スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「自分の読書レベルはまだまだしょぼい」という自覚を持つことの必要性

読書家の俺が思う読書の弊害」というエントリをきっかけに、いくつかのブログで読書論に関する記事が書かれている。この「読書家の俺が思う読書の弊害」には「その辺にある新書100冊くらい読めば、自分の成長ぶりに驚愕するぞ。でもな、読書すると周りの奴らが滑稽に見えてくる。自分に自惚れて、周りが許せなくなる」という、本気で書いているのか釣りなのかちょっと判断が難しい文章があったりする。


この「新書100冊くらい読めば、自分の成長ぶりに驚愕する」のくだりが薄っぺらく見えてくる文章として、「読書」に関するブログ記事で最も僕の印象に残っている「読書の方法と無方法 ― なぜ読めないのか?」には次のような記述がある。

すべての文言が理解できる本などというものは、ほとんどあり得ない。“本が読める人”というのは、むしろ読み飛ばすことができる人のことを言う。どんな難しい本も、必ず2行や3行くらいは“わかる”文章に出会うことがある。そういった2行や3行が5頁おき10頁おきに1ヶ所、2ヶ所必ず存在している。そういった“わかる”箇所を一つ、二つと見出しはじめていくと、従来わからなかった箇所の一部までもが何となくわかってくる感じがする。点が線で結びついていく。そうやって、こじ開けるようにして難しい本を読み開いていく。それが読書だ(中略)言葉を読み込む、文章を読み込むということに最初もなければ最後もない。点を線につないだり、線を点に戻したりしながら、一つの同じ言葉が、一つの同じ文章が何回もその意味を変えていく様(さま)を体験すること、それが読書だ

これは「努力する人間になってはいけない」の著書で知られる芦田宏直先生のエントリ。ちなみに、息子の芦田太郎さんはこの文章について「俺がまだまだ新書レベルで満足し、親父の本棚の本に辟易しているのを見た親父からのメッセージのような気がします」・「小説しか読まない人も、新書レベルで止まってる人も、新書レベルを毛嫌いする人も《読書》しませんか?(http://blog.livedoor.jp/taro_0726/archives/50460340.html)」と言っていて、つまり芦田家からすると「読書家の俺が思う読書の弊害」を書いた人はそもそも「読書」をしているかも怪しいということになりそうである。


僕の理解が正しければ、外山滋比古先生も「読みの整理学」という本で似たようなことを述べている。

既知を読むのをアルファー読みと命名したい。そして、もうひとつの未知を読むのをベータ―読みと呼ぶことにする(中略)どんなによく知っていると思っている問題について書かれた文章であっても、知らない新しい未知のことが織り込まれていないとは言えない。しかし、大部分が分かっていると、かりによく分からない部分があっても、前後関係で検討がつく

要はどちらも「分かるところを手掛かりに、分からないと感じた部分の理解を試みてみよう」と言っているのだと思っている。この点、上述のように芦田先生は「2行や3行が5頁おき10頁おきに1ヶ所、2ヶ所必ず存在している。そういった“わかる”箇所を一つ、二つと見出しはじめていくと、従来わからなかった箇所の一部までもが何となくわかってくる感じがする」と言っており、これに対しては「分からない部分に対して分かる部分はほんの僅かしかないのに、それでも分からない部分が分かってくるものなのだろうか?」という疑問が浮かぶけれど、それはそんな疑問を抱いてしまう僕の読書レベルもまたしょぼいという話に過ぎないのかもしれない。


今回取り上げたのは「未知の部分を読み解く」というテーマであった。ただ、他にも例えば「本を読む本」における「シントピカル読書」の説明の中で、著者は「熟達した読者は、読んだ本を手掛かりにして"それらの本にはっきりとは書かれていない"主題を、自分で発見し、分析することもできるようになるはずである」と言っていて、これもまた「自分がしている行為は本当に"読書"と言えるのか?」という自己点検を促す記述である。勿論、必ずしも読書という行為をそんなに堅苦しく考える必要はないだろう。しかし、読書を単なる趣味としてではなく知的レベルの向上を図る手段として活用することを考える人は、自分の読書レベルに向上の余地が大いにある可能性を自覚するべきなのかもしれない。 

読書を単なる趣味としてではなく知的レベルの向上を図る手段として活用することを考える人は「自分の読書レベルはまだまだしょぼい」という自覚を持つことが必要ではないかという意見に共感してくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします
にほんブログ村 就職バイトブログ 大学新卒の就職・就職活動へ
にほんブログ村  
このエントリーをはてなブックマークに追加
ブログにfeedly登録ボタンを設置してみました!登録はこちらからどうぞ。  
follow us in feedly    
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

main_line
main_line
ブログランキング
おかげさまで、ブログ村の「就職バイトブログ」のカテゴリで「1位」を取ることが出来ました。この場を借りて、お礼を申し上げます。これからも記事を多くの人に読んでいただけたらと思いますので、もし宜しければ、今後ともランキングへのご協力を宜しくお願いいたします。
RSSリンクの表示
follow us in feedly 
最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
リンク
FC2カウンター
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
プロフィール

Author:lingmu
FC2ブログへようこそ!

最新トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。