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「あんたは一生成功しない」と強い口調で圧迫して就活生に契約締結を迫った就活ビジネスがあったそうです

以前「こんな就活ビジネスが東京都から是正勧告を受けている」という記事を書いたことがある。他県のことは知らないが、少なくとも東京都は条例に基づき悪質な就活ビジネスを行う企業に対する勧告を行い、且つ勧告の詳細をホームページに記している。問題となった勧誘行為が具体的に記されていたり、企業名も明示されていたりして、これを読むだけでも勉強になる。


そして、東京都は今月の5日にもホームページで「"あなたは一生成功しない"と就活生の不安を煽り、就活支援講座の受講契約を執拗に勧誘していた事業者に是正勧告」という資料を発表した(http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/03/20n35500.htm)。これは、「"就活対策講座""人財育成講座"等と称する講座の運営」を業務内容とする株式会社もといに対する是正勧告。会社のホームページを見ると「人間力パワーアップ講座」、「人間力グレードアップ講座」といった名称の講座を開講していることが分かるけれど(http://www.isyoukenmei.com/course.html)、「人間力養成」を謳う企業が都から是正勧告を受けてどうするんだ。


東京都によると、問題となった勧誘行為は①大学や就職セミナーの会場周辺で、「就活生の意識調査」「学生生活のアンケート」などと学生に声をかけて、連絡先を聞き出し、「就活セミナーがあるので来ませんか」「絶対にためになる説明会だから聞きに来てください」などと、「就活対策講座」と称する就職活動を支援する講座等の受講契約の締結以外のことを主要な目的であるかのように告げて、消費者を事務所に来訪させ、契約について勧誘している事実があった②契約を締結しない意思を示した消費者に対し、「今ここで決められないようなら、今後差し迫った状況になっても決断なんてできない」「あんたは一生成功しない」と怒った強い口調で告げるなど、消費者を威迫して困惑するような言動で契約の締結を勧誘③「金額が高いし、入るかどうかは考えたい」「4万円のお金は今ちょっと払えない」などと、消費者が経済的な理由で断りの意思を示しているにもかかわらず、さらに勧誘を継続するなどの迷惑を覚えさせるような仕方で勧誘の3点となっている。①の行為は販売目的不明示、②の行為は威迫困惑、③の行為は迷惑勧誘であることから、それぞれ東京都消費生活条例の第25条に抵触するとしている。


ちなみに①の販売目的不明示、③の迷惑勧誘だが、これは冒頭で記した過去記事「こんな就活ビジネスが東京都から是正勧告を受けている」で取り上げた「株式会社キャリアコンサルティング」がやった行為でもある(http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2010/03/20k3i300.htm)。どうやら、まずは当たり障りのない理由で就活生を事務所に誘い、もし事務所にやって来たらその段階で執拗な勧誘を行う・・・というのが悪質な就活ビジネスの常套手段といえそうである。したがって、就活ビジネスの社員(又は社員の息のかかった学生)が声をかけてきた段階で講座の契約締結に関する話が出てこないとしても、それは警戒を怠る理由にはならないということだ。


東京都は「若者を取り巻く雇用情勢の厳しさに伴い、就活を支援する塾や、コミュニケーション能力向上等をかかげた、いわゆる自己啓発セミナーに関する相談が、都内消費生活センターに寄せられています」と述べている。被害にあったけれども相談をしていない人も含めれば、それなりに多くの人数が悪質な就活ビジネスの執拗な勧誘にあい、最悪の場合は契約締結に至ってしまっているといえるのかもしれない。就活生の不安につけこんで一儲けしようとする輩について、このブログで取り上げたことがある既卒者カフェでもこんなことがあったそうな。誤解しないで欲しいが、これは既卒者カフェが就活生を食物にしようとしていることを意味するわけではないし、また現在既卒者カフェは「営業・勧誘行為は禁止です」という注意書きも付している(例えばhttp://kokucheese.com/event/index/66183/)。あくまでも、就活生が勧誘のターゲットになりやすい現実があるということを言いたいだけである。可能な限り変なビジネスに引っかからないよう意識するに越したことはないし、もし引っかかってしまった場合は、事後的な対応策として東京都消費生活総合センターなど、適切な相談窓口に問題を訴えることが重要だ。

