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「ブラック企業大賞2013」に株式会社クロスカンパニーがノミネートされたのは果たして妥当なのか?

11日に「ブラック企業大賞2013」の授賞式が行われる。簡単にいえばこれは「特に労働環境に問題がある企業を決定する」営みなのだが、今年ノミネートされている企業は、ワタミフードサービス株式会社・株式会社クロスカンパニー・株式会社ベネッセコーポレーション・株式会社サン・チャレンジ(ステーキのくいしんぼ)・株式会社 王将フードサービス(餃子の王将)・西濃運輸株式会社・株式会社東急ハンズ・国立大学法人東北大学の計8社となっている(http://blackcorpaward.blogspot.jp/p/blog-page_12.html)。


株式会社ベネッセコーポレーション・株式会社王将フードサービスを除いて、ノミネートされた企業では、劣悪な労働環境によりそこで働く社員が死に追いやられたケースがある。王将フードサービスにしても長時間労働のためにうつ病を発症した社員が存在するし、株式会社ベネッセコーポレーションにしても労働者の人格を傷つける行為が会社によってなされていた。つまり、いずれのケースもクソだということで、このブラック企業大賞によってそうした企業の問題点が浮き彫りになったのは良いことだと思う。


ただ、個人的に気になっているのは、株式会社クロスカンパニーのノミネート。ノミネート理由を見ると、入社1年目の女性正社員(2009年10月死亡)が極度の過労・ストレスにより死亡し、2011年2月にはそれが労災認定されるに至ったことが記されている。言うまでもなく、問題のあるケースであることは間違いない。


ただ「ブラック企業大賞”候補8社の弁明は? ワタミ、王将フード、東急ハンズ…」という記事では株式会社クロスカンパニーの広報がブラック企業大賞にノミネートされたことについてコメントをしているのだが、それを見ると一つの疑問が浮かぶ。コメントは「弊社として、ご指摘のありました2009年の事案を真摯(しんし)に受け止め、労働環境の改善に取り組んで参りましたことをご理解いただければ幸いに存じます」というものであった。


僕が疑問に思うのは、もし株式会社クロスカンパニーの広報の言うことが本当ならば、2009年時点ではともかく、2013年現在では株式会社クロスカンパニーはブラック企業大賞にノミネートされるのに適した企業なのか?ということ。採用サイトも見てみると一応「ワークバランスへの取組み」が掲げられており、特に女性社員に対して充実したサポートがなされる旨が記されていることが分かる(http://www.crosscompany.co.jp/company/education.html)。


誤解しないでほしいが、僕は株式会社クロスカンパニーの広報の言い分や、採用サイトの内容を鵜呑みにしているわけではない。ただ僕が知る限りそれらを「嘘」とも断言できない以上、株式会社クロスカンパニーの現在の労働環境の実態は分からないし、ゆえに「今年のブラック企業大賞にノミネートされているのだから、現在も労働環境が酷いのだろう」と安易に推測するようなことはしたくない。


勿論、仮に現在労働環境が改善されているからと言って2009年の事案がもはや問題ではないのかというと、それは決してそんなことはない。また、もしブラック企業大賞の委員が現在の労働環境の実態を調べ、その結果「株式会社クロスカンパニーの広報が言っていることは、どう考えても嘘だ!」ということになったのならば、株式会社クロスカンパニーのノミネートにはむしろ大賛成したい。しかし、もし広報の言うことが真実で、実際に株式会社クロスカンパニーの労働環境が見直されてきているのならば、今年のブラック企業大賞で株式会社クロスカンパニーを晒し上げる意味は一体どこにあるのだろうか?という疑問が浮かぶ。もっと他にノミネートに適した企業はあったんじゃないか?と思うのだ。


先月、「行列のできる法律相談所」に出演していることで知られる北村弁護士がわたなべ美樹の応援演説で次のようにワタミを擁護したことが批判の対象となった(http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinoharashuji/20130708-00026280/)。

そのなかで、急成長している企業が、本当に申し訳ないけども、細かいところまで目が行き届かなくて、不幸な事故が起こることはたしかにあります。そのときにやるべきは、その企業がその反省に立って、その反省をしたそのタイミングが5分後であるか1ヶ月後であるか6ヶ月後であるかは別にして、必ず、反省に立ってその企業が二度とその過ちを犯さないように、そういう不幸な事故が起きないように、手当てをして、手当てしながらどんどんどんどん成長していくのが、それが優秀な企業だ。すべての企業はみんなそうだ。ひとつの事故をとらえて、これでこの企業もその創業者も経営者もすべて否定してしまうやり方は絶対に間違っている。

北村弁護士のワタミ擁護そのものは、はっきり言って話にならない。ワタミは過ちを犯したことを反省していないゆえに批判されているのだから。一体わたなべ美樹の何を見たらこんな擁護が出来るのか、理解に苦しむ。


しかし、ただ一つまともだと思うのは、過ちを犯した企業がどのような反省をしているのかを考慮せずに、専ら過ちを犯したことをいつまでも批判し続けるのはおかしいのではないか?という問題提起。今日の記事で書きたかったことは、結局はこの問題提起に尽きる。「ブラック企業」と評して差支えの無い企業を叩くのは確かに大事だけれど、ブラック企業叩きに熱くなるだけでなく、一度この問題についても考える人が増えてほしい。

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株式会社クロスカンパニーについて

選考委員の河添 誠さんから
~~~
実は、クロスカンパニーと首都圏青年ユニオンは数年前に団体交渉をしたことがあります。ほかにもいろいろあるんですよ。情報はあります。公開しないだけで。この会社は今でも労働環境に問題大ありですよ。
~~~

Re: 株式会社クロスカンパニーについて

>つるたまさひでさん

こんばんは、コメントありがとうございます。

>選考委員の河添 誠さんから
> ~~~
> 実は、クロスカンパニーと首都圏青年ユニオンは数年前に団体交渉をしたことがあります。ほかにもいろいろあるんですよ。情報はあります。公開しないだけで。この会社は今でも労働環境に問題大ありですよ。
> ~~~

教えてくださりありがとうございました。記事本文で<もしブラック企業大賞の委員が現在の労働環境の実態を調べ、その結果「株式会社クロスカンパニーの広報が言っていることは、どう考えても嘘だ!」ということになったのならば、株式会社クロスカンパニーのノミネートにはむしろ大賛成したい>と書いた通り、そういうことならばノミネートに賛成という立場になります。なぜ情報を公開しないのかは分かりませんが、クロスカンパニーは「女性にとって働きやすい企業」を謳っている企業ですから、現在も労働環境の問題点があるならばそれを可能な限り開示していくことが望ましいかと思います。

現状をなにもわからない方が
一部のインプットで
間違った情報を
好き勝手に書き込みするのは
正直悲しい限りです。

現在働いているスタッフがかわいそうでたまらないです。

Re: タイトルなし

> 現状をなにもわからない方が一部のインプットで間違った情報を好き勝手に書き込みするのは正直悲しい限りです~とコメントしてくださった方へ

こんばんは、コメントありがとうございます。

>現状をなにもわからない方が一部のインプットで間違った情報を好き勝手に書き込みするのは正直悲しい限りです

その「間違った情報」が何なのか、そして「正しい情報」が何なのかを示すことなくそんなことを言われても、正直こちらとしては何とも言いようがないです。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: タイトルなし

> 非公開コメントをくださった方へ

こんばんは、コメントありがとうございます。仰る様な事実があるなら、このコメント欄の上の方に名前が出ている河添誠さんという方などがその件についても事実を公表していくかもしれませんね。

ご回答頂きありがとうございました。非公開にして申し訳ありませんでした。もう一度コメントします。
クロスカンパニーのセール期間中、特に年末年始は長時間労働を強いられます。また、固定残業制なので、残業代は一切支払われません。やはり労基法違反ではないかと思われます。

Re: タイトルなし

>ご回答頂きありがとうございました。非公開にして申し訳ありませんでした~とコメントしてくださった方へ

こんばんは、コメントありがとうございます。

>非公開にして申し訳ありませんでした

いえ、全然だいじょうぶです。

>クロスカンパニーのセール期間中、特に年末年始は長時間労働を強いられます。また、固定残業制なので、残業代は一切支払われません。やはり労基法違反ではないかと思われます

なるほど。固定残業制に関しては「時間外労働手当を固定額で支払うことは、実際の時間外労働等によって支払われる限り、必ずしも違法ではない」と判断した判例があります。しかし、実際には違法に制度が運用されている場合が少なくないらしく、クロスカンパニーもその場合に該当するかもしれません(http://www.cscj.co.jp/labor/no234.html)。これは専門家に相談した方が良いと思いますよ。
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