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「カリスマ内定者」というバカを崇める、バカな僕たち

マイナビの調査により、学生が愛社精神を感じる理由は「努力して内定をもらった」「やりがいがある仕事ができそう」に集中していること、そして、社会人(若手社員)が愛社精神を感じない理由は「仕事にやりがいを感じない」が最多で、「尊敬する上司・先輩が少ない」が続いていることが分かった(http://www.asahi.com/business/update/1021/TKY201110210408.html)


若手社員が、自分の職場に「尊敬する上司・先輩が少ない」と感じている理由の一つとして、上司・先輩が偉そうなことを言う割に、大して有能ではないというものが想像つく。しかし、今日の記事で書きたいのは、「内定者が自分達の価値を過大評価しているのではないか」という点だ。内定者の時点で必要以上に自分の価値を高く見積もってしまうがゆえに、会社の上司や先輩がバカに見えてしまうという一面があると思っているのだ。本当は、そのバカにしている上司・先輩以下の仕事しか出来ないのに。


個人的には、日本では、「組織に入ってから何をしたのか」ということよりも「組織に入るまでにどんな競争を勝ち抜いてきたのか」ということに価値を置き過ぎなような気がしている。例えば、学歴に関してもそう。確かに企業は採用試験において「大学に入ってから何を頑張ってきたのか」という点も重視するが、偏差値の高くない大学に在籍している学生の大学での努力は、そもそも審査する価値すらないとみなされる場合がある。


就職試験においても、会社に入ってから何が出来るのかという点が本来大事なはずなのに、大手企業の内定者なんかは、未だ何も社会に貢献していない立場にも関わらず必要以上にヨイショされている現状がある気がする。ついには、内定者の中にも自分を「カリスマ内定者」と考えるバカまで出てきた。より詳しく書くと、「カリスマ内定者100人の告白―大学生が書いた大学生が知りたい就活のホンネ」という本が発売されているのだ。


誤解のないように言っておくと、「カリスマ内定者100人の告白―大学生が書いた大学生が知りたい就活のホンネ」という本の本文自体は、そこそこ立派なことを言っている。タイトルに「カリスマ」とついているが、むしろ謙虚な文章が多い。


ところが、本文の前のアンケートを見てみると、やはり筆者たちはどこか「自分は特別な人間だ!」と勘違いしているような記述が見られる。例えば、「第一志望の会社から内定をもらった時点で就職活動を止めましたが、続けていたらあと数社は内定をもらえていたと思います」「内定をもらったのは1社ですが、人気ランキングbest5のところ。量より質ですね」という記述を見ると、やはり彼らのどこかに自惚れの気持ちがあるんじゃないかと僕は感じた。加えて本文についても触れれば、最初のカリスマ内定者のエピソードとして(確か)5社内定をもらった就活生が書いた文章が載っているのだが、その中で「5社のうち4社は人気ランキングbest100に入っている会社でした」という内容の記述が見られる。


口では、「私達は、普通の学生であることを自覚すべき」「謙虚であるべき」というようなことを言っておきながら、本心では自分が世間が羨む人気企業の一員になれたこと自体が、嬉しくて嬉しくてたまらないのだ。そして、自分があたかも特別な人間であるかのように錯覚している愚かさに気づかない。


後書きでは、カリスマ内定者たちの後輩と見られる人が「ぼくもカリスマ内定者になってやります!」なんてことを言っている。そんな、何の役に立たないものを目指してどうするんだ。


とはいえ、有名企業の内定者が自分の価値を勘違いしている理由としては、大手病の就活生の存在も挙げられる。自分自身が大手病だったから分かるのだが、内定者の就活体験談を聞くなら、いわゆる大手企業の内定を得た人の話を聞きたいと思ってしまうのだ。以前の記事で「内定者体験談は、大手企業内定者のものばかりじゃないか」ということを書いたが、これはある意味利にかなったことなのだとも思っている。


多くの就活生が自分達の体験を聞きたがる。そして話をすると、「すごいですね!」と崇められる。上で紹介したカリスマ内定者に限らず、内定者が就職活動の攻略法に関するセミナーを開いている場合が多々あるが、彼らに調子に乗るなと言うほうが難しいのかもしれない。何より僕自身が彼らを崇めていた就活生だったから、あまり偉そうなことはいえない。それでも、「カリスマ内定者」に対しては調子に乗るな!と胸を張って言えますけどね!(笑)


