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就活うつ発症を予防するための策を専ら就活生の自己努力に求めるのはおかしいのではないか?

28日のポストセブンの記事「就活うつ ならないための方法となった人への接し方を医師解説」によると、近年増える若年層の精神科受診の中でも、就職活動が原因だと訴えるケースが倍増傾向だという。就職活動がうまくいかないことで精神的に強い負担を感じて抑うつ状態に陥ってしまう「就活うつ」の問題点について触れた記事となっている。


精神科医のゆうメンタルクリニックの「ゆうきゆう」院長は就活生が「就活うつ」に陥ってしまう流れをいくつか説明している。①企業の名前や条件にこだわる(しかし、そのこだわっている企業には入れない)、②なかなか内定がもらえないことで、自分が否定されたような気持ちになる、③親や周りからの何気ない言葉で強いプレッシャーを感じている・・・という、これまでも当ブログで問題視したことがある要素が挙げられている。


2010年12月の朝日新聞の「就職うつ、学生に広がる カウンセラー増員の大学も」という記事でも、前述の②の要素が取り上げられている。数十社の選考を受けてもなお内定を得られなかった学生が朝日新聞の取材に対して「"お前は社会に必要ないよ"と毎日違う誰かに言われているような感覚。同級生が次々に内定を獲得し始めた昨年5月ごろと、大学が夏休みに入る8月ごろが特に精神的にこたえた」と語っている。ポストセブンと朝日新聞の記事をもって「就活生が就活うつになる流れを理解した」と判断するのは早計だが、それでも就活うつに陥るに至る典型的なパターンというものがあるとは言えそうである。


「ゆうきゆう」院長は就活うつに陥る原因を解説した上で、「就活うつにならないようにするためにはどうしたらよいか」、「就活うつになってしまったときの対処法」、「周囲の人は、就活うつになってしまった人にどう接したらよいか」をそれぞれ説明している。これらの説明は主に就活生にとってある程度参考になるものだと思う。


ただ僕が重要だと思うのは、就活うつ発症を予防するための策を専ら就活生の自己努力に求めるのはおかしいのではないか?という視点だ。ポストセブンの記事では「精神科医」がインタビューに答えているということで、話の焦点が「就活生がいかにメンタルをコントロールして、就活うつになることを避けるか」というものに当たるのは分かる。だからポストセブンの記事を責めるつもりはないのだが、一方でポストセブンの記事に掲載されている視点のみが大事だと思ってはいけない。


例えば現状、企業の採用担当・面接官一人一人の言動が就活生を無駄に精神的に追い詰めることがあるため、もう少し言葉の選択に気を付けるべきではないか?という問題提起が大事になってくるのではないか。僕は以前「こんな面接官はバカだ~"褒め殺し面接"をした挙句に落とす面接官~」という記事を書いたことがあるが、その過去記事に関連するツイートを最近目にした。面接官の言葉をそのまま受け取れば「一番よかったなら、次の選考に進めるはずだ」と考えるのが自然ということになる。しかし、そのような言葉を言われて落とされるというケースが現実にはあるわけで、そのようなケースに直面した就活生が人間不信に、ひいては就活うつになっても全くおかしくないだろう。


しかも、面接官に「どうしても"君は今日面接した中で1番良かったよ"という言葉を就活生に投げかけないといけなかったんだ!」という事情があったとも思えない。そんな事情も無いのに就活生のメンタルを無駄に傷つける言葉を投げかけるのはどうなのか。企業の採用活動におけるこのような点などに疑問を持ち、且つ是正を求めることが就活生が就活うつに陥ることを可能な限り防止するために必要だと思う。

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久々にコメントします。

就活うつには色々な原因があるから一概には言えないけど、少なくとも二十歳そこそこの年代で人生を無理矢理決定付けるのは余りに不健全だ。

彼ら就活生がこれまで経験したものは学校や部活やアルバイト等がほとんどだろう。

実際の社会はもっと多様性が溢れているし、就活生が知らなかった職業や働き方だってある。

それを知るには実際に社会に出てみないとわからない。

そこからやりたいことだって見つかる可能性がある。

企業が新卒を採るかどうかは自由だが、学生は社会についてもっと色んなことを知ってから就活してほしい。

百聞は一見にしかず。
学生時代に色々な情報を集めるよりも、社会に一度出たほうがその人にとってベストな就活だと思う。




Re: タイトルなし

> 雨宮さん

こんばんは、コメントありがとうございます。

>実際の社会はもっと多様性が溢れているし、就活生が知らなかった職業や働き方だってある

もしかすると、自分で勝手に選択肢を限定してしまうことで精神的に苦しむ就活生もいるかもしれませんね。そういう人にとっては雨宮さんが仰る様に「多様性が溢れている」部分を知ろうとすることが有益でしょう。ただ、

>それを知るには実際に社会に出てみないとわからない(中略)学生時代に色々な情報を集めるよりも、社会に一度出たほうがその人にとってベストな就活だと思う

就活うつになる人の中には、この記事で取り上げたように「多くの会社から不採用通知を受けたことで"自分は社会には必要ないのでは"と思うに至った人」がいます。こういう人は既に「社会に出たい。でも、認めてもらえない」という葛藤に苦しんでいるわけで、そういう人には「社会に一度出たほうがその人にとってベストな就活だ」という意見は効かないのではないかと思いました。
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