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労基署を悪者にする前に考えるべきこと

posseが出した雑誌「ブラック企業対策会議」の良いところの一つは、現役の労働基準監督官のインタビューが載っていることだと思う。そのインタビューのタイトルは「なぜ労基署は"使いにくい"のか?」というものだ。


このタイトルから伺えるように、現状労働者の中には労基署を活用しにくいという声もあるようだ。posseに来る相談者の中にも「労働基準監督署に行くけれど、使えなくて困っている」と言う人がいるらしい。


勿論、中には怠惰な監督官もいるのかもしれない。しかし一方で、もしかすると労働者が労基署に抱いている不満が筋違いの可能性もある。「公務員」というと「税金泥棒」というイメージを持つ人もいるし(「公務員 税金泥棒」とググれば分かる)、そのイメージに基づいて「監督官がちゃんと仕事をしないから労働者が困っている」というストーリーを作るのは分かりやすいけれど、実際の問題点はそういうことじゃないということをposseのインタビューは教えてくれる。


例えば「労基署はすぐ動いてくれない」という労働者からの不満だが、これは当ブログの過去記事「"ブラック企業を何とかせよ"と言うけれど、そうは言っても労働基準監督官の人数が全然足りない」で触れた監督官不足という問題が大きく関わってくる。これについて、当の(posseのインタビューに答えた)監督官も「一人で多くの業務を抱えているのに、"言ったからすぐにやってくれると思っていた"と労働者から言われると困る」だとか「労働者からの情報提供の数と監督官の数が釣り合っておらず、事案に優先順位をつけざるを得ない」という趣旨のことを言っている。


あるいは、労働者が監督官の管轄でないことを監督官が解決してくれると思い込んでしまっている場合があり、この場合に労働者が「労基署が使えない」と不満を漏らしたとしても、その不満こそが無茶苦茶と評価すべきだろう。具体的には、パワハラ・セクハラ・退職勧奨など労基法などに具体的な義務規定のない分野の事案については監督官の権限行使ができない旨を監督官の方は述べており、にも関わらずそういう相談が監督官に寄せられることを受けて「守備範囲外のことを求められて、やってくれなかったという印象をもたれるケースはあると思います」と分析している。  


このことから、確かにどうしようもない監督官がいないとは言い切れないが、一方で不満を言っている労働者側が労基署に関する理解不足や、あるいは活用の仕方が下手という問題を抱えている場合もあることを認識する必要がある。そう認識することで、単に監督官を悪者に仕立て上げて終わるのではなく、現在の制度面の問題に目を向けることが可能になるのではないだろうか。ちなみにインタビューに答えた監督官も、業務に携わる中で法律上の限界から動きたくても動けない場合があったことを述べている。

労基署を悪者にする前に、労基署への不満が正当なものかを確認すべきだという意見に共感してくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします
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