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ビブリオバトルをグループ面接・グループディスカッションの代わりに行ってみてはどうか

この記事のタイトルにある「ビブリオバトル」とは、簡単にいえば「本を紹介するゲーム」である。まずは、このゲームの公式ルールを紹介したい(http://www.bibliobattle.jp/koushiki-ruru)。

1. 発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる
2. 順番に一人5分間で本を紹介する
3. それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う
4. 全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員で行い、最多票を集めたものを『チャンプ本』とする

このゲームを発案したのは谷口忠大さんという方であり、彼は「ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム」という本も出している。このゲームは気軽に行えるものでありながら、様々な効能を参加者にもたらす。


その効能の一つが「お互いの理解が深まる」というものである。谷口さんによると、書評は自分が「どういう解釈をする人間なのか」・「自分がどういう考え方をする人間なのか?」・「自分がどういう文脈に身を置く人間なのか?」をさらけ出すことに他ならず、即ち本を語ることは自分自身を紹介することになるという。加えてビブリオバトルの場合には「自分が好きな本の魅力を、どのようなプレゼンをもって相手に伝えようとしているか」という点に着目することでも、各参加者の人間性を感じることが出来るかもしれない。


鹿児島国際大学ではビブリオバトルを行う講義があるのだが、その講義を運営した元野さんという方によると、ビブリオバトルを行って行く中で、一見おとなしそうな女の子がルパン3世についてやたら熱く語り始めて止まらなくなったり、授業態度が悪いなぁと思っていた学生がムードメーカーなひょうきん者だったりと、初めはまったく見えなかった性格がどんどん立ってきたらしい。元野さんは「ビブリオバトルを一度やってもらっただけで、全履修生のキャラがあっという間に立ったことは印象的だった」という。


このことを知ったとき、僕は「グループ面接・グループディスカッションをやるくらいなら、ビブリオバトルを選考に盛り込んだ方が、採用活動がより充実するのではないか?」と考えた。本来このゲームはフットサルなどのように気軽に遊ぶことが望ましいとされているため、このゲームを選考の場面で行うことが妥当なのかは正直少し疑問ではある。しかし、その疑問を考慮してもなお余りある利点が企業・就活生双方にあるようにも思う。


第一に、上述のようにビブリオバトルは参加者の人間性を大いに露わにするゲームであるため、企業は就活生の人間性を理解しやすいし、逆に就活生は上手くプレゼンをすれば自身がどのような考えを持つ人間なのかを伝えることができる。第二に、ビブリオバトルは各参加者に「一人5分間で、自分が読んで面白いと思った本を紹介する」ことを求めるので、企業は各人のプレゼンテーション能力を測ることが出来るし、逆に就活生は自身の能力を証明することが出来る。第三に、このゲームには「それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う」という営みもあることから(正確には発表を聞いていた人が発表者に本に関する質問をして、発表者がそれに応える)、企業は各人の「人の発表を聞いた上で適切な質問を発する力」を確認し、逆に就活生はその能力が自身に備わっていることを分かりやすくアピールできる。


少し考えてみただけでも、このようなメリットを見出すことが出来た。現在「複数の就活生+面接官」で行われる代表的な選考は「グループ面接」と「グループディスカッション」だと思うが、これらの代わりに選考プロセスの一環としてビブリオバトルが盛り込まれるのも悪くないのではないだろうか。

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No title

この案を別に悪いとは思いませんが、選考に当たってわざわざ主題を「好きな本」に設定する必要があるのかは大いに疑問。本を用いなければ自分自身を紹介できないということもないでしょう。
一般的に面接で聞かれそうな質問として、「大学での研究内容」「学業以外で力を注いだこと」「なぜこの業界を志望するのか」「なぜ当社を選んだのか」などなどありますが、これらに対する回答でも自らの考え方やプレゼン能力を示すことは十分に可能でしょう。
もしそれが困難だという学生がいるのならば、大学生活・業界研究・企業研究とも、好きな本を一冊読む程度の熱意も持たずに取り組んできたということになりそうな…。少なくとも、私自身が学生を見る立場だったらそう感じてしまうかもしれない。

最後のディスカッションとか質問能力のアピールとかは、現状のグループディスカッションでもできるでしょうし、中には(企業側は一切見ていないにもかかわらず)説明会で試みる学生もいたりしますが…そういうのを学生は「茶番劇」と感じていたのではないんでしたっけ

Re: No title

> この案を別に悪いとは思いませんが~とコメントしてくださった方へ

こんばんは、コメントありがとうございます。

>この案を別に悪いとは思いませんが、選考に当たってわざわざ主題を「好きな本」に設定する必要があるのかは大いに疑問。本を用いなければ自分自身を紹介できないということもないでしょう。

「本を用いなければ自分自身を紹介できない」ということはないでしょうが、好きな本を紹介するという行為が自分自身を紹介するにあたってある程度有効なものではあると思っています。

>一般的に面接で聞かれそうな質問として、「大学での研究内容」「学業以外で力を注いだこと」「なぜこの業界を志望するのか」「なぜ当社を選んだのか」などなどありますが、これらに対する回答でも自らの考え方やプレゼン能力を示すことは十分に可能でしょう。

それはそうなんですけど、ビブリオバトルをやった方がより示しやすいし、逆に企業側も各就活生の考え方や力を理解しやすいかなと。

No title

管理人様、すみません。コメントに名前を書き忘れてましたね。1件目のコメントも私のものです。

随分とビブリオバトルの効果について期待が大きいようですが、どういった点を評価して述べておられるのか、どうも良くわかりませんな…。前言のとおり、ビブリオバトルを選考の場で行うことを悪いとは思っていませんし、「人間性を露わにする」云々といった効果があることも否定しませんが、「本の紹介」でなければならない理由が見当たらないんですが。

例えば本の代わりとして、好きな映画を語ってはいけませんか?他にも学問、技術、労働観、経済観念、スポーツ、芸術、ゲーム、人間関係、恋愛体験…自らを語り、他者を理解するための題材はいくらでもありますが、これらよりも「本」の方がより効果的であるとは個人的には全く思っておりません。(本の紹介という形でしか表現できない人間性・能力って、具体的に何かあるのか??)
むしろ、個々の学生の得意とすることや、思い入れの強いことなどを使って考えを伝えてもらった方が、説明もしやすいでしょうしメリットが大きいのではないかな。時間も5分と限定することはないでしょう。要は話しやすく聞きやすい形でまとめてもらえば良いのだから、1分でも3分でもかまわないはず。そう考えて、結局フリーフォーマットで話をしてもらうなら、従来の面接でやっていることに他ならないわけで。

繰り返しになりますが、ビブリオバトルを選考の場で行うこと自体は全く問題は無いし、むしろそういう手法を取り入れる企業があっても良いと思いますが、従来の手法に比べて明確な利点が存在するという主張は良くわかりません。

No title

自分の場合、あんまり一般向けの本自体読まないです笑(読むとしたら専門書とかぐらい

上のコメントの人のいうとおり、本に限定するのはまずいと思います。
映画でも好きなスポーツ選手でもなんでもいいと思います

何かの紹介のプレゼンを試験にすること自体はすごくいいと思います。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

本を読む人、読まない人で思考や会話の語彙などに違いが出るので、就職に絡め学生が読書をするようにベクトルを向けれるのでとても良いと思います。
ただ、やり方が浸透してくると本屋に「この本を読めば評価が上がる」「評価の高い感想テンプレ」が発売されるのが目に見える気もしますが………

それでも本を読む習慣がつくなら無意味なグループワークなんかよりは有意義ですね

Re: No title

> 山下さん

こんばんは、コメントありがとうございます。

>「本の紹介」でなければならない理由が見当たらないんですが。例えば本の代わりとして、好きな映画を語ってはいけませんか?他にも学問、技術、労働観、経済観念、スポーツ、芸術、ゲーム、人間関係、恋愛体験…自らを語り、他者を理解するための題材はいくらでもありますが、これらよりも「本」の方がより効果的であるとは個人的には全く思っておりません

これは、ある人が「自分の好きな本」を語る一方で、別の人が「自分の好きな映画」を語る・・・という形の選考ですか?別にそういう選考はアリだと思いますが(ただ、山下さん自身も「従来の面接でやっていることに他ならないわけで」と仰っているように、そのような選考を行うべき旨をあえて提案する必要性は感じません)。僕はただ、「ビブリオバトルの公式ルールに沿って選考を行ってみるのもアリではないか?」としか言っておらず、山下さんが仰るような形の選考を一切否定しているわけではないのですが。

なお、これは非公開コメントをくださった方から「好きな本や映画、尊敬する人物、これらを明らかにするのは、思想の表明にあたるのかなとも思うのですが、採用選考にしていいのかなと思いました」との指摘を頂きまして、それは確かにそうだなと感じました。

Re: No title

> ともさん

こんばんは、コメントありがとうございます。

>上のコメントの人のいうとおり、本に限定するのはまずいと思います。

あくまでもビブリオバトルは「本の紹介ゲーム」なので、必然的にプレゼンの題材の素は「本」に限定されることになりますね。ゆえに、多分「とも」さんはこの記事の内容にはあまり共感できないと思いますし、それはそれで一つの考え方と言えます。

Re: タイトルなし

> 非公開コメントをくださった方へ

こんばんは、コメントありがとうございます。

>管理人さんの主張は、現状のグループディスカッションに変わる別の形式、今回の例示では本であって、紹介するのはなんでもいいという主張ですよね

そうといえばそうなんですけど、僕が思い描いていたのは、紹介する題材はどの就活生も同じにする(つまり題材が「本」ならその集団面接に参加した就活生皆が「本」を紹介するし、題材が「映画」なら就活生皆が「映画」を紹介する)という選考でした。

>好きな本や映画、尊敬する人物、これらを明らかにするのは、思想の表明にあたるのかなとも思うのですが、採用選考にしていいのかなと思いました。厚生労働省のガイドラインではそういうのは、あまり良くないとされてるんじゃないかと

その通りだと思います。的確な指摘、ありがとうございました。

Re: タイトルなし

> 名無し さん

こんばんは、コメントありがとうございます。

>本を読む人、読まない人で思考や会話の語彙などに違いが出るので、就職に絡め学生が読書をするようにベクトルを向けれるのでとても良いと思います。

教育の一環としてビブリオバトルを導入するのも良いと思っています。なお、大阪大学の「ビブリオバトル入門」という講義は、理系の学生は文系の本の、文系の学生は理系の本を読むという制約が課せられています。その制約には、漠然と探しているだけでは出会えない本との出会いを生み出そうとする意図が込められていると僕は考えています。

>ただ、やり方が浸透してくると本屋に「この本を読めば評価が上がる」「評価の高い感想テンプレ」が発売されるのが目に見える気もしますが………

そうなんですよね・・・。面接の改善案を書くと、常にこの問題にぶち当たります。
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