冒頭の話に戻るが、「尊敬する上司・先輩が少ない」という発言が飛び出す背景には、確かに先輩社会人たちの魅力のなさも挙げられると思う。しかし同時に、そのような発言をする若手社員の側にも自惚れがあるのではないか。そして、その自惚れの背景には、未だ何者でもない内定者の時点で必要以上に以前の僕みたいなバカな就活生に持ち上げられたという事情があるのではないか。あくまで想像ですけどね。


ここまで書いて、マイナビがどのような企業に所属する社員にアンケートをとったのかという点を見落としていることに気がついた。主に中小企業に属する若手社員にアンケートを行ったとしたら、今までの記述の妥当性が失われるような気がするけれど・・・。それでも最悪、現在の内定者、特に大手企業の内定者が自分の価値を勘違いしているのではないか?という考えを伝えられればそれでいいです(笑)


最後に自慢話をすることを許してもらえれば、僕は周囲の友人に恵まれていたと思っている。友人の中には、テレビ局などの競争が激しい企業の内定を得た人もいたのだが、その人たちには自分達の内定をひけらかそうとする意思が一切なかったのだ。後輩から相談を受けて、はじめて就活について話をするという感じ。「能力も高いのに、こんなに謙虚だから、倍率が高い企業の選考にも受かったのだな」と僕は考えていたのだが、カリスマ内定者みたいな明らかなバカも受かっているとなると、一体どういうことなんだという思いも芽生える。贔屓目もあるかもしれないけれど、僕は内定のコツを後輩に対して自ら積極的に語っているような人たちよりも、友人のように内定のコツをひけらかさない姿勢の方が遥かに格好いいと感じている。

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大手病にかかるバカ者、大手病をけなす大バカ者

「大手病」という言葉がある。就職活動において、大規模な有名企業ばかりに目を向けて、その他中小企業・無名企業には目を向けない姿勢を指す。


そして、一般的に「大手病」にかかる就活生は、「企業名にブランドがあるかどうか」という薄っぺらい指針から進路を決めようとする、未熟なバカ者とみなされがちだ。この点については理解できる。


しかし、就活生の大手病を悪化させる大きな原因として「就活コンサルタント」という大バカ者の存在が挙げられる・・・というのが今日の記事の概要だ。具体的には、彼らは「大手企業への内定こそが、就職活動における成功だ」という価値観を広めているように思えるのだ。


例えば、就職支援会社ガクーが運営する「内定塾」という就職予備校のウェブサイトを見てみる。そのサイトには「卒業生の声」というページ(http://www.naitei-jyuku.jp/voice/)があるのだけど、その卒業生の肩書きを見てみると全て「大手○○会社内定」と書いてある。


また、この前、就活道場「森ゼミ」の代表を務めている森吉弘さんという方の著書である「内定者と先輩50人が教える就活を成功させる本」という本を本屋で少し立ち読みした。購入していないので本の詳しい内容は書かないが、その本に出てくる内定者の肩書きも「大手○○会社内定」と表記されていることが多かった。ここでも会社の前に「大手」という形容詞が見られる。あるいは、例えば「日本放送協会内定」というように、誰がどう見ても大手企業だろうという企業への内定者の就職活動の体験談を本の中で紹介している。


そして、「自分と本気で向き合って、キャリアを真剣に考えよう!」というメッセージを発信することで有名な我究館についても同様だ。book offで105円で購入した、我究館会長の杉村太郎著の「絶対内定 2008」が見つかったので目を通してみた。すると、本に登場する内定者のエピソードは、大概「たくさん苦しんで、たくさん悩みぬいたあげく、大手○○会社の内定を総なめにした」とか、テレビ局のキー局の内定を勝ち取った等と書いてある。


その一方で、中小企業内定者の体験談は、ブログでも本でもほとんど見たことがないのだ。就職活動の成功体験はおおむね「大手企業内定者」によってなされている。我究館の言うように「自分と本気で向き合って、キャリアを真剣に考える」ことが就職活動において重要なら、中小企業(というより有名とはいえない企業?)の内定者の話も紹介していいと思うし、少なくとも「大手」の企業に内定をしたと言う点について特に言及する必要は無いはずだ。


