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「労働問題」として教師たちの現状を見つめることの必要性

少し前に書いた「疲弊する教員に過大な要求をする社会であってはならない」という過去記事で、濱口桂一郎さんのブログ記事を紹介した。そのブログ記事は「いま、先生は」という本の紹介をしながら、妙な色合いの付きすぎた「教育問題」としてではなく「労働問題」として教師たちの現状を見つめることの必要性を説くものであった。


ここのところ、この濱口さんの問題提起を考えるべきニュースが散見される。例えば今月17日の朝日新聞では、全日本教職員組合が実施した幼稚園・小中高校などの教職員の勤務実態調査において、教員の時間外勤務が1カ月平均で72時間56分、自宅に持ち帰った仕事の時間も含めると同95時間32分にのぼったことが明らかになったと報じられた。また今月28日の毎日新聞の記事は、NPO「日本標準教育研究所」が実施した調査を取り上げて、教師が学校にいる時間が平均11時間半であること(にも関わらず、9割が「帰宅後に自宅で仕事をすることがある」とも回答しているらしい)、教師が特に「自分の時間が持てない」「保護者との関係」「特別支援が必要な子供への対応」という点で悩んでいることを報じている。


これらの報道から分かるように、教師の仕事は時間的にも精神的にも大きな負担が伴うものとなっている。このような事態は、濱口さんが紹介した「いま、先生は」という本でも詳しく書かれている。


この本で目を引いた点の一つが、OECDが2011年にまとめた教育統計の結果である。その統計によると、2009年時点で日本の小学校の教員がOECD平均より年間で236時間多い1899時間働いていることが明らかになっているという。この統計を鵜呑みにすると、日本の教員の労働環境は国際的に見てもおかしいということになる。


海外と比べて日本の教員の労働時間が長くなる理由は、教員が担当する職務の範囲が広いというものかもしれない。「疲弊する教員に過大な要求をする社会であってはならない」という過去記事には「カナダでは誰が部活の指導しているのかという話なんですが、保護者など地域の大人が放課後部活の指導をすることが一般的だそうです。そしてそのカナダ人の知人は"日本人の働き方ではそれは無理だろう"とも言っていました。やはり労働時間が短かかったり融通が利くからこそそういったことも可能になるのでしょうね」というコメントが付いている。つまり、海外では一般の保護者が教育に携わることによって、教員の労働時間の増加を抑えることができている可能性がある。一方で日本では教師が何もかもやらなければならず、それに伴い労働時間の増加に歯止めが効かないという現状があるのかもしれない。


つい最近、財務省が子どもの数が減っているのに合わせて、公立小中学校の先生の数を減らすよう文部科学省に求める考えを明らかにした。一方で文部科学省は向こう7年間で3万人余りを新たに確保すべきだと言っている。僕としては、これまで記してきた教員の労働環境を考えると、文部科学省の方針の方が妥当ではないかと思っている。労働環境の酷さに苦しむ教員の問題は、結局のところ教育を受ける子供にも「教育の質が下がる」・「ストレスを溜めた教員が子供にあたる」という形で影響を及ぼしかねない。単純に「子どもが減ったから教員も減らす」という結論に飛びつくのではなく、教員の労働環境の実態を踏まえた議論が必要だ。

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No title

地域の大人の活用もいいですし

上の学年の生徒を下の学年の指導にあたらせるとか
何時間かはカリスマ予備校講師のビデオ講義にするとか

色々アイデアはあると思うのですが
制度上むずかしいんでしょうかね

Re: No title

> ともさん

こんばんは、コメントありがとうございます。

>地域の大人の活用もいいですし上の学年の生徒を下の学年の指導にあたらせるとか何時間かはカリスマ予備校講師のビデオ講義にするとか

海外で何か適切な例があれば、それを導入してみるのも良いかもしれませんね。

教育現場に市場原理を持ち込むバウチャー制なんて案が昔ありましたが、本筋より枝葉の業務で疲弊してる感じですね。

もっとも上記の方の言うようにカリスマ講師のビデオやネット経由で有名教授の講義が受けれる時代です。
中学途中まではフェイスtoフェイスが良いかもしれませんが高校くらいから選択の自由を与えるのも良いと思います。
そうすれば全てこなす必要無くフォローや枝葉の業務を本業とする教師と主要科目にフォーカスした教師との分業が可能になる道もあると思うので。