就活生の不安を煽った挙句に「人間力養成」の講座を開講するなんておかしいんじゃないかという意見に共感してくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします
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多くの会社から不採用の通知を受けて自信を無くし、滝行に活路を見出そうとする人を笑うことができるか

大阪府河内長野市の勝光寺が開く就活塾のカリキュラムには「滝行」が含まれている。一昨年の読売新聞ではその修行の様子が取り上げられ(http://www.yomiuri.co.jp/stream/m_news/vn110124_1.htm)、最近でも「就活ストレスから学生救う! 僧侶の就活講座 心のケアとアドバイス」という記事がこの修行を紹介していた。「まだ、この修行あったのか」というのが、記事を読んだ正直な感想だった。


この修行の目的は「就職活動で何社からも断られ内定が取れずに自信をなくす若者を支援する」というものらしい。ZAKZAKの記事を読むと、まだ面接にさほど行っていないであろう大学3年生も滝行に参加していることが分かるが、一応の目的としてはそういうことになっている。


これに対して「いくらなんでも、滝行なんか行かなくても・・・」と感じた人がいるかもしれない。正直、僕はそのように感じた。またこの滝行に限らず、「なんで、こんなイベントに参加するの?そんなのに参加しても別に内定取れないでしょ」と感じずにはいられないような行動をしている友人を持つ人もいるかもしれない。


ただ最近、鈴木おさむさん著の「芸人交換日記~イエローハーツの物語~」を読んで、上記の感覚は間違っていたのかなと思うようになった。


本に登場する架空のお笑いコンビ「イエローハーツ」は「笑軍天下一決定戦」に向けて全力を尽くすことを決めるが、ネタを書いているボケ担当の田中がネタの質を高めようとしているのに対して、ツッコミ担当の甲本は「コンビ名を変えよう」、「二人共キャラにキャッチーさがないから、俺が太った方が良いのではないか?」「二人でサングラスかけないか?」とネタの中身とは関係のないことばかり提案する。ついに甲本は「占い師にイエローハーツのことを見てもらおうと思う」と言い出すが、それにはさすがに田中も「気持ち悪いよ!占いなんかに頼らずに、自分を信じようよ」と訴える。田中の発言は間違いなく正論だが、それに対して甲本は次のように返す。

だから、気持ち悪いってなんだよ。占い師に聞くのがそんなに悪いか?自分を信じきれないから占い師に聞くんだろ。すがっちゃいけないのかよ。なんでだ?カッコ悪いからか?そんなに気持ち悪いか?


前にカンニング竹山さんが教えてくれたんだ。吉本にカリカって芸人がいるだろ?あのコンビ、もう14年以上やってて、コントとかも面白いのに、テレビじゃあまりブレイクしなくてさ


(中略)


カリカのツッコミの林さんってな、いっつもスーツ着てメガネかけてるサラリーマンキャラだろ?でも、どうにかして売れたくて、ある日占い師のところに行ったんだってよ。占い師になんて言われたと思う?「マントを羽織って、髪の毛を紫色に染めなさい」って言われたんだって。無茶だろ?サラリーマンキャラなのに、マントと髪の毛を紫って変だろ?でも林さん、ある時、紫のメッシュ入れて、マント代わりにコートを羽織って舞台に出たらしいんだ。舞台終わったあと、周りが「いくら占い師が言ったからってやりすぎだろ!」って呆れて、バカにする感じで注意したらな、林さん、真剣に言ったんだって。


10年頑張ってきて売れなくて、何かにしがみつかなきゃやってらんないだろ・・・」って。


周りから見たら林さんのとった行動はあまりにもバカバカしいかもしれないけれど、俺、その気持ちすごくわかるんだ(以下、略)

この「カリカ」というのは実際にあったお笑いコンビで、林さんという人は鈴木おさむさんの親友であるらしい。そして、占いの話もこのページのコメント欄を見る限り本当らしい(http://totalfujita.laff.jp/blog/2005/11/post-e80a.html)。ちなみに「カリカ」は2011年に解散し、林さんは周りの芸人に惜しまれながら芸人を引退している。


就活生と芸人が置かれている状況の共通点としては「曖昧で、感覚的な要素で人から評価される」というものが挙げられるだろう(勿論、芸人の方が就活生と比べてより厳しい環境にいると思う)。だから、うまくいかない時期が続くとき、一体どこに向かって進んでいけばよいかすら不明瞭な状態に陥る。実際、先日開かれた「親子で考える!ストップ・ザ・就活うつ&就活自殺"これからの若者の就活"」というイベントでも、就活うつを経験した若者は「最初は刺激的だったが、40社受けるうちに自分を見失った。面接で落とされるたびに自信を失い何をする気も起こらない」と告白している(http://togetter.com/li/449620)。


別に興味本位で滝行に参加しに行く人はどうでも良いのだが(笑)、もし仮に、多くの会社から不採用の通知を受けている中で「少しでも状況を良くしたい」と考え滝行に参加しようとする人がいるとして、誰がその人を笑うことができようか。滝行にすがろうとする姿勢は傍から見たらおかしいものかもしれないけれど、形はどうあれ、前に進もうとしているだけ素晴らしいのではないか。「芸人交換日記~イエローハーツの物語~」を読んで、このように考えるようになった。


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就活に悩む女性を狙う男たち

少し前に「就活論を熱く語ってる人間には、それでメシ食ってる人間か、女子大生と一発ヤリたい人間くらいしかいない」というエントリーが話題になった。このエントリーの主張の核は「問題点としては、学生が人生における重要な意思決定をするために集めなければならない情報をさぼって集めないで、お膳立てされた安直かつ低コストの情報源のみで求めることにある」という極めて真っ当なもので、エントリーのタイトルにある「女子大生」云々の話は特に書かれていない。ただ実際「一発ヤリたい」という欲まであるかどうかは置いておいて、就活に悩む女性を狙う男はそこそこ存在するように思われる。


最近もポストセブンに「就活女子大生 大手広告代理店社員に誘われ鍋料理作らされる」という記事が載った。これはある女子大生が知り合いの大手広告代理店の男性から「広告業界に興味のある子を集めて。マスコミに出ない話を教えてあげるから」と言われて女の子4人で代理店の人が住んでいる高級マンションに行き、そこで鍋を作らされたり、男性陣から自慢話をされたという話。この話のオチとして、女の子4人で帰っている途中に可愛い子にだけ「まだ飲みたいから、みんなに内緒で戻っておいでよ」というメールが男性から来たというものが挙げられている。要は、広告代理店の男性からすれば別に就活の相談云々はどうでもよく、ただ可愛い子と一緒にいられればよかったということだろう。


まぁ、このケースは女子大生と問題の広告代理店の男性が知り合いということで、それほど大問題に発展するリスクはないといえるかもしれない。ただ、ポストセブンの記事に載っている「大手商社に勤める男性をOB訪問したところ、わざわざ私の誕生日を指定して食事に誘ってきました。就職のためと思って仕方なく会うと、プレゼントまで渡そうとするのでドン引きしました。受け取るのを断わると気まずくなり、就活のアドバイスもいい加減になりました。それ以来、何度かメールがきましたけれど無視しています」というもう一つのエピソードのように、運が悪ければ結構な面倒事に巻き込まれるリスクも考えられる。


実際に数年前、三菱東京UFJ銀行の行員がリクルーターを装い女子大生をカラオケ店に連れ込み「内定がもらえるよ」と言いながら無理やりキスするなどのわいせつ行為に及んだという事件も起こっている(http://www.j-cast.com/2007/05/21007779.html?p=all)。上の大手広告代理店、大手商社の男性もなかなかどうしようもない人だと思うけれど、この行員は本当に「腐りきっている」としか言いようがないレベルだ。一方で、泣き寝入りをせずにきちんと被害届を出して事を公にした女子大生は立派だと思う。この記事に登場した大手広告代理店、大手商社、三菱東京UFJ銀行の行員よりもこの女子大生の方が「社会人」と言うにふさわしい・・・って当たり前ですね(笑)比べるのも女子大生に失礼な話だ。


就活生の「内定が取れるか不安」という心に付け込んでやりたい放題やる人の存在は、いくら周知しても周知し過ぎということはない。被害の程度に優劣をつけるようでアレだが、特に最後に取り上げたりクルーターの事件のようなケースは女性を精神的に傷つける程度が非常に大きいと思うので、この点に関しては大学辺りが注意を喚起しても良いかもしれない。また、女子大生の側も可能な限り、しょうもない男性社員から自分を守る行動をすることが望ましい。トラブルに巻き込まれた際の相談窓口を見つけたら、後日この記事に追記したい。


あ、すぐ上で「しょうもない男性社員」と書いたけれど、弱みに付け込んでくるのは社員だけではなく、就活コンサルも可能性として考えられる。思うに、スタッフが男性のコンサルタント「のみ」で「女性の就活生の相談に乗ります!」と言っている人がもしいるとすれば、それは相当怪しいのではないだろうか。勿論女性スタッフがいれば安心かというとそんなに話は単純ではないが、こういう場合は特に警戒すべきだと考える。


最後に北野武さんの著書「超思考」における次の記述を紹介したい。

本当の本音なんてものは、だいたいが身の蓋もないものことばかりだ。腹が減ったとか、あの女とやりたいとか、糞がしたいとか、金が欲しいとか、酒が飲みたいとか。下半身の話、下品な話は、まず掛け値なしの本音だろう(中略)葬式で泣き崩れる未亡人を見て「あの人はこれからどうやって生きていくんだろうと思うと、可哀想で涙が出た」というのが本音であるとは思えない。慰めるふりをして、隙あらばなんとかしてしまおうというのが男の本音なのだ。


三菱東京UFJ銀行の行員が起こした事件を周知させ、「就活に悩む女性を狙う男たち」の存在を浮き彫りにすることが必要だという考えに共感してくださった方は、もし宜しければクリックをお願いします。
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就活塾が発する「就職活動の結果次第で、あなたの今後40年が左右されます!!」というメッセージの暴走に歯止めをかけよう

かの有名なテラケイさんのツイートを見ていたところ、「就活生の不安を煽るチラシ」について取り上げられているものがあったので思わずリツイートしてしまった。画像を見てもらえればわかるけれど、チラシには「そのエントリーシートでだいじょうぶですか?」、「~なエントリーシートは落ちます!」など就活生に不安を芽生えさせるに十分な文句が書かれている。これはビジネスだから仕方ないのかもしれないけれど、そのような気持ちと同時に、去年「いまの就活を知ってください」という運動の中で訴えられた「就活生の不安を煽って、市場を拡大させようとする人達多過ぎ。文房具、化粧品、紳士服、コンサルなどなど。もうやめてください」という嘆きが思い出される(ちなみにこれは、このブログでも取り上げたことがある「凡人内定戦略」という本の著者、武野さんによる訴えですね)。


画像を見て「許容範囲を超えている」と個人的に感じた記述が「就職活動の結果次第で、あなたの今後40年が左右されます!!人生の関ヶ原はイマ!!」というものだ。チラシの画像をよく見てみると、これは「アミクル」という就職活動支援スクールのチラシだと思われるが、そのスクールのホームページにある「アミクルからのごあいさつ」を見ても「就職活動は、あなたの一生を決める大事なイベントです」、「不安を抱えたままで、一生を左右する就活に臨んで大丈夫ですか??」、「中学・高校・大学受験で学習塾に通うように、一生を決める大事な就活にむけて、スクールに通うことは、常識になりつつあります」と、執拗に「就活が一生を決める」ということが就活生に訴えかけられている。「一人でも多くの就活生を集めたい」というスクール側の意図は分かるけれど、これはさすがに言いすぎなんじゃないかという気がする。


仮に「就活が一生を決める」というメッセージが真実ならば、就活生を追い詰めるとしてもそういうメッセージを発することは問題ないと思っている。しかし現実には「新卒でどうしようもない会社に入ったけど、転職で普通の企業に移れた」、「希望の会社に入ったけれど、違和感を覚えて会社を辞めた」というケースはいくらでもあるだろう。珍しく海老原嗣生さんの本の内容を好意的に紹介すると(笑)、学術的にも「20代若年層の転職は昔から盛ん」という研究はあるらしく、そうした研究を踏まえて海老原さんは「終身雇用を正確な表現に訂正しよう。これは、"若年時には数回の転職を行うこともあるが、30代までには終のすみかを決め、その後は定年まで一つの会社にとどまること"が正確な表現と言える」とまとめている。以上から「就活が一生を決める」というメッセージは誤りだと思うし、さすがに「誤りの情報」をもって就活生の関心を引きつけようとするのはいかがなものかと感じるわけである。


加えて、「就活が一生を決める」というメッセージが就活生に与えるであろう影響も見過ごせない。確かに、こうしたメッセージから「就活生の緊張感を高める」という意義を見出すことはできなくもない。しかし、その意義と比較して「"就活に失敗したら、人生が終わる"という恐怖感を就活生に植え付ける」というデメリットがあまりにも大きすぎる。しかもすぐ上で述べた通り「就活が一生を決める」というメッセージは誤りなわけで、そんなメッセージによって就活生の不安が増長される現状があるとすれば、それは如何なものかと思う。


こういうメッセージを就活生に投げかける動きがあることがわかると、ますます「回り道したけど、なんだかんだで人生生き抜けてます!」という方向性のメッセージもどんどん可視化していく必要があるのではないかと感じた。その一例として、既卒者カフェのリレーブログのNO.14の記事に記されている「去年僕が入院した病院の看護師さんは、在学中は公務員になろうとして勉強してたけど、結局公務員にはなれなくて、大学を卒業してから看護学校に入って勉強して看護師になった」という記述が挙げられる(http://kisotu.xii.jp/modules/blog/?p=287)。大学生の自殺や「心を病む就活生」の存在などが社会問題として深刻化してきてしまっているが、「就活が一生を決める」というメッセージの暴走に歯止めをかけることも、この問題の改善につながる一つの手段だと僕は考えている。 


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リクルートワークス研究所の求人倍率調査などを根拠に「求人はある!」と述べる論者は、「空求人」の存在に自覚的であるべきだ

今月の8日に渋谷の鉢山公園で開かれた「既卒者問題フューチャーセッション」について、「僕が"制度や周りのせいにしないで、自分が今の環境に順応するべきだ"という主張を嫌う理由」という過去記事で触れたが、そこでこのツイートを引用したことを覚えているだろうか。過去記事では、「制度や周りのせいにしないで、自分が今の環境に順応するべきだ」という記述に焦点を当てたわけだが、今回の記事では「空求人」に注目してみたい。空求人とは、人を雇う気が無いにも関わらず、企業がハローワークやネット上に求人を出すことを言う。次のツイートは「空求人」の典型的な例と言えるのではないだろうか。また、他にもというツイートも目にした。


「既卒者問題フューチャーセッション」では、「空求人」に関して「人を雇う気が無いのに、企業が求人を出す訳が無い」という点で議論になったそうだ。正直僕も「空求人」について調べる前は「確かに、人を雇う気が無いのに採用活動をするのは無駄でしかないし、企業はそんな非効率なことをするのだろうか」と考えていたし、他にも同様の疑問を抱いた方はいるのではないかと察する。


しかし、僕は全く知らなかったのだが、経済学者の田中秀臣先生や岡田靖先生が「空求人」の問題を取り上げていたことが分かり、専門家によって議論がなされたレベルのトピックであることを確認した。田中先生は自身のブログで「いわゆる"空求人"問題についてのtwitterでの情報交換」というエントリーを書き、そこで岡田先生による「実は、公共職業安定所の世話になった人々から聞いてみると、求人を出しながらいつまでたっても実際には採用しない企業は少なからず存在すると言うのである。景気の悪い時期に公共職業紹介所が努力して求職票を増やそうとするために、結果的に労働需要の実態に合わない求職票が増え欠員率が見かけ上増えているのではないか?」という分析を紹介している(http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20101222#p2)。


また田中先生は、中小企業で人事・総務を担当している人によって書かれた「空求人」というエントリーも紹介している。この記事では、本当は求人を出す余裕なんか無いのだが、ハローワーク職員が商工会議所の専務理事を連れて会社の社長に求人を出すように求めた結果、嫌々求人を出すはめになったらしい。もっとも採用意欲は全く無いので、求める人物像を高度なものにして、且つ待遇は「ブラック企業」と評して良いレベルのものにしたのだが、それでもその求人に応募してきた人は一定数いて、無駄な面接をした挙句に全員不採用にしたそうだ。


以前「すみ」さんが、ライターページに寄稿してくださった記事にて「ハロワの職員は、求人開拓を怠っている」と怒っていたが(http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-336.html)、この記事を書くに当たって「空求人」について調べてみたことで、企業に無理やり求人を出させようとするとそれがただの「空求人」となってしまう場合があることが分かり、なかなか難しい問題だなと感じた。さすがに、企業に対して「採用する余裕が無いのは分かるけど、それでも何とか若者を採用してよ!」とは言えないし・・・。


それにしても、今まで就活関連の論客の文献に多く目を通してきたけれど、リクルートワークス社や厚生労働省が算出した有効求人倍率を根拠に「求人はある」と論じる人は見たことがあるが、「空求人」という事情に触れている人を僕は知らない。前回の記事のタイトルは「初めから若者を使い捨てることを前提としている会社の求人を含めて"求人はある!"なんて言うべきではない」というものだったが、同様に「空求人を出している会社を含めて"求人はある"なんて言うべきではない」とも言えないか。例えば三菱商事から内定を取れるような人でも「空求人」を出してくる会社から内定を取ることはさすがに不可能だろうし、そんな求人を含めて「求人はある!」なんて言われても「いじめですか?」としか思えない。


空求人であるかどうかを見分けるヒントとして、上で触れた「空求人」というエントリーに書かれている①求める人物像が無駄に高度②ブラック企業といえるような待遇、という要素が挙げられると思う。空求人を出す企業には、なるべく面接などで時間を取られたくないという考えがあるわけで、ゆえに求職者が応募をためらうような求人内容であればあるほど望ましいというのは容易に想像がつく。ハロワでそういう求人を見つけたら、ぜひ当ブログのライターページに寄稿して欲しいです。


記事の締めくくりとして、「空求人」というエントリーの最後の記述を引用したい。

今求職活動をしている人たちは本当大変だと思う。うちだって本当は求人を取り下げたい。取り下げることで、求職者たちの精度や確率だって上がるだろうし、余計な時間や手間隙だってかけなくて済む。国も、思い切って35歳以上のニートやフリーターの数を弾き出して、きちんと公表したら良いと思うんだ。くさいものに蓋みたいな状態だし。

とりあえず、うちに面接に来る前に限らず、ハローワークで「どれくらいの人が応募していて、不採用者はどれくらいなのか」というのをきちんと調べてもらったほうが良いと思う。


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