ここまでで何が言いたいか。就活コンサルタントなど、就職支援に携わる者は大概「企業名に惹かれて会社を選ぶなんて、短絡的だ」ということを言う。「中小企業にも素晴らしい会社はたくさんあるのに」という言葉も聞いたことがある。でも実際、彼らが発信しているメッセージは「私達の下で一生懸命頑張れば、大手企業への内定を取れますよ」というものなんじゃないか。就活生に対して企業名にとらわれるなと説教をしている方々が、なんで自分達のセミナーを受講した内定者の肩書きに「大手○○会社内定」というように、大手という形容詞をつけるのかが分からない。そんなに、大手という形容詞をつけたいのなら、「大手企業への内定こそが素晴らしいんです!」と正直に言ったらどうなんだ。


「大手企業の内定体験記」を就活生にアナウンスしたら、「自分も先輩のように頑張れば、大手企業に行けるかも!」という考えを持つ就活生が増えるのも仕方が無いんじゃないか。そして、益々中小企業には目を向けなくなると。就活生の側も、受験を通じて、「自分自身の持つ能力によって価値が決まるのではなく、自分が属している組織のレベルにより、自分の価値が決まる」という価値観を形成している。実際に企業は「効率的な採用活動を行うため」という目的があるとはいえ、偏差値が高い大学に在籍している学生を書類選考などにおいて優遇していて、就活生の側もそのような事情を知っているのだから、世間で評判の良い会社を狙おうとするのも無理は無いと思う。


「大手企業」内定者の話を本やウェブサイトに載せないと学生が食いつかないという事情があるのは、僕でも想像できる。また、就活コンサルタントがどんなメッセージを発信しようが、結局は学生の意識の問題でもあると思うので、大手病にかかる学生自身の意識を未熟と評価することも構わない。記事のタイトルに「大手病にかかるバカ者」というフレーズを含めたのも、このような考えが基にある。


しかし、自分達が学生の大手病を悪化させているという意識が就活コンサルタントには足りないんじゃないか。そんな奴らが就活生の大手病をけなすなんて、笑わせるなと思う。自分が就活生以上の「大バカ者」だということを、なぜ自覚できないのだろう。


加えて、就活コンサルタントにとっては「大手企業」への内定者を輩出することこそ、自分の価値を高めるために重要のはずだ。仮に、自分の講座を取っている多くの就活生が「大手企業よりも中小企業に行くほうが自分には合っていると思うので、中小企業を中心に受けます」と言い出したら、「いや、君には可能性があるんだから、大手企業に挑戦してみようよ!」とか言い出したりして。仮にそんなことになったら、企業名にとらわれるなという発言はどこにいったんだという話ですね。まぁ、就活コンサルタントの方は大手企業内定者にお世話になってるんだから、「企業のブランドで進路を決めるな!」という綺麗ごとを言うのは止めにしたらどうですか。


就職活動において、「大手病」が悪いことなのか、仕方のないことなのかという点について、僕は明確な考えを持っていない。しかし、少なくとも就活生が「大手病」にかかる原因を就活生側のみに求めるのはおかしい。社会人は、本当に就活生の「大手病」をけなせる身分かどうかを一度自問自答して欲しい。短絡的に就活生の側をけなすのは、社会人による就活生への「甘え」だと思う。

「就活生の大手病の原因は、社会人の側にもあるんじゃないか。自分が就活生の大手病をけなせる立場か、就活生を馬鹿にする前に考えてみたらどうなんだ」と社会人に対して思ってくださる方は、もし宜しければクリックをお願いいたします。
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「子どもに入社してほしい企業ランキング」から見る、社会人の大手病

「大手病」という言葉をよく耳にすることがあると思う。大手企業の入社試験ばかりを受け、その他中小企業には目も向けない状態を指すこの言葉。将来が不安なご時世だからか、会社の規模が大きく、近い将来つぶれる危険性が低い大手企業に就活生の人気が集中する傾向が強いようだ。


就活生の大手病については、このブログに改めて書くまでもなく、既に十分な批判が社会人などによりなされている。批判の内容の代表的なものとして、「近頃の若者は安定を求めすぎる!」というように安定志向を否定するものが挙げられる。実際に就職活動を経験してみると分かるが、会社説明会に参加したり、会社のパンフレットなどを見てると、やたらと「挑戦」という言葉が使われていることを実感する。企業の採用ホームページの「求める人物像」にも「チャレンジ精神が旺盛な人」という記述が見られる。過去の就職活動の実態は僕には分からないけれど、少なくとも現在の就職活動を象徴するキーワードの一つは「挑戦」といえる。そして、就活生が安定志向に陥ることは望ましくないとされる。


「そうは言っても、自分達だって就活生だった頃は、大手企業に入社して安定した生活を送ることを望んでいたんじゃないのか」という反論を社会人たちにすることは可能であろう。ただ、あるサイトを見て、社会人たちは学生の時だけではなく、人生経験を積んだ現在も「大手病」にかかっているのではないかと考えるようになった。


去年の6月に、日経HR社が「子供に入社してほしい企業ランキング」を発表した(http://www.nikkeihr.co.jp/news/pdf/20100604.pdf)。これは、転職情報サイト「日経キャリアNET」の登録会員750名からの回答に基づき作成されたランキングである。このランキングの中で上位にランクインしている企業を見ると、社会人になっても大手企業志向は変わらないのだなと実感する。

<息子に入社してほしい企業 トップ15>
1 三菱商事
2 地方公務員
3 トヨタ自動車
4 パナソニック
5 ソニー
6 グーグル
6 東日本旅客鉄道(JR東日本)
6 三井物産
7 ホンダ
8 国家公務員
9 リクルート
9 三菱東京UFJ銀行
10 東京電力
11 ゴールドマン・サックス
11 伊藤忠商事
11 楽天
12 三井住友銀行
13 NTT
13 電通
14 全日本空輸(ANA)
14 サントリー
14 ソフトバンク
14 三菱重工業
14 東芝
14 日立製作所
14 任天堂
14 野村証券
15 キヤノン
15 住友商事
15 東京海上日動火災保険
15 日本IBM

<娘に入社してほしい企業 トップ15>
1 資生堂
2 地方公務員
3 全日本空輸(ANA)
4 三菱商事
5 ベネッセコーポレーション
5 三菱東京UFJ銀行
6 パナソニック
7 JTB
8 グーグル
8 ソニー
8 三井物産
9 フジテレビ
10 プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)
10 オリエンタルランド
10 ワコール
10 伊藤忠商事
11 トヨタ自動車
11 三井住友銀行
12 みずほ銀行
12 国家公務員
13 NTT
13 リクルート
13 電通
13 野村証券
14 ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)
14 ファーストリテイリング
14 日本IBM
15 日本航空(JAL)
15 東日本旅客鉄道(JR東日本)
15 NHK
15 ゴールドマン・サックス
15 サントリー
15 花王
15 東京海上日動火災保険
15 東芝
15 日立製作所

揃いもそろって大企業がずらり。これでよく、学生の大手企業志向を馬鹿にできたものだ。


社会人は就活生に対して「企業の名前にとらわれてはいけません。就社ではなく就職をしてください」とよく言う。無名な会社でもいいから自分がやりたいことを見つけ、その気持ちに正直になれ、と。しかし、本当にそのように思ってるんだったら、アンケートの回答として具体的な大手企業名を挙げるのではなく、「本人の望む企業」「親が決めることではない」というような回答をするべきだろう。実際に、この2つの回答をした方もいらっしゃったようだ。このような社会人の方には、学生の大手志向を批判する資格がある。


しかし、アンケートに回答した大半の社会人の気持ちとしては、「近頃の学生は、安定志向で情けない。もっと中小企業などにも目を向け、その会社を大きくするという位のチャレンジ精神を持たないでどうするんだ。ただし、うちの子供は大手企業で働いてもらいたい!」というものなんだろう。他の学生がどうなろうと知ったことではないが、自分の子供はかわいいというわけだ。気持ちは分かるけれど、それだったら大手企業ばかりを志望する学生を揶揄するのはいい加減止めたらどうなんだ。


「大手病」は仕方ないものなのか、あるいは絶対に陥ってはならない状態なのかについては、僕には答えが出せない。しかし重要なことは、現実として多くの社会人や就活生(そして僕自身も)が大きな組織に身をゆだねることによって得られる安定を望んでいるという現実から目をそむけないことだろう。いくら会社のパンフレットの中で「挑戦」「挑戦」と言ってても、そんなのは企業の自己満足に過ぎないことを社会人の方々は気づくべきではないでしょうか。


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