Re: タイトルなし

> 名無しさん

こんばんは、コメントありがとうございます。

>本筋より枝葉の業務で疲弊してる感じですね。

そうですね。この記事ではOECDの調査に触れましたが、その調査によると、日本の授業時間は平均よりも72時間短かったのです。にも関わらず、総労働時間ではOECD平均より年間で236時間多い1899時間となっているのです。

>中学途中まではフェイスtoフェイスが良いかもしれませんが高校くらいから選択の自由を与えるのも良いと思います。 そうすれば全てこなす必要無くフォローや枝葉の業務を本業とする教師と主要科目にフォーカスした教師との分業が可能になる道もあると思うので。

そうなると面白そうですね。現在の教師は「オールラウンドプレーヤーのスーパーマン」であることを求められていると言っても言い過ぎではないので、ある程度各々が向いている分野に専念できる体制ができることが望ましいでしょう。

No title

教師に限らず他の分野でももう少し分業が進んでも良いのかなと思います。

ふと思ったんですけど、他の国でも学校の部活動というのは盛んなのか?という疑問が浮かびました。
サッカーの外国人の監督やコーチが、日本の部活動はサッカーをやる層の拡大や選手育成に良いというようなことを言っていたような気がします。ザッケローニ監督なんかも言っていた気がします。
(もちろん、日本にわざわざ来る方たちですからリップサービス的なものもあると思いますが)
仮になんですが、記事中に出ているカナダでの部活動が地域スポーツクラブ的なものだった場合、日本の部活動との比較はどうかなと思います。
(このページでは日本は少し特殊のような書かれ方がしています。http://www.edu-kana.com/kenkyu/nezasu/no50/nakazawa.html)
実際、地域にそれぞれの競技のチームが2~3あるという場合には大丈夫だと思いますが、日本の部活動のように各学校にチームがそれぞれがあり尚且つ校内で行われることから活動日数も多いという状態ではカナダのような労働環境や生活習慣でも指導してくれる地域のボランティア確保は難しいのではと思います。
逆に日本でも活動日数が少ない地域クラブチームのような場合はある程度ボランティアが確保できるのではとも思います。(スポーツ少年団なんかは指導者がボランティアという事も多いと思いますし)
勿論、部活動・地域クラブチームにはそれぞれ利点も欠点もあると思うので、一概にどちらが良いとは言えないわけですが……

このような事から、日本の場合、教員もそうですが学校自体が色々なことを担当しすぎているというようにも思いました(lingmuさんが以前書いていた教育に関する記事にも重なることですが)
この事は他の業種や職種にも当てはまるかもしれませんが。

Re: No title

> 11卒業務未経験無職さん

こんばんは、コメントありがとうございます。

>ふと思ったんですけど、他の国でも学校の部活動というのは盛んなのか?という疑問が浮かびました(中略)実際、地域にそれぞれの競技のチームが2~3あるという場合には大丈夫だと思いますが、日本の部活動のように各学校にチームがそれぞれがあり尚且つ校内で行われることから活動日数も多いという状態ではカナダのような労働環境や生活習慣でも指導してくれる地域のボランティア確保は難しいのではと思います

「運動部活動の国際比較」という論考があったりするんですね。そして、「11卒業務未経験無職」さんが仰る通り、(良いか悪いかはおいておいて)日本は特殊であると・・・。

>日本の場合、教員もそうですが学校自体が色々なことを担当しすぎているというようにも思いました

そうですね。学校が果たすべき役割を一から考え直す必要があるように思います。

No title

11卒業務未経験無職さん

サッカーに関して言うと、ヨーロッパでは1部リーグでプレーしてるようなプロ選手はほとんどどこかのプロチームの下部組織(いわゆるユース)の出身ですね。たまにユース以外の経歴の選手がいますが、地域のノンプロのクラブでプレーしていたとかですね。どこどこ高校のサッカー部出身という話は聞いたことがないです。学校は学校で通いながら、放課後や週末クラブの練習に参加するような感じだと思います。バルセロナはクラブが学校を所有していてユース選手を自前で学校に通わせたりもしてます。


一言でユースと言ってもその中には○○歳以下といったようなカテゴリーがいくつもありますが、選手の実力に応じて飛び級とか移籍とかもあります。日本の部活式だと中学・高校の枠組みって絶対なので、その点が大きく違うと思います。ユースはトップチームで必要な選手を供給する為に存在しているので、高校野球で言う甲子園を沸かせるようなレベルの選手は、サッカーのユースシステムではトップチームに引き上げられて年上のプロ選手に混じってプレーするでしょうね。


実力のかけ離れた同世代を相手にプレーする必然性がないので、ユースシステムだと野球でいう甲子園みたいに、同世代の選手達の頂上決戦みたいな盛り上がりは起こりにくいのではないでしょうか。ユースがそもそも学校とは切り離されてるので、同じ学校の他の生徒や卒業生が応援したりという繋がりも出来ないだろうし。そういう意味では日本の部活動は目に付きやすく「サッカーをやる層の拡大に良い」というのは言えるかもしれません。


ちなみに日本のサッカーの場合だと、現状学校の部活とユースが共存しています。2010年まで高校のサッカー部とJリーグのクラブのU-18ユースがどちらも出場出来る高円宮杯という大会があったんですが、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%86%86%E5%AE%AE%E6%9D%AF%E5%85%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B9(U-18)%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E9%81%B8%E6%89%8B%E6%A8%A9%E5%A4%A7%E4%BC%9A この大会の結果は部活とユースの力関係を反映していたようで、初期の頃は高校の部活が圧倒的に強かったようですが、最後の方はユースの方が有力チームが多かったみたいです。


本田圭佑はガンバ大阪の下部組織にいましたが、ジュニアユースからユースに昇格出来なかったので高校サッカーの方に進んだようです。香川真司は元々高校の部活動でサッカーをしていたようですが、2年生の時にセレッソ大阪とプロ契約を結んだので通信制の高校に転校し、そこを卒業したみたいです。かと思えば大学のサッカー部からプロ入りする選手もいるし、日本のサッカーは本当に様々ですね。

No title

また、これも11卒業務未経験無職さんが触れてくれてますが、個人的にはスポーツ少年団的なのを中学高校でも出来ないかと思っています。


僕は小学校時代3年生~卒業まで剣道部に、4年生の1年間だけ野球部に所属していました。「部」と言っても中高の部活とは違い放課後や休日に小学校のグラウンドや体育館を借りているだけで、運営も指導も保護者や地域の大人で、学校側も教師も基本的にノータッチだったと思います。いわゆるスポーツ少年団的なやつだったのでしょうね。


剣道部の指導者は農家の人、ある生徒の保護者(職業は知りませんでした)、そして地域のお巡りさん(駐在所の警察官)でした。3・4年生の間はお巡りさんの息子が同じクラスにいて一緒に剣道をやってました。5年生に上がるときにそのお巡りさんが異動になり、息子の彼も別の小学校に転校してしまいましたが。後任のお巡りさんも同じように指導にあたってくれました。野球部には1年間しかいなかったのであまり指導者の素性を知らなかったのですが、タクシー運転手や経営者の方はいましたね。主に自営業者ということになるのでしょうか。やはり日本の企業勤めだと午後4時や5時から指導するというのは難しいでしょう。


ちなみに皆バリバリの経験者でした。剣道部の指導者は全員有段者で大会では審判もしてましたし(赤白の旗を挙げるやつです)、野球部の指導者は当然のようにノックをしていました。このあたりは下手をすると競技未経験者が顧問になる可能性のある中高の部活動よりも、教えられる側にとっては有益なシステムだと思います。


剣道部の練習が火・金の17:00~19:00+土日不定期、野球部の練習が水曜の16:00~18:00+土日不定期でした。土日はそれぞれの練習や試合が被ることもあり、また僕の場合は高学年になると塾とも被るようになったんですが、皆上手いこと折り合いをつけてやってました。


面白いことに、僕の小学校の同級生で運動神経抜群でしかも面倒見の良い子がいて、彼は2年生から卒業までずっと剣道部と野球部を掛け持ちしていたんですが、6年生の時に彼は両方で主将をやっていました。もう一人ずっと掛け持ちしていた子がいて、こちらの彼は両方で副主将でした(笑)アメリカ人のプロスポーツ選手、例えばメジャーリーガーでたまに学生時代はアメフト(orバスケ、アイスホッケーでも将来を嘱望されていた、みたいな人がいますけど、きっとこの同級生達みたいな感じだったのでしょうね。


ちなみにですが、僕の地元の公立中学には剣道部がなかったので、剣道部のある私立中学に進学した中の一部を除いて皆中学では剣道を辞めてしまいました。これは上下3年間ぐらいの先輩後輩にも言えることですし、地元の公立中学校に剣道部のある地域以外で他の剣道部でも同様のようです。せっかく小学生の間クラブチームでプレーしても、地元中学にその部活がないだけで途端に受け皿がなくなってしまうんですよね。主将と副主将の2人はその後ずっと野球を続けて甲子園行ったりもしました。今は2人とも全く野球と関係ない仕事してますけど、将来的にはなんらかの形で野球を指導したいみたいですね。

No title

日本の教師は総合職型ですが、そのかわり、給料は外国よりかなり高いはずです。
アメリカでは教師は授業だけしていればいいので、授業のない夏休みなどは給料が出ないとか。
給料安い上に夏休みは無給では、先生は夏はバイトですね。

また、日本では暴れる生徒を教師が押さえつけなければなりませんが、アメリカでは学校に警備担当職員がいて、彼らがその仕事をするそうです。
病院も、暴れる患者は警備担当職員が押さえつけると。
日本は教師や医師や看護師が暴れる生徒・患者を押さえつけるので、信頼関係が壊れる、という指摘をする人もいます。

というわけで、おそらく外国では学校の仕事はジョブ型分業型なのだろうと思うのですが、日本は何でも総合職なのですね。

ただ、アメリカでは教師はいい会社に就職できない負け犬がなる職業と思われているようです。
それに対し、日本では、なんだかんだいっても、まだ教師は尊敬され、職業としてはよい収入が期待できる立派な仕事とされています。
その理由は、総合職で、ありとあらゆることをこなすスーパーマンだから、なのでしょう。

その一方で、教師が疲弊しているだけでなく、非常勤の教員の割合が増えていたり、派遣会社から教師を派遣させて使い捨てにする学校もあったりと、学校のブラック企業化も起こってきています。

Re: No title

> William Yamin さん

こんばんは、コメントありがとうございます。

>個人的にはスポーツ少年団的なのを中学高校でも出来ないかと思っています(中略)。「部」と言っても中高の部活とは違い放課後や休日に小学校のグラウンドや体育館を借りているだけで、運営も指導も保護者や地域の大人で、学校側も教師も基本的にノータッチだったと思います(中略)

僕が興味あるのは「学校・教師の負担を減らせるか」という点なので、「学校側も教師も基本的にノータッチ」ということならその案には惹かれますね。しかも経験者が指導する場合は指導力も担保されると・・・。

コメントの中で特に最後の方にある「せっかく小学生の間クラブチームでプレーしても、地元中学にその部活がないだけで途端に受け皿がなくなってしまう」という記述が興味深かったです。いろいろなスポーツを体験するのも素晴らしいことですが、一方で長期間一貫して一つの競技に打ち込むことも素晴らしいことですし、後者のスタンスを実現するための素地が欠けているようであれば、そこは何とかしたいところですね。

Re: No title

> ななし@No title さん

こんばんは、コメントありがとうございます。

>日本の教師は総合職型ですが、そのかわり、給料は外国よりかなり高いはずです。アメリカでは教師は授業だけしていればいいので、授業のない夏休みなどは給料が出ないとか。給料安い上に夏休みは無給では、先生は夏はバイトですね

そうなんですか。これを見ると日本もアメリカもあまりバランスがよくないですね(日本はお金はもらえるとはいえ激務すぎ、アメリカは職務の範囲が狭いとはいえ給料安すぎ)。

>日本では暴れる生徒を教師が押さえつけなければなりませんが、アメリカでは学校に警備担当職員がいて、彼らがその仕事をするそうです。 病院も、暴れる患者は警備担当職員が押さえつけると。日本は教師や医師や看護師が暴れる生徒・患者を押さえつけるので、信頼関係が壊れる、という指摘をする人もいます。

これはアメリカの方が良いと僕は感じますね。

>その一方で、教師が疲弊しているだけでなく、非常勤の教員の割合が増えていたり、派遣会社から教師を派遣させて使い捨てにする学校もあったりと、学校のブラック企業化も起こってきています

ブラック企業というと「飲食店」の問題が語られることが多いと感じますが、学校の問題にももっと注目するべきだと思っています。

No title

>そうですね。学校が果たすべき役割を一から考え直す必要があるように思います。

私もそう思っています。
ただ、学校って人も諸問題も集まりやすいので何かをする場所としては適しているようにも思います。
場合によっては学校から役割を減らすことが結果として、金銭的にも利便性の面でも割高な結果になる可能性もありますし。
また、問題なども逆に見えにくくなる可能性もあるように思います。
ですから、本来であれば学校に関わる人を増やして負担を減らすのがベストなのかなと思います。
勿論、学校に役割を集中させすぎると不登校等になった際に抱えている問題を解決する場所がほとんどないという弊害も出てきますが……
曖昧な表現な上に、意見がイマイチはっきりしていなくて申し訳ないです。

william yaminさん

説明ありがとうごうざいます。
ユースのシステムについてはある程度知っていましたが、ヨーロッパの一部リーグの選手のほとんどがユース出身者であったりチームで学校を持っていたりすることは知りませんでした。

やっぱり、選択肢が色々あるという事は良いと思っています。
高校辺りで身長多重が伸びたり上手くなったり、大学に入学した辺りから急に上手くなるということもなきにしもあらずですし。
ですが、部活の場合は、部活動的なもの(上下関係とか学校生活と部活が密接な関係にある等)が原因で辞めてしまったり大成しなかった選手も多くいそうな上に、場合によっては部活が原因で退学することになる可能性もあるという欠点もあると思いますが……

>そういう意味では日本の部活動は目に付きやすく「サッカーをやる層の拡大に良い」というのは言えるかもしれません。

やる層が増えれば観戦する人も増えると思いますし(例えば、家族の誰かや友人が何かスポーツをやっていればそのスポーツを見る機会や触れる機会も増えると思います)、層全体の拡大に良いように思います。

>また、これも11卒業務未経験無職さんが触れてくれてますが、個人的にはスポーツ少年団的なのを中学高校でも出来ないかと思っています。

william yaminさんの場合はどういった意図かはわかりませんが私も似たような考えを持っています。
部活に入る程ではないけど、スポーツをしたい人も多いと思いますし(中高生の場合社会人サークル等には入りにくいと思いますし)
また、中学高校もそうですが、私は小学校の段階でもスポーツ少年団未満遊び以上のスポーツが出来る場所があればなとも思っています。
地域のスポーツ少年団のチームがどこもそれなりに活動日数がある場合は、軽い気持ちでは入れないですし。
さらに言えば社会人でもそんな感じの場所があっても良いかなと思っています(スポーツサークルに入る程でもないという人向け)

Re: No title

> 11卒業務未経験無職 さん

こんばんは、コメントありがとうございます。

>私もそう思っています。 ただ、学校って人も諸問題も集まりやすいので何かをする場所としては適しているようにも思います。 場合によっては学校から役割を減らすことが結果として、金銭的にも利便性の面でも割高な結果になる可能性もありますし(中略)曖昧な表現な上に、意見がイマイチはっきりしていなくて申し訳ないで。

教師の労働環境の是正のために「学校の役割を減らす」ことを提言するのも一つの意見としてアリだけれども、その際に考えられる副作用をきちんと検討すべきということですよね。それは間違いなく必要な姿勢だと思います。

No title

教員数を増やしても解決しないと思いますよ。

だって今だって全員が残業時間が長いわけではない
部活を担当していない教員は短い。

教員数が増えたら、教員数>>部活数となり、部活を担当しない教員が増えるので、残業平均値は下がる。
見かけ上改善するけど
しかし、現状部活を担当している教員の残業時間は減らない。

Re: No title

> 教員数を増やしても解決しないと思いますよ~とコメントしてくださった方へ

こんばんは、コメントありがとうございます。

>教員数を増やしても解決しないと思いますよ

確かに「教員数を増やせばそれで解決」という主張は誤りでしょう。ただ、下村博文文部科学大臣が会見で「日本の教員1人当たりの児童生徒数は、OECD諸国平均より多いというのが客観的な事実であります」と述べたように、教員数をきちんと確保(増員)することは教員の負担減を考えるに際して必要なことなのではないかと思っています。

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