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なんで「常見陽平さんの言葉」を信じるの?

就活コンサルタント常見陽平さん著の「就活の神さま」、読破しました。このブログで度々書いているように、僕は「就活コンサルタント」の存在は好きではない。しかし、就職活動の問題を考えるにあたって、彼らの主張・活動などについても目を通さねばと思っているのだ。

「就活の神さま」とはどのような小説なのか、amazonから引用します。

非モテ、非リア充、学生時代に取り組んだことなし……。
そんな3流大生・晃彦が、ありとあらゆる失敗をしながら成長して、
就活を乗り切っていく「青春小説」。

前回の記事で僕は、「就活の神さま」という小説はマニュアル本みたいなもの、あるいは就職活動体験記を少し小説風にした程度のものだと思っていると書いた。読み終わった今振りかえってみると、この先入観は間違っていたと感じる。自分に自信を持てない大学生が、悩んだり失敗したりしながら就活に取り組んでいく描写は、個人的には共感できた。


就職活動を題材として扱った小説としては石田衣良さんの「シューカツ!」があるけれど、個人的にはその小説よりも好きな作品だと感じている。まぁ、石田衣良さんの「シューカツ!」は僕の中で最低の評価なのですが・・・(笑)


しかし、毒舌が売りのこのブログ(だからか、読者数はそんなに多くない笑)。褒めるだけでは終わりません。今日は常見さんの意見そのものを批判するのではなく、常見さんが書いた小説「就活の神さま」に対する、他の人の感想について思うところを書いてみたい。


twitterを見ると、同じく「就活の神さま」を読み終えた人が感想をつぶやいている。それを見ると、「涙が止まりませんでした!」「おすすめです!」など肯定的な評価が多く見られる。


しかし、うがった見方をして恐縮だけれど、この小説に対して安易に肯定的な評価を下している人が多くいるという状況を見て、僕は違和感を覚えた。このように考える背景として、小説の中のあるシーンを読んだことが挙げられる。


簡単に書くと、小説の中で、主人公があるIT企業の会社説明会に参加して、そこで社長(だったかな?)の語る熱い言葉に引き込まれるシーンがある。説明会終了後、主人公はその会社に夢中になっているのだが、主人公を支えるバイト先のマスター「ジミーさん」から、「会社は平気で嘘をつくよ。ちゃんと裏を取れ」というような言葉を投げかけられる。


以上のシーンを通じて、常見さんは、「答えなんか安易に求めないで、自分の頭で考えろ」というメッセージを込めたと認識している。小説内にこのようなメッセージがあるにもかかわらず、主人公をサポートするジミーさん(多分、ジミーさんのメッセージ=常見さんが伝えたいこと)が語るメッセージにはあっさりと共感して感動する人が多くいる点が不思議なのだ。


小説内の「会社は平気で嘘をつくよ。ちゃんと裏を取れ」という言葉じゃないけれど、「ジミーさんは平気で嘘をつくよ。ちゃんと裏をとれ」と考える人がいてもおかしくないと思うのだけれど・・・。たとえジミーさんが会社の嘘を主人公(+読者?)のために暴いたとしても、ジミーさんの語る言葉全てが「真実」とは限らないわけで。


例えば、この小説が発するメッセージのひとつとして、「等身大の自分で頑張れ!」というものがあると僕は思っている。しかし、例えばサークルの先輩の内定者に話を聞いてみたら「面接で嘘ついたに決まってんじゃん!」ということを言われるかもしれない。あるいは、社会人の人からは「会社に入ったら、等身大の自分なんていらない。等身大の自分と向き合ったら、会社なんか辞めちゃうよ(笑)」とか言われたりして。


誤解しないで欲しいが、僕は常見さんが小説に込めたメッセージ自体を否定・非難しているのではない。小説に込められたメッセージを安易に受け入れるような読者の姿勢が気になるのだ。あんまり常見さんの意見をあっさりと受け入れる人が増えると、就活コンサルタント嫌いの僕としては嫌だ(笑)というのもあるし、単純に他者の意見をそうあっさりと受け入れて良いのか?という問題意識もある。


ところが、常見さんのtwitterを見てみると、「就活の神さま」に高評価をしたツイートが多くリツイートされている。本来、そのようなツイートに対して「安易に、俺の書いたことを受け入れるんじゃない!ちゃんと裏を取れよ!」というツイートをしてもおかしくないと思うのだけれど、実際には常見さんは読者の(安易な)高評価に喜んでいる。一体どうなっているんだ。


大体、著者説明を見てもおかしい点がある。そこには、「結局、社畜になり、残業、接待、希望外の異動などサラリーマンらしいことをひと通り経験する」という記述があるのだが、これもおかしい話だ。小説の最後には主人公が「社会人として働くことの素晴らしさ」を噛み締めているシーンが見られるのだが、そのようなシーンを書いている人が、過去の自分を「社畜」と言ってどうするんだ。


なんか、小説を読破した人の中には「常見さんが書いたから」という先入観から、小説内のメッセージをあっさりと受け入れている人が見られるような気がする。しかし、いくら常見さんが採用活動の裏事情とかを知っていたって、あの人の意見は一社会人としての見解以上の意味は持たないはずだ。実際の選考では、もちろん常見さんとは違った感覚を持った面接官がいくらでも現れうるわけで。個人をけなすことの無礼さを許してもらえれば、常見さんを少々崇めすぎな人が多すぎるのではないか。就活コンサルタント側を擁護するのは癪だけれど(笑)、これは常見さんの問題と言うよりは情報を受け取る側の問題のような気がする。そのうち、「常見先生、常見先生」と呼ぶ就活生が出てきそうで頭が痛くなる。就活コンサルタントに「先生」なんかつけちゃダメだ。


とはいえ、「就活の神さま」面白かったです。就活体験談は基本的に先輩から聞くのがいいと僕は思っているので、この本は別に買わなくても良いと思う。代わりに飲み会代に使うのが良いかと(笑)でも、買っても別にハズレの作品ではないと思いますよ・・・と最後に小説を立てて終わります(笑)

常見陽平さんの言葉も安易に鵜呑みにしてはいけないだろうという考えに共感してくださる方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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