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「就活デモ」では「就職難」の問題に触れるべきではない

今日は用事があって、青山学院大学に行った。用事の合間に大学付近のコンビニに向かおうとしたところ、「反TPPデモ」を見かけた。僕はtwitterにて「就活デモ」を行う団体のアカウントをフォローさせていただいていることもあって「デモ」というものに関心はあった。しかし、実際のデモを見たのは久しぶりだったので、人が大勢並んで主張を叫ぶ姿に少々圧倒されてしまった。


家に帰って、11月23日に京都で行われる「就活デモ」のホームページを訪ねてみた。現時点では簡素なものとなっているけれど、デモの主張内容自体はたくさん並べられており、デモを行おうとする人たちの現在の就職活動への問題意識を感じた。


誠に勝手ながら主張内容を引用させていただきます(http://syukatudemo1123kyoto.blog.fc2.com/blog-entry-2.html)。

【主張内容】(ほんの一例です)
・就活始まるのはやすぎ
・今の就活は無法地帯
・就活にルール整備を
・内定とれないのは全部が学生の責任なのか
・いまは6割の学生しか就職できない
・9割就職できてた時代とは違う
・就活は学生だけの問題じゃない、社会全体の問題だ
・新卒一括採用で即戦力を求めるのは矛盾している
・就活生の不安につけこむ就活ビジネスいい加減にしろ
・不安を煽る広告、リクルートスーツ、果ては精神性にまで。就活には「押し付け」が多すぎる
・就活に金かかりすぎ
・学費と就活代、払えません
・大学生を採用したがるくせに平日の昼間に説明会や面接をして大学に行かせないのはおかしい
・就活で卒論が書けない
・在学中は学業に専念したい
・20歳そこらで今後のすべてが決まるのはおかしい
・卒業後にも就活できるようになってほしい
・就活で忙しくてバイトができない
・収入ゼロでどんどん出費
・今の画一的採用スタイルでは企業にも損失がある
・短期間に大量の学生を見て実務能力やマッチングが判断できるのか

以上のような主張内容を見て、このブログを読んでくださっている方はどのように感じただろうか。勿論、現時点ではあくまで主張内容も検討している段階、つまり上に挙げたものはあくまで「主張例」だと思う。そのことを承知で僕の意見を述べさせてもらえると、「内定とれないのは全部が学生の責任なのか」、「いまは6割の学生しか就職できない」、「9割就職できてた時代とは違う」という「就職難」に関連する主張を盛り込むのは妥当ではないと感じた。


理由としては、就職活動の中でも就職難の問題は、わざわざデモをしなくても既に社会において一応認知自体はされているだろうと考えるからだ。テレビや新聞などでも、「就職氷河期」という言葉は何度も使われているし、既に働いている人も現在の就職活動が厳しいものであるということ自体は分かっているだろうと思うのだ。


この点、デモを行おうとする人は「いや、現実として6割の学生しか就職できないという事情があるじゃないか」ということを言いたいかもしれない。でも、デモをしたところで採用人数を増やすほど企業もお人よしではないだろう。それに、就職難を訴える主張に対して企業が「いや、お金が無いんで無理です」と言ったら、デモ側としても反論できないんじゃないか。加えて、「私達はあなた方を雇えないですけど、あなた方が世の中に必要なサービスを編み出す会社を作って雇用を創出するほうが、デモをするよりも就職難の問題の解決に貢献できるんじゃないですか」とか言われたらどうするんだ。


加えて、就職難と言っても就職活動を乗り越えて働いている人はたくさんいる。デモを行おうとする人からすれば「そういう問題じゃないんだ」と言いたいかもしれない。しかし、あくまでもデモを見る人たちからすれば、やはり就職できるか否かという点については「個人の問題」としか捉えられないのではないか。問題の内容について詳しく語る時間があれば「就職難」という問題が孕む本質的な課題まで言及できるかもしれないけれど、デモという行為を通じてそんなことは出来ない。せいぜい「6割の学生しか就職できないぞー!」と大勢で叫ぶことができるくらい。そのようなメッセージを聞いた通行人たちが、就活の問題について思いを巡らせるようになるとは僕には全く思えないのだ。


せっかくデモを行うのだから、闇雲に包括的な主張をするのではなく、デモを行うことでより問題の解決につながる事項について主張したほうが良いと思っている。個人的な印象では、就職活動において「重大な問題にも関わらず世の中にあまり認知されていないことから、デモを行うことで解決につながりやすい問題」とは就職難の問題よりもむしろ、「企業が、就活生の都合を考えずに好き勝手採用活動を行っている」という問題なのではないかと感じている。いや、問題が認知されていないというよりは、企業が好き勝手採用活動を行うということが当たり前になりすぎて、多くの社会人の感覚が麻痺しているという表現のほうが正確だ。上の主張の中で「今の就活は無法地帯」「就活にルール整備を」という側面に絞ったデモの方が効果的なのではないかと僕は考える。


誤解しないで欲しいが、今日の記事では別に、就職難という問題について思考を止めるべきだという主張をしているわけではない。ただ、デモという活動の中で訴えることの意味はあまり無いような気がするし、そもそもデモにも時間制限があるんだろうから、より重要な主張(デモをすることで、皆があまり問題ではないと認識しているトピックに対して関心をもってもらえるようにするための主張)を訴えていくべきだと思うという話だ。


就活デモを行おうとする人たちも、就職難の問題よりも、企業が就活生に甘えて採用活動を進めていることを問題視しているのではないかと勝手に想像しているのですが(笑)、その点はどうなんだろう・・・。僕はデモには参加しないので参加者の問題意識は分からないけれど、今後も「就活デモ」について気づいたことをブログで書くことで少しでも役に立てたらと思っている。まぁ、参加者の方々がこのブログを読んでるか分かりませんけどね(笑)

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No title

読んでますよ!w

ブログの記事を書いているのは私なのですが、
「6割しか就職できない」
⇒「就職難は、たんなる学生の努力不足ではない」
⇒「甘えだと言って学生に責任転嫁して思考停止しないで、構造的な問題として考えてほしい」
という思いで書いたのですが、
どうもそうは見えないようですね。

参考にさせていただきます。

Re: No title

>月太郎さん
コメントありがとうございます!
そして、記事を読んでくださり有難うございます(笑)

「6割しか就職できない」 という言葉の意図、理解できました。
誤解して申し訳ありません。
ただ、デモを聞く側の人は僕よりも圧倒的に「就活デモ」に対する関心が無いのが普通だと思うので、そのような人たちにも伝わるような、あるいは誤解を与えないようなメッセージを考えると良いのではないかと感じています。
上から目線のようになって申し訳ありませんが、参考にしていただけたら嬉しいです。

また、京都の就活デモのブログの内容を題材に、2.3記事を書きたいと思っています。
生意気な記事が多いかと思いますが、良かったらまた読んで頂けると嬉しいです!



No title

記事拝見して、客観的に考えられていて好感を持ちました。
しかしながら、デモの当事者の方々は、管理人様の様には考えているように感じられませんでした。(デモの当事者の方々のブログ記事を読んで思いました。)
声を上げ社会に知らしめるのが目的だったとしても主張に対してどの様な反応や印象をあたえるかを考えるのが必要と自分は思いますが、当事者の方々は、不平不満を受け入れられなくても叫べばいい様に感じられます。
また、現実の社会において受け入れられない内容や本来、自分たちが改めるべき内容も社会にぶつけようとしている印象も受けました。
どこまで本気なんだろうと感じる部分もありますし、今回の活動が一過性のファッションのように見える軽薄さも見え隠れしています。
彼らの本心はどこにあるのでしょう?
折角の活動がもったいなく感じています。

Re: No title

はじめまして、コメントありがとうございます。
そして、僕の記事の内容への高評価、有難うございます。恐縮です・・・。

コメントを読んで、全く僕と同じ考えをお持ちであることが分かって、どのように返信したらいいのか一瞬戸惑ってしまいました(笑)書きたいことが全て書かれてしまっている・・・(笑)

ただ仮に僕が客観的な文章を書けているとすれば、それは僕がデモに全く関わっていないからだと思います。デモを行う団体の考えに染まっていない人間だからこそ、指摘できていることもあるのかもしれません。

「当事者の方々は、不平不満を受け入れられなくても叫べばいい様に感じられます」というコメントの文章はまさにその通りだと僕も感じています。この態度が続けば、正直デモは失敗に終わっても仕方が無いでしょうね。行動すること自体は素晴らしいことなのに、もったいないですね・・・。

今後も気づいたことがあれば、ブログに書いていくつもりです。もし宜しければ、またご意見を頂ければ幸いです。

No title

コメントへの丁寧なお返事ありがとうございます。
何故、こちらを拝見して書き込んだかと言いますと先日、彼らのデモのブログに書き込みをして、同様の事を指摘したのですがいまだにそれに対してのコメントもありません。
ブログのデザインもマンガの背景のの様なものだったりして正直、「主旨は別として活動している俺たちって格好良いんじゃん?」にしか見えないのです。
先々の計画性も皆無の様ですので継続性は全く見えず期待できない様にしか見えません。
こんな程度の低さで就職について社会や企業にアピール出来るとは・・・。
無知や無鉄砲の行動は、勢いはあっても一過性で効果は無いと考えるブレーンもいないようですしおそらく何の効果も印象も残らないデモになりそうですね。
デモや市民運動の形態や方法等は、海外・日本を問わずある程度の歴史や社会を勉強すれば誰でも解ると言うか知っているべき事のはずなんですが、今時の学生はそれほど教えてもらっていないのか?もしくは、自ら知ることを放棄したのか?と言いたいぐらいです。
彼らのブログにコメントとして必要なセンテンスは書いてきたつもりなんですが、やっぱり本気ではなくファッション(カッコつけ)なんでしょうね。
非常に残念です。

長文のコメント申し訳ありませんでした。
愚痴のようになってしまいました。
どうもありがとうございました。

Re: No title

コメント有難うございます。
京都の就活デモのブログのコメント欄も拝見いたしました。
意見の内容に、僕も賛成です。

自分の記事の宣伝になってしまって申し訳ありませんが、もし良かったら過去記事の「就活ぶっこわせデモ関係者は、自分達の自惚れに気づくべきだ(http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-58.html)という記事も読んでくださると嬉しいです。記事の中の

「単に自分達の不満を発すること=社会に対する問題提起」とはならないだろう。どのような点に問題があって、どの主体がどのような改善をすればよいのかという点が明らかになって、はじめて「問題提起」となり得るんじゃないか。

という箇所に特に賛成してくださるのではないかと想像しています。

現時点での活動に期待を感じられないと言うのは、もっともだと思います。しかし、デモまでまだ2週間近くあります。僕はデモ関係者ではありませんが、今後も就活デモの動向を見守ってくださると、就活批判ブログを書いている者としては嬉しいです。よろしくお願いいたします。

No title

管理人様、リンク先の記事も拝読させて頂きました。
全く同意見です。
ビックリするぐらいです。
自分は、既に40も過ぎたおっさんなのですが、今回の様な活動が本来、通じるべき所に通じさせることは必要なのですが、主旨・手段についてはお粗末すぎて残念です。
「自分は喚くだけ、相手には考えろ!」これは何の意味もない。
管理人様の視点は、非常に彼らを第三者的に正確に見ていらっしゃると思います。
どうなるかは分かりませんが、見守る方向でいたいとは思います。
しかしながら後二週間は、私の見方では時間がないと見ています。
今の時点での彼らの状態は、いかにも無責任で準備不足です。
また、その先の計画性も表には全く現れていない。
残念です。
非常に丁寧な御返事のコメント、ありがとうございました。
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