な既卒での就活体験記を記したインキュベさんという方も、以前当ブログのコメント欄で「個人レベルでは、自分自身への既卒というレッテルを企業に覆させることだけを最優先に考えるべきだと思います。そしてそうした一人ひとりの既卒者の活動の積み重ねが、やがては制度や雰囲気の打破にも繋がると私は信じます」という意見を述べてくださった(http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-123.html)。インキュベさんの意見に従えば、確かに企業の既卒者への偏見は緩和され、それが企業が既卒者を受け入れる姿勢を活発化させそうである。


ただそうはいっても、これまで企業は新卒一括採用をしてきた、換言すれば既卒を門前払いしてきた事実を積み重ねてきたわけで(上述の「インキュベ」さんも、自身の就活時に専ら「既卒」であることを理由に門前払いされた経験を持つ)、そのような状況下で就活生のみに意識・行動の変化を求めることは酷であることも間違いない。そこで、企業にも①既卒者の応募も受け付ける②既卒で採用された人の声を採用ホームページにアップするという行動が求められると思う。


①の取り組みはそれなりに多くの企業で行われていると思うが、最近ではエイベックスが「"志"一括採用」というものを始め、採用ホームページにて「エイベックスは新卒一括採用をやめました」と明言している(http://recruit.avex.co.jp/new.recruit/concept/)。このように明言することで、就活生が「企業は既卒の応募を受け付けているけれど、本当は採用する気ないんじゃないか?」という疑念を抱きにくくなると思う。②の取り組みは、この記事の最初に述べたように三菱電機が行っており、その取り組みがもっと多く広まれば良いと思っているし、僕が知らないだけで既に多くの企業が実施していることを望んでいる。②の取り組みが広まることで「"既卒で就活をする"ということも全然おかしくないんだ」という意識が就活生に浸透すれば良い。


就活生と企業。どちらかだけではなく双方がそれぞれ意識・行動を変えることで、「パク」さんの言う「卒業後に個々人ばらばらと就職活動を始められるのが、理想です。 自分はもうシュウカツ終わったけど、せめて数十年後、自分の子供が就活を始める頃までには、そういう世の中になって欲しいものです」という願いが実現するのではないかと思う。僕も「パク」さんの願いに共感する。

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No title

うーん
僕は既卒は絶対的なダメ人間とみられるからリスクがあるとは言った覚えがないけどなあ。

年齢が全てではないから現状でも大手人気企業の内定を獲得する既卒者はいるし、
年齢を全く気にしない素晴らしい面接官もいるにはいるだろうけどさ。

しかし周りと比べてスキル職歴で差がないうえで既卒だと、どうしても色眼鏡をかけられる恐れがでてしまうよね。
これは制度云々じゃなくて人間(面接官)の心象・感情の問題だからどうしようもない。
年齢という要素で悪く見られないかもしれないけど、よく見られることは恐らくないという以上、あくまで自分の人生の選択に責任持ってやってねとしか言いようがない。
だからリスクって言ったんだけどね。

勿論年齢が絶対的差別要因としてスキル持ちを阻害しているなら是正すべきだけど、
それは既卒者の枠組みではなくスキル持ちとしての枠組みで語るべき。

それと既卒者が不利だったら周りも既卒者にしてしまえばいいじゃんって言うかもしれないけど
前にも言った通り「大学卒業と同時に働いて金稼ぎたい」という声を無視してる。
これは卒後無業者にカネばらまけば済む話ではないよ。そら卒後無業者に手厚い保護ができるなら理想だけど
現実的には今の第二種奨学金のようになるのでしょう。

まあ卒後一定の時期に一括して就活(卒業直後に説明会解禁、10月一斉入社とか)させるのなら上に挙げた弊害もまだましになるんだろうけどさ、
卒後はのんびりして自分のペースで就活したーいって人はその後どうなろうと自分の責任にしてくださいとしか・・・。

No title

恐らく「卒業後就活」という言葉が意味することはふたつありますよね。


ひとつは今の新卒一括採用のように未経験の若者を横並びに採用するんだけれども、企業の採用活動とそれに伴う就職活動のプロセスを卒業後にして、卒業から内定を獲得し実際に入社して働き始めるまで数か月から1年ぐらい間が空くようなケース。


もうひとつは海外で一般的なように採用の対象者自体をそもそも経験者にするというもの。これだと求人の出るタイミングや採用のプロセスも随時で各社バラバラ、実際に(正社員として)入社して働き始められるのも何年後になるか分かりません。


同じ「卒業後就活」という言葉を使えど想像しているのがどっちなのか違ってしまうと議論が混乱してしまいます。のさんが先にコメントで少し後者のアイディアについて言及していますが、ここ数回の記事とそれに対するコメントはほぼ前者のイメージに軸足を置いた議論であると理解しています。間違いないでしょうか?


ただ僕の考えとしては、新卒一括採用を止めるというのは基本的に、「未経験者を正社員として雇って仕事を通して教育していくというこれまでの人材育成を止める」という意味なので、在学中に就活しないといけない現在の慣行を否定するとしたら、それは未経験の新人を教育する機能を会社から他所に移す(教育機関、職業訓練、インターンシップ等)ということで、それは=経験者を中心とした採用にシフトすることを意味するのではないかとどうしても考えてしまいます。なので果たして前者のイメージのような未経験者を採用するんだけれども採用のプロセス自体は卒業後というのが現実的に有り得るのかという疑問を抱いてしまいます。

No title

それからここ最近のコメントを見ていて個人的に興味があるんですが、「卒業後就活は卒業してすぐ働きたい人のことを考えていない」という趣旨のコメントがいくつかありましたよね。一律に在学中に就活出来ないようにするのはおかしいと。そう主張する人はもし卒業後就活の意味が僕が上で挙げた二つ目の方の意味だった場合はどういった反応を示すのでしょうか?


これだと採用する側も随時求人を出し、それに対して応募する側も新卒であろうが既卒であろうが応募するし、一年の中でもその時期はバラバラになるでしょう。前者と異なるのは在学中に就活するという選択も可能なことです。在学中から就活したい人はすれば良い。ただ在学中に応募するのは自由だけれども採用されるかという話になると経験者と競合になるのでその可能性はかなり低いというだけ。


それで在学中から就活したい人はすれば良いじゃないと言われても、僕はきっと「在学中に就活出来ないのはおかしい」という人はこれでは納得しないと思いますね。結局「在学中に就活出来ないのはおかしい」という人の多くは現行の新卒一括採用に未経験者でも卒業後にすぐ正社員として働ける可能性が高いという点でメリットを見出しているのであって、本当の意味で在学中に就活したいわけではないのではないでしょうか。


別に卒業後すぐに働きたいなら在学中就活をしなくてもバイトはいくらでもあるわけです。前の記事でも投稿しましたが、同じ就活とバイトを並行するにしても卒業後の方がずっと並行はしやすいでしょう。繰り返しになりますが、きっと「卒業後すぐ働きたい」というのは、『未経験者』でも『正社員』として『卒業後すぐ』働けることが重要なのであって、それに対してやりたいなら在学中から就活すれば良いとか、卒業後すぐ働きたいならバイトすればいいじゃんとか言っても噛み合わないと思います。


結局飯田泰之氏とか大久保幸夫氏なんかが言うように、そういった点では新卒一括採用には新卒者にとってのメリットもあるので、同じ時期に就活しないといけないとか、在学中にしないといけないとかいうプレッシャーや同調圧力があまり気にならなくて、自分にとってはメリットが大きいと感じていて本音では新卒一括採用肯定派の就活生なんかも結構いる、というのが背景にあるのではないかという気がします。


もっとも僕としては、新卒の時はそう考えて新卒一括採用肯定派だったけども結局新卒で正社員就職出来なくて卒業後に新卒一括採用否定派に鞍替えしたみたいな人も結構いるはずだと思っています。少なくとも統計上は新卒で正社員就職したかったけど出来なかった人が一定数いるわけなので。今の自分にとってどちらが得かで判断するとそういうことも起こりえますよね。

No title

>William Yaminさん

私は、William Yaminさんの言う、二つ目の意味の卒業後就活(経験者と同じ枠の就活)にシフトしていけばよいと思っています。ただ、そのためには、William Yaminも言われているように大学教育の改革や有給インターンなどの環境整備が進められなければならないと思います。また、有給インターンなどにありつけなかった人の生活保障も必要だと思います。海外では経験者と同じ枠の就活が一般的だというのはその通りだと思うのですが、少なくとも仏、独、北欧では、既卒無業者に対する国の生活保障があるのではないですか。

細かい話になって恐縮ですが、「卒業してから就職希望先に転居して就活すればよい」という意見がありましたが、実際にやろうとすると問題に直面すると思います。無職という立場ではアパートを借りにくいうえ、現行の制度では2年以上住まなければ損をする仕組みになっています(契約金など)。うまく就職が決まって、そのアパートから通勤できればいいですが。

アルバイトで経済的に自立するのも、少なくとも東京では難しく、就職活動をする余裕がなくなるのではないですか。

私は決して、「卒業後に就活が当たり前になる社会にしていくべきだ」というビジョンに反対しているわけではありません。ただ、こういう主張には、弊害を無視して性急に飛びつきたくなる人がいると思うので、それは危険だと思ってます。卒業後就活へのシフトに伴うデメリットを本当に潰していけるのならいいんじゃないですか。

また、薄給ながら将来の子供の教育費と仕送りを貯蓄している身としては、「一体いくら貯蓄できたら大学に行かせられるんだ?」という思いがあります。私には、4年以上仕送りできるようにはなれそうにありません。それでも問題ないように環境を整備してもらえないと、困りますね。

No title

sinitiainenさん

ブログを拝見させて頂きました。フィンランドに留学されていたんですね。貴重な情報を紹介して頂きありがとうございます。


ところでフィンランドに滞在している間、ここ最近このブログで話題になっているような就活時期の問題や、卒業から就職までの保障、賃貸契約の問題等がフィンランドではどうなっているのか何か気になったことなどはありませんでしたか?きっと日本とは全然違うシステムになっているんだろうと想像しますが、ブログをざっと読む限りその辺りの言及があまりなかったように思いました。


ぶっちゃけ僕も含めてほとんどの人にとって、海外ではこうなっているという話は「そうなってるらしい」という本やネットを通して得た伝聞情報でしかありません。その点海外で生活していた方が実際に見て来た、肌で感じてきた情報というのは伝聞情報を超越したリアリティと説得力があります。なので海外生活を経験した方には勝手に色々と期待してしまうのですが、フィンランドには何かこうした分野で参考になるようなシステムなどはありませんでしたか?

No title

>William Yaminさん

>ひとつは今の新卒一括採用のように未経験の若者を横並びに採用するんだけれども、企業の採用活動とそれに伴う就職活動のプロセスを卒業後にして、卒業から内定を獲得し実際に入社して働き始めるまで数か月から1年ぐらい間が空くようなケース。

「卒業後就活」こそ「学生の学業の時間を確保する」ための最善の策ではないか
http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-476.html
の記事でのコメントだとそうなるね。

仮に新卒就活を止めるとしたら現実的な落としどころはこっちだろう。
まあ、応募者を全員同じ既卒者にしても卒業年度という形で差別が残り得る可能性は排除できず、
同調圧力やらを消し去ることは不可能なんだけどね。
ただこっちのパターンはまだマシで

>もうひとつは海外で一般的なように採用の対象者自体をそもそも経験者にするというもの。これだと求人の出るタイミングや採用のプロセスも随時で各社バラバラ、実際に(正社員として)入社して働き始められるのも何年後になるか分かりません。

こっちのパターンこそ、より若者(大学在学&既卒)を苦しめるパターンなんじゃないかと思うわ。
ある程度安定して収入を得られる時期を後ろ倒しにして何の意味があるんだろ
収入の安定がないと結婚して家庭を築くのが難しいこのご時世に更なる晩婚化&少子化を促進させたいのかと勘繰っちゃうね。

こっちのパターンで社会を成立させるためにはsinitiainenさんの言う保障制度の問題もあるし、
それ以上に社会全体での常識を変える必要があるのだけど、現実的に考えて可能といえるかな?
常識の変革って制度の変革の比にならないぐらい困難だけどな。

No title

そもそも新卒一括就活ってプロパー至上主義&正社員の解雇規制と一体だと思うのだけど、
反新卒一括就活の人は解雇規制の撤廃にも賛成なんだろうか?
(これは以前うちがこのブログで提起したことあるけど)

それとWilliam Yaminさんは職業プログラムやらインターンでの職業教育を重視しすぎていないかな?
職業教育も大事だけど、それ以上に日常的なコミュニケーションが取れて年相応に遊んでる人の方が欲しがられるわけで。
自力で教育余力持ってる大企業では職業プログラムとか受けてようが人間的に魅力のない人はいらない。
勿論人間的魅力も持った人が自分の価値を高めるためのプログラムなら意義はあるかもね。
でも単に「プログラムに参加したという実績」で就職するためのツールとしては微妙。

なのでWilliam Yaminさんの後者のアプローチを導入するなら、今以上に就職「勝ち組」と「負け組」の格差が大きくなると思うよ。
無職歴者同士での競争ならまだしも、職歴ある中堅と同じ土俵にすると
インターンやら職業教育やらの経験が本物の職場での経験に勝てるわけがないし。
(そこで若手の武器が年齢しかないことに気づくわけだけど)

少なくとも大規模な制度の変革を行うのなら
想定されるリスクのすべてを潰せる制度の担保がないとね。
いつぞやの司法試験改革みたいにお粗末にも数年後に見直しが入っても
制度の直接的な被害者は一切救済されんよ。

というか、本当に実力主義のベンチャー風土の企業だってあるのに
相変わらず就活全体で制度を変えたい理由か分からないなあ。

No title

のさん


正社員の解雇規制緩和ではなく「撤廃」と表現されたのには何か意味がありますか?僕は解雇規制の緩和には賛成ですが、撤廃には反対です。



先程から新卒一括採用を採用を否定する案のデメリットを色々と挙げて、「想定されるリスクのすべてを潰せる担保がないと」と仰いました。


のさんは新卒一括採用を止めたら勝ち組負け組の格差が大きくなると常々主張していますが、逆に新卒一括採用には景気の影響で年代によって正社員就職のチャンスが変わってくるという問題があります。これは既卒でも採用している企業があるからどうとかいう話じゃないですよね?


それから社会保障も正社員として安定した給与を得られることを前提に設計されているので、それにありつけなかった場合は結婚もままならないような状態になる。卒業後就活や経験者重視採用なら仕事がみつかるまで不安定だと言いますが、今でも新卒で正社員になれなくて不安定な状況に置かれている人は大勢いるし、新卒重視の風潮があることによって一旦会社を辞めると正社員として復帰しにくいといった問題もある。


現状のシステムにもこのように色々問題があって、それに対して全然手当がされてない。「リスクを潰す」取り組みなんて全然なされてないと思うんですが、どうでしょう。にもかかわらず代案を提示すると「リスクの全てを潰せる担保がないと」と言う。これおかしくないですか?


どんなシステムでも当然メリット・デメリット両方ありますし、それを踏まえた上でどちらが良いかという話をしているのではないんですかね。そして他のシステムと組み合わせて補完出来るところは補完するし、むしろ複雑に絡み合ってるシステムを部分的にいじれば問題が出るのは当たり前。別に他のシステムは現状維持だなんて言ってない。


リスクがあるからと改革案に反対するのは結構ですが、だったらせめてさっき挙げたような現状の新卒一括採用のリスクを潰せるような提案ぐらいは持ち合せているべきだと思うのですが、いかがでしょうか。逆に現状どうやっても潰せない受け入れるしかないリスクが存在するというのであれば、代案に対してリスクを全て潰せなどというべきではないと思います。


そもそも今のシステムに色々問題があるから改革すべきと言ってるのであって、大規模に変革するならするで凄まじい労力がかかるというのはその通りですが、それが大変だから現状維持というのは筋が通らないのではないですかね。何かしらの手当をする必要があるから問題視しているわけで、じゃあ対症療法ででも手当出来る案を何か出してよと思ってしまいます。

No title

ちなみに以前ある著名な就活論者の方と話した時に正にさっきのようなやりとりをしました。その方は、変革したとして良い結果が出るとは限らないし、そのリスクや変革のコストを考えたら新卒一括採用を維持した上で年代によって景気の影響を受けて就職のチャンスが変わってくるという新卒一括採用のデメリットを潰す方法をとるべきだという考えでした。


そしてその方法として卒業年度別採用枠を提案していました。就活時に景気が悪かった年代の求職者をそれぞれの不景気の程度に応じて採用枠を決め、それ以降の年度の採用において企業がその採用枠を満たすように人員を採用することを法律で強制する、というアイディアでした。


この方が反対するだけでなくちゃんとしたアイディアを提案したのは素晴らしいと思いますが、新卒一括採用の方が良いと言っている人はこうした案に賛成出来ますか?それとも年次で差が出るのは止むを得ないと感じるでしょうか。

No title

現状の新卒一括就活でのデメリットに対する提案はこのブログでいくつかしたつもりなんだけどね~。
もっとも既卒者を優遇する(アファーマティブアクションとかね)のではなく、

・優秀な既卒が採用されない→優秀性を引き出せる職種別採用を広めるべき
・在学中の就活が厄介で勉強できない→専攻に関係なく教授推薦制度を広めるべき

みたいな、あくまで企業にも一定のメリットを提供しうるものだね。
そもそも既卒無業者に対する職業インターンや経済的支援も別に反対してるわけではない。
新卒就活という枠以外での就職の枠組みはもっと広まるべきだし、既卒者で内定獲得した声を集めたいなら「既卒者自身で」HPなりで周知活動すべき。

現状にも社会保障面だとか十分問題じゃん。って言うけど、この手の問題は新卒就活をぶっ壊したところで解決しないよ。

新卒就活を擁護するうえで言いたいのは一律的な既卒就活の強制やインターンでの下積みを前提とした経験者採用、あるいは解雇規制の緩和など
いずれも就職制度全体の、それも根本的な部分の変革はほぼ全ての若者層の人生に影響する問題だ。
新卒・既卒含めて若者の保護を考えるなら想定されるリスクは全て潰すのは当たり前。
できないならわざわざ制度の全体を変えるんじゃない。じゃないと結局苦しむのは若者。
既卒者だろうが能力ありゃ上等な世界はちゃんとあるんだし、全体を変えろってのは視野が狭すぎやないかい。

既卒就活にせよ経験者(実際の現場での職歴持ち)との競合、そして解雇規制の緩和
いずれも(いつぞやの)成果主義と比べものにならないほどに「勝ったものが勝ち。敗者は無能だから保護する必要もない」制度として悪用されかねないと思うんだけどね・・・。
まあ自分だけは助かるし勝ち組になれるからって思ってる人は賛同すればいいのでは